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桂先生
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運勢・仕事・相性・開運方法・対人関係・金運・ペットの気持ち・家庭問題・結婚・離婚・子育て・三角関係・年の差恋愛・遠距離恋愛・不倫・復縁・略奪愛・同性愛・霊障害・受験、学習全般・前世・カルマ・ソウルメイト

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  • 8/2 (月) 16:00〜20:00
    【大阪 / アメリカ村店4階】
  • 8/3 (火) 14:00〜20:00
    【大阪 / アメリカ村店4階】
  • 8/4 (水) 14:00〜20:00
    【大阪 / アメリカ村店4階】
  • 8/5 (木) 14:00〜20:00
    【大阪 / アメリカ村店4階】
  • 8/6 (金) 14:00〜20:00
    【大阪 / アメリカ村店4階】
  • 8/7 (土) 14:00〜20:00
    【大阪 / アメリカ村店4階】
  • 8/8 (日) 16:00〜20:00
    【大阪 / アメリカ村店4階】
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    【大阪 / アメリカ村店4階】
  • 8/10 (火) 16:00〜20:00
    【大阪 / アメリカ村店4階】
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    【大阪 / アメリカ村店4階】
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    千里眼からのご紹介

    「恐ろしいほどよく当たる」とはこのことでしょう。様々な占術をお持ちの先生ですが、その中でも西洋占星術は圧巻です。お悩みの深いところまでズバリ見通され、短い時間で最善のアドバイスをいくつも出してくださいます。また、生年月日などがわからない場合でも、様々な占術から「ここまで的中するのか」と驚きます。 わかりやすく、盛りだくさんの占いをぜひお楽しみください。

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    桂先生 コラム

    2021年の季節的テーマ 夏 2021年6月21日から2021年9月23日まで

    夏至 蟹座への太陽のイングレス
     アセンダントは春分図と同じく天秤座10度で、支配星はまたしても金星だが、今回は春分図のように、ぼんやりとした希望に彩られた金星というわけにはいかない。金星は与党、政府、権力者を示す10ハウス・蟹座の22度にあり、天秤座と牡牛座、二つの星座を支配している。したがって、金星は、アセンダント以外に牡牛座が支配している8ハウスを支配することになる。問題は、この金星が、地殻、気候、国土、野党、治安、災害、歴史的な遺産を示す4ハウス・山羊座26度の冥王星とオポジションであり、また、蟹座の支配星である月は、国民、世論を示す1ハウス、あるいは、経済、景気、財政状態、税制、金融政策全般を示す2ハウスの蠍座9度にあって、財源、国債、海外経済を示す8ハウス・牡牛座13度の天王星とオポジションであり、さらに、月と天王星は、投資、スキャンダル、競技、人口増減、家畜、穀物生産高を示す5ハウス・水瓶座の土星とTスクエア、月と土星は10ハウス・獅子座の火星とTスクエアになっている、ということである。しかも、冥王星は蠍座の支配星でもある。さらに、山羊座は本来なら10ハウス定位であり、蟹座は本来なら4ハウス定位である。その上、土星・天王星は水瓶座の支配星であるために、牡牛座の天王星と水瓶座の土星のスクエアは、自家中毒的な配置でもある。これによって、金星と冥王星のオポジジョン、月と天王星のオポジション、火星と土星のオポジションが、2ハウス・8ハウス、4ハウス・10ハウスの軸と同期し、5ハウスのテーマまで巻き込み、問題を複雑で、分かち難く結びついたものにしてしまっている。

     夏至図の主役である蟹座の太陽は9ハウスにあり、5ハウス・魚座の木星とトラインである。これは合意の上での貿易取引を確立し、旅行など他国との行き来が増加する可能性の高まりを再び明確に示唆している。また、世界中の多くの国々や人々に対し、寛大で親切でありたいという願いを意味する大規模な「社会的精神」の顕れでもある。これは国民皆保険制度や、より制限の少ない移民政策の進展を支持するかもしれない。また、教育やスポーツの振興や機会増加にも追い風となることを示している。

     この夏至図は特に幸運なチャートパターンを持っている。蟹座の太陽、蠍座の月、魚座の木星との間に水サインのグランドトラインが形成されている。このグランドトラインは本質的に共感力が高く、思いやりがある。太陽は蟹座に在泊し、射手座定位の9ハウスにあるため、学術、研究、宗教、司法、貿易や、儀式、旅行、スポーツ等がテーマ化しやすく、木星は、歓び、エンターテインメント、娯楽や楽しみ、ロマンス、そして子どもを支配する5ハウスに位置している。この季節は結婚式、子どもたち、教育、旅行、スポーツ、休暇、楽しい社会活動など、全てに調和的である。

     しかしながら、表層に見える愉快で楽しい時間の背後には、別の平行宇宙的な現実が存在する。くり返すが、チャートの夏至の太陽が存在する蟹座の支配星・月は天王星とオポジションであり、天王星はまだ水瓶座の土星によってスクエアを形成されている。これらの二つの外惑星は、獅子座の火星と蠍座の月と共に、フィクスドグランドスクエアを形成している。これは沸騰した油の大釜にしっかりと蓋をしたようなものだが、いつでも爆発する準備が出来ている。そして世界の一部地域では実際に爆発するかもしれない。その地域の人々は、もう沢山だ、今だ、どうしても今すぐ我々は変化する必要がある、と叫んでいる。この組み合わせが上昇か下降中、または天頂に達している国にはインド、パキスタン、アフガニスタン、ロシア、メキシコなどが含まれている。無政府状態と革命を標榜する軍隊は生きており活動していて、世界のある地域では非常に活発である。

     労働組合と、必要不可欠なサービスを提供するために働く人々には、動揺が見られる。日本では、二つの異なる文化の物語が進行しているように見える。一つは幸せで歓びに満ちた人々で、もう一つは怒りに満ちた人々である。後者は労働市場において、より多くの変化と賃金を求めている。日本において、不平不満の中心は、職場のマイノリティと女性の両方にとって平等な権利と賃金にあるようだ。この夏、どこにでも、どんな状況にあっても変化を要求する人々は、頑固で容赦なく、フラストレーションを溜め込み、苦い思いを味わっている。とはいえ、アセンダントを支配する金星が、夏至図の10ハウスにあって、1ハウスと8ハウスを支配していることから、女性やマイノリティグループを含む多様な層の人々にとって、財政支援やキャリアアップの機会が増大する可能性はある。

     月は蠍座に在泊し、金星は冥王星にオポジションを形成している。これは国の債務問題を再び浮上させる可能性がある。冥王星が2ハウスを支配することから、経済、景気、財政状態、税制、金融政策全般についての不満が聞こえてくるのかもしれない。しかし、海王星に対する金星のトラインは、当事者全てが鋭敏な共感能力を持ち、頭に血がのぼって互いを激しく非難したりせずにいられるなら、こうした苦情を解決することが出来ると示唆している。また、4ハウスの冥王星は、夏至の季節の日本の気候や国土、地殻、治安、災害に関して、深刻な事柄、強制圧力、異常事態といった状況が出来する危険性も示唆している。

     蠍座の月は他の九つの惑星から切り離されて、世界のどこにあろうとそれ自体で際立つものとなっている。したがって『Me Too運動』はまた別の形でリバイバルを果たすかもしれない。何故なら蠍座はセックスの星座であり、月は火星とのフィクスドTスクエアの一角となっているからだ。金星・海王星のトラインに示されているように、巷にはロマンスのムードが漂っている。だが同時にそこには公正さの侵害や、自分の意志に反した性的強制を巡る男女間の対立や緊張関係も示唆されているようだ。

    この時期、留意すべき特定の期間
     6月21日〜26日、三つの惑星が方向転換するとともに夏が始まる。木星は逆行と同時に太陽にトラインを形成し、希望と楽観に満ちた精神を示しながらパレードをスタートする。それに続いて水星が自ら支配する双子座で順行に転じるが、これは商業やビジネスを刺激するために考案される新しいアイデアが数多く浮上することを示唆している。またこれはニュースメディアをも強調している。もしかすると報道に関連する何らかの賞が発表されるのかもしれない。惑星の方向転換はその後、魚座の海王星が逆行に転じて金星にトラインを形成する場面に移っていく。これは非常にロマンティックで雄弁で、とても魅力的な原動力である。抽象的な言い方をするなら、まるでおとぎ話に出てくるようなロマンに満ちた愛のやり取りを意味している。この期間は全体を通して非常に善良で好意にあふれている。一部の人々にとっては魔法のように感じられるかもしれない。世界の指導者は、この時期にサミットを開催して様々な問題について論じると良いかもしれない。互いに気分良く合意に達する可能性がある。一方、木星と海王星が支配星となる原油などを筆頭に、多くの金融市場に重要なトレンド転換の機が熟しつつある時期でもある。また、株式市場において前後1週間のうちにもし新高値が展開するようなら、これは「非合理な活況期」の一例となり得る。

     だが、その活況は7月2日〜8月7日に突然急停止するかもしれない。まず7月2日〜4日( ±1週間)のうちに火星が土星・天王星スクエアに対しTスクエアを形成する。火サインである獅子座を運行する火星がハードに絡むことから、またも山火事や地震が発生し、環境を破壊して人命を脅かす怖れがある。また武力衝突やテロが起きやすい時期でもあり、人々の命が危険にさらされる可能性もある。一方、この期間は人々が事故を起こしやすい傾向が顕著に見られるかもしれない。つまり、不注意や衝動的な行動を避けるために十分注意を要する時期だ。怒りの爆発や激しい喧嘩が突如として起こり、平穏な静けさに満ちた雰囲気がすっかり変化して大きなストレスを生むケースもある。

     その後7月7日〜9日に金星が土星と天王星に似たようなTスクエアを形成し、7月13日には獅子座の火星にコンジャンクションとなる。金星はお金と愛を支配し、火星と天王星は情熱と混乱の両方をもたらす。恋愛問題に関して言えば、これは非常に情熱的な期間になりがちで、出会い頭に燃え上がるようなケースもその一例である。それ自体は別に悪くはないが、Tスクエアとなれば話は別で、現在の人間関係を壊す原因となる危険性がある。その関係がビジネスや恋愛のパートナーであろうと、国家間の連合や同盟関係であろうと同じことだ。そこには注目の対象となる存在への嫉妬が生み出す緊張が介在しているかもしれない。あなたは出会ったばかりの人や新しい関係を築きたいと感じる人に、より多くの注意を向けているだろうか。以前からあなたを支え、重要な絆や同盟関係を保ってきた人々を犠牲にしたとしても。もしそうであれば、あなたは利害の対立を経験するだろうし、その行動に関して不誠実だと疑われるかもしれない。金星がこうしたアスペクト構造の中にある時は、外交手腕と忠誠心の表明が非常に大切な問題となる。今まで支えてくれた人々にどれほど価値があるかを示すことが重要事となるし、それをしなければ今後は彼らの支持を失うことになるかもしれない。これはフィクスドTスクエアである。したがって、一度でも他の誰かのためにある人から離れる決断を下せば、去った人を自分の元に戻すのは困難だろう。

     金融市場に関しては、この時間帯もまた多くの市場に主要なリバーサルが起きることを示唆している。金星は通貨、大豆、砂糖を支配するので、これらはトレンド転換を念頭に注意深く観ておくべき重要な市場である。

     またもう一つのシフトが7月17日〜28日に展開し始める。これは金星と火星が木星にオポジションを形成するとともに、五つの惑星が運行する星座を変えるという動きである。7月22日に太陽が獅子座入りし、金星が乙女座に入居する。続いて7月28日には水星が獅子座に入居し、木星が水瓶座入りする。その翌々日、火星が乙女座に入居して木星にオポジションを形成する。惑星が運行する星座を変える時は常に、その惑星に関わる事柄や、出入りする星座に関わる態度が変化することを意味する。したがってこれは、未来(太陽)、国のリーダーシップ(太陽)、その国の金融政策や国際的な同盟関係(金星)、商業やビジネス、メディアの手法(水星)、教育、外交(木星)、軍事状況(火星)などにおいて、政策や注目の焦点が大幅に変わるだろうという結論に導かれる。金星と火星から木星に対して形成されるオポジションは、そのプロジェクトが完成するか、もしくは完成に向かうスケジュールの中で転換点を迎えることを示している。もしその時点でプロジェクトの完成に遅れをもたらすような問題が存在するなら、この時それが表面化し、上記の分野のいずれか、または互いに関連するいくつかの領域における重要な変化が生じるかもしれない。

     7月から始まった変化は8月に入っても続く。この夏は多くの変化が起きる時期で、安定は望めそうにない。多くの事柄は流動的だ。8月2日〜9日、今度は獅子座の太陽が土星・天王星スクエアにTスクエアを形成し、またもう一つのフィクスドTスクエアの成立となる。これが暗示するのは、より多くの騒乱や混乱、予期せぬ出来事や変動、そして悪天候(ハリケーン、竜巻、強風、地震、停電、インターネットの障害)またはテロ活動などによって引き起こされる困難の危険性である。ここで一つポジティブなファクターを挙げるなら、金星が天王星と冥王星に地サインのグランドトラインを形成することである。少なくとも財政や労働力に関しては、7月に議論されて手詰まりになっている問題に妥協点が見出されるかもしれない。

     天王星が8月20日に逆行に転じ、太陽・木星オポジションが形成されると、さらに別口で予想外の出来事や混乱した状況が生じそうだ。この期間の前後1週間のうちに、金融市場と母なる大自然が大出血を起こす可能性がある。これらは世界の株式市場において非常に強力な反転シグナルだからである。この時期はどんな境界線も尊重されることがない。金融市場において、もし価格が長期サイクルの高値または安値に近付いていれば「ブレイクアウト」が発生する。それは数日、または数週間続き、その後急激に反転する傾向がある。しかしそれと同時に、この時期は世界や自分自身のコミュニティを鼓舞しインスピレーションを与えるような、輝かしく革新的なアイデアが生まれる例外的な期間となるかもしれない。これは型にはまらない発想をするには絶好の時期である。だがもしあなたが当事者なら、ここで念頭に置いておくべきは、自分のアイデアが時代の先を行っているということである。そのアイデアは、実際に実行する前にしかるべき議論を経ることが必要になる。だから忍耐が要るし、他の人々があなたの頭の中にある事を正しく理解しているかについて、よく確認することも必要になる。

     太陽が8月23日に乙女座入りし、金星が土星にトラインを形成するにしたがって、物事は形を取り始め、混沌は整理されて組織だった思考に道を譲り始める。1週間ほどの間に大きなハードルを乗り越えられるという感触である。またヘリオセントリックの水星が射手座を運行する8月30日〜9月10日は、通貨や貴金属の価格が上昇するかもしれない。

     9月5日~11日は、人々や国家の間に好ましい関係を結んだり、協定を締結する可能性を示唆するもう一つの興味深い期間である。この傾向は、金星・木星、火星・冥王星、そして太陽・天王星の間に見られる調和的なトラインによって暗示されている。人々は調和と興奮に満ちた雰囲気の中で共に働くことを、純粋な気持ちで受け入れているように見える。これはミーティングや会議を開くにはよい時期で、将来に向けて心躍る新たなビジョンについて論じ合うのに適している。

     この流れは秋の始まりまで続くだろう。この夏最後のアスペクトは9月17日に起こる金星・土星スクエアで、その後新しい季節に入ってから最初のアスペクトは9月23日の金星・天王星オポジションである。したがって私たちは、またもう一つの Tスクエアを経験することになる。ここでは、金星・土星のハードアスペクトに向かって下落してきた市場はどれもが強力な反転と堅実な反騰が起きる候補になることを覚えておこう。その後金星と天王星がオポジションになることから、その傾向はさらに強まるかもしれない。

    2021年5月26日の皆既月蝕図が、まことに不穏極まるものである件

    2021年5月26日の皆既月蝕図は、不穏極まりない配置である。それでなくとも、月蝕であれ、日蝕であれ、不穏で不吉な現象なのは間違いない。天空に煌々と輝く大きな天体が隠れるのを目撃するのは、知識のないものには、恐怖体験に他ならないからである。
    月蝕は満月の時に生じる現象であるから、月と太陽の位置が問題になる。そしてこの月蝕では射手座の月は12ハウスに、双子座の太陽は6ハウスにあるのだが。
    12ハウスは、妨害、騒乱、テロ、密約、病院、亡命を、6ハウスは、職務、官僚、軍隊関連、労働、医療、衛生、食糧問題をテーマ化する。
    さらに、3ハウスの魚座の木星が、月蝕の月・太陽のオポジションに対してTスクエアの脚となる。
    3ハウスは、情報、通信、交通、交易、初等教育の環境、マスコミ、宣伝をテーマ化し、また、木星は、権威ある人、年長者、宗教、哲学、法律、困難の緩和に関連しているが、その本質は拡大であるために、Tスクエアの脚というポジションは、12ハウス・6ハウスのテーマを過剰に拡大し、さらには、不必要なまでに大袈裟にインフォメーションしてしまう危険性がある。
    また、3ハウスの魚座の海王星は、6ハウスの双子座の金星・水星のコンジャンクションとスクエアである。
    水星は、通信関連、情報、噂、若い人、商売、紙幣、証券に、金星は、金銭、経済、生産、女性、子供に、海王星は、目に見えないもの、不決断、不透明、インフレ、薬品、病院、療養所、隔離、アルコール、麻薬、石油に関連している。
    これらの分野に関する問題が、世界を混乱させることになるかもしれない。
    不吉な配置は、まだある。
    まず、2ハウスの山羊座の冥王星と、7ハウスの蟹座の火星のオポジション、次に、2ハウスの水瓶座の土星と、5ハウスの牡牛座の天王星のスクエアである。
    2ハウスは、経済、景気、財政状態、税制、金融政策全般を、7ハウスは、外交、同盟国、敵対国をテーマ化する。
    火星は、武器、機械、パワーのあるもの、アクセル、軍人、火、鉄に、冥王星は、深刻な事柄、強制圧力、異常事態、根源的改革、地下資源、原子力、核兵器に関連している。
    5ハウスは、投資、スキャンダル、競技、人口増減、家畜、穀物生産高をテーマ化する。
    土星は、義務、常識、規律、重いもの、困難、ブレーキ、老人に、天王星は、突発性、変化、改革、精密機器、専門技術、科学者、思想家、革命家、地震、ウランに関連している。
    これらの配置が、平和的な状況からはほど遠いイメージをもたらすことは言うまでもない。
    おまけに、スポーツの祭典、オリンピック・パラリンピックを東京で行うとか、そういうさなかに、である。オリンピック・パラリンピックを行うことを避けられないなら、せめて、その期間だけでも何事もなく終わってほしい。
    唯一の救いは、3ハウスの魚座の海王星と、7ハウスの蟹座の火星のトラインだが、文字通り、焼け石に水、という印象なのである。
    そして、最大の問題は、この皆既月蝕の有効期間である。
    通常であれば、次の皆既月蝕、ということになるのだが、蝕は、現実に見ることができるか否かで、その作用に大きな差異があることは間違いない。現実に観測できない蝕は、無意識のレベルには作用するが、意識化されることはほとんどないと思われる。
    そうすると、日本で観測することが可能であるという条件下での、次の皆既月蝕は、2022年11月8日に起こる。
    つまり、2021年5月26日の、不穏極まる皆既月蝕図は、2022年11月8日まで有効だということになる。

