相良宗彦先生 コラム

月の満ち欠けで計るタイミング

セルジュです。

占いのお仕事が終わって、夜空を見上げるとぽっかり浮かぶお月様。
それは、まだ新月が過ぎたばかりの三日月であったり、満月に近づく月であったり、欠けゆく月であったり。
月はたった一か月の間に様々な顔を見せてくれるのですが、同時に、様々な影響をもたらすことを、古人は知っていたのでしょう。昔から云われる月の満ち欠けの身近なネタを少しご紹介。

○買い物
新月から上弦の半月までは欲しいものの下調べに。上弦の半月から下弦の半月までが買い物に向いてますが、その間の満月の日だけは避けるべき。要らないものまで衝動買いします。

○ヘアケア
髪を伸ばしたい場合の美容室での手入れは、新月から満月までの上弦の月の間がお勧め。逆に髪の毛が伸びるのを抑えたい場合や毛染め、脱毛などは、満月から新月までの下弦の月の間の手入れがお勧めです。

○病気の治り
新月から満月までの上弦の月の間に病気にかかると、満月から新月までの下弦の月の間にかかるのに比べて、治るのに時間がかかるようです。気を付けていても、貰ってしまうのが、冬場の風邪。それこそ風邪引いたタイミングが、新月から満月までの上弦の月の間なら、治るまで時間がかかるのでしっかり養生しましょう。また、出血の伴う外科手術や抜歯などでは、満月の頃の着手は避けましょう。

○ダイエット・禁煙
満月から新月までの下弦の月の間のスタートがお勧め。

月の満ち欠けで言われることとして、新月から満月までの上弦の月の間は、新しい事を始めるのに向いており、満月から新月までの下弦の月の間は、やってきたことを見直し、修正をする、などに向いています。
最近よくいわれる、新月に願いをまとめたりするのは、この考え方をベースにしています。

ダイエット、禁煙は、まさに見直しの内容ですが、よくある見直しの典型が、お付き合いを止める別れの切り出しであったり、勤めている会社に辞職願を出す場合などですね。

こういった「見直す」事例では、満月から新月の下弦の月の間、特に下弦の半月から新月までが特にお勧めです。新月に向けて、欠けていく間なので、揉めることは少なく、あっさり進むでしょう。逆に、こういった「終わりたい」「辞めたい」という「見直す」流れに反して、月が上弦の半月から満月に向かう間にコトを起こすのは、波風を立てるのに十分なネタになってしまいます。

月の満ち欠けは、新聞やスマホアプリでかんたんにチェックできます。
アクションを起こす際は、ぜひ月の満ち欠けもチェックしてみてくださいね。

千里眼　セルジュ

投稿日：2016/05/19

パソコンとインターネットと占い

はじめまして。千里眼のセルジュです。

占い師になったのは、思いもしないご縁が働いて、高校生の時にタロットの手解きを受けたことをきっかけでした。それから、タロットに加え、西洋占星術、手相と、終らない勉強に関わって、気が付いたら二十数年経ってしまいました。

この二十数年、身近でいえば自分の身の周り、マクロでいえば社会全般、さまざまなことが変わっていきましたが、占いを取り巻く環境でも色々な事が変わったように思います。

占いの分野で、大きな影響になったと思うのは、やはりパソコンとインターネットの登場でしょうか。

私の占術の一つである、西洋占星術はその影響を受けた代表といってもいいでしょう。

西洋占星術では、生まれた時に惑星がどういった位置にあるかを示す出生図を作成します。

その出生図について、今は当たり前のようにパソコンで計算・出力していますが、自分が習いだした頃は、パソコンなんてなかったので、数々の偉大な先人にならい、手書きで出生図を作成していました。

でも、この出生図作成作業がなかなか大変で、天文歴で惑星の位置をシコシコ調べて、
関数電卓で惑星の移動量計算して、Ascを計算して…、
そんな具合なので、ちょっとした出生図を作成するのに、10分、20分は平気でかかっていました。

そして、やっとの思いで出した出生図から読み取っていく訳ですが、肝心な知識は数少ない書籍頼み。ところが、占星術の書籍は、世間ではマイナーな分野扱い。
需給バランスからどうしても高価になってしまうんです。

そもそも、出生図を出すために必要な天文歴を揃えることですら、高価な国産か、丸善などで洋書を何か月もかけて取り寄せるか、という有様でした。

そういったこともあり、当時は西洋占星術を勉強したいと思っても、出生図を作成する、その出生図を読み取っていく、いずれもハードルが高く、挫折する人もいました。

それに比べて、今はほんとにありがたい時代です。
出生図はパソコンですぐに作成でき、そのお陰で、出生図を読み取っていくことに労力を振り向けられます。
勉強する人がその気になれば、ある期間で一定の知識を蓄えられ、その入手元は書籍だけではなく、ネットでも手に入れられるのですから。

特にインターネットで情報が入手できるということは、占星術に限らず、占い全般に通して大きな意味合いを持っています。
占星術に限らず、ある程度占いを勉強していくと、自分なりに感じること、思うことができるのですが、その思うことを確認する場所となると、昔は、書籍や師弟関係をはじめとした人脈などに限定されていました。
ところが、今はそういった書籍や人脈に加えて、ブログなり、ＳＮＳなり、ネットという場所を通じて、簡単に意見を表明する場所があるのですから、昔と比べると情報の濃さは全然違います。

それこそ、先に天文歴の入手に難儀した話を書きましたが、今だったら、アマゾンから手ごろな値段ですぐに手に入ります。昔だったら、想像もつきませんものね。

これから先、もっともっと色々なことが変わっていくのでしょうが、自分が占い師としてご相談を受ける内容は、程度の差こそ変化はあっても、その本質は　昔からあまり変わっていません。人が生きていく上で色々な事に悩むのは、これからも変わらないのでしょうね。

その時代の良いものを生かしつつ、占いで皆さまの気持ちに寄り添っていけたらと思っています。

千里眼　セルジュ

投稿日：2016/01/25