杉乃 凛先生 コラム

天が定めた機密「紫微斗数」

どうも。千里眼の杉乃　凛です。
　
今回は私が使う占術の一つ「紫微斗数」について、ご紹介したいと思います。
「紫微斗数（しびとすう）」って読みます。
占いをよく知らない人に「しびとすう」って言うと、「死人（しびと）……？」と若干恐怖に慄いた表情をされます(^^;。
　
命術の一種です。
唐末から宋の時代にかけて、陳希夷という仙人が創始したと伝えられています。
中国や台湾では昔から四柱推命同様かなりポピュラーな占いのですが、日本でもここ10年ほどかなりメジャー化してきました。
　
紫微斗数の一番の特徴は、「月」の動きに重きを置いた占術であるということ。
そのため四柱推命や西洋占星術と違い、「生まれた時間」がわからないと、紫微斗数は全く使えません。
「命盤」がガラっと変わってしまうからです。
その代わり、その人の内面にとても沿った結果を導いてきます。
　
一例を挙げますと、ある人が会社の中で、平社員よりある部署の役職者になった場合。
社会的にこれは出世に当たりますので、四柱推命では「吉」と出るかと思います。
しかし、もしその部署や業務がその人の性格や性分に合わないものであったならば。
その人にとっては業務自体が多大なストレスになる為、その人の内面を重視する紫微斗数では「凶」と出ます。
同じ「占い」であっても、占術によって重視している事柄が違うため、真逆の結果が出るというわけですね。
　
また紫微斗数では、その人が一生において陥りがちな「弱点」なども赤裸々に表してくれます。
「なんでいつもこんな風になるんだろう……」。
そう思ったそこの貴方、是非とも一度紫微斗数を試してみてください。
命盤を見ると、明らかにその原因が表れています。
そしてそれが、何のために設定されているのかも。
　
その他にも、一生の運気の流れや、つかまえるべき結婚相手なども紫微斗数の命盤には表れていますので、機会がありましたら一度お試しくださいませ。
　
※もし紫微斗数鑑定をご希望の際は、ご予約時に予め生年月日と生まれた時間、出生地をお教え頂けますと、より一層深い鑑定をお届けする事ができます(^^)

投稿日：2021/09/12

周易とルーン占い②

どうも。千里眼の杉乃　凛です。
　
前回の続きで、今回はルーン占いについて話していきたいと思っています。
　
前回、周易は古代中国の倫理観に即した卦を出すとお伝えしました。
うっかり既婚者との恋愛について占ったりしようものなら、周易は「あなた、それ身の破滅ですよ」という風に、なかなか厳しい卦を出してきます。
対してルーンは、周易と違い、社会的な概念に弱いとされています。
「結婚しているから付き合ってはいけない」といった社会的な決まり事など、ルーンは知ったこっちゃありません。
「好きなら好きでいいじゃない！」といった感じで、占う人の原始的な欲求や願望を素直に出してきます。
そのためお相手が結婚をしていても、また表面では冷たい態度を示していても、ルーンで占えば、その方の本音がわかるのです。
以上の理由から、お相手の気持ちや考えを占う時、私は周易とルーン２つをタロットと一緒に使うようにしています。
そうする事で、その方の真実の姿・本当の気持ちといったものが見えてくるからです。
もし機会がございましたら、是非とも皆さま、周易やルーンを体験してみて下さいませ。

投稿日：2021/07/26

周易とルーン占い①

初めまして。千里眼の杉乃　凛です。
　
今回、お客様のご要望が多い占題「お相手の気持ち」の占い方について、コラムに書いてみたいと思います。
人の気持ち……目には見えませんものね。
このご要望を受けた時、私はタロットともに「周易」と「ルーン」も併用して占うことにしています。
「周易」とは、古代中国「周王朝」の時代に成立した卜術の一種。
「八卦」と呼ばれるものを細かく組み合わせ、六十四卦で物事の吉凶を占います。
対して、「ルーン占い」とは、古代北欧で使われていた「ルーン文字」を使った卜術。
石や木の破片にルーン文字を刻み、占いたい事に対してそれを引いたり投げたりして占います。
どちらも単純な占いなのですが、この２つは非常に対照的な占いです。
まず周易は、基本古代中国の倫理観に則った結果を出してきます。
何が言いたいかというと、占うお相手や恋愛が不倫やそれに近い人だった場合、不思議な事に易は必ず「お説教の卦」を出してきます。
だからお相手がお客様に内情を隠していても、易の手にかかれば、即座に「お説教の卦」を出し、真実を明らかにします。
対してルーンは、ひどく原始的です。
ちょっと長くなりましたので、今回はこの辺で。

投稿日：2021/07/26