    2021年の水星逆行期 5月30日から6月23日まで

     2021年には水星逆行が3回起こる。その期間は1月31日〜2月21日水瓶座26°29’〜11°01’、5月30日〜6月23日双子座24°43’〜16°09’、そして9月27日〜10月19日天秤座25°28’〜10°07’である。
     水星逆行はこれまでの2年間は水サインの星座で起こっていた。だが2021年の全ての水星逆行は風サインの星座で起こる。これが意味するのは、コミュニケーションの推進力が、非常に感情的で敏感な性質によって刺激される傾向から、より知的な方向にシフトしていくことである。知性と客観的な分析は、問題への枠にとらわれない解決策として大きく評価されるようになるだろう。そこで問題が起こるとすれば、独創的で創意に富んではいるが、これまで試されたこともないような物事に挑みたいと思う人々が増えることが原因かもしれない。これは2007年〜2009年の大不況時に量的緩和やゼロ金利政策といった異例の政策が実施された時の状況と同じであり、これらの政策は今でも継続しており、それなりに上手くいったものの、常に成功するとは限らない。風サインの星座の水星によって生まれた新機軸のアイデアは、時に目を見張るほどの大失敗に終わることがある。それは経験がもたらす知見を蔑ろにして知性を著しく過信するためである。水星が次に地サインの星座での逆行サイクルをスタートする頃、私たちはその型破りなアイデアがもたらす結果を見ることになる。
     水星が風サインの星座でのサイクルを開始すると、感情的な要素が強すぎるのでその度合いを減らすべきである、だから別の方法を取る必要があるというのが物事の理由づけになる。おそらく私たちは、もっと理性的で、感情的な側面をより排した意思決定を行うために、政策や法律、そして自分たちの行動パターンを変えなければならないと告げられるだろう。例えば私たちは科学に耳を傾ける必要がある。だが、もしそれが過去の経験または論理と矛盾する場合は、それが最終的に良いアイデアかどうかはわからない。世の中では常識が軽んじられ、独創的な思考よりも重要度が低いとされる可能性がある。そしてこういった信条は、木星と土星が水瓶座にサインイングレスして、この20年会合サイクルの風のエレメントでの140年連続サイクルを2020年12月21日に開始するにしたがって強化されていくだろう。
     風サインの星座における水星逆行は、それがどれほど急進的に見えようとも、とにかく新しいアイデアを試してみることへの大きな意欲を生み出す。その最善の現れとしては、一つの物事を巡って対立するグループ同士が互いのアイデアを潰しにかかるのではなく、非常にオープンな態度でコミュニケーションを図るようなケースが挙げられる。それは若者たちにとって政治、ビジネス、教育の分野で活躍するのに適した時期である。ベビーブームが来るのかもしれない。教育の分野はもちろん、商業や貿易の分野でも重要な改革の実現が可能だ。新たな貿易協定が締結されて、古いものは再び破棄されるかもしれない。また文芸作品にはよい時期で、優れた仕事は大いに評価され尊敬を集める可能性がある。作家やライターとなって新しい観点、新しいプラン、そして社会やその他の領域において延々と続いてきた問題への新たな解決策を生み出すには絶好の時期である。
     もしあなたがトレーダーなら、水星の逆行期、とりわけその初期段階において、金融市場や商品市場が優柔不断な値動きをする可能性があることを念頭に置いておく必要がある。多くの場合、トレンドは不明瞭だ。水星逆行期は経済データと政治的発言が矛盾することが多いからだ。同じ物事に関連する経済データと政治決定で、一方が強気なのにもう一方が弱気を示すようなことがよく起こる。
     こうした時間帯の初期には通常、価格に短期で急激な上下動が起きるため、急騰急落による往復の売買で損失を被りやすい。逆行中期に入るとボラティリティは、火星、木星または天王星のアスペクトがない限り、低下傾向を示すが、方向性とトレンドはいまだに不透明かもしれない。通常であれば、逆行期の中間時点付近でスタートまたは終了するはずの相場反転の動きが見られない場合、トレンドなしに生還もなしである。その後は一般に市場のボラティリティが低下しやすいことを考慮し、満期日の近い限月のアウト・オブ・ザ・マネーのオプションを売ることで利益を得られる可能性がある。しかしこれを行う前に、水星逆行期後半に他に相反するようなジオコスミック・サインが形成されないことを確認しておかねばならない。例えば、火星または天王星を含む複数のアスペクトが生じたり、あるいはどちらかが留〜逆行、または逆行〜留に入るような場合はボラティリティを増加させるため、前述の低下傾向が無効になるからだ。こうした戦略を決定するには、アストロロジーの知識を持っているか、またはファイナンシャル・アストロロジャーに相談するか、どちらかが必須となる。
     さらにこの期間中は、テクニカル上の下値支持帯や上値抵抗帯、その上相場パターン分析までもが無効となりやすい。相場は支持帯や抵抗帯のどちらにもはっきりとは届かないか、または一時的な突き抜けが頻繁に起きたりする。突き抜ける場合は急激だが、これもまた長続きはしないだろう。そこで、水星逆行期のトレーダーに向けたもう一つのルールが登場する。すなわち利食いは素早くだ。自分が目論む価格目標に届くまで、または通常のパターンが展開するまで待っていてはいけない。自分にとって有利な動きが失速し始めたら即座に手仕舞いすべきだ。特定方向への値動きは1日〜4日ごとに終了し、転換する傾向があるからだ。
     水星逆行はまた、人生の他の領域にも影響する。典型的な例を挙げるなら、この期間に合意や協定のまとめに入るのは避けたほうがよい。この時期、人々は頻繁に考えを変える。ビジネスでは突然のキャンセルなど珍しいことではないし、通信回線の混乱、電話やコンピュータの故障なども、しばしば起こる。全てのコミュニケーションに気を配らねばならない。自分が今何を言っていて、そのことばが本当は何を意味するかに注意を払うべきである。例えば、ブローカーに売買を指示する時は売りまたは買いと明確に伝えることを肝に銘じなければならない。自分の心づもりと反対の行動をブローカーが取るというのはよくあることで、それは希望を伝える際のこちらのミスかもしれない。あるいは伝えたことを実行しなかった担当者のミスかもしれない。自分が伝えたことと他者が聞き取ったことの合致を確認するために、指示したならその全てを復唱させることだ。
     一方、好ましい側面を見るなら、水星が逆行を開始する日の前後4日間は、素晴らしいインスピレーションが頻繁にもたらされる時期だということである。触発される頻度が高まり、いつもより勘が冴えると感じる。誰しも、インスピレーションが湧き、直観的になるように思われる。

    土星・天王星ウェイニングスクエア その1

    土星・天王星ウェイニングスクエア

     全ての惑星サイクルの中で最も困難なものの一つに、土星と天王星のハードアスペクトがある。そして、全てのアスペクトの中で最も苛酷な体験を要求してくるのは、ウェイニングスクエアである。2021年、土星と天王星はおよそ45年ごとに起きる宇宙現象、ウェイニングスクエアを3回にわたって形成する。

     2020年12月22日から始まる20年〜200年〜800年の木星・土星サイクル(コンジャンクション)の重要性については既に述べた。そして数世紀ぶりに新時代を象徴する風サイン、水瓶座0度でそれが起きたため、これは「ニュー・エアラ」の始まりと表現できる。次回の木星・土星20年の惑星ペア・サイクル6回シリーズもまた2159年まで風サインで起こる。

     惑星ペア・サイクルの終わりは困難であり、試練に満ちている。惑星ペア・サイクルの初期段階においては、将来に対する希望や楽観主義的な要素が見られる。しかし、「困難」から「希望」への転換は一夜にして成るものではない。新しいサイクルのポジティブな特質が顕現するまでには、ある程度の時間がかかるかもしれない。したがって、新サイクルの初期の局面は多くの浮き沈みがあり、グラグラと不安定かつ不規則な様相を呈しやすい。そこでは新たな可能性がかいま見えると同時に、古いサイクルの終わりを覆っていた抵抗と闘争の現実が交錯しているからである。だから最初の10年間、とりわけ、この新しい木星・土星「エアラ」が始まった最初の年は、それが顕著になる可能性が高い。なぜなら同じ時期に、土星と天王星が45年サイクル最後の1/4局面を迎えるからである。

    ウェイニングスクエアの試練

     アストロロジーの研究において、全ての惑星ペア・サイクルはコンジャンクションから始まり、オポジションでピークを迎える。惑星ペアがコンジャンクションからオポジションへと移行するとき、二つの惑星は「ワクシング・フェーズ(満ちる局面)」にあり、それは「成長サイクル」の段階にあることを意味する。これは本質的には月が新月(コンジャンクション)から満月(オポジション)へと光を増していくのに似ている。「光の中で成長する」そして「ワクシング-満ちる」局面にあるということは「影響力の増加」をも意味する。それが惑星ペア・サイクルの半分を占める「成長」段階だ。

     オポジションからコンジャンクションに向かう期間は、2惑星が相互に結ぶ関係性において「ウェイニング-衰退する」局面となる。満月から新月(オポジションからコンジャンクション)へと向かう時には月の光が減少していく。それと同様に、上昇に向かおうとする成長力が衰えていくのだ。象徴的に言えば、その惑星ペア・サイクルは世界情勢における影響力や効果を失っていく。もちろん、まだその影響や相関性は残っているものの、成長のサイクルという観点では力が弱まっていく。

     コンジャンクションとオポジションの中間に位置する二つのポイントは、それぞれワクシングスクエアとウェイニングスクエアと呼ばれる。ワクシングスクエアは最初の1/4サイクルで、コンジャンクションとオポジションの中間点だ。これはオープニングスクエアとも呼ばれている。一方ウェイニングスクエアは、オポジションとコンジャンクションの中間点で、2惑星の間に位置するクロージングスクエアと呼ばれることもある。どちらのスクエアも、二つの惑星とそれらが占める星座に関連した人間活動の力学と、その領域に関わる危機が生じる時期を象徴している。

     オープニングスクエアは苛酷な時となる可能性がある。これは「行動上の危機」とも言われるが、通常は努力の末に克服と解決を果たし、その後も成長のサイクルが続いていく。

     クロージングスクエア/ウェイニングスクエアもまた、苛酷な時となる場合がある。これは「意識の危機」あるいは「自覚の時」「気付きの時」とも呼ばれている。この時期に迎える危機は、そう簡単には解決出来ない問題が存在することへの認識とともに訪れる。だからより困難になる。そこには、二つの惑星に関連する人間活動の力学と領域において、何か根本的な物事を変えていかねばならないという意識が生まれるのだ。まるで今まで上手く働いてきた力学が時代遅れになりつつあるようにも感じられ、それらに代わる何かが発見されるか考案されるまで、湧出する問題はより大きなフラストレーションとストレスの源になっていく。そして対立や衝突が鮮明になってくる。それは、新しいサイクルを始める準備が整うコンジャンクション期に向かって増加していく傾向がある。だが、準備が整ったとしても、新しい現実に慣れるまでにはある程度の時を経ねばならない。

    惑星ペア・サイクル そしてCOVID-19

     ある惑星ペア・サイクルに含まれる二つの惑星によるコンジャンクションのポイントは、その星座における「チャージされた」ポイントとなる。コンジャンクションが起きた度数は、関与した二つの惑星原理を統合したエネルギーを含み、次の惑星ペア・サイクルが始まるまでその効力を保ち続ける。この時、新たなコンジャンクションが起きた度数はその惑星ペア・サイクルにとって、その星座内の「チャージされた」ポイントとなる。

     主要な惑星がトランジットでこの「チャージされた」ポイントにアスペクトを形成するたびに、当該する惑星ペア・サイクルの特質に関連した出来事と同期する可能性がある。

     その潜在的影響力の度合いに関しては、全ての惑星ペア・サイクルが等しいわけではない。あるものは、他のものよりも潜在的に強い力を持つ。このことは、惑星ペア・サイクルに関わる基本的な仮定につながる。それは、惑星ペアの周期が長ければ長いほど、その潜在的な影響力は人類の問題に深く影響し、その期間も長期にわたる可能性が高い、という考えである。

     惑星ペア・サイクルの中で最も重要なものは、天王星、海王星、冥王星間に形成される3種類のコンジャンクションだろう。これらは第1階層の惑星ペア・サイクルと考えられており、周期の長さはおよそ110年~492年になる。第1階層の惑星ペア・サイクルは以下のとおりである。
    海王星/冥王星 492年
    天王星/海王星 171年
    天王星/冥王星 111年~143年

     次に重要なのは、天王星、海王星、冥王星のいずれかに土星を含むコンジャンクションだろう。これらは第2階層の惑星ペア・サイクルと見なされている。このサイクルは32年~45年の周期を持つ。第2階層の惑星ペア・サイクルは以下のとおりである。
    土星/天王星 45年
    土星/海王星 36年
    土星/冥王星 32年~37年

     木星と土星、天王星、海王星、または冥王星のコンジャンクションは第3階層に数えられる。これら四つの影響力がチャージされる可能性の期間は13年~20年ごとにやって来る。第3階層の惑星ペア・サイクルは以下のとおりである。
    木星/土星 20年
    木星/天王星 14年
    木星/海王星 13年
    木星/冥王星 13年

     このように、火星以外の外惑星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星が関わる惑星ペア・サイクルには全部で10種類ある。そしてそのうちの三つが2020年に起きた。延べ2年という期間をも勘定に入れ上で振り返っても、三つまたはそれ以上の火星以外の外惑星のコンジャンクションが起きたのは1881年~1882年以降で初めてのことである。理論的には、惑星ペア・サイクルの階層が1~3のどれであろうと、コンジャンクションが起きればその星座のその度数は「スーパーチャージ」されることになる。それはその星座の当該区分(度数)に二つの惑星と星座に関連した特質(力学)を染み込ませる。その度数領域が新たに得た影響力は、両惑星が次の惑星ペア・サイクルを開始するまでの間、有効な状態に保たれる。したがって、第1階層のコンジャンクションによってスーパーチャージされた度数は強力というだけでなく、相当の期間その強さを持続することになる。天王星・冥王星コンビの場合、スーパーチャージされた度数にはおよそ111年~143年の間、こうした力学が働くだろう。天王星・海王星の場合はその期間が171年間にも及ぶ。そして海王星・冥王星なら影響力は492年間続くのである。

     1965年~1966年の天王星・冥王星コンジャンクションは、2019年11月17日の海王星の在泊度数、魚座15度57分に関連していた。ちなみに、この2019年11月17日は、香港紙サウスチャイナ・モーニングポストが報じた、中国湖北省で、一連の感染拡大の最初の事例だった可能性がある感染者が確認されていたとする日付である。さて、このコンジャンクションが起きたのは以下の3回である。
    1965年10月10日 乙女座17度10分
    1966年年4月3日 乙女座16度28分
    1966年6月30日 乙女座16度8分

     最初のコンジャンクション形成から最後の形成の間に、それぞれの惑星が滞留および逆行~順行に転じる度数を基にして惑星の動きの範囲を考慮すると、オーブは少し広めに取ることが可能だ。したがって、1965年~1966年の天王星・冥王星コンジャンクションによるスーパーチャージ度数は乙女座15度29分~19度38分となる。2019年11月17日には、海王星がこのスーパーチャージ度数ゾーンにタイトに対向する位置に在泊していた(順行前の滞留状態)。この場合、乙女座が持つ意味は重要である。何故ならそれは健康を司る星座であり、海王星は疾病、とりわけ免疫系の弱りをともなう疾病の惑星だからである。

     ところで、メディカル・アストロロジーの分野では、海王星と土星の間のハードアスペクトは身体的な脆弱性を意味している。またコスモバイオロジーにおいて は、ネイタル・チャートにおける土星・海王星のミッドポイントが、生理学的な機能の面で最も弱い部分を 指すと考えられている。1965年~1966年の天王星・冥王星コンジャンクションの期間を見てみると、土星は1966年2月7日~3月4日まで魚座16度~18度に在泊して天王星・冥王星コンジャンクションの位置とは正確なオポジションを形成しており、2019年11月17日のトランジットの海王星とはコンジャンクションと言い得るほど十分に近かった。つまり、トランシットの海王星は、1966年2月に土星が在泊して、当時、乙女座で形成されていた天王星・冥王星コンジャンクションにオポジションだっ た位置にあって、順行前の滞留に入っていたのだ。だがこの話にはまだ続きがある。171年サイクルの天王星・海王星コンジャンクションは、1993年に山羊座18度~22度台において3回形成されている。では2019年後半~2020年前半の土星はどこにあったのか。実のところ、まさに、スーパーチャージされた山羊座18度~22度であった。実際、COVID-19パンデミックのヒステリー状態に先行して起きた土星・冥王星のコンジャンクションは2020年1月13日、 山羊座22度台で起きている。

     こうして、三つの第1階層惑星ペア・サイクルのうち二つによってスーパーチャージされた度数が、土星と海王星のトランジットによって結びつけられたことが確認できた。これは、第1階層によってスーパーチャージされた度数が活性化されることによって示唆される、人間活動サイクルの大規模なシフトとの相関性が作用し、発効していたことを意味する。さらに言えば、これらスーパーチャージ度数に表れた土星と海王星のトランジットは、世界規模の致命的パンデミックの歴史的事例によって強調されてきた、両惑星の相関関係にも合致するものである。

    2021年春分図における、恒星とのコンジャンクション一覧

    すべての恒星とのコンジャンクション一覧表(2021年春分図-ネイタルチャート)

    (オーブは3度を使用しています。)

    ・ 太陽 ・・・・・・ 0羊 0
    ◆(1)デネブ DENEB β-Cet(鯨座) 2.04等星 オーブ2.10'
    2021年の位置 : 2羊50 ( - 17゚59' )
    (+)なし。
    (-)利己主義、厳しい残酷さ、執念深さ、憂鬱さ、貧困、恥さらしの行為、直情径行、怠惰、自己中心的な運転、収容する人、獣の力、没落、損失。
    ◆(121)スキート SCHEAT β-Peg(ペガサス座) 2.42等星 オーブ2゚10'
    2021年の位置 : 29魚38 ( + 28゚ 5' )
    (+)意志の強固さ、旺盛な企業家精神、競争に強い性格。
    (-)利益、友人知人を突然失う。不幸、事態の暗転、感情の乱れ、争い好きな性質、夢想癖。

    ・ 水星 ・・・・・・ 6魚12
    ◆(115)サダルメリク(サダルの王) SADALMELIK α-Aqr(水瓶座) 2.96等星 オーブ1゚40'
    2021年の位置 : 3魚37 ( - 0゚19' )
    (+)名誉、昇進、貪欲。
    (-)スキャンダル、虚言癖、訴訟、急激な感情の乱れ、迫害、貪欲さ、保守的な性格。
    ◆(116)フォーマルハウト FOMALHAUT α-PsA(南の魚座) 1.16等星 オーブ2゚30'
    2021年の位置 : 4魚 5 ( - 29゚37' )
    (+)理想主義的で、霊的な性格。温厚さ、精神的鋭さ。
    (-)なし。
    ◆(117)デネブ・アディゲ DENEB ADIGE α-Cyg(白鳥座) 1.25等星 オーブ2゚30'
    2021年の位置 : 5魚40 ( + 45゚16' )
    (+)すばやい頭の回転、機知、霊媒的素質、理想主義者的傾向、鋭い知性、人からたいへん好かれる傾向、知的。
    (-)なし。
    ◆(118)スカット SKAT δ-Aqr(水瓶座) 3.27等星 オーブ1゚30'
    2021年の位置 : 9魚 7 ( - 15゚49' )
    (+)栄達、名声。
    (-)恋愛上のトラブル、家庭内の問題。

    ・ 金星 ・・・・・・ 28魚31
    ◆(121)スキート SCHEAT β-Peg(ペガサス座) 2.42等星 オーブ2゚10'
    2021年の位置 : 29魚38 ( + 28゚ 5' )
    (+)意志の強固さ、旺盛な企業家精神、競争に強い性格。
    (-)利益、友人知人を突然失う。不幸、事態の暗転、感情の乱れ、争い好きな性質、夢想癖。

    ・ 火星 ・・・・・・ 9双32
    ◆(20)アイン AIN ε-Tau(牡牛座) 3 .54等星 オーブ1゚30'
    2021年の位置 : 8双43 ( + 19゚10' )
    (+)なし。
    (-)失敗、法的な問題、名誉、昇進、幸運、病気(当人は気が付いていない)、成功の後の失敗。
    ◆(21)アルデバラン ALDEBARAN α-Tau(牡牛座) 0.85等星 オーブ2゚30'
    2021年の位置 : 10双 3 ( + 16゚30' )
    (+)人気、名誉、雄弁さ。
    (-)感情の乱れ、自己破壊、悪名、議論がましく誇張的になる傾向。

    ・ 木星 ・・・・・・ 20瓶52
    ◆'
    2021年の位置 : 22瓶32 ( - 64゚51' )

    ◆(112)ナシラ NASHIRA γ-Cap(山羊座) 3.68等星 オーブ1゚30'
    2021年の位置 : 22瓶 2 ( - 16゚39' )
    (+)逆境を成功へ変える能力、敬虔さ。
    (-)保守性、悪意。
    ◆(113)サダルスード SADALSUUD β-Aqr(水瓶座) 2.91等星 オーブ1゚40'
    2021年の位置 : 23瓶39 ( - -5゚34' )
    (+)豊かな想像力、霊視力、鋭い直感、独創性。
    (-)スキャンダル、奇癖、夢想癖。
    ◆(114)デネブ・アルゲディ DENEB ALGEDI δ-Cap(山羊座) 2.87等星 オーブ1゚40'
    2021年の位置 : 23瓶47 ( - 16゚ 7' )
    (+)名声、富、幸福を創り出す能力、指導力。
    (-)悲しみ、破壊。

    ・ 土星 ・・・・・・ 10瓶24
    なし

    ・ 天王星 ・・・・・・ 8牛26
    ◆(10)ハマル HAMAL α-Ari(牡羊座) 2.00等星 オーブ2゚10'
    2021年の位置 : 7牛54 ( + 23゚27' )
    (+)なし。
    (-)あせり、成功したいというあせり、やり過ぎること。暴力、野獣のような残忍さ、ずるさ、好みの誤解、恋愛上のトラブル、悪徳。
    ◆(11)シェディル SCHEDIR α-Cas(カシオペア座) 2.23等星 オーブ1゚40'
    2021年の位置 : 7牛58 ( + 56゚32' )
    (+)上機嫌、上司からの引き立てによる名声、神秘主義への傾倒、一見シビアであるが実際は良い人生。
    (-)恋愛での悲しみ、悪霊パワー。

    ・ 海王星 ・・・・・・ 21魚 0
    ◆(120)マーカブ MARKAB α-Peg(ペガサス座) 2.49等星 オーブ1゚40'
    2021年の位置 : 23魚45 ( + 15゚12' )
    (+)幸運、富、大きな名誉。
    (-)志が認識されない、不遇の境地、不運、不名誉、自己の崩壊、感情の乱れ。

