鬼燈先生 コラム

私にとっての大切な出会い

「私にとっての大切な出会い」

千里眼の鬼燈です。

私が今まで生きてきた中で、自分の岐路となる時期が何度かあったのですが、その中で、道しるべとなってくださった占い師の先生が3人ほどいらっしゃいます。

今日はその中のお一人のお話をしようかと思います。

この方は男性の先生で、元々は友人の占い師の師匠にあたる方でした。それまで私は友人からその方のお話は聞いていたけれど、まあ会うことはないと思っていました。その時点では、占いは自分の趣味としてたまに知り合いを占う程度で、勉強はしていたものの、プロとして、占い師としてやっていくことなど、露程も考えていませんでした。

ある日、友人から、その占い師の方に会ってくれ、そして一度お祓いを受けろ、と電話がかかってきました。私は占いは好きだったものの、お祓いまで言われるとちょっと懐疑的で、あまり乗り気ではなかったので、何度か言われる度にお断りをしてきました。

それでも友人はしつこく電話をしてきて、夜中でも泣いて電話をしてきたりするので、ちょっと参ってしまったのもあって、一度だけなら、とお会いすることにしました。まあ、一度会えば、友人も納得するだろう、みたいな軽い気持ちでした。

その方に会うことが決まった途端、私は急に体調が悪くなり、1か月後に約束をしていたのですが、その間ずっと咳が止まらず、病院に行って咳止めを貰っても、全く治まらないままでした。その方は、「あなたに執着しているものが、僕の元に行かせるのを嫌がってるんだと思う。出てる卦も山地剥だから、来ると全て剥がれて落ちるから、安心しておいで」と言ってくれました。

咳が止まらないまま当日を迎え、その方にお会いして話をしてる間、咳はひどくなり、お腹は痛くなり、もう話が全く入ってこないまま、質問に何と答えたのかわからないままだったような気がします。そして、その方に「じゃあ、憑いてるやつを剥がそうか」と、お祓いをしていただきました。

やり方は台湾式だったようです。ご本人は台湾へ行き、御修行されたそうです。お祓いしている間はしゃべってはいけないのですが、お腹が痛かったのはスーっと治まっていきました。

終った後に、「憑いてたのは生き霊。ものすごくあなたに執着してるけど、この後は自然にこの人からあなたは離れることになると思うよ。今外したからね。僕には今その生き霊の人の姿は見えているけれど、それを言ってしまうとその人との関係を先入観で見てしまうだろうから、言わない」と言われました。

連れてきてくれた友人は、私がその頃仲良くしていた他の人のことだ、と思っていたようでした。「端から見てたらかなり鬼燈に執着してるように見えるもの」と言われました。

この時に、その方から「これから友人関係もガラッと変わると思うよ」と言われていたのですが、本当に、新しい友人が何人かできました。その人たちとは知り合って10年以上経ちますが、今も時々遊びに行ったり、相談したりする良き友人です。

そして、確かに離れてしまった友人もいました。その人は、なんとそのお祓いをしてくれた方に引き合わせてくれた友人でした。15年以上の付き合いだったのですが、ふとしたことで、私がこの人から離れることになってしまいました。

その時にあっ、と思ったのですが、お祓いをしたときにその生き霊になっていた容姿の説明をその方がしなかったのは、本人が隣にいたからではないかと思ったのです。そのお祓いを受けた後、本当に連絡も取ることもなくなってしまった人は、この友人だけでした。

お祓いの時にもうひとつ言われたのは、「あなたはこの先、主に女の人を助ける仕事をするよ。前世で女性をいじめてるからね、その分今度は助けなきゃ」と言われました。

その時点だはあまりピンと来てなかったのですが、今は、ああ、この仕事に付くことで前世の罪滅ぼしをしているのかもしれない、と思ったりもしています。

その方は今現在は、関東の方で、要人や企業の為に占いをしていらっしゃるので、もうお話することは叶いませんが、私の今を導いてくださった方のお一人なので、いつかお礼をしたいな、と思っています。

