竜胆先生 コラム

頑張らないと好かれない…？「女教皇」と「女帝」のカード

「彼のため」「友達のため」「職場のため」「家族のため」…
そこで、受け入れてもらうために、上手くやっていくために、
自分の本当の気持ちを押し殺したり、
見ないふりをしたりしながら、
現実の生活を送っています。
確かにそうすると、欲しいものが手に入ります。
欲しいもの・・・彼氏や友達、居場所、信頼や社会的な評価、給料など、が手に入ります。
これらそのものが欲しいとは思います。
でも。
これらを得ることを通じて、
『（みんなと一緒になって）安心』しているだけのときもあります。

『みんなが持っているモノ』を持っていて、みんなと一緒だと、ほんとうに安心。
でも、正直なところ、誰にも咎められないとしたら、
あなたは、身近にいるその人のこと、正直、好き？嫌い？
職場で、家庭で、そういう扱いをされることって、正直、快適？不快？
社会の常識とかは無視して、『自分にとって』が大切。
これ、タロットの「Ⅱ・女司祭」の世界観。言葉にならない、でも確かに自分の中に存在している何か。
　　
『好き嫌いをしてはいけません』『みんなと仲良く』『常識的に、道徳的に…』私たちには、このような教えが刷り込まれていますけど、
本当は、好き・嫌いって、あなたという身体から発するどうしようもないもの。
「道徳的に正しいのは分かるけど、わたしそれ嫌いなの」というもの。
それは、あなたの核となる部分。
現実に適応するために、ここをごまかし続けているのって、
本当の自分を、自分で痛めつけているのと同じこと。
可能な限り、自分の感覚を守ってあげてください。
嫌いなこと、イヤな事、まわりにちゃんと言えていますか？
嫌われることを恐れて、言えないことが多いかもしれません。
でも、たいていの場合は、少しくらい言っても大丈夫。
そりゃ、面と向かってあなたが嫌いと言う必要はありません。礼儀に反してしまいます。
「そういう発言は私の前ではしないで」「わたしタピオカ嫌いなの」大きなことから日常の事まで、
自分の身体の反応に、よく耳を澄ませて、大切にしてあげてください。
　　
このような自分の核は、あなたという人が繁栄するためのタネみたいなもの。
「Ⅱ・女司祭」で大切にした自分が、「Ⅲ・女帝」で、花開き、実ります。
それは、努力とか頑張ることではなく、
生命としてのあなた自身が発する、心からの温かさ。
こうしたい、ああしたい、あれが欲しい、楽しい、嬉しい、という身体から発する衝動。
　
これがしっかりと満たされたうえでの「こうしたい」は、
『単にしたいからするだけ』になります。
相手に、見返りを求めるような感じが伝わってしまったり、
自分の欠乏したものを埋めるためのものではなくなります。
本当は頑張らなくても、
女らしくなくても男らしくなくても、
あなたは今のままで十分に豊かで、愛されていいんです。
それが「Ⅲ・女帝」からのメッセージ。
そういう世界観があるということを、
頭の片隅に入れてみていただけたらなぁと思います(^^)

投稿日：2020/03/15

大体の事は、今のままで大丈夫だったりします。

悩んでいる時、迷っている時、苦しくてどうしようもなくて、
全て手放したくさえなってしまう。でも、そんなことできない…
自暴自棄になる前に、動けなくなりそうな時、どうしようもない時、
ご相談にいらしてくださいね。
誰かに話をするだけでも、自分の中に気付きが生まれることがあります。
１人だけで考えないのは、自分のために大事なことです。
「今」どうすればいいのか。
タロットという、不思議なカードが示す視点から、一緒に考えられたらと思います。

投稿日：2019/11/09