    ・ 冥王星 ・・・・・・ 26山30
    なし

    ・ 月 ・・・・・・ 16双41
    ◆(22)リゲル RIGEL β-Ori(オリオン座) 0.12等星 オーブ2゚30'
    2021年の位置 : 18双38 ( + 8゚12' )
    (+)野心(よい意味)、広い見通し、高い名誉、教会や軍での昇進、仕事での幸運、富、名誉。
    (-)なし。

    ・ ノード ・・・・・・ 13双39
    なし

    ・ ASC ・・・・・・ 10秤 5
    ◆(66)ヴィンデミアトリックス VINDEMIATRIX ε-Vir(乙女座) 2.83等星 オーブ1゚40'
    2021年の位置 : 10秤12 ( + 10゚57' )
    (+)指導力。
    (-)直情径行、奔放な愚かさ、無分別、愚かさ、スキャンダル、貧困、批評、消沈。
    ◆(67)ポーローマ PORROMA γ-Vir(乙女座) 3等星 オーブ1゚40'
    2021年の位置 : 10秤24 ( - -1゚27' )
    (+)快い気質、理想主義、人気、少ない困難(この恒星は人生上の困難を減らしてくれます)。
    (-)なし。

    ・ M.C ・・・・・・ 11蟹10
    ◆(36)アル-ヘーナ AL HENA γ―Gem(双子座) 1.93等星 オーブ2゚10'
    2021年の位置 : 9蟹22 ( + 16゚23' )
    (+)洗練、愛らしさ、物腰の柔らかさ、芸術的センス、名誉、富、鋭敏な頭脳、恋愛において容易に目標を達成できる。
    (-)なし。

    2021年の季節的なテーマ 春 2021年3月20日から2021年6月21日まで

    2021年の季節的なテーマ 春 2021年3月20日から2021年6月21日まで

    春分 牡羊座への太陽のイングレス

     東京の春分図は2021年3月20日18時39分に成立する。
     これはぼんやりとした希望を描くチャートである。太陽は6ハウスにに在泊し、魚座28度の金星と、アウトオブサインコンジャンクションを形成している。また、金星は、アセンダントサイン天秤座の支配星でもある。これが示唆するのは、雇用状況に関する好ましいニュースである。より多くの人々が職場に復帰するか、または労働に関する待遇が向上するだろう。それは新たな貿易協定に起因するものかもしれない。さらに、水瓶座の木星が、ノースノードと共に9ハウスに在泊する月にトラインを形成している。この組み合わせは未来(水瓶座)についての楽観主義(木星)に関連するものだ。また貿易や旅行(木星)、技術革新とテクノロジー(水瓶座)に関連し、住宅市場にも恩恵をもたらす可能性がある。木星は人望と人気があり、親しみやすくもある。これはパーティーや結婚式、また社交上の大規模な集まりをも暗示している。巷の雰囲気はおしなべてハッピー(木星)なムード(月)で家族同士の再会や祝い事にもよい。家族は再び一つになるだろう。さらに、教育やスポーツに関するよいニュースが伝わる傾向もある。
     9ハウスの月は学術、研究、宗教、司法、貿易といった問題に強い影響力を持つ。また双子座に在泊する場合、コミュニケーションの進化と関わる。商業、自動車販売や住宅販売に関して後押しになるようなニュースが出るかもしれない。また、通信環境への新たな商機が生まれるのかもしれない。一般民衆が、情報の担い手となったり、海外の生活文化が、大きな影響を与えることもあり得る。あるいは、重要な制度改正や法改正が行われるのかもしれない。懸念は、月が魚座の海王星にスクエアを形成していることである。これはより頻繁な降雨や洪水、あるいは原油流出などの不安が去ってはいないことを意味している。知的な側面ではポジティブに見えるが、情緒面を見れば、人々はいまだに非常に過敏な状態だ。月・海王星のスクエアはまた、虚偽と悪意の噂が著名な女性の評判を傷つけるか、または女性が関わるスキャンダルが国中の関心事となり人々の想像力をかき立てるケースをも示唆している。
     すべての惑星が、4ハウスから9ハウスまでの間にぎっしりと圧縮されたように在泊している。この天空の領域は、非常に他者依存的で、受動的であり、日本はこの時期に同盟国であれ、敵対国であれ、他の国々に振り回され、主体的に振る舞うことができずに右往左往することになるように思われる。日本が、愛想よく、人気者として振る舞う傾向が強いだけに、主体性のなさは顕著になる。とりわけ教育、貿易、テクノロジー、そしておそらくは宇宙探査の分野で他者のリーダーシップを支援するように見える。
     一方、この時期には三つの困難なスクエアが控えている。まず最初は土星・天王星の不動サインのスクエアで、東京の春分図の4・5ハウスと7・8ハウスに在泊する。したがっていまだに不穏な金融爆発の怖れが残っている。それはまた、膨大な数の国民に影響を与えるサイバー攻撃や電力網の障害を示す可能性がある。あるいは強風、竜巻、さらには地震などの厳しい気象状況もまたこの季節は猛威をふるうかもしれない。土砂災害や、雪崩、何かしら積み重なったものが崩壊する危険性もある。また、歴史的な遺産の損傷の危険性もある。その上、財源、国債、海外経済を示す8ハウスを支配するのが天王星であることから、一部の銀行に関して問題が持ち上がる可能性もある。また、財源の確保や、海外経済について、予想外の問題が生じる危険性もある。
     もう一つのスクエアは、5・6ハウス魚座の水星と9ハウス双子座(水星が支配するサイン)の火星とのスクエアである。これが示唆するのは鋭い批判や怒りの爆発だが、それは不当な言いがかりかもしれない。主にマスコミやメディアがこれを煽り立てることで、状況を良くするよりもむしろ多くの騒動や怒りを生み出していく。またこれは、事故が起きやすいアスペクトである。自動車や飛行機での移動は普段よりも十分な注意が必要である。
     そして、6ハウス魚座の海王星と9ハウス双子座の月とのスクエアが、三つめのものである。そもそも、春分の太陽も6ハウスにあるため、この春分は、6ハウスのテーマである、職務、官僚、軍隊関連、労働、医療、衛生、食糧問題にフォーカスされることになるのだが、海王星と月のスクエアは、これらの諸問題についての、一般民衆の不満が拡散する可能性も示唆する。また、前述したように、頻繁な降雨や洪水、あるいは原油流出などの不安が去ってはいないことを意味し、また、虚偽と悪意の噂が著名な女性の評判を傷つけるか、または女性が関わるスキャンダルが国中の関心事となり人々の想像力をかき立てるケースをも示唆することもあり得る。

    この時期、留意すべき特定の期間

     3月に始まった、以前比べるなら比較的平穏な状態は春になっても続く。4月23日まで、強力なアスペクトはない。
     3月20日〜21日、太陽と金星が牡羊座入りして新たな季節が始まる。それは心楽しく、恋愛やロマンス、そしておそらく世界の指導者たちによる何らかの合意や協調的な議論を後押しするだろう。4月19〜20日には水星と太陽が、楽しみと調和を愛するもう一つのサイン、牡牛座へのイングレスを果たす。これは財政や交易についてのなごやかなアイデアのやり取りを示唆する、また別の調和的で心地良いコンビネーションである。春を迎える最初の月間には、全ての物事が、互いの信頼と善意を確立することを目的として、小さくはあるが容易なプロジェクトに取り組むよう設定されているかのようだ。複数の惑星力学が寄り集まって互いにアスペクトを形成する状況は4月23日〜5月4日に訪れる。自ら支配する牡牛座を運行する金星が土星・天王星スクエアに触 れ、その後、太陽はその跡をたどる。そしてこうした動きが山羊座の冥王星の逆行のスタートを挟むこととなる。牡牛座が強調される時は、お金、銀行、そして農業に関する問題が浮上してくる。簡単な事柄について協調する時期は過ぎた。指導者たちはもう少しシリアスになってくる。これまでのところ、牡牛座は互いの善意と信頼を構築する期間を示しており、彼らがそうした礼儀と敬意を互いに持ち続けたいと思う限り、それは良いアイデアだった。だが彼らは財政セクターに問題があること、それに対応しなければならないことを知っている。したがって問題への取り組みがいよいよ始まる可能性がある。
     ここに来て提案されるアイデアは、一歩踏み出したものになるかもしれない。そしてそうなった場合、変化を求める側と安定を求める側の狭間に引かれた境界線が露わになってくる。全ての指導者が同じ側に立っているわけではない。だから協力し合おうという精神はあっても、出されたアイデアや解決策には、歩み寄りを経て公式な妥協に至るための準備が出来ているとは言えない。そこには、銀行や金融システムの劇的な見直しと改革を望むような要因があるのかもしれない。争点の一つは世界規模の債務問題だ。我々はどうやってそれを解決するのか。既成概念にとらわれないアイデアが提示されるが、平然と無視されるか丁重に拒否されるかもしれない。また、この時期のアスペクトは地球の変動をも示唆しており、地震、強風、竜巻その他、電力網またはインターネット、テレコムネットワーク・システムへの脅威など、母なる大自然の様相も強調される可能性がある。
     5月4日〜21日の数週間は、議論が行きつ戻りつするように見える。その後は立場の相違や境界線がもっと整理され定義されていくが、今シーズンの残りの日々は短く、解決に近づくことはない。5月23日と30日には土星と水星がそれぞれ逆行に転じ、その間、5月26日には皆既月蝕が起こる。このあたりはクールな雰囲気が漂っており、個人間のコミュニケーションでも実際の天候パターンにおいても、季節外れの冷気が漂いそうだ。計画の進捗に遅れが生じ、それがフラストレーションと失望を招く怖れがある。また、物事が再びバラバラになり始めているという感覚が広がり、対立する者同士は協調への取り組みに付きまとってきた過去からの問題を蒸し返すようになるかもしれない。5月下旬から6月にかけては互いの相違がより浮き彫りになってきそうだ。変化を望む側は、変化への障壁を持ち込んでくる相手に裏切られたり威信を傷つけられたと感じるかもしれない。決定はなされるかもしれないが、関係する当事者全ての希望を反映するものにはならないだろう。指導者たちは揺らぎ始め、後に修正が必要となるような拙速な発表を行うかもしれない。一見して賢明に見えるこれらのアイデアは全て、期待どおりの機能を果たさない。古傷が再び蘇ってせっかく始まった善意の取り組みを遠ざけてしまう前に、休みを入れて一時撤退すべき時だ。
    6月10日〜26日には金環蝕(6月10日)と2回目の土星・天王星スクエアが起こる。またその間に木星と海王星が逆行に転じ、水星が順行に戻る。後者は非合理な活況を示唆しており、株式市場は上昇するかもしれない。その一方で、前者はショックに弱く、その脆弱性は政治、金融市場、特に株式や通貨だけでなく、ひょっとすると穀物など商品市場にまで及ぶことを示している。政治経済への期待感が完全に損なわれた場合、金融市場の浮揚感は足早に消え失せてパニックを引き起こす可能性がある。グローバルコミュニティに与える衝撃を考えれば、突然の方向転換はあまり歓迎されないかもしれない。これは銀行や金融の分野に起きるのかもしれないし、竜巻や地震のような壊滅的な自然現象に関連する可能性もある。
     またこれは、テロ活動の勃発やサイバー攻撃、あるいは宇宙開発に関連する事故に至るまで、様々な人為的な脅威と同期する場合も考えられる。だがこういったタイプの出来事は、土星・天王星スクエアの発効期である2月から12月まで、いつ何どきでも噴出する怖れがある。2回目となるこの6月14日のスクエア形成は重要だと思われる。その理由は、ただこれがスクエア期の中間点だからだ。三つの惑星(木星、水星、海王星)全てが5日間という短期(6月21日〜26日)のうちに方向転換することから、金融市場はいつもより反転が起きる可能性が高くなるだろう。

    2021年の水星逆行期 1月31日から2月21日まで

     2021年には水星逆行が3回起こる。その期間は1月31日〜2月21日水瓶座26°29’〜11°01’、5月30日〜6月23日双子座24°43’〜16°09’、そして9月27日〜10月19日天秤座25°28’〜10°07’である。
     水星逆行はこれまでの2年間は水サインの星座で起こっていた。だが2021年の全ての水星逆行は風サインの星座で起こる。これが意味するのは、コミュニケーションの推進力が、非常に感情的で敏感な性質によって刺激される傾向から、より知的な方向にシフトしていくことである。知性と客観的な分析は、問題への枠にとらわれない解決策として大きく評価されるようになるだろう。そこで問題が起こるとすれば、独創的で創意に富んではいるが、これまで試されたこともないような物事に挑みたいと思う人々が増えることが原因かもしれない。これは2007年〜2009年の大不況時に量的緩和やゼロ金利政策といった異例の政策が実施された時の状況と同じであり、これらの政策は今でも継続しており、それなりに上手くいったものの、常に成功するとは限らない。風サインの星座の水星によって生まれた新機軸のアイデアは、時に目を見張るほどの大失敗に終わることがある。それは経験がもたらす知見を蔑ろにして知性を著しく過信するためである。水星が次に地サインの星座での逆行サイクルをスタートする頃、私たちはその型破りなアイデアがもたらす結果を見ることになる。
     水星が風サインの星座でのサイクルを開始すると、感情的な要素が強すぎるのでその度合いを減らすべきである、だから別の方法を取る必要があるというのが物事の理由づけになる。おそらく私たちは、もっと理性的で、感情的な側面をより排した意思決定を行うために、政策や法律、そして自分たちの行動パターンを変えなければならないと告げられるだろう。例えば私たちは科学に耳を傾ける必要がある。だが、もしそれが過去の経験または論理と矛盾する場合は、それが最終的に良いアイデアかどうかはわからない。世の中では常識が軽んじられ、独創的な思考よりも重要度が低いとされる可能性がある。そしてこういった信条は、木星と土星が水瓶座にサインイングレスして、この20年会合サイクルの風のエレメントでの140年連続サイクルを2020年12月21日に開始するにしたがって強化されていくだろう。
     風サインの星座における水星逆行は、それがどれほど急進的に見えようとも、とにかく新しいアイデアを試してみることへの大きな意欲を生み出す。その最善の現れとしては、一つの物事を巡って対立するグループ同士が互いのアイデアを潰しにかかるのではなく、非常にオープンな態度でコミュニケーションを図るようなケースが挙げられる。それは若者たちにとって政治、ビジネス、教育の分野で活躍するのに適した時期である。ベビーブームが来るのかもしれない。教育の分野はもちろん、商業や貿易の分野でも重要な改革の実現が可能だ。新たな貿易協定が締結されて、古いものは再び破棄されるかもしれない。また文芸作品にはよい時期で、優れた仕事は大いに評価され尊敬を集める可能性がある。作家やライターとなって新しい観点、新しいプラン、そして社会やその他の領域において延々と続いてきた問題への新たな解決策を生み出すには絶好の時期である。
     もしあなたがトレーダーなら、水星の逆行期、とりわけその初期段階において、金融市場や商品市場が優柔不断な値動きをする可能性があることを念頭に置いておく必要がある。多くの場合、トレンドは不明瞭だ。水星逆行期は経済データと政治的発言が矛盾することが多いからだ。同じ物事に関連する経済データと政治決定で、一方が強気なのにもう一方が弱気を示すようなことがよく起こる。
     こうした時間帯の初期には通常、価格に短期で急激な上下動が起きるため、急騰急落による往復の売買で損失を被りやすい。逆行中期に入るとボラティリティは、火星、木星または天王星のアスペクトがない限り、低下傾向を示すが、方向性とトレンドはいまだに不透明かもしれない。通常であれば、逆行期の中間時点付近でスタートまたは終了するはずの相場反転の動きが見られない場合、トレンドなしに生還もなしである。その後は一般に市場のボラティリティが低下しやすいことを考慮し、満期日の近い限月のアウト・オブ・ザ・マネーのオプションを売ることで利益を得られる可能性がある。しかしこれを行う前に、水星逆行期後半に他に相反するようなジオコスミック・サインが形成されないことを確認しておかねばならない。例えば、火星または天王星を含む複数のアスペクトが生じたり、あるいはどちらかが留〜逆行、または逆行〜留に入るような場合はボラティリティを増加させるため、前述の低下傾向が無効になるからだ。こうした戦略を決定するには、アストロロジーの知識を持っているか、またはファイナンシャル・アストロロジャーに相談するか、どちらかが必須となる。
     さらにこの期間中は、テクニカル上の下値支持帯や上値抵抗帯、その上相場パターン分析までもが無効となりやすい。相場は支持帯や抵抗帯のどちらにもはっきりとは届かないか、または一時的な突き抜けが頻繁に起きたりする。突き抜ける場合は急激だが、これもまた長続きはしないだろう。そこで、水星逆行期のトレーダーに向けたもう一つのルールが登場する。すなわち利食いは素早くだ。自分が目論む価格目標に届くまで、または通常のパターンが展開するまで待っていてはいけない。自分にとって有利な動きが失速し始めたら即座に手仕舞いすべきだ。特定方向への値動きは1日〜4日ごとに終了し、転換する傾向があるからだ。
     水星逆行はまた、人生の他の領域にも影響する。典型的な例を挙げるなら、この期間に合意や協定のまとめに入るのは避けたほうがよい。この時期、人々は頻繁に考えを変える。ビジネスでは突然のキャンセルなど珍しいことではないし、通信回線の混乱、電話やコンピュータの故障なども、しばしば起こる。全てのコミュニケーションに気を配らねばならない。自分が今何を言っていて、そのことばが本当は何を意味するかに注意を払うべきである。例えば、ブローカーに売買を指示する時は売りまたは買いと明確に伝えることを肝に銘じなければならない。自分の心づもりと反対の行動をブローカーが取るというのはよくあることで、それは希望を伝える際のこちらのミスかもしれない。あるいは伝えたことを実行しなかった担当者のミスかもしれない。自分が伝えたことと他者が聞き取ったことの合致を確認するために、指示したならその全てを復唱させることだ。
     一方、好ましい側面を見るなら、水星が逆行を開始する日の前後4日間は、素晴らしいインスピレーションが頻繁にもたらされる時期だということである。触発される頻度が高まり、いつもより勘が冴えると感じる。誰しも、インスピレーションが湧き、直観的になるように思われる。

    風のエレメントにおける木星・土星コンジャンクション・サイクル

     2020年12月から始まるグレート・ミューテーションによって示唆されることがらは以下の通り。

    1)世界のリーダーシップの新時代と「社会正義/ソーシャル・ジャスティス」を信奉する力強いニューリーダーの台頭
    2)新しい法律の下で個人により大きな自由と権利が与えられ、古く抑圧的な法律が撤廃される
    3)この期間は社会動乱や革命とともに始まる怖れがある。その渦中で現在のリーダーたちは選挙に敗れて去るか、強制的な力によって地位を追われる
    4)この期間の当初は審問や調査、捜査が増加する
    5)集合体の価値観が変化し始め、個人に与えられる地位や名誉、富の蓄積が知的、創造的、芸術的な表現によってもたらされるようになっていく
    6)経済、および政府の構造を支えてきた資本主義に代わり、社会主義、またはハイブリッド型社会主義が台頭する
    7)世界の舞台の主役として中国が他を圧する存在となっていく
    8)テクノロジーにおけるルネサンスの回帰と世界中の人々の接続性の強化

    木星・土星、その800年サイクル

     グレート・ミューテーションは、およそ200年ごとに、木星と土星が異なるエレメントで一連のコンジャンクション・シリーズを形成することで起こる。しかし、実はもっと壮大な800年サイクルが存在する。グレート・ミューテーションは単に異なるエレメントで起きるだけではない。それは長い時を経て同じエレメントに還ってくる。

     2020年12月、木星と土星は風サインの星座における連続的なコンジャンクションを開始する。これは、1226年に風サインの星座グループがグレート・クロノクレーターを迎えて以来のことだ。

     グレート・クロノクレーターは1186年11月8日に風サインの星座である天秤座での最初の顕現を果たし、その後1206年4月17日に地サインの星座、牡牛座に戻った。そして、風サインの星座、水瓶座に再び入り、1226年3月5日に地のエレメントから風のエレメントへのグレート・ミューテーションがスタート、そこから7回のサイクルが始まった。

     1186年〜1206年〜1226年のパターンは、1980年〜2000年〜2020年のパターンに非常によく似ている。つまり1186年には、1980年〜1981年がそうであったように、グレート・クロノクレーターが地サインの星座での顕現を中断して天秤座でコンジャンクションしている。そして20年後の1206年に再び踵を返し、2000年5月の事例と同様に、地サインの星座である牡牛座に戻った。それからまた20年の後、1226年3月5日、木星と土星は水瓶座の2°台で、再び風サインの星座でのコンジャンクション・シリーズを開始した。これは2020年12月22日と同じ動きである。

     では、800年前に始まったサイクルの期間中に起きた歴史的な出来事で、今日の状況と関連がありそうなテーマがある。数は少ないものの、水瓶座特有の原理、特に抑圧を軽減し、もっと権利を、もっと自由をと要求する大衆の衝動を反映してもいる。これは地のエレメントと風のエレメント、とりわけ山羊座と水瓶座の典型的な相違を示すシンボリズムである。