長くなってしまいましたが、私自身も、誰かの道しるべとなれるよう、日々精進していきたいな、と思っています。まだまだこの人には足元にも及びませんが。

投稿日：2017/03/08

水木しげる先生の【幸福論】

少し前になりますが、去年の11月末に、私の大好きな漫画家の水木しげる先生がお亡くなりになりました。

先生はきっと今ごろ大好きな妖怪たちと一緒に、楽しく過ごしていらっしゃると思いますので、今までの先生の作品をこれからずっとゆっくり、のんびりと読んでいきたいと思っています。

水木先生は幸せになるための7ヶ条というものを書かれておられて、その言葉はとても水木さんらしく、自分の生き方にも参考になるものだなと思ったので少しお話します。

水木先生は、才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ、と説きながら、しないではいられないことをし続けなさい、と言われておられます。

人はたくさんの努力をしたとしても、それが全て報われるわけではない、しかしそれが好きなことをし続ける努力なら、努力自体が自分の楽しさを追及していくものである。
報われない努力なら楽しく努力すれば良い、ということなのかなと思います。

これを踏まえて、成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない、とあり、好きなことを必死で頑張ることを、他人と比べて評価することも水木さんは違うと思われているようです。

私自身も、やはり他人からの評価が気になったりすることもありますし、好きなことを職業にしていても、辛い時もあります。
でも嫌いになれないことであるなら、夢中で追いかけていけばいいのではないかなと思ったりもします。
他人ではなく、自分自身への評価やハードルと向き合っている方がなんだか生きるのが楽なような気もしています。

そして水木先生は、なまけものになりなさい、とも仰られています。
本当に息切れしてしまう時、どうしても今の問題と向き合うのが辛い時は、一旦お休みして、そこから逃げることも時には必要なのだと思います。
実際、先生は10時間～12時間は睡眠時間を取ってらしたようです。
休まないと、いいものは作れないよ、と仰ってたみたいですね。

今どうしようもないと悩んでることがあるのなら、一旦そこから逃げるのも私は有りだと思いますし、もう投げ出しちゃうのも有りだと思います。
そしてその上で、自分が子どもの時のように夢中になってやれることは何だろうとじっくり考えたり、振り返ってもいいのではないかと思います。

自分の中の「好き」の力を信じて、休みながら、ご自身を追及していきましょう。

千里眼　鬼燈

投稿日：2016/03/21

日々、ふと思うこと。

今日、「すごく面白い！」って思うことがあって、
「それを誰に伝えたら一番わかってくれるかな？」
「一番この気持ちを共有できるのって誰だろ？」って思った時、
「あ、絶対この人に伝えたらわかってくれる！伝えたい！」と思ってスマホを手にとってLINEやメールを開こうとしてから、

「あー、そうか。もうこの人には伝えることが出来ないんだなあ。」ということを思い出して、ちょっと切ないというか、寂しい気持ちになってしまうことがたまにあります。

普段は意識していないんだけれど、何気ない時に　その人の存在が自分にとって大事だったのだな、と感じたり、もう無理だけどいっぱい話することあったのにな、と思ったりします。
私の場合は友人ですが、これは、恋人だったり好きな人であっても同じだと思うのです。
言いたいこと、伝えたいことはちゃんとその時に伝えておかないと、いつ何が起きて、何も言えなくなってしまうかは誰にもわからないと思います。

充分にお喋りしていたつもりでも、日々生きていると、いろんな出来事があるので、話したいことはどんどん溜まっていく。それはもう話せない相手なら、どんどん溜まるしかないのです。溜まって溜まって、溢れそうになって、辛くなって、言っておけばよかったと後悔するのなら、溜まらないように相手にストレートに話して行くことが大事だと思うのです。

好きになった方が負けとか、そんなことはないと思うのです。駆け引きとかを覚えようとしたりして、カーブやシュートばっか投げるより、まず基本のストレートで勝負するのが本来ではないかと思います。（すみません、野球好きなので、こんな例え方ですが）

伝えることが出来なくなって後悔するよりは、きちんと伝えて次の段階に進む方がずっといいです。それが、本来望む答でなくても。

皆さんが、前向きに、後悔せずに生きていける事を願います。

千里眼　鬼燈

投稿日：2016/01/25