     この期間の始まりにおいて目立つ記念碑的な出来事の一つは、マグナ・カルタである。これは英国民の新しい権利、すなわちジョン王、支配者を法による規制の下に置くことを彼に同意させる、自由の憲章だった。これは、彼の統治権が生み出した多大な負債の重荷と強圧的な税金のプレッシャーが可能にした要求だった。彼は多くの抑圧的な行動を諦めることになり、人々は新たな権利を手に入れた。これは後に未来の英国法と抑圧からの解放、水瓶座の理想の礎となった。今日、似たような要求がヨーロッパ、米国、そして他の国々の指導者に突き付けられている。
    すなわち
    1)国民に背負わせた負債の重荷を軽減する
    2)ふるまいを慎み法の規制範囲内で行動すること
    である。

     また、その同じサイクルの初期にチンギス・カンが中国を侵略し、1215年には現在の北京である燕京を陥落させ、1218年〜1220年には中央アジア遠征でサマルカンド等各都市を制圧、1223年には南ロシアに侵攻した。今日のチンギス・カンは誰だろう。これに関連した出来事として、1271年のマルコ・ポーロの冒険が挙げられる。彼はベニスを離れてシルクロード沿いにアジアを旅し、17年間中国に留まった。当時の中国には非常に洗練された文化が存在し、それはヴァチカン文化圏に生まれたどんな人間にとっても計り知れないほどのものだった。この時期の中国の重要性と世界貿易における価値は、今日起きている事象に似ている。木星と土星が最初に天秤座でコンジャンクションした1980年〜1981年でさえ、中国は世界においてますます重要性を増そうとしていた。この流れは今後20年のサイクルにおいてもっと強くなるだろう。そしてそれは、今後200年間続く可能性さえある。

     風サインの星座のグレート・ミューテーションが進行しているさなかの1231年には、ローマ教皇グレゴリウス9世が異端信仰と闘う審問を開始するようドミニコ修道会員に命じた。このことから、昨今のフェイクニュースの蔓延と世界のリーダーたちによる事実の歪曲が、またもう一つの象徴的な大審問につながる可能性があると想像するのはそう困難ではないだろう。あるいは政府の指導者たちが、自分たちに対する世評に不公正な影響を及ぼしていると信じる報道機関への検閲も現実化するかもしれない。とりわけトランシットの天王星が東京始原図の9ハウス、ニュース、報道のハウスを通過し、9ハウスがアクシデンタルディグニティとなる牡牛座の木星とコンジャンクションを形成するとあっては、なおさらその可能性は高まるだろう。

     そしてついに1325年、風サインの星座における最後のグレート・ミューテーションの半ばに来て、イタリアのルネサンスの開花が始まった。前述したように、コミュニケーションにおけるルネサンスはすでに1980年〜2000年、木星と土星が初めて風サインの星座でコンジャンクションしたときに始まっている。当時生み出されたこの現代的ルネサンスの推進力は、グレート・クロノクレーターによる風サインの星座の新たなコンジャンクション・シリーズとともに還ってくる。実際、初めの20年間、2020年〜2040年のうちにもそれは明確に認識されそうだ。もしこれが正しければ、前進するテクノロジーが可能にする発明とそれが活用されるさまは、まさしく目を見張るものがあるだろう。

    木星と土星、その200年サイクル

     木星と土星が太陽の周囲を公転しておよそ20年ごとにコンジャンクションを形成する際は、常に以前の形成位置から約243°進んだ星座宮で起きる。つまり、それぞれのコンジャンクションは前のコンジャンクションから8番目の星座宮+3°の位置で起きていくということになる。したがって、いくつかのサイクルは同じエレメント(火、地、風、水)でくり返し、20年周期で10サイクルで起こり、その後次のエレメントでの10サイクルへと移行していく。木星と土星が同じエレメントにおいてコンジャンクションになる期間はおよそ200年間である。しかし、この同じエレメントの星座における反復には、通常、これらのサイクルの終盤に至ると歪みが生じる。言い換えれば、一つのエレメントを終えて、すんなりと次のエレメントで新たに10回の連続的な事例がスタートするというだけではない。10回目の事例が起こる直前に、その次のエレメントの予告編を見る機会が与えられる。そして再び10回目の現行エレメントに戻り、その後にあらためて新しいエレメントでの連続的なコンジャンクションがスタートするのである。新しいエレメントにおける連続的コンジャンクションが本格的に始まるとき、それはグレート・ミューテーションという名で呼ばれる。この場合、ミューテーション、すなわち、変異、ということばは、木星・土星コンジャンクションが連続的に起きていくエレメント、星座のグループが変化することを意味している。

     2020年12月22日は、こうしたグレート・ミューテーションが起こる事例である。そこからは、2159年12月21日に次の水サインの星座である蠍座に移るまでの間、風サインの星座において20年ごとのコンジャンクションが連続して起きていく。

     2000年5月28日に現行の木星・土星サイクルが始まった時、その直前にはやはり同様のエレメント・サイクルの歪みが起きていた。つまりその手前の木星・土星サイクルは1981年1月1日〜1981年7月24日まで、風サインである天秤座で3回のコンジャンクションを形成していた。要するに、1980年〜2000年の木星・土星サイクルは、2020年12月22日から始まる連続的な風サインのエレメント・シリーズの予告編だったことになる。この先7回の木星・土星サイクルは2159年まで風サインの星座で起こり、その後2159年〜2179年の中断を経た後、続く2回のサイクルが再び風サインの星座で起こる。あるいはこう言うこともできる。2020年~ 2219年まで、今後10サイクルのグレート・クロノクレーターのうち9サイクルは風サインの星座で起こる。そしてほぼ200年後に、木星と土星が水サインの星座で連続的なコンジャンクションを形成する次のグレート・ミューテーションが始まる。

     振り返れば、2000年~2020年の木星・土星サイクルは1802年〜1980年に発効した地サインのサイクルへの回帰であった。この場合、木星・土星サイクルが1回だけ火サインの星座に戻った1821年~1842年の事例を除く。火サインの星座でグレート・クロノクレーターが発効していたのはその前の、1603年~1802年のサイクルだった。ただし、このうち1643年〜1663年は水サインの星座である魚座に戻っている。1980年〜2000年の間に起こった木星・土星の風サインでのサイクルは、1802年以来続いていた体制の破壊と、そして今後200年にわたって人間活動のサイクルに表出してくる可能性の予告編だった。

     1802年7月18日、地サイン星座である乙女座5°台で木星・土星コンジャンクションが起こった。だが次の1821年6月20日には、グレート・クロノクレーターは火サインの星座、牡羊座に戻っている。そしてその後、次の7回の木星・土星コンジャンクション・サイクルは地サインの星座で起こっている。実際には1981年1月1日に天秤座でグレート・クロノレーターが起こる前に9回の地サインの星座でのコンジャンクションが起きているが、1940年〜1941年の牡牛座で連続して起きたコンジャンクションは一つのコンジャンクション・サイクルとして捉えている。このシリーズは1981年1月1日、再び一時的に中断した。前述したように、グレート・クロノクレーターが天秤座、風サインの星座で起こったからだ。

     しかし2000年5月29日、木星・土星コンジャンクションは再び地サインの星座である牡牛座に逆戻りして最後の1サイクルを終えている。そして今回、2020年12月22日に地サインから風サインへのグレート・ミューテーションが完全な形で始まるとともに、両惑星は風サイン星座におけるコンジャンクション形成の連続的なサイクルをスタートする。地球とその住民は、グレート・クロノクレーターによる200年の地のエレメントの旅を終えて、1980年〜2000年にかいま見た風のエレメントを生きるサイクルを迎えようとしている。

     これは何を暗示するのだろう。アストロロジーの研究では、地サインの星座は日常世界に関連している。例えば組織、ロジック、常識、そして実用性などである。だから企業や組織の設立や運営にとっては有効である。地サインの星座は世俗的な感覚での成功に価値を置き、ハードワークをこなし、規則を守り法律に従い、貯蓄し、土地に投資し、そして他の人々が必要とするサービスや製品を提供することで報われると信じる。したがって過去200年の間、人類は、安全で秩序を保ち、よく機能する社会を支えるために設計された法に基づく組織としての政府、の完成を目指してきた。この200年という年月はまた、畜産、養殖、農業、製造業、鉱業、土地開発、不動産その他、何であれ地サインの星座が支配する分野で成功する企業を創業する好機を提供してきた。この期間、人間のステイタスは手に入れた物質的な豊かさの量によって定義されてきた。あるいは、自身が属する社会で大衆への統制をどんどん強めてきた政界や、政府の関連分野で獲得した影響力、そして権力によって定義されてきた。端的に言えば、地サインの星座における木星・土星コンジャンクションのシリーズは、非常に秩序正しく物質的な社会政治的世界を是とした時代を定義づけてきた。そして、それは上手くいったのだ。

     ただし、それは、上手くいかなくなるまでは、の話である。これは全てのサイクルに見られる特質だが、木星・土星の組み合わせは社会政治的な物事に関連している。そしてサイクルの終わりに至ると物事は今までのように上手くはいかなくなる。社会に変化を欲する衝動が生まれ、それが増大していく。

     秩序の重視、そして人生を成功に導くための物質的世界観はおそらく変容していく。地サインから風サインへのグレート・ミューテーションが根を下ろし、2020年12月22日にグレート・クロノクレーターが本格的な活動を開始していくと、それは最初のうちは静かに、段階的に始まっていくだろう。

     社会的な成功とともに実際的で政治的な物事に価値を置く地サインの星座とは違い、風サインの星座は創造的で知的な取り組みに価値を見出す。人間のステータスは、富や統制された状況での権力から、それほど統制の取れていない状況での創造的、芸術的、そして知的な表現へと移り変わっていくことになる。そこではアイデア、特に独創的で革新的な思考に価値が与えられる。そこで起こる問題は、人々またはその集団が、新しいアイデア、あるいは実験を、一度も過去に試されたことがないにもかかわらず、そのままの形で適用したがるということかもしれない。これは良さそうなアイデアだ、賢いし、洗練されているではないか、それなら必ず上手くいくはずだ。こうして理論、風のエレメントには高い価値が置かれる。だがそれは、実証済みの確実な物事、地のエレメントよりも常に上を行くわけではないのだ。

     最初のうちは、長く立ちはだかってきた問題の解決法を人々が探る際に、力が減衰している地のエレメントの信奉者と、勢いを増している風のエレメントの信奉者との間に衝突が起こるかもしれない。これは今日、個人による所有に価値を置き、人々の努力を通した成功を基盤として物質的にも社会的にもステイタスを得て報われる、地サインの星座タイプの社会である資本主義を離れ、政府が全面的に介入することで誰もが理想としての平等を手に入れ、財政状態に関わりなく面倒を見てもらえるという風サインの星座タイプの政府を是とする社会主義へ向かおうとする動向の中に見て取ることが出来る。

     私達は風のエレメントの未来がどのようになるのかということについての予告編を、1981年1月1日〜2000年5月29日までの間にかいま見ている。それはグレート・クロノクレーターが初めて風サインの星座である天秤座で起きたときのことだ。いま思えば、それはテクノロジカル・ルネサンス、つまりコミュニケーション革命のタイミングであった。それは大きな困難と試練とともに始まった。世界は深刻な不況、二つの不況に陥っていたのだ。だが、同時に何か注目に値することもまた起きていた。コンピュータと携帯電話は社会の重要なツールになりつつあり、まもなくビジネスにおいても欠くべからざる道具となっていった。世界のビジネスのやりかたも、地サインの星座、煉瓦とモルタルのビル、すなわち従来型から、風の星座、インターネットと情報へと完全に変化した。オンラインの物販取引量は増加の一途を辿っている。プラットフォームとしてのソーシャルメディアは、これまでに見たこともないような慣習を通して世界中の人々を互いに結びつけている。

     政府の在りかたにも信じがたいほどの変容が起きていた。木星と土星の組み合わせが常に社会と政治のトレンドに強力に相関するとされてきたことを考えれば、これは別に驚くことでもない。ベルリンの壁は取り壊され、3億人の新たな消費者が、今やもう立ちゆかなくなった共産主義とその統制された経済世界から解放されて自由市場経済に参入してきた。

     1980年〜2000年に起こった風サインの星座のグレート・クロノクレーターは、非常にエキサイティングな新世界を描いて見せた。2000年~2020年に、それがドットコム・バブルの崩壊によって、そして木星と土星による最後の地のエレメントのサイクルへの回帰によって、破綻するまでは。当時、熱意と興奮の中で互いにつながり合った人々のルネサンスは止まった。近年、自由市場経済に参入し、中央政府による人口管理の手綱を緩め始めていた国の政府は、管理統制を強化する慣行へと戻っていった。テロリズムが勃発し、ベルリンの壁崩壊に象徴された個人の自由への希求は突然、新しく体験した自由と引き換えに安全と保護を求める声に変わった。そしてそれを満たすと約束したのは古いスタイルの指導者であり、主な関心は、.統制と権力だった。人々を互いにつなぐ、テクノロジーが生み出した革命的なツールは、今や互いをスパイし合い、大衆の思考に影響を与え、投票行動を左右するために使われている。テクノロジーを駆使して全ての人々の個人データが収集されている。

     安全と治安を欲する衝動があまりに高まったため、多くの人々は、物事が今よりずっとシンプルで複雑に絡み合うことなく、ストレスが少なかった時代に戻るほうが良いのではないかと信じ始めた。もし新たな自由を放棄するようなことになったとしても、彼らはより確実な安全を約束するリーダーに投票したかもしれない。古いタイプの指導者が権力の座に返り咲き、新しい指導者は古き善き日に還ると約束することで選ばれたが、最終的に彼らのアジェンダは市民をより強力な統制下に置くことになった。多くの場合、これが民主主義と資本主義による自由市場の前進を意味することはない。むしろ、大衆にとってはより厳しい検閲と経済的困難を実現する新たな独裁政権となった。

     現代の私たちは過去のせめぎ合いに類似した多くの勢力間の闘争を目撃している。それは地サインの星座と風サインの星座の原理的な相違に象徴されるものだ。一方は1980年以前、いやおそらくはもっと以前の世界を支配していた社会と経済に戻ることを望んでいる。トランプ前大統領を例に取るなら、彼は製造業に勢いのある経済を復活させたいと願っていた。それは1980年以降、世界的優位性を激しく失った米国社会の一分野である。彼はまた、たとえ環境保護主義の人々に非難されたとしても、石炭産業をエネルギー源として保護したいと考えていた。彼はそれが米国民を護り、彼らの安全性を高めるのだという前提の下に、軍隊と警察力を強化したいと欲していた。これらは全て、1980年に木星と土星がコンジャンクトして以来減衰してきた米国社会の方向性である。そして、グレート・クロノクレーターの地のエレメントへの帰還が終わろうとしている今、こうした方向性が戻ってきている。

     しかし、こういったトレンドは、木星と土星の20年サイクルが進行していく2020年終盤から再び変化していく。その変化に気づくには、あと数年かかるかもしれない。ちなみに1980年〜1981年のテクノロジーとコミュニケーションにおけるルネサンスは、正確に言えば、本当に世界を変えたわけではなかった。1980年代後半から1990年代初頭になって初めて、インターネットは、社会の、そしてとりわけビジネスの世界における真に支配的な力となった。それでも、これらのツールはそれ以前から使うことが可能になっており、そしてそれから数年後に支配的なツールとなるまで使用者がどんどん増え続けた。

     これまでの話の要点を述べるなら、1980年~2000年に起こったテクノロジーとコミュニケーションのルネサンスが、再び訪れようとしていること、そして次の木星・土星サイクルが風サインの星座で起こる2020年~2040年には、それが非常に明白になってくるということである。さらに、新しい社会主義、あるいはハイブリッド型社会主義への移行と、純粋主義的な資本主義からのさらなる離脱傾向も続いていくと思われる。なぜなら社会主義の教義は、資本主義のそれよりも、資源と富の分配において平等主義的な方法論を前提としており、それが地サインの星座との比較において風サインの星座の原理にかなっているからだ。

     かく言う私自身は地サインの星座である山羊座の生まれである。正直に言えば、この流れの可能性を歓迎するとは言いがたいものがある。しかしながら、それは自分が理解する長期的な惑星トレンドに沿った流れである。だからこそ、この方向性はより壮大な宇宙のプランの一部であり、その目的は人類の進化を促進することに他ならないのだと考えている。

    2020年冬至図における、恒星とのコンジャンクション一覧表

    すべての恒星とのコンジャンクション一覧表(2020年冬至図-ネイタルチャート)

    (オーブは3度を使用しています。)

    ・ 太陽 ・・・・・・ 0山 0
    ◆(93)エタミン ETAMIN γ-Dra(竜座) 2.23等星 オーブ2゚20'
    2020年の位置 : 28射36 ( + 51゚29' )
    (+)復活(凋落のあとの上昇やカムバック)力、名誉、鋭い精神、先駆者的素質、孤独に強い性格。
    (-)自己破壊、感情の乱れ、孤独癖。
    ◆(94)アキューメン ACUMEN M7散開星団(蠍座) 3.2等星 オーブ1゚
    2020年の位置 : 28射56 ( - 34゚48' )
    (+)指導力。
    (-)極端な不利益、自分では気づかない病気の潜伏。
    ◆(95)シニストラ SINISTRA ν-Oph(蛇遣座) 3.34等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 0山 2 ( - -9゚46' )
    (+)ビジネスの才覚、リーダーシップ力、議論好きな傾向、問題が起きても大きくならない傾向、支配力。
    (-)感情の乱れ。
    ◆(96)T星雲 T.NEBULA M8散光星雲、M20散光星雲、M21散開星団(射手座) 6.5等星 オーブ1゚
    2020年の位置 : 0山56 ( - 24゚22' )
    (+)洗練、信念が生む勇気、野心。
    (-)目または耳の問題、病気、自己破壊的傾向。

    ・ 水星 ・・・・・・ 0山44
    ◆(93)エタミン ETAMIN γ-Dra(竜座) 2.23等星 オーブ2゚20'
    2020年の位置 : 28射36 ( + 51゚29' )
    (+)復活(凋落のあとの上昇やカムバック)力、名誉、鋭い精神、先駆者的素質、孤独に強い性格。
    (-)自己破壊、感情の乱れ、孤独癖。
    ◆(94)アキューメン ACUMEN M7散開星団(蠍座) 3.2等星 オーブ1゚
    2020年の位置 : 28射56 ( - 34゚48' )
    (+)指導力。
    (-)極端な不利益、自分では気づかない病気の潜伏。
    ◆(95)シニストラ SINISTRA ν-Oph(蛇遣座) 3.34等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 0山 2 ( - -9゚46' )
    (+)ビジネスの才覚、リーダーシップ力、議論好きな傾向、問題が起きても大きくならない傾向、支配力。
    (-)感情の乱れ。
    ◆(96)T星雲 T.NEBULA M8散光星雲、M20散光星雲、M21散開星団(射手座) 6.5等星 オーブ1゚
    2020年の位置 : 0山56 ( - 24゚22' )
    (+)洗練、信念が生む勇気、野心。
    (-)目または耳の問題、病気、自己破壊的傾向。
    ◆(97)ポリス POLIS μ-Sgr(射手座) 3.86等星 オーブ1゚30'
    2020年の位置 : 3山28 ( - 21゚ 3' )
    (+)高い志、成功、優位、指導力、自尊心、批評力、開拓精神 (大きな名声を得たり、後世に名を残す可能性があります)。
    (-)批判を浴びる可能性。

    ・ 金星 ・・・・・・ 7射11
    ◆(85)ハーンHAN ζ-Oph(蛇遣座) 2.56等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 9射30 ( - 10゚34' )
    (+)名声、高い昇進、富、名誉。
    (-)問題を自分から引き起こす傾向、ずうずうしさ、不名誉。
    ◆(86)アンタレス ANTARES α-Sco(蠍座) 0.9等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 10射 0 ( - 26゚25' )
    (+)鋭い精神、勇気、寛容さ、広い視野。
    (-)事態の急転、突発事故、思いがけない出来事、事故、自己破壊的傾向、感情の乱れ。

    ・ 火星 ・・・・・・ 23羊 5
    ◆(4)ベイテン・カイトス BATEN KAITOS ζ-Cet (鯨座) 3.73等星 オーブ1.30'
    2020年の位置 : 22羊13 ( - 10゚20' )
    (+)まじめ、思慮深さ、厳しく働く人、誠実な人、利己的な人。
    (-)憂鬱、何事においても遅れが生じやすい、仲間にうそつきがいる。策略、性的幻想、性的問題、自己破壊、ねじれた感情、屈折した気持ち。

    ・ 木星 ・・・・・・ 0瓶25
    ◆(106)アルビレオ ALBIREO β-Cyg(白鳥座) 3.08等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 1瓶36 ( + 27゚57' )
    (+)柔和さ、人に好かれる性格。
    (-)不幸を被りやすい傾向、無分別さ、絶望感、後悔の念。
    ◆(106)アルタイル ALTAIR α-Aql(鷲座) 0.77等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 2瓶 5 ( + 8゚52' )
    (+)大胆さ、自信家、強固な意志。
    (-)大きいがはかない富。トラブルメーカーとなる可能性。不名誉、不幸、崩壊。

    ・ 土星 ・・・・・・ 0瓶27
    ◆(106)アルビレオ ALBIREO β-Cyg(白鳥座) 3.08等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 1瓶36 ( + 27゚57' )
    (+)柔和さ、人に好かれる性格。
    (-)不幸を被りやすい傾向、無分別さ、絶望感、後悔の念。
    ◆(106)アルタイル ALTAIR α-Aql(鷲座) 0.77等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 2瓶 5 ( + 8゚52' )
    (+)大胆さ、自信家、強固な意志。
    (-)大きいがはかない富。トラブルメーカーとなる可能性。不名誉、不幸、崩壊。

    ・ 天王星 ・・・・・・ 6牛58
    ◆(9)シェラタン SHERATAN β-Ari(牡羊座) 2.64等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 4牛13 ( + 20゚48' )
    (+)名誉、予期しない利得、幸運、富、指導力。
    (-)事故、残酷さ、卑劣さ、不道徳な振る舞い、無慈悲さ。
    ◆(10)ハマル HAMAL α-Ari(牡羊座) 2.00等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 7牛54 ( + 23゚27' )
    (+)なし。
    (-)あせり、成功したいというあせり、やり過ぎること。暴力、野獣のような残忍さ、ずるさ、好みの誤解、恋愛上のトラブル、悪徳。
    ◆(11)シェディル SCHEDIR α-Cas(カシオペア座) 2.23等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 7牛58 ( + 56゚32' )
    (+)上機嫌、上司からの引き立てによる名声、神秘主義への傾倒、一見シビアであるが実際は良い人生。
    (-)恋愛での悲しみ、悪霊パワー。

    ・ 海王星 ・・・・・・ 18魚19
    ◆(119)アクガーナー(アケルナル) ACGERNAR α-Eri(エリダヌス座) 0.46等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 15魚30 ( - 57゚14' )
    (+)哲学的精神、宗教的な傾向、忍耐力、勤勉さ、名誉、社会的な栄達、事業の成功。
    (-)なし。

    ・ 冥王星 ・・・・・・ 23山54
    なし

    ・ 月 ・・・・・・ 23魚41
    ◆(120)マーカブ MARKAB α-Peg(ペガサス座) 2.49等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 23魚44 ( + 15゚12' )
    (+)幸運、富、大きな名誉。
    (-)志が認識されない、不遇の境地、不運、不名誉、自己の崩壊、感情の乱れ。

    ・ ノード ・・・・・・ 19双53
    ◆(22)リゲル RIGEL β-Ori(オリオン座) 0.12等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 18双38 ( + 8゚12' )
    (+)野心(よい意味)、広い見通し、高い名誉、教会や軍での昇進、仕事での幸運、富、名誉。
    (-)なし。
    ◆(23)ベラトリックス BELLATRIX γ―Ori(オリオン座) 1.64等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 21双13 ( + 6゚20' )
    (+)競争相手に勝利、偉大な権威、あふれる野心、無謀さ、旺盛な活力、強情さ、変わりやすさ。
    (-)権力志向、急激な損失、不名誉、混乱。
    ◆(24)カペラ CAPALLA α-Aur(御者座) 0.08等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 22双 4 ( + 45゚59' )
    (+)旺盛な活力、旺盛な野心、意志の強さ、信頼できる人、融通のきく人、名誉、利得、富。
    (-)浪費家、嫉妬深さ、多くの問題。
    ◆(25)ファクト Phact α-Col(はと座) 2.64等星 オーブ1゚
    2020年の位置 : 22双35 ( - 34゚ 4' )
    (+)恩恵、希望、幸運。
    (-)なし。
    ◆(26)ミンタカ MINTAKA δ-Ori(オリオン座) 2.23等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 22双39 ( - 0゚17' )
    (+)幸運、荘厳さ、名誉、昇進。
    (-)なし。
    ◆(27)ナート NATH β-Tau(牡牛座) 1.65等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 22双49 ( + 28゚36' )
    (+)旺盛な野心。
    (-)頑固さ、強情さ、きまぐれ。

    ・ ASC ・・・・・・ 3獅17
    なし

    ・ M.C ・・・・・・ 22羊38
    ◆(4)ベイテン・カイトス BATEN KAITOS ζ-Cet (鯨座) 3.73等星 オーブ1.30'
    2020年の位置 : 22羊13 ( - 10゚20' )
    (+)まじめ、思慮深さ、厳しく働く人、誠実な人、利己的な人。
    (-)憂鬱、何事においても遅れが生じやすい、仲間にうそつきがいる。策略、性的幻想、性的問題、自己破壊、ねじれた感情、屈折した気持ち。

    2021年の季節的なテーマ 冬 2020年12月21日から2021年3月20日まで

    2021年の季節的なテーマ 冬 2020年12月21日から2021年3月20日まで

    冬至 山羊座への太陽のイングレス

     東京の冬至図は2020年12月21日午後7時02分日本標準時に成立する。

     太陽は投資、スキャンダル、競技、人口増減、家畜、穀物生産高等を示す5ハウスにあり、5ハウスの水星とコンジャンクション、10ハウス・牡牛座の天王星とはワイドなトラインを形成している。これは、未来に対する楽観主義、特にテクノロジーや技術革新に関わる分野に期待の光が当てられていることを示唆している。しかし、太陽は牡羊座9ハウス・牡羊座のカイロンとはスクエアの位置にある。したがって、いまだに疫病への懸念が社会を取り巻いていることになる。国民やリーダーの健康状態が懸念されているのかもしれない。この時期に交わされる言葉はそれが報道番組であれ大統領の発言であれ、批判的で辛辣になりがちである。カイロンは「傷」に関連し、水星は「コミュ ニケーション」と「ことば」に関連する。そして太陽は「リーダー」である。彼らは対立しているが、その一方で技術革新とテクノロジーの領域が投資やエンターテインメント、スポーツ等の分野にポジティブなトーンをもたらしており、この分野における日本のリーダーシップにはより有利な光を投げかけている。
     とはいえ、この時期の短期的なニュースが投資に有望だったとしても、木星・土星コンジャンクション、6ハウス・水瓶座で形成され10ハウス・牡牛座の天王星とスクエア、が意味する長期的なトーンからは、投資や世界の枠組み、権力の地位にあるもの、政府へのより大きな懸念の存在が浮かび上がってくる。もっと進歩的かつ近代的な経済システムや政府の構 造を構築するための新しいアイデアが議論されている。政府の進歩的な考えがもたらす未来と予測されるその経済効果は、以前よりも真剣に考えられている可能性がある。これは、司法問題にも関連している。この冬は、法律、政策、裁判所の判決、さらには政党の再編成から未来の日本のための新しい綱領など全ての分野において、国の新しい方向性についての議論で騒然としているかもしれない。未来への胸躍るような感覚がある。その一方で、怖れも存在する。それは、ただ知的に聞こえるからというだけの理由で急進的な改革など行って よいのかという怖れだ。ここでの真実は、真剣に議論されているそれらの改革や新路線の結果として何が起きるか、とりわけそれらが社会にどのような影響を及ぼすかについては誰も本当は知らないということだ。
     10ハウスに天王星が在泊するということは、国そのものに影響を与える大規模な事業が行われるのかもしれない。おそらくテクノロジー関連の分野に多くの新しい仕事が生まれるだろう。その反面、伝統的なオフィスや製造業のセクターにおける現行の仕事はその多くが失われる可能性がある。天王星は混乱と革命の惑星だ。10ハウスに在泊する天王星は権力や権威に関連するが、これが木星と土星にスクエアを形成している。社会そのものや権力を持つ立場、権威のありかたのバランスが取れておらず、反対の声や、さらに抜本的な変化を要求する声が高まるかもしれない。
    冬至図のミッドヘブンは牡羊座22度である。ここには、牡羊23度の火星がカルミネートし、ミッドヘブンとタイトなコンジャンクションを形成している。このミッドヘブン、火星には、恒星ベイテン・カイトスがコンジャンクションを形成しているが、ベイテン・カイトスは、まじめ、思慮深さ、厳しく働く人、誠実な人、利己的な人、憂鬱、何事においても遅れが生じやすい、仲間にうそつきがいる、策略、性的幻想、性的問題、自己破壊、ねじれた感情、屈折した気持ち、等の意味を持つ恒星である。これが、2020年の冬至図を支配するイメージであり、それが、牡羊座の火星の、極端なまでの攻撃性や過激さ、急激さに加わるエネルギーでもある。さらに、天頂に輝く赤い星は、職務、官僚、軍隊関連、労働、医療、衛生、食糧問題を示す6ハウス・山羊座の冥王星とタイトなスクエアを形成している。このため、雇用に関する根本的な問題が生じる可能性がある。雇用について、バランスが悪く、極端なまでの変化がもたらされ、取り返しのつかない状況が出現するのかもしれない。あるいは、急性で、急激な広がりを見せ、高熱を発するような病気が、突然蔓延するのかもしれない。これは、人間に限ったことではなく、飼育される動物についても同様である。あるいは、予期せぬ軍事衝突や、医療全般に関する問題、食糧問題が浮上する危険性もある。
     魚座の月は財源、国債、海外経済を示す8ハウスに在泊する。そして魚座の支配星、海王星にコンジャンクションである。これは家族を護るための思いやりと共感の組み合わせでもある。したがって国民皆保険制度についての問題や、家族の経済面での安寧を破壊する怖れのある予期せぬ災厄に対してセーフティネットを構築しようとする動きを示唆する可能性がある。また病院、婦人科医院、介護施設、救急医療施設、そして薬物乱用や依存症に悩む人々のためのカウンセリングサービスなどに注目が集まるかもしれない。また、保険という分野についての信用性の問題が浮上するかもしれない。そして、それらは必ずしも良い方向に向かうとは限らない。なぜなら月はノード軸とTスクエアを形成しているからだ。
     経済という観点から見るなら、これは信じがたいほど拡大する国債の発行に関連しているかもしれない。また、株式市場は、不透明な値動きをくり返すことになるかもしれない。また、海外に対する資金提供が途方もない金額まで拡大することになるのかもしれない。
     魚座の月と海王星による月のノード軸へのTスクエアの問題がある。これは無実の人々の評判を傷つけるような噂やスキャンダルと合致する可能性がある。あるいはまた、何らかの意味での「回復期間」を示唆しているのかもしれない。このTスクエアは、何らかの不始末に起因する問題や不正行為を意味し、著名人や病院、老人ホーム、介護施設、診療所、拘置所や刑務所などの関係者が関与している可能性がある。陽動作戦や非倫理的な慣行と結びついた情報開示の欠如が明るみに出るかもしれない。また同様に、この組み合わせは医療と医薬品の分野における大きな進展、または秘密裡の協約や違法行為の隠匿行為、を示す可能性もある。魚座の月と海王星は、人々に気づかれないように何かをするよう誘惑してくる。だがもしそれが明るみに出れば、当事者にとっては大きな恥となり、またスキャンダラスでさえあるかもしれない。
     海王星と魚座は国の河川や水路にも関連する。湖、河、そして海岸線地帯だ。これは世界の海や大洋における各国海軍の活動とその重要性を際立たせるものだ。

    この時期、留意すべき特定の期間

     太陽の新年、冬至は、12月21日に太陽と水星が山羊座0度コンジャンクションを形成して始まる。これは20年サイクルの木星・土星コンジャンクションが水瓶 座0度起こる8時間前である。つまり宇宙的観点から言えば、新しい時代の始まりは、このタイミングなのでたる。この組み合わせは法律や政府によって為される行為を強調するものだが、実際の出来事というよりも、ある長い期間のスタートを象徴している。そして木星と水瓶座による楽観主義と、水瓶座の土星が支配星の天王星にスクエアであることによる不安、のコンビネーションでもある。2日後の12月23日には火星・冥王星スクエアが成立することから、 もしかするとホリデーシーズンの間に宗教や教育機関、木星、を狙った暴力行為や資産の破壊活動が起こるのかもしれない。実のところ、この期間にガバナンス、管理や運営のあり方と同様に重要事となるのは財政難に陥っているかもしれない教育の未来だ。学校は廃校になるのか。スポーツ、これも木星の領域だが、これはどうなるのか。いったんアスペクトが終わってしまえば教育やスポーツ、旅行などの制限解除がスタートするかもしれないが、本格的に動き始めるには数週間かかるだろう。
     新しい年は、短期間のうちに起きる連続したジオコスミック・サインのシリーズ によって幕を開ける。1月7日〜9日に火星、水星、金星の全てが運行する星座を変えるのだ。惑星が運行する星座を変えるということは、集合体が注意を向ける焦点も変わるということである。金融市場においては、投資家が急に注目し始めるようなセクターにシフトが起きるかもしれない。ポートフォリオ・マネージャー達が保有資産の再構築を進める中で、様々な投資戦略が導入されていくだろう。
     1月13日〜20日は潜在的に、社会不安や教育計画の変更から金融や投資世界に至るまで、多くの領域において非常に破壊的で混乱した期間となる可能性がある。1月18日の木星・天王星スクエアが強調されているが、これは前後9取引日のうちに市場がリバーサルを起こす最強のジオコスミック・サインの一つである。天王星はまた、火星が土星にスクエアを形成する日の翌日、1月14日に方向転換する。これらが示すのは不安定な状況であり、その力学の渦中で舵取りしていくというのは容易なことではない。天王星が強調されていることから、一部の領域で社会的反乱が起きる可能性もある。過激派は変化を要求し注目を必要とする。そのため、抗議活動は手に負えなくなるような激しいものとなるかもしれない。米国大統領就任式が行われる米国東部標準時の1月20日、日本標準時で1月19日、火星は滞留中の天王星とコンジャンクションとなり、その3日後、1月23日には木星にスクエアを形成する。したがって、就任式当日やその前後には「カオスの暴走」が起こる可能性がある。同様に、株式市場にも大きな価格変動が起きるかもしれない。もし株式市場が就任式を中心として10日のうちに上昇していれば、これらのアスペクトが象徴する社会不安に反応して突然、抗う術もなく急落する可能性がある。この流れを止めるには莫大な集合的自制心と、今もなお人知れず鍛造されつつある未来が持つ建設的な側面を見ようとする強い意志が必要だ。特定の集団が満足するようなやり方で生み出す変化に焦点を合わせてはならない。
     不安と動揺が渦巻くようなムードはまだ終わらない。1月24日〜29日、太陽は希望と安定を約束する木星と土星にコンジャンクションとなる。ところがその三つの天体の全てが天王星にスクエアを形成するのである。これはさらなる妨害、混乱、そして変化への要求を意味している。金融市場は過度の興奮に陥りやすいため、値動きは大きく混沌としたものになりやすい。
     1月31日〜2月21日の水星逆行期には、混乱の全てから気持ちを逸らすような含みがあるが、どんな解決策が実行されるのかは誰も知らない。逆行が風の星座で起きることから、非常に頭の良い人々が何を為すべきかについてあれこれと推測するが、それはどれも過去に試されたことのないものだ。つまり実際的というよりは抽象的であり、現実の体験には基づかない「枠にとらわれない発想」と言えよう。それでも約束や合意はなされるが、誰もその結果を予測しているわけではなく、結局は後に変更を余儀なくされるかもしれない。
     水星が逆行に転じた直後の2月1日〜2月7日には太陽が火星にスクエアを形成し、金星が土星にコンジャンクションとなり、天王星にスクエアを形成する。依然として意見の対立は激しいが、希望の光もまた顔を覗かせ始める。金融市場に関しては「金星・土星のハードアスペクトに向けて下落している市場はどれもが反転上昇する候補だ」というルールがある。2月11日までに金星は木星にコンジャンクションとなるが、これは金融市場にとっては心地よく、好ましいコンビネーションとされている。たとえ水星逆行下であっても、何かが合意に達するか、少なくとも楽観主義を基調とした議論が交わされる可能性はある。
     ただ土星もまた2月18日の天王星への初回スクエア形成に近付いており、これが他のより影響力の小さなアスペクト全てを支配する。これは保守主義のフォースと進歩主義のフォースとの戦いであり、法と秩序に対抗する「制度の急進的な変化」との戦いだ。そして革命と転覆の象徴でもある。これは確かに2021年、いや2020年12月中にも世界の多くの地域で目撃されるかもしれない。
     2月21日に水星が順行に戻った後、宇宙嵐は徐々に弱まっていく。この季節のうちで残っている主なアスペクトは、太陽と金星による魚座の海王星へのコンジャンクションである。これは私たちにとって、もう少し肩の力を抜いてリラックスするためには休憩が必要だとでも告げているかのようだ。これは休暇を取るか、または何か特別な社会的行事に参加するにはよい時期で、ロマンスと優しさが強調される時でもある。また、フェスティバルやコンサート、あるいは他の人々を援助する行為がもたらす利点にも光が当たるだろう。全体にとても寛大で慈善的な原動力が巷を覆っている。それは2021年最初の2カ月間とは正反対のムードである。一方、この時期は雨が多く、洪水が起こる可能性もある。だが今のところは、3月になって世界が落ち着くことを期待しよう。そうなれば、私たちは、より調和の取れたレンズを通して人生を見ることが出来る。このアスペクトは平和を望んでいる。戦争など望まないし、暴力を忌み嫌っている。平和を希求する力は、より強くなっている。

    木星と土星、その20年サイクル

     古代の天文学者は天王星、海王星、そして冥王星の存在に気づいていなかった。当時肉眼で見ることが出来た最遠惑星は木星と土星であった。それらが当時知られるうちで太陽系最大の惑星でもあったことから、太陽との位置関係により1年のうちの数カ月間は天上で非常に輝いて見えたことだろう。つまり、木星と土星が在泊する星座とは反対側の対向星座に太陽が在る時、これらの惑星は夜空で最も明るい星だったはずだ。土星よりも地球に近く、より大きな木星の場合は特にそう見えたろう。

     およそ20年ごとに、これら二つの輝ける星はゆっくりと互いに近づいていき、天上で印象的な光の競演を創り上げる。両惑星がコンジャンクションを形成するために出会ったとき、占星術師らは、それが当時の彼らが知る限り最長期の惑星ペア・コンジャンクション、すなわち新しい20年サイクルの始まりだと信じた。

     惑星ペアとしての木星と土星はザ・グレート・クロノクレーターと名づけられた。その名が意味するのは「時間を創造する者」だ。当時の占星術師らは、両惑星が創り出す「時」に重大な意味を与えた。例えば「ベツレヘムの星」は、キリスト教では人類の救世主イエスの誕生を意味するが、これは7世紀に魚座で起きた木星と土星のコンジャンクションだったと推定されている。魚座のシンボルである魚、イエス・キリストのシンボル、はスピリチュアルな事象を支配する。

     2020年12月21日の冬至の翌日、木星と土星は2000年5月28日以来再びコンジャンクションとなる。グレート・クロノクレーターが新たな20年サイクルを冬至のタイミングでスタートするというのは非常に象徴的だ。なぜならコンジャンクションというアスペクトと冬至という事象の両方が、宇宙における重要な周期的ターニングポイントを意味するからだ。コンジャンクションは、関連する2惑星の力学を包含する一つのサイクルが終わり、そしてまた始まる時を指す。冬至は、北半球において最も暗い日だ。その日を過ぎれば昼の時間は長くなっていき、光量が増し、夜が短くなり、闇が減衰する。つまりこれは、2020年12月21日から22日にかけて「終わり」と「始まり」の概念が二重に強調されるということなのだ。

     木星・土星コンジャンクションが起きる星座にもまた大きな重要性が与えられている。2020年12月17日、土星は再び水瓶座入りする。土星による水瓶座へのイングレスが最初に起きるのは2020年3月21日だが、初回は2020年7月2日まで在泊するのみで、その日に山羊座に戻ってさらに5カ月を過ごす。その後順行に戻り、2020年12月17日に水瓶座への境界を越えて2023年3月7日まで在泊する。その水瓶座入りから2日後となる2020年12月19日、木星もまた水瓶座入りし、そのまた3日後の2020年12月22日、水瓶座0°29’で土星とともに20年ぶりのコンジャンクションを形成する。これは1405年1月16日にグレート・クロノクレーターのコンジャンクションが水瓶座で起きて以来、初のことだ。

     現行の木星・土星20年サイクルは2000年5月28日、牡牛座22°43’で始まった。牡牛座は「マネタリーサイン」として知られている。そのためテクノロジー分野のドットコム・バブル崩壊に続き、2000年に世界規模の弱気市場が始まったこともそう不思議ではない。さらに、2000年5月の木星・土星コンジャンクションは、水瓶座の天王星にスクエアを形成していた。天王星も、それが支配する水瓶座も、テクノロジーとコンピュータに関連する。コンピュータやテクノロジー関連の新興企業の多くが倒産した事実が2000年〜2002年の株式市場の崩壊を招いた。

     2000年の木星、土星、天王星間に見られる惑星/星座の関係は重要だ。なぜなら、2020年〜2021年の惑星/星座の関係に非常によく似ているからだ。2000年には木星・土星コンジャンクションが牡牛座で起き、水瓶座の天王星にスクエアを形成した。2020年終盤と2021年、木星と土星は水瓶座(2000年に天王星が在泊していた星座)に在り、再び天王星にスクエアを形成するが、これは現在牡牛座を運行中だ。ここには同じ惑星、同じ星座宮、そして同じタイプのアスペクト(スクエア、ただし2000年の事例ではコンジャンクションからオポジションへと向かう途中のワクシングスクエアだったが、2020年〜2021年の事例はオポジションからコンジャンクションへと向かう途中のウェイニングスクエアである)が含まれている。ただ惑星達が互いに在泊する星座を交換しているだけで他はほぼ同じである。これは世界の財政的安定性、または株式市場に以前と似たような何事かが広がっていく可能性と、そしておそらくは経済におけるテクノロジー分野が、何が生じるにせよ、その主要な原因として再びクローズアップされる可能性を示唆している。

     水瓶座の木星・土星コンジャンクションが牡牛座の天王星にスクエアを形成するという現象は、たとえ牡牛座が経済や財政問題を支配するにしても、人間活動の他の領域に対してより強い影響を及ぼすかもしれない。土星が水瓶座を運行するというだけでも、それは古いもの(土星)と新しいもの(水瓶座)、伝統的な思考(土星)対急進的で実験的な思考(水瓶座)との衝突を意味する。これらの力学は、水瓶座の支配星である天王星が、水瓶座に在泊する土星(水瓶座の副支配星)にウェイニングスクエアを形成することによって、さらに強調される。もし土星を「支配者層」または「政府」と見て、それらが「統制」を維持するために命令を下す存在だとするなら、天王星は「集合体」または「大衆」であり、人々が追い求める自由、独立、そして「個人」であることの価値を意味する。そして双方の衝突が厄介なかたちを取って表出し始める。これはその時点の政府指導者に対する集団的抗議行動や革命にさえつながる可能性を持つコンビネーションだ。膨大な社会不安の高まりのうちに、変化(天王星と水瓶座)を欲する集合体の要求が、統制(土星)を放棄したくない人々の強い抵抗に遭う。そして暴動が起きた国々の指導者達が、あまりに不人気な、あるいは、施行方法が政治腐敗により歪められた、政策や法律の変更を公に認めるか、あるいは
    1)投票によって政権から追放されるか
    2)強制的な力によってその座を追われるか
    いずれかの結果となる。天王星とスクエアを形成する土星はしばしば別離、あるいは職務や義務から離れていく行動を示唆することが多い。

    土星・冥王星コンジャンクションの歴史的概観

     全ての惑星は、太陽の周りをほとんど円に近い軌道に沿って周回している。冥王星を除いては。冥王星の軌道はより楕円状だ。その248年の公転周期のうち、冥王星は平均20年をかけて12の星座を巡っていく。しかし、冥王星の軌道は他の惑星のように円状ではないため、一部の星座、例えば牡羊座や牡牛座で28年を過ごし、天秤座や蠍座など他の星座では最短で11年〜13年の行程となる。

     したがって、土星・冥王星のコンジャンクションはその都度同じ周期性の下に起きるわけではない。土星と冥王星のコンジャンクションが起こるサイクルは、事例ごとに32年 ~37年と変化する。それでも土星・冥王星サイクルはその「フェーズ」(1/4ごとのサイクル)とともに、似たような集合心理や経済的テーマと同期してきたことが見て取れる。

     もし土星と冥王星が32年〜37年ごとにコンジャンクションになるのなら、これが山羊座で起きるのはもっと稀なことになる。実際、これが起きたのは過去2000年のうちたった4回のみだ。正確には、5回あるが、最初が紀元47年であるため、日本では弥生時代であり、歴史の記載がないことによって、参考にはなりにくい。

    1.紀元 549年2月28日〜11月9日  山羊座26°〜28°
    2.783年1月13日  山羊座8°(1月13日は2020と同じ日付であることに注目)
    3.1284年12月20日  山羊座26°
    4.1518年1月3日  山羊座4°
    5.2020年1月13日  山羊座22°

     では「宇宙のサイクルは人間活動のサイクルと相関する」という原理を当てはめて、
    1)現在浮上しているように見えるテーマ
    2)人間活動の似たような領域(経済、政治など)
    で起きる可能性を持つ出来事という括りの下に、過去4回それぞれの時期に現在と共通の要素を見出せるかどうか探ってみよう。

    事例1:紀元549年
     この事例はとりわけ興味深い。なぜならこの年、木星は自ら支配する射手座に在泊しており、海王星も自ら支配する魚座に在泊して互いにスクエアを形成していたからだ。2019年のほとんどの期間もまた、木星は射手座を運行し、魚座の海王星にスクエアを形成してきた。そして土星は2020年1月に冥王星とコンジャンクションの位置にあった。これは東ゴート族の王トーティラがビザンティン帝国からイタリアを取り戻すための軍事行動の一環としてローマを奪回した時期の配置と同じである。その戦闘のさなか、トーティラは糧食や軍事物資の供給を断つためにローマへの道を封鎖した。これにより飢えに苦しんだローマ兵にトーティラは、裏切って城門を開ければ命を助けるし、悪いようにはしないと約束した。命が保証されたと信じたローマ兵は、城門を開けた。だが一旦中に入ると、トーティラは自ら約束したにもかかわらず略奪の限りを尽くし、ローマを殲滅した。これは射手座の木星が魚座の海王星にスクエアを形成する時に見られる典型的な事象の象徴だ。すなわち約束や合意がなされ、その後それは破られる。つまり、セットアップなのである。他者の言葉や約束を無邪気に信じてもあまり良いことはない。そして山羊座の土星・冥王星コンジャンクションは、続いて起きたローマの破壊に象徴的に顕れている。チェックメイト。誰かが勝利し、誰かが負ける。そして負ければ徹底的な敗北となる。ゲームオーバーである。ここで直面する結果は、それまで「そう見えていた」ものとは異なる厳しい現実だ。これが、自ら支配する星座にそれぞれ在泊する木星・海王星のスクエアを追って立ち現れるセットアップの意味なのである。

     私たちは、似たようなセットアップを目撃していただろうか。 約束、とりわけ保護の保証などがなされ、その後に破られ、それによってチェックメイトという結果に至る出来事は起きていただろうか。相手を欺くことで勝者になる者はいただろうか。前述した歴史的エピソードは、非常に似通った宇宙的配列が再び2019年〜 2020年に顕現する下で、過去に起きたことと同じような事象がくり返される可能性を示唆するものだ。

     海王星が自ら支配する魚座を依然として運行中であり、どちらも艦船と公海を支配することから、人間活動におけるそれらの領域もまた山羊座の土星と冥王星に関連する象徴学のコンテクストとして強調される。後者の宇宙コンビネーション、山羊座の土星と冥王星は、「封鎖」「壁」あるいは「要塞」を思い起こさせるものだ。山羊座の土星はまさに「障壁」「壁」そして「境界」と関連している。冥王星は「強制」、そして「圧倒的な力によって自らの意志を他者に押し付ける」ことに関与する可能性を持つ。それは自己のテリトリーから他者をシャットアウトするか、または他者のテリトリーに侵入するために境界を破るか、なのである。

    「壁」そして「封鎖」を支配するのは、山羊座とその支配星である土星だ。米国・メキシコ間の国境に建てられる壁、そして世界の船舶輸送のうち1/3の航路が含まれる点で戦略的重要性を持つ南シナ海の南沙諸島に対し、中国が領有権を主張して領土紛争へと導きつつあるという今日の状況は、果たして549年 ~550年に示現したテーマと似通っている可能性はあるだろうか。これらは皆、2020年に浮上するテーマであり、起きる可能性の高い出来事である。

    事例2:西暦783年1月13日
     この時期に起きた最も注目すべき出来事は、これもまた壁の破壊、要塞の奪取、そして新しい領地の占拠というテーマを含んでおり、それは二つの戦争に顕れている。アラブ =ビザンティン戦争、今日のシリア、イラク、トルコとザクセン戦争だ。前者のケースでは、アラブ =ビザンティン戦争のさなかに結ばれた停戦協定に関連して、再び「虚偽の策略」というエピソードが登場する。その結果はおびただしい数の兵士の死と、指導者達の投獄だった。また後者のケースでは、シャルルマーニュ、後のカール大帝がザクセン戦争、及びイタリアへの再度の軍事侵攻を行っている。そして土星・冥王星コンジャンクションに先立つこと3カ月の728年10月、シャルルマーニュはフェルデンの地で4500人ものザクセン人捕虜を、ペイガニズム、多神教や自然崇拝などキリスト教から見た異教を信奉したかどで残虐に処刑した。これを「フェルデンの虐殺」という。またザクセン人にキリスト教への改宗を強制し、フランク族を入植させてザクセンをフランク王国の一部とした。

     土星・冥王星コンジャンクションに関わるこれら二つの戦争、および前述の事例において、武力衝突と国境の再編によって苦痛を味わった地上の領域には類似性が見られる。すなわちイタリアとローマ帝国、そしてビザンティン帝国とアラブ諸国だ。また両方の事例と時期に「封鎖」行動が見られ、要塞が破壊され、続いて虐殺行為が起こった。そこには明確な勝者と敗者が存在し、敗者は徹底的な敗北を味わっている。

    事例3:1284年12月20日 山羊座26°
     この時期も、今日の惑星位置に関する宇宙的観点から見て、また人間活動に見られる類似性という意味においても、やはり興味深いものがある。1284年〜1285年には木星、土星、冥王星が全て山羊座を運行していたが、2019年終盤から2020年の大半にかけて再び同じことが起きたからだ。実のところ、1284年12月20日には七つの惑星が山羊座に集まり、それに月のノースノードが加わっていた。つまりもう一つのカプリコーン・ステリウムである。太平洋地域における貿易は相当な量であったと見られる。こうした長距離にわたる貿易の潤滑油となったのは銀で、ユーラシア全域において単一通貨の役割を果たしていた。その理由の一つとなったのは、手形や紙幣の使用など、チンギス・カンの時代より以前に中国において導入されていた財政信用の革新的発達だった。その後モンゴル人がこれを採用し改善していくにつれて新しい「信用」の形式が拡がった結果、おびただしい量の銀が通貨システムに流入した。銀の可用性の増大は、やがて金に対する銀の価値が大幅に修正される結果へと導いた。ヨーロッパでは1250年〜1338年にかけて、銀はその価値が半分になった。また硬貨の生産が増加し、以前は物々交換が主だった日本などの新しい地域に貿易の扉が開いた。

     1284年〜1285年はまた、他にも二つの特筆すべき出来事が起きている。もしかしたらもっと多いかもしれない。それは山羊座の土星と冥王星の原理に関連する事象である。まずドイツがノルウェーに対して禁輸措置を発動し、穀物や他の商品など重要な物品の供給を断って広範な飢餓を招いた。二番目に注目すべき出来事は、ヴェネツィア共和国の金貨ドゥカートの鋳造だ。これは、その後600年の間ヨーロッパの標準貨幣となった。では、なぜこれが今日展開する惑星配置のコンテクストにおいて重要なのか。それは冥王星が負債に関連し、それが通貨の価値に影響を与えるからである。現在、米ドルがまもなく国際基軸通貨としての地位を失い、その代わりに金や銀のような有形資産に支えられた世界通貨が出現するかもしれないという憶測が高まっている。また穀物や食品の禁輸という概念は、米国と中国の貿易戦争によって課された関税にも似ている。中国は米国からの大豆購入を断つことで報復し、米国経済の農業セクターに多大な財政的圧力を生み出している。

     1285年にはもう一つ興味を引く出来事が起きている。エドワード1世統治下のイングランドにおいて「ウェストミンスター第二法」が制定されたことだ。これには「ディ・ドニス・コンディショナリブス」と呼ばれる条項が含まれており、領主は彼の相続人以外の他者に土地を売ってはならないとするものだった。この法律は中世イングランドの法において、その基盤をなすものの一つと考えられ、1833年に廃止されるまで続いたという。冥王星は「死」と「財産」に関する問題を支配することから、税金にも関連する。これもまた、今日の米国で税法が様々に取り沙汰されているというコンテクストにおいて重要な象徴性を含んでいる。

     この時期の記録にはエジプトを中心としたマムルーク朝のスルタン、アル・マンスール・カラーウーンが十字軍勢力最後の領土だったアッカーと10年間の休戦協定を締結したこと、そしてその後1290年には協定を破ってアッカーを征服したことが記されている。この時も再び合意や約束がなされ、そして後に破られていた。

     この時期の山羊座における土星・冥王星コンジャンクション期には、中国、イタリア、ビザンティン、そしてドイツの歴史に影響を及ぼした重要な出来事が見て取れる。

    事例4:1518年1月3日 山羊座4°
    最後の事例でも再びドイツの存在が目立つ。このコンジャンクションは1518年1月3日、山羊座4°で起きた。これはマルティン・ルターが1517年の宗教改革に手を着けた時期であり、カトリック教会の力を急激に削ぐという反逆であった。彼の主要なゴールの一つは、罪の贖いを免除されたことの証明である「贖宥状」を売るという、教会の慣行に生じた腐敗を暴露することだった。そしてこれが後にプロテスタント改革の火付け役となる。この出来事には明らかに、山羊座の土星と冥王星に関連する今日の政治情勢との類似点がある。政治工作員、敵対者、政府の指導者及び元指導者に関わる「腐敗」の申し立ては、現在米国や中国を含む多くの国々でスローガンと化している。

    「1518年の舞踏病」が蔓延したストラスブールはその当時は神聖ローマ帝国の一部だったが、現在はドイツとの国境沿いにあるフランスの街だ。死ぬまで踊り続けた人々には何が取り憑いていたのだろう。これが2020年の土星・冥王星コンジャンクションにどう関わるのか、私には確信がない。ただし、2020年の大統領選、または他の国の何らかの選挙の結果に人々が大満足し、何日も、何週間も、いや何カ月もの間、疲労困憊するまで、いやもっと悪い結果になるまで祝い続けるとでもいうなら話は別なのだが。

     さて、この歴史的総括のポイントは、過去の事例に共通するテーマを浮き彫りにし、山羊座の土星と冥王星が以前にコンジャンクションになった時に強調された世界の特定の地域を割り出すことにある。これらの事例で目立ったのは世界の次の領域である。

    1.アラブ諸国
    2.ドイツ
    3.イタリア(ローマ帝国)
    4.中国

     次のようなテーマが際立って今日の世界状況に関連している。

    1.合意と約束がなされ、その後破られる。保護するという約束にもかかわらず、一方が相手側を敗北するように仕向ける
    2.封鎖された領域内の人々にとって生きていくための基本的な物品を断つ行為である貿易制限が適用される
    3.壁や要塞が建てられ、後に破壊されるか侵略される ​
    4.硬貨や紙、不換紙幣、金、銀を含む通貨に改革が行われる ​
    5.腐敗の糾弾が叫ばれ、それを暴く動きと後に防ごうとする両方の動きが起きる
    6.チェックメイト:誰かが勝利し、誰かが手ひどい敗北を喫する

    選挙に絡む木星・土星の研究

    選挙に絡む木星・土星の研究

    米国の大統領選挙は4年ごとに行われる。そして5回目を数えるごとに、20年周期を持つ木星と土星のコンジャンクション・サイクルと密接に同期する。木星・土星コンジャンクションに近接して行われる選挙の全ての事例において、政権外部の候補者が勝つか、あるいは現職が再選された場合に何か奇妙な物事(暗殺など)が起きている。これらの時代を顧みて、2020年について何かが語られているかを見てみよう。

    1800年:トマス・ジェファーソンが現職大統領ジョン・アダムスを破った。

    1820年:現職のジェームズ・モンローが主要な対立候補がいないまま再選された。これは対立候補のない選挙としては 3回目にして最後だった(他の二つの事例ではジョージ・ワシントンが再選されている)。

    1840年:ウィリアム・ヘンリー・ハリソンが現職大統領のマーティン・ヴァン・ビューレンを破った。ハリソンは就任後1カ月で死亡した。この年から木星・土星の下での選挙が始まる。その選挙で選ばれた大統領は、死によって任期を満たすことなく去り、しばしば「テクムセの呪い」または「20年目の大統領の呪い」あるいは「ゼロ年選挙の呪い」と呼ばれた。これは1960年に選出されたジョン・ F・ケネディの代まで続いた。

    1860年:共和党のエイブラハム・リンカーンが民主党の現職大統領ジェームズ・ブキャナンに勝ち、入れ替わりに大統領に就任した。リンカーンは2期目の満了を待たずに暗殺された。

    1880年:共和党のジェームズ・ガーフィールドが現職のラザフォード・ B・ヘイズ(彼も共和党員)の立候補断念によって勝利した。票差はわずか1898票で、一般投票始まって以来の僅差での勝利だった。ガーフィールドは大統領就任後6カ月半で暗殺された。

    1900年:共和党のウィリアム・マッキンリー大統領が民主党のウィリアム・ジェニングス・ブライアンを下して再選された。マッキンリーは2期目に入って6カ月で暗殺された。

    1920年:共和党のウォレン・ハーディングが民主党の現職ウッドロー・ウィルソンに勝った。民主党はウィルソンの3期目への望みを拒絶した。2年後、ハーディングは在職中に死亡した。

    1940年:民主党の現職大統領フランクリン・ D・ルーズベルトが再選され、前代未聞の3期目に就任して伝統を破った。彼は1944年にも出馬し4期目を務めたが、在職中の1945年に死亡した。

    1960年:民主党のジョン・ F・ケネディが勝利し、共和党のホワイトハウス支配が終わった。だがケネディは1963年11月に暗殺された。

    1980年:共和党のロナルド・レーガンが民主党の現職ジミー・カーターを破って大統領に就任した。レーガンは1期目途中で起きた暗殺未遂を生き延びている。

    2000年:共和党のジョージ・ W・ブッシュが民主党のアル・ゴアに勝利し、民主党のホワイトハウス支配を終わらせた。アル・ゴアは一般投票では勝っており、この結果は大いに論議を呼んだ。

    この研究調査は木星・土星コンジャンクションに近接して11回の米国大統領選が行われたことを示している。11回の選挙のうち8回において、現職、または現職が属する政党の候補者が再選されなかった。勝利政党は7回の事例で入れ替わっており、1回は現職が立候補を辞している。7回の事例で現職大統領は再び立候補することが出来たが、再び勝つことが出来たのは3回だけだ。そして全11回の事例のうち7回において、選出された大統領は生きて彼の任期を終えることが出来なかった。

    この研究を補助するものとして、木星・土星コンジャンクションが起きるエレメントが変わる時期に注目するのも良い。それは2020年にも起きるからだ。前に示した事例では、次の5回にそれが起きている。

    1802年(1800年大統領選)地サイン(乙女座)現職が敗北
    1821年(1820年大統領選)火サインに戻る(牡羊座)現職が不戦勝利
    1842年(1840年大統領選)地サインに戻る(山羊座)現職が敗北
    1980年(1980年大統領選)風サイン(天秤座)現職が敗北
    2000年(2000年大統領選)地サインに戻る(牡牛座)現職の政党が敗北
    2020年(2020年大統領選)風サインに戻る(水瓶座)

    木星・土星コンジャンクションがエレメントを変えた5回の事例のうち、4回で現職、または現職の所属政党が敗北した。勝者は挑戦者側の政党だった。これが起きなかった1回の事例は、対立候補が存在しなかった。

    これらの情報は、ドナルド・トランプが敗北するか、あるいは勝った場合も任期を終えることが出来ない可能性を示している。いずれにせよ、選出された大統領の任期が終わる前に何か奇妙な物事、そしてこれまでに前例を見ないような物事が選挙に関連して、彼の人生に起こるということだ。

    2020年の水星逆行期 その3 2020年10月1日4から2020年11月4日まで

    2020年には3回の水星逆行期がある。2月17日から、3月10日まで(魚座12度53分から水瓶座28度12分まで)、6月18日から7月12日まで(蟹座14度45分から蟹座5度29分まで)、10月14日から11月4日まで(蠍座11度40分から天秤座25度53分まで)、である。2020年の水星逆行は、すべて、水サインから始まり、2回目を除いて、風サインで終わる。これは、コミュニケーションを推進する力学が、感情に大きく影響を受ける敏感な性質から、より知的な傾向を帯びた性質へとシフトしていくことを意味している。理解力と、客観的な分析力が重要視されるようになり、問題の解決には型破りな方法がもてはやされることになる。ここで生じる困難は、ひとびとが、独創的で斬新なものごとを試みようとするのだが、それが、過去に一度も試みられたことがないということかもしれない。その口実は、我々は何かをしなくてはならない、強烈な感情によってものごとが動かされているいま、より知性的で、感情を排した決定ができるように学ぶ必要がある、ということになる。これは、水星が、風サインで完全に逆行することになる2021年には、より顕著なものになるだろう。2020年終盤から、2021年を通じて、木星と土星が、風サインである水瓶座にサインイングレスすることによって、一段と強化されることになる。

    水サインにおいて、水星はせっぱ詰まった感情的な視点からものごとを見るようにひとびとを動かし、世界中の恵まれないひとびとや苦難の中にあるひとびとに対して、共感を抱くようにと促す。理解、思いやり、自己犠牲への情緒的な訴えかけは、ここしばらく、コミュニケーションにおけるテーマとなっているが、この流れは2020年も続くことになる。そして、選挙戦略において、あなたが他の誰かに投票するとして、そのことによってあなたがこうむる苦痛を想像してみてください、あなたは苦しみたいのですか、それとも、彼・彼女のリーダーシップのもとで他の誰かを苦しめたいのですか、と語られるだろう。これは、感情的な懇願であり、事実を見て、解決のために可能なアイディアを検討するという話ではない。水のエレメントは、ひとびとに、何か新しく、これまでとは違うものごとを試すのはあまりにもリスキーで、ひどい結果がもたらされるだろう、と思わせる。何か新しく、これまでとは違うものごとを試すことは、水サインにとっては、あまりにも過激なことなのだ。

    水星逆行期、とりわけ、そのスタート時には、金融市場、商品相場が、往々にして不透明な動きを見せることになる。水星逆行期には、経済データが示す動向と、政府の声明が矛盾することは珍しいことではない。ある経済データ、あるいは、政治的な決定が強気を示す一方で、他の発表は弱気を示すということは、よくある。

    水星逆行の初期には、通常、短期間に急激な価格の上下動が起こるため、急騰急落による往復の売買で損失を受けやすい。水星逆行の中期までに、相場反転の動きが見られず、トレンドが明確にならないままであれば、相場から手を引くことも考慮しなくてはならない。

    水星逆行期には、あらゆる金融市場、商品相場について、テクニカル上の通説や、パターン分析が無効となりやすい。相場は、高値、底値の明確な指標にもなり得ないか、あるいは、一時的な、突き抜けた高値、底値を、頻繁に示すかになる。突き抜ける場合は、急激ではあっても、長く続くことはない。利益は素早く手にする必要があり、目標の価格に到達していないから、あるいは、通常のパターンが展開していないからと、待ち続けることは、意味がない。自分にとって有利な状況が失速し始めたなら、即座に撤退すべきである。特定方向への値動きは、1日から4日で終了し、転換する傾向にある。

    水星逆行は、人生の領域にも影響する。この期間に、合意や協定をまとめることは避けるべきである。この時期、人々は、頻繁に考えを変える。ビジネスでは、突然のキャンセルなど珍しいことではない。通信回線の混乱、交通機関の混乱、電話やコンピュータの故障、SNSのバグ等も、多発する。すべてのコミュニケーションに配慮しなくてはならない。自分が、今、何を言っていて、そのことばが本当は、何を意味しているのかということについて、注意を払う必要がある。指示は明確に伝えるべきで、こちらに伝達のミスがあるかもしれないし、指示された側がきちんと実行しないというミスがあるかもしれない。自分が伝えたことと、他者が聞き取ったことの一致を確認するために、指示した側は、すべてを指示された側に復唱させる必要がある。

    好ましい面を見るならば、水星が逆行を開始する日の前後4日間は、素晴らしいインスピレーションを、多く得られることになる。触発される頻度が高まり、いつもより、勘が鋭くなるだろう。

    2020年秋分図における、恒星とのコンジャンクション一覧

    すべての恒星とのコンジャンクション一覧表(2020年秋分図-ネイタルチャート)

    (オーブは3度を使用しています。)

    ・ 太陽 ・・・・・・ 0秤 0
    ◆(62)アル-カイド AL-KAID η-UMa(大熊座) 1.86等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 27乙10 ( + 49゚18' )
    (+)創造性、仕事での昇進、高い地位、政界での高い地位、権力志向、敵への勝利、幸運。
    (-)災難、災害、狂信主義、病気、無慈悲さ、感情の乱れ。
    ◆(63)アララフ ALARAPHβ-Vir(乙女座) 3.61等星 オーブ1゚30'
    2020年の位置 : 27乙25 ( + 1゚45' )
    (+)強い性格、自己破壊、大胆さ、忍耐強さ、他人からの援助、完全さ。
    (-)闘争的性格、多くの問題。
    ◆(64)マーカブ MARKEB κ-Vel(帆座) 2.50等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 29乙 9 ( - 55゚ 0' )
    (+)着実さ。
    (-)容易に知識を獲得する能力(ただし、その大部分は役に立たない)、多くの旅行、思いがけない時に批判を浴びる。

    ・ 水星 ・・・・・・ 24秤15
    ◆(71)スピカ SPICA α―Vir(乙女座) 0.98等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 24秤 5 ( - 11゚ 9' )
    (+)大きな名誉、よき審美眼、幸運、宗教上の昇進、よき判断力、思いがけない名誉、富、議論を尽くした決定、社会性。
    (-)なし。
    ◆(72)アークトゥルス ARCTURUS α-Boo(牛飼座) -0.04等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 24秤30 ( + 19゚10' )
    (+)美術工芸(ファインアート)での成功、仕事での成功、多くの幸運、高い名誉、高い官職。
    (-)心配性、感情の乱れ。

    ・ 金星 ・・・・・・ 18獅 7
    ◆(48)ドゥベDUBHE α-Uma(大熊座) 1.79等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 15獅21 ( + 61゚44' )
    (+)自信、大胆さ、冒険的な性質、忍耐力、理想主義。
    (-)横柄さ、疑い深さ、貪欲さ、不安、人から信用されない傾向。
    ◆(49)メラク MERAK β―UMa(大熊座) 2.37等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 19獅36 ( + 56゚22' )
    (+)権力志向、創造的能力、決断力。独裁的になるが、同時に人を引き付ける磁力的魅力がある。理想をうんぬんするのではなく、与えられた状況にうまく乗っていく能力。
    (-)自分が作りあげたものを自ら破壊する。また、嘘つきの傾向。
    ◆(50)アルゲヌビ ALGENUBI ε-Leo(獅子座) 2.98等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 20獅56 ( + 23゚46' )
    (+)大胆さ、強烈な自己表現の力。
    (-)大げさ、残酷さ、破壊的な性質。

    ・ 火星 ・・・・・・ 26羊59
    ◆(5)クリアット・ヌニ KULIAT NUNI(Alpherg) η-Pis(魚座) 3.62等星 オーブ1゚30'
    2020年の位置 : 27羊 3 ( + 15゚20' )
    (+)決断力、安定性。多くの課題があるが最終的に成功を得る。名誉、昇進、たゆまない戦い、粘り強さ、不動の境地。
    (-)なし。
    ◆(6)アンドロメダ大星雲 GREAT NEBULA M31銀河(アンドロメダ座) 4.4等星 オーブ1゚
    2020年の位置 : 28羊 2 ( + 41゚15' )
    (+)何かに卓越するためのやる気、成功するためのやる気を与える。
    (-)暴力、情熱、健康上の問題(目、耳)。変わりやすい気分。

    ・ 木星 ・・・・・・ 17山33
    ◆(103)ヴェガ WEGA α-Lyr(琴座) 0.03等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 15山45 ( + 38゚47' )
    (+)指導力、社会的認知、理想主義、有望さ、重大な役回りを演じる。
    (-)はかない名誉、不鮮明さ。
    ◆(104)デネブ DENEB ζ-Aql(鷲座) 2.99等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 20山 7 ( + 13゚51' )
    (+)命令する能力、寛大さ、成功。
    (-)なし。

    ・ 土星 ・・・・・・ 25山22
    なし

    ・ 天王星 ・・・・・・ 10牛 7
    ◆(10)ハマル HAMAL α-Ari(牡羊座) 2.00等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 7牛54 ( + 23゚27' )
    (+)なし。
    (-)あせり、成功したいというあせり、やり過ぎること。暴力、野獣のような残忍さ、狡さ、好みの誤解、恋愛上のトラブル、悪徳。
    ◆(11)シェディル SCHEDIR α-Cas(カシオペア座) 2.23等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 7牛58 ( + 56゚32' )
    (+)上機嫌、上司からの引き立てによる名声、神秘主義への傾倒、一見シビアであるが実際は良い人生。
    (-)恋愛での悲しみ、悪霊パワー。

    ・ 海王星 ・・・・・・ 19魚16
    なし

    ・ 冥王星 ・・・・・・ 22山34
    ◆(104)デネブ DENEB ζ-Aql(鷲座) 2.99等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 20山 7 ( + 13゚51' )
    (+)命令する能力、寛大さ、成功。
    (-)なし。

    ・ 月 ・・・・・・ 10射39
    ◆(85)ハーンHAN ζ-Oph(蛇遣座) 2.56等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 9射30 ( - 10゚34' )
    (+)名声、高い昇進、富、名誉。
    (-)問題を自分から引き起こす傾向、ずうずうしさ、不名誉。
    ◆(86)アンタレス ANTARES α-Sco(蠍座) 0.9等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 10射 0 ( - 26゚25' )
    (+)鋭い精神、勇気、寛容さ、広い視野。
    (-)事態の急転、突発事故、思いがけない出来事、事故、自己破壊的傾向、感情の乱れ。
    ◆(87)ラスタバン RASTABAN (Al-waid) β-Dra(竜座) 2.79等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 12射35 ( + 52゚18' )
    (+)富、名誉、脚光を浴びる、高い地位への昇進。
    (-)損失、感情の乱れ、不名誉。

    ・ ノード ・・・・・・ 23双56
    ◆(23)ベラトリックス BELLATRIX γ―Ori(オリオン座) 1.64等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 21双13 ( + 6゚20' )
    (+)競争相手に勝利、偉大な権威、あふれる野心、無謀さ、旺盛な活力、強情さ、変わりやすさ。
    (-)権力志向、急激な損失、不名誉、混乱。
    ◆(24)カペラ CAPALLA α-Aur(御者座) 0.08等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 22双 4 ( + 45゚59' )
    (+)旺盛な活力、旺盛な野心、意志の強さ、信頼できる人、融通のきく人、名誉、利得、富。
    (-)浪費家、嫉妬深さ、多くの問題。
    ◆(25)ファクト Phact α-Col(はと座) 2.64等星 オーブ1゚
    2020年の位置 : 22双34 ( - 34゚ 4' )
    (+)恩恵、希望、幸運。
    (-)なし。
    ◆(26)ミンタカ MINTAKA δ-Ori(オリオン座) 2.23等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 22双39 ( - 0゚17' )
    (+)幸運、荘厳さ、名誉、昇進。
    (-)なし。
    ◆(27)ナート NATH β-Tau(牡牛座) 1.65等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 22双49 ( + 28゚36' )
    (+)旺盛な野心。
    (-)頑固さ、強情さ、きまぐれ。
    ◆(29)アル-ニーラム AL-NILAM ε-Ori(オリオン座) 1.70等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 23双45 ( - -1゚12' )
    (+)名誉、名声、富、粘り強さ、学究的な性質。
    (-)厚顔無恥、恋愛におけるトラブル。猪突猛進の傾向、天性の職人。
    ◆(30)アル-ヘッカ AL-HECKA ζ-Tau(牡牛座) 3.00等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 25双 2 ( + 21゚ 8' )
    (+)指導力、昇進、高い名誉、富、名声。
    (-)権力志向、猜疑心、疑わしい仲間への依存、不快な習慣に染まる。

    ・ ASC ・・・・・・ 2蟹 2
    ◆(33)メンカリニン MENKALININ β-Aur(御車座) 1.90等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 0蟹 7 ( + 44゚56' )
    (+)旺盛な活力。
    (-)好戦的性格、破壊的傾向、非常に頑固、強情。
    註 否定的な要素の多い出生チャート中でこの恒星にアスペクトがあると、この恒星は感情の乱れ、破壊的な行動、不名誉を創り出します。逆に、出生チャートがよいときに、この恒星にアスペクトがあると、それなりの成功をもたらします。この星の影響はアルヘカ、ポラリス、ベテルギウスによってカバーされます。

    ・ M.C ・・・・・・ 12魚46
    ◆(119)アクガーナー(アケルナル) ACGERNAR α-Eri(エリダヌス座) 0.46等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 15魚30 ( - 57゚14' )
    (+)哲学的精神、宗教的な傾向、忍耐力、勤勉さ、名誉、社会的な栄達、事業の成功。
    (-)なし。

    2020年の季節的テーマ 秋 2020年9月22日から2020年12月21日まで

    東京における2020年の秋分は、日本標準時2020年9月 22日22時 30分に成立する。ここでも再び蟹座がアセンダントサインである。蟹座の支配星である月は、6ハウス射手座にあり、太陽は4ハウスに入る。一般大衆の関心や世論は、職務、官僚、軍隊関連、労働、医療、衛生、食糧問題に向かいやすく、秋分図のテーマは、地殻、気候、国土、野党、治安、災害、歴史的な遺産に具体化されることになる。4ハウスは、蟹座の定位でもあるため、蟹座的、4ハウス的な傾向は極めて強いものとなるはずだ。蟹座は、情熱的で心情的な行動を始め、感情的な温かさや安心感を与え、受け取りたい欲求を、私たちにもたらす。4ハウスは、基盤の確立、個人の統合、家、土台、保護された安全な環境、家族、伝統、ルーツ、生まれつきの地位、バックグラウンド、感情的安心と全体性の源泉、私的な自己、内向性、親、土地、不動産、私生活、人生の終わり近くの状況、生活状態や環境、人生の最後、潜在意識、心理的基盤、親密な結びつきについてのカテゴリーである。これらの要素が、秋分図が支配する期間、過度に感情的に語られることになる。

    水星もまた、4ハウスに在泊している。この時点での情報は極めて煽動的なものになるかもしれない。何故なら水星が 10ハウスに在泊する火星にオポジションを形成しているからだ。10ハウスは、与党、政府、権力者を示唆するため、それが何らかの形で関連する可能性がある。これら二つの領域が絡む時、指導者の決定は誤った方向に導かれるか間違っている可能性が高い。真実が明らかになり次第、修正が必要になりそうだ。また、水星と火星の両方がカプリコーン・ステリウムにTスクエアを形成しているため、何らかの形でニュースやメディアに対する検閲が行われ、それが大衆の怒りに火をつけるかもしれない。あるいは、報道するにあたってメディア自体が大衆を混乱させる強力で偏向した態度を取っている可能性もある。いずれにしても、社会的良識と互いに対する尊重の精神が必要な時である。日本では、新しい菅内閣と、新しい合流新党の政治的な折衝の場面において、アメリカ合衆国では大統領候補者同士の討論においてそれが必須になるだろう。これは非常に厄介かつ攻撃的で、侮辱するような言動を煽りがちなコンビネーションである。互いの主張や申し立ては、言い過ぎややり過ぎの域をはるかに超えているかもしれない。また、調査とその結論にしても、非常に疑わしい。ファクト・チェッカーは何が真実で何がそうでないか、そして誰が、何が情報のソースかを把握しようとして盛んに実地調査を行うだろう。アメリカ合衆国では、再び選挙への干渉が申し立てられる可能性は非常に高く、秋分図を見ても、その申し立てが間違っていると示唆する要素は何もない。水星は情報、データ、そして集計や計数に関連する物事にまつわる論理である。この時期に集計された数字はつじつまが合わないかもしれない。

    あるいは、4ハウスの支配星である水星と、火星のオポジションは、激しい気候現象や災害を意味しているのかもしれない。

    この秋は、皆が注意深くしていないと、まるでシェイクスピア悲劇の一幕のように展開するかもしれない。心地よく終わった夏を後にして、逆行の火星がカプリコーン・ステリウムへの困難なスクエアに戻ると同時に、9月 29日 から10月 4日には土星と冥王星が順行に転じる。米国大統領選の様相は激化し、すこぶる戦闘的になるだろう。このまるで内戦でもあるかのような雰囲気は、なにも米国に限ったことではない。他の歴史的因縁のある敵が関与している可能性があり、今や攻撃的な行動に拍車をかけるべく感情をたぎらせている。

    ある人物たちには、米国を、まさに大統領選の重要な時点で軍事的決定へと引き込む狙いがあるのかもしれない。軍事的観点からすると、これらのアスペクトは非常に戦略的なものであり、嫌いな人物、または憎い国家を圧倒、または征服するような設定である。冷酷な敵が世界の舞台の最前線に立ちはだかり、何世紀にも及ぶ敵対行為が臆面もなく表面に出される可能性がある。このようなタイミングで世界の紛争に巻き込まれるリスクは何だろう。これは山羊座で土星が順行に転じ、牡羊座の火星と正確なアスペクトを形成する時に象徴される物事、あるいは、少なくともその一つである。またこれは、この時点のアメリカ合衆国における大統領選討論会での戦闘の一種を物語るものかもしれない。だが、これらのエネルギーを語る時、挑戦的とか対立的という言い回しではおそらく控え目に過ぎるだろう。

    この期間の中盤に、10月14日から11月4日までの期間、水星が蠍座で逆行を開始し、牡牛座の天王星にオポジションを形成する。これは二つのシナリオが実現する可能性を後押ししそうだ。まず第一のシナリオは、この水星が蠍座から天王星にオポジションを形成することから、隠蔽されていたか、あるいは調査資料のような性質を持つ情報の拡散を示唆するという筋立てだ。さらに、この情報は電撃的で、ショックや騒乱を引き起こす可能性がある。だが水星逆行という点から第二のシナリオを考慮すると、情報が出たとしてそれが正確で信頼性があり、完全な文脈と背景を備えたものとして提示されたのかという疑問が生じる。もしそうではなく、それが誰かに危害を加えることを目的とする場合、実際の結果は意図とは正反対になる。特に水星と火星が逆行していればそうなる可能性は高い。攻撃者は後に敗者となり、損傷を被ることになる。これは大衆の支持が意図的に害され犠牲者にされたほうに向けられるからだ。これを回避する方法はただ一つ、関係する全ての人々が真実を尊び、その明白な重要性を何らかの形で歪めたりせずに実際の文脈に沿って情報を開示することだ。

    この期間は全体に、金融市場、とりわけ株式市場及び債券市場の動きがワイルドになるかもしれない。実際、株式市場のボラティリティは8月から10月末にかけて高まりそうだ。 2008年に経験したような大規模な急落が起きる可能性がある。米国では、一方、または両方の大統領候補者が金融ビジネスや銀行業の利益にとって脅威となる発言をすることで、投資コミュニティに多大な不安感を与えるのかもしれない。人々は変化と説明責任を求め、その要求の矛先を政界にもビジネス界にも鋭く向けている。

    米国選挙の投票日は11月 3日で、まさにその日、アメリカ合衆国では水星が逆行運動を終えて順行に転じる。このシグナル一つとっても、最後の最後で選挙人の気が変わり、それまでの決断を覆すような流れを示唆し得る。だから結果予測に使われる世論調査は再び間違っているかもしれない。11月 1日に太陽が予測不可能な天王星にオポジションを形成するという事実は、 アメリカ合衆国での11月 3日の選挙の直前に気持ちが変化するという傾向を読み解く鍵かもしれない。天王星とのこのようなハードアスペクトは心の動揺を意味するからである。

    選挙が終わってからの2週間もまた、宇宙的観点から見て注目に値する。11月10日から 20日、天秤座の金星が牡羊座の火星、そして山羊座の3惑星、カプリコーン・ステリウムにTスクエアを形成するからだ。これと同時期に、木星と冥王星の3回目にして最後のコンジャンクションが起き、火星が順行に転じる。金融市場は非常に不安定になるかもしれない。このパターンは、この時期に譲歩や許容精神、合意などはありそうにないことを示唆している。世界の中央銀行は、彼らの金融政策を突如として再調整する可能性がある。多くの企業が他社との合併を決断するか、または以前発表した合併計画をキャンセルするかもしれない。また、国際基軸通貨としての米ドルをその地位から外そうとする新たな取り組みが実行される可能性もある。一方、大規模で野心的な改革プロジェクトが進行するか、あるいは少なくとも計画がスタートする可能性がある。新しい時代が始まろうとしている。それは、古きを打ち捨て、新しきを得る、というスローガンの精神だ。ただし、初めのうちは、古きを打ち捨てる、ほうにより強く焦点が当てられるかもしれない。

    11月28日から12月1日、海王星が方向転換すると共に、月食が起きる。これは天候が荒れ模様になる時期で、強風、停電、洪水などに注意が必要だ。集合体の雰囲気は、これから何が起きるかについての不確実性や混乱、混濁といった状態かもしれない。

    しかし、本当の宇宙ドラマは12月15日21日、日食が起こり、その後に木星と土星が水瓶座 0度にイングレスして互いにコンジャンクトし、そしてこれら全てが冬至近くで起きることから生まれてくる。それは、20年、200年、そして800年からなる時代の終焉だ。もちろんそれは、すぐに明らかにはならないだろう。何か新しいものが実際に根を下ろしたことを人々が本当に信じるまでには、おそらくあと4年から6年はかかるかもしれない。だが、この2020年12月中盤という時期には、物事がもうけっして以前とは同じではないという認識が高まってくるはずだ。多くの人々にとって、それはさらに深まる混迷の原因となりそうだ。しかし、他の人々にとっては、それは祝うべき要因となるだろう。

    振り返ってみれば、人々は2020年を顧みて、いったい何が本当に起きたのかを冷静に評価し、それが他人事ではなく、もう二度と再び物事をあんなに常軌を逸した状態にはしないという深い関与と責任を個々に認識するべき年として受け止めるかもしれない。2020年は非常に深刻な年であり、多くの不安や懸念に満ちた年だった。だがそれでも多くの人々は、もっと実際的で現実的な精神を持った人々が世界のリーダーシップの地位に昇ることを期待している。

    しかし、これまでとは根本的に異なる何らかの方法が試されない限り、政治家や活動家は人々の恐怖心を利用して恐ろしい未来のイメージを描いて見せ、操縦しようとするだろう。おそらくこれから、そして今後数年間にわたって、様々な抵抗が起きてくる。指導者が人々を虐げ、その不当な支配権の放棄を拒絶する世界の一部地域では、さらなる抵抗や反乱が起きるかもしれない。しかし、もし今、指導者としての役割を務める者達が自ら口にした約束を守るなら、世界中で、より永続的な平和とより良識的な言説に繋がる新しい基盤が今後10年で形になり始めるだろう。つまるところ、それは水瓶座の土星と木星の時代であり、水瓶座は人類、平等、そして、生命、自由選択、幸福、を追求する自由を支配する星座である。依然として希望はある。そして、変化は続く。

    2020年の火星逆行期 2020年9月10日から2020年11月14日まで

    2020年の火星逆行期は、9月10日から11月14日までの1回で、牡羊度28度8分から始まり、牡羊座15度13分で終わる。
    西洋占星術において、火星は、自主独立と行動を象徴している。それは、何か新しいことを始めたり、先駆者となって道を切り拓いていきたいという衝動を体現する。本質的に、行動志向的であって、精神志向的ではない。そのため、性急で、直情的なふるまいがついてまわることになる。最悪の場合、攻撃的で、論争好きであり、最善の場合、積極的で、勇気ある態度として表現される。
    惑星が逆行に転じるとき、惑星の原理が表面化する。しかし、この場合、その原理は、通常、それまでの勢いにもとづいて予測されるものごとの筋道には従わない。ある方向への推進力が存在するところでは、ものごとは、突然ストップするか、動きが反転するかになりがちである。したがって、この時期の前後に始まった活動は、停止し、後退するかもしれない。あるいは、ものごとが始まった後になって、疑念や後悔が頭をもたげ、もう一度初めからやり直したいという願望が生じるかもしれない。一般的には、火星逆行期は、何か新規のものごと、例えば、仕事等のスタートには、よい時期ではない。また、喧嘩や論争を始めるのにもよくないタイミングである。たいていの場合、攻撃を仕掛けた側が負けることになるからである。当然のことながら、戦争を始めたり、他国への軍事行動を開始するのにも最適な時期ではない。2020年の火星逆行は、とりわけ、攻撃的で、好戦的な雰囲気をもたらすだろう。それは、火星が支配する牡羊座で起こり、木星、土星、冥王星の山羊座のステリウムと、カーディナルサインでのスクエアを形成しているからである。このコンビネーションは、莫大な怒りと、嫉妬心とに合致する危険性があり、エネルギーの流れは、相討ちとなるような行動へと向かう。エゴやプライドが傷つきやすくなり、自分の名誉を守るために何か行動を興さなくてはならないといった強迫観念へと導かれやすい時期である。しかしながら、こうした状況で、どのような行動を起こしたとしても、通常は、目論見とは正反対の結果に終わることになる。評判は、高まるどころか失墜するだろう。自制心の欠如が露呈し、一時的には狂気に陥ったようにさえ見える。ポジティブな側面を見るなら、牡羊座の火星は、何か活力と興奮をともなうプロジェクトをスタートさせるには適している。エネルギーもモチベーションも高くなるのだから。しかしながら、土星・冥王星とのスクエアは、あまりにも闘争的で好戦的である。そのため、成功するか否かは、戦いへの衝動を抑え、拳を振り上げる代わりに、そのエネルギーを何か建設的な方向に使うことができるかどうかにかかっている。
    火星は、また、手術も支配している。可能であるならば、火星逆行期に外科手術を受けるのは避けたほうがよい。火星は、行動的で、肉体的な性質を持つために、不注意による事故が原因となる怪我や、過剰なエクササイズや運動による筋肉(火星)の損傷や骨折、あるいは、それよりもひどい状況に対する注意を要する。スポーツの世界では、有名なアスリートたちの怪我の増加が注目されるかもしれない。これは、2018年に顕著に見られた現象である。火星が逆行するのは、水瓶座、つまり、腓腹筋、ふくらはぎであり、そのとき、山羊座、つまり、膝に、在泊する土星、つまり骨と、非常に近接しているからである。火星と土星が互いに近接しているという状態は、ひとびとが、疲労困憊するまでに、過剰にエネルギーを使う、無理しすぎる、時期を示唆しており、疲労困憊からの怪我につながりやすい。その一方で、火星がこれほど突出する時期には、ほとんど超人的とも言えるような妙技が見られる可能性もある。規律の下によく訓練され、適切なペース配分を行ったひとびとによって、運動競技や他の競技、あるいは、冒険の分野におけるこれまでの記録が更新されるかもしれない。
    また、この期間は、調査、研究活動、修理修繕関連の仕事にもよい時期である。研究を志すひとびとにとっては、発見の時となりうる。また、機械技術系のひとびと、あるいは、その分野の仕事をしているひとびとにとっては、受注が大きく増える可能性がある。この期間は、あらゆる機械類や技術システムが、ところかまわず壊れ放題に壊れるように見えるかもしれない。この時期に向けて、手持ちの機械類の修繕を必要としているなら、先延ばしにせず、早め終えておくほうが賢明である。さもなければ、問題がエスカレートして、非常に高いものにつくかもしれない。
    金融市場においては、火星逆行期は、突然のトレンドの転換と相関する可能性がある。一部のマーケットは、この時期のかなりの期間、トレンドに逆行する動きを見せるかもしれない。あるときは、それが金相場に見られ、またあるときは、通貨市場で起こり、穀物相場でも起こるかもしれない。順行日前後の11取引日以内で、マーケットの天井、あるいは、底との相関性が見られ、その時点から強力な反転が起こる。
    この時期は、二つの理由から注目に値する火星逆行期となる。ひとつは、それが、牡羊座で起こり、木星、土星、冥王星からなる山羊座のステリウムにスクエアを形成すること。これは、各国のリーダーが互いに脅し合ったり、突然、テロ行為が起こって、ひとびとの生命が脅威にさらされたりすることを示唆している。もうひとつは、気象と照らし合わせるとき、この組み合わせが、異常な暑さ、あるいは、寒さと同期する恐れがあることである。
    火星逆行期について、警告すべきことがあるとすれば、それは、気をつけろのひとことに尽きる。この時期は、事故や暴力沙汰の潜在的な危険性が飛躍的に高くなる。これらは、主に短気さや不注意、あせりからのはやった行動や発作的な激怒、フラストレーション、烈しい怒りの感情等がその原因となるが、これらは、特に、職場やスポーツの現場で起こりやすい。あなたが、暴力沙汰の経歴や傾向を持つ人物をこの時期に解雇する必要が生じた場合、極力、用心して対応する必要がある。

    2020年夏至図における、恒星とのコンジャンクション一覧

    すべての恒星とのコンジャンクション一覧表(2020年夏至図)
    (オーブは3度を使用しています。 )
    ・ 太陽 ・・・・・・ 0蟹 0
    ◆(31)ポラリス POLARIS α-Umi(小熊座) 2.2等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 28双35 ( + 89゚16' )
    (+)註参照。
    (-)多くの問題、病気、失恋、家庭内の損失、その他の損失。
    註 この恒星は、前記のような悪い影響を与える一方で、成功するために絶えず努力させ、必ず利益を得させます。ただし、それが社会的に認められるのは、ずっと後になります。
    悪い影響だけが出るなら、この人は恥知らずで、反抗的な性格になるかもしれないし、自分では気付かない病気や悲劇に巻き込まれるかもしれません。
    ◆(32)ベテルギウス BETELGUESSE α-Ori(オリオン座) 0.4等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 29双 2 ( + 7゚24' )
    (+)栄誉、利得、富。
    (-)頑固さ、好戦的態度、無謀さ、旺盛な活力、気まぐれ。
    ◆(33)メンカリニン MENKALININ β-Aur(御車座) 1.90等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 0蟹 7 ( + 44゚56' )
    (+)旺盛な活力。
    (-)好戦的性格、破壊的傾向、非常に頑固、強情。
    註 否定的な要素の多い出生チャート中でこの恒星にアスペクトがあると、この恒星は感情の乱れ、破壊的な行動、不名誉を創り出します。逆に、出生チャートがよいときに、この恒星にアスペクトがあると、それなりの成功をもたらします。この星の影響はアルヘカ、ポラリス、ベテルギウスによってカバーされます。
    ・ 水星 ・・・・・・ 14蟹29
    ◆(37)シリウス SIRIUS α-Cma(大犬座) -1.46等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 14蟹24 ( - 16゚43' )
    (+)旺盛な野心、力の行使を楽しむ傾向、壮大なヴィジョン、遠大な計画。ビジネスにおける繁栄、名誉、富、名声。友人や年長者からの好意と援助。
    (-)なし。
    註 文章、スピーチ、演説は名誉をもたらす。悪い場合には、問題の多い行動をし、罰を受けることがあります。
    ◆(38)カノーパス CANOPUS α-Car(竜骨座) -.72等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 15蟹36 ( - 52゚41' )
    (+)名声(良い名声か、悪評かはわからない)、軍での昇進・抜擢、高位に就く。
    (-)家庭内または家族問題。
    ・ 金星 ・・・・・・ 5双42
    ◆(19)ヒアデス HYADESγ-Tau(牡牛座) 3.65等星 オーブ1゚30'
    2020年の位置 : 6双 3 ( + 15゚37' )
    (+)富、昇進。
    (-)スキャンダラスな行動、傷、裁判沙汰、暴力、態度の豹変、事態の急変、放逸な発言や文章表現。
    ・ 火星 ・・・・・・ 25魚35
    ◆(120)マーカブ MARKAB α-Peg(ペガサス座) 2.49等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 23魚44 ( + 15゚12' )
    (+)幸運、富、大きな名誉。
    (-)志が認識されない、不遇の境地、不運、不名誉、自己の崩壊、感情の乱れ。
    ・ 木星 ・・・・・・ 25山10
    なし
    ・ 土星 ・・・・・・ 0瓶42
    ◆(106)アルビレオ ALBIREO β-Cyg(白鳥座) 3.08等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 1瓶36 ( + 27゚57' )
    (+)柔和さ、人に好かれる性格。
    (-)不幸を被りやすい傾向、無分別さ、絶望感、後悔の念。
    ◆(106)アルタイル ALTAIR α-Aql(鷲座) 0.77等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 2瓶 4 ( + 8゚52' )
    (+)大胆さ、自信家、強固な意志。
    (-)大きいがはかない富。トラブルメーカーとなる可能性。不名誉、不幸、崩壊。
    ・ 天王星 ・・・・・・ 9牛29
    ◆(10)ハマル HAMAL α-Ari(牡羊座) 2.00等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 7牛54 ( + 23゚27' )
    (+)なし。
    (-)あせり、成功したいというあせり、やり過ぎること。暴力、野獣のような残忍さ、狡さ、好みの誤解、恋愛上のトラブル、悪徳。
    ◆(11)シェディル SCHEDIR α-Cas(カシオペア座) 2.23等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 7牛58 ( + 56゚32' )
    (+)上機嫌、上司からの引き立てによる名声、神秘主義への傾倒、一見シビアであるが実際は良い人生。
    (-)恋愛での悲しみ、悪霊パワー。
    ・ 海王星 ・・・・・・ 20魚58
    ◆(120)マーカブ MARKAB α-Peg(ペガサス座) 2.49等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 23魚44 ( + 15゚12' )
    (+)幸運、富、大きな名誉。
    (-)志が認識されない、不遇の境地、不運、不名誉、自己の崩壊、感情の乱れ。
    ・ 冥王星 ・・・・・・ 24山22
    なし
    ・ 月 ・・・・・・ 25双33
    ◆(25)ファクト Phact α-Col(はと座) 2.64等星 オーブ1゚
    2020年の位置 : 22双34 ( - 34゚ 4' )
    (+)恩恵、希望、幸運。
    (-)なし。
    ◆(26)ミンタカ MINTAKA δ-Ori(オリオン座) 2.23等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 22双39 ( - 0゚17' )
    (+)幸運、荘厳さ、名誉、昇進。
    (-)なし。
    ◆(27)ナート NATH β-Tau(牡牛座) 1.65等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 22双48 ( + 28゚36' )
    (+)旺盛な野心。
    (-)頑固さ、強情さ、きまぐれ。
    ◆(29)アル-ニーラム AL-NILAM ε-Ori(オリオン座) 1.70等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 23双45 ( - -1゚12' )
    (+)名誉、名声、富、粘り強さ、学究的な性質。
    (-)厚顔無恥、恋愛におけるトラブル。猪突猛進の傾向、天性の職人。
    ◆(30)アル-ヘッカ AL-HECKA ζ-Tau(牡牛座) 3.00等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 25双 2 ( + 21゚ 8' )
    (+)指導力、昇進、高い名誉、富、名声。
    (-)権力志向、猜疑心、疑わしい仲間への依存、不快な習慣に染まる。
    ・ ノード ・・・・・・ 29双 5
    ◆(31)ポラリス POLARIS α-Umi(小熊座) 2.2等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 28双35 ( + 89゚16' )
    (+)註参照。
    (-)多くの問題、病気、失恋、家庭内の損失、その他の損失。
    註 この恒星は、前記のような悪い影響を与える一方で、成功するために絶えず努力させ、必ず利益を得させます。ただし、それが社会的に認められるのは、ずっと後になります。
    悪い影響だけが出るなら、この人は恥知らずで、反抗的な性格になるかもしれないし、自分では気付かない病気や悲劇に巻き込まれるかもしれません。
    ◆(32)ベテルギウス BETELGUESSE α-Ori(オリオン座) 0.4等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 29双 2 ( + 7゚24' )
    (+)栄誉、利得、富。
    (-)頑固さ、好戦的態度、無謀さ、旺盛な活力、気まぐれ。
    ◆(33)メンカリニン MENKALININ β-Aur(御車座) 1.90等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 0蟹 7 ( + 44゚56' )
    (+)旺盛な活力。
    (-)好戦的性格、破壊的傾向、非常に頑固、強情。
    註 否定的な要素の多い出生チャート中でこの恒星にアスペクトがあると、この恒星は感情の乱れ、破壊的な行動、不名誉を創り出します。逆に、出生チャートがよいときに、この恒星にアスペクトがあると、それなりの成功をもたらします。この星の影響はアルヘカ、ポラリス、ベテルギウスによってカバーされます。
    ・ ASC ・・・・・・ 28蟹28
    ◆(43)プロキオン PROCYON α-CMi(小犬座) 0.38等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 26蟹 3 ( + 5゚13' )
    (+)富、幸運、名声、突然の昇進、突然の名声。
    (-)突然の暴力、昇進の後の失脚。
    註 この恒星はプライド(自尊心)、不注意さ、性格的弱さを与え、幸運と不幸のシーソーを生みます。
    ・ M.C ・・・・・・ 16羊20
    ◆(3)アルフェラツ ALPHERATS α-And(アンドロメダ座) 2.06等星 オーブ2.10'
    2020年の位置 : 14羊32 ( + 29゚ 5' )
    (+)富、名誉、朗らかさ、楽天家、万能さ、良い判断、人生の愛、愛の容易さと安らぎと怠惰に向かう傾向。
    (-)率直過ぎる(お人好し)、自己破滅、過度に創造的。恥さらしの行動にかかわる、まちがった考えに陥る、波乱の可能性。

    2020年の季節的テーマ 夏 2020年6月21日から2020年9月22日まで

    2020年の季節的テーマ 夏 2020年6月21日から2020年9月22日まで

    東京における2020年の夏至は、日本標準時6月21日午前6時43分に成立する。このホロスコープは、春分図と同じハウス分割になっている。アセンダントサインが蟹座、太陽と月が11ハウスにあることから、夏至図が強調するものは、議会、政党、友好国に関することがらであり、公共事業に関することがらである。また、太陽は、やはり蟹座の12ハウスへとハウスイングレスしつつあり、この場合、妨害、騒乱、テロ、密約、病院、亡命といったことがらもまた強調されることになる。弾劾運動が活発である場合には、それは非常に強烈なものになるかもしれない。互いに相手を脅すといった状況になるかもしれない。実際、こうした相互の動きは、夏中続く可能性があり、そのなかで、誰かの首が飛ぶようなことがあるかもしれない。

    これは、非常に強力なホロスコープである。夏至から数時間のうちに、皆既日蝕・金環蝕が起こるからだ。日本においては部分日蝕であり、日本標準時では15時40分に起こる。それに加え、夏至当日には、五つの惑星が逆行しており、2日後には、海王星も逆行に転じる。そして、6月25日には、金星が順行へと転じる。これらすべてが内乱状態を示唆しており、ひとびとは、どちらの側につくのかを選択しなくてはならない。すべては、金と権力であり、ひとびとは怒りで気が立っている。

    誰しも、恐ろしい予測などしたくはない。しかしながら、火星・海王星のコンジャンクションが、太陽・月のコンジャンクションに対してスクエアを形成し、たった数時間のうちに日蝕が起こり、アセンダントも12ハウスも蟹座が支配している。これは、深刻な事態が起こりつつあるか、いましも始まろうとしていることを示している。私たちは、長い間隠されてきた、極秘文書や、多くの秘密が露呈するのを見ることになるのかもしれない。いまやそれらは、公然と曝される。しかしながら、これほど多くの惑星の逆行のもとで、強力な地位にあるひとびとの追放や排除を主張したとしても、それを裏づける実際の事実や証拠よりも、推論やほのめかす程度の言説のほうが圧倒的に多くなるだろう。

    この季節のニュースメディアは、複数の注目すべきポイントを焦点化するかもしれない。誰かを強力な地位から追い落とそうという企てとともに、軍事衝突の怖れもある。夏至図の火星は、海王星とのコンジャンクション、月に対するタイトなスクエアを形成している。そのすべての度数域が、アメリカ合衆国の火星・海王星スクエアと、イランの火星・海王星スクエアに触れてくる。したがって、各国の指導者たちが軍事行動に出たいという衝動を抑えるには、相当の努力が必要となるかもしれない。これほど多くの惑星の逆行のもとでは、一方の国が、相手国を攻撃するような決定を下すことは、賢明ではない。

    もうひとつ、際立つ領域は財政である。11ハウスは、マネタリーハウスであり、所得を意味し、太陽をルーラーとする獅子座は2ハウスを支配している。太陽、そして、日蝕は、11ハウスに位置している。そして、逆行中の金星は11ハウスで順行に転じようとしている。これらの配置それぞれが、財政の分野と負債、そして、信用とのつながりに注意を向けさせる要因となる。つまり、中央銀行の政策変更、住宅ローンと金利、銀行危機、または、経済における銀行の位置づけの重要な改革までがその視野に入ることになる。日蝕は、FRBの冥王星の上で起こる。そのため、その独立性に対する攻撃がなされるかもしれない。今回は、強圧的な戦術が採られるかもしれない。FRB議長の座が影響を受けるのかもしれない。

    ポジティブな側面を見るなら、さまざまな政府機関で建設的な改革が進むかもしれない。それは、国家にとって問題となってきた状況の改善につながるかもしれない。そして、ここでも、それが銀行業、または、国家の信用格付に関するものになる可能性を示している。また、科学、生物学、医学、薬学、考古学の分野において、生命の起源に関する洞察を深めるような発見があるのかもしれない。人類の生命を脅かす疾病の治療法が発見されるのかもしれない。

    この季節は、非常に強烈である。それは、大きな危機と、偉大な発見の季節になる可能性がある。改革への欲望は強烈で、法律や自然の法に反する場合に直面する結末は劇的なものになるかもしれない。バラバラに壊して再構築したいという情動は、熱を帯び、対象となった事物は、底の底まで掘り返される。ここでの選択は、破壊の限りを尽くすか、あるいは、修正の末に人道的な目的に役立つ強い基盤を構築するかのどちらかである。

    この夏は、三つの惑星が夏至の前後4日、6月18日から、6月25日までのうちに方向を変えるとともに、春の終わりと重なりながら始まっていく。まず、水星が水サインである蟹座14度で逆行に転じる(6月18日から7月12日まで)。その後、6月23日には海王星が魚座20度から逆行する。そして、6月25日、金星が双子座5度から順行を開始する。これらのステイショナリーは1週間から2週間のオーブを持っており、その間は、各惑星が持つ影響力は、通常よりも強化される。

    蟹座14度から逆行する水星は、東京始原図の天王星とタイトなコンジャンクションを、月・海王星コンジャンクションとスクエアを、日本銀行設立図の太陽とタイトなスクエアを形成する。この時期、日本は、また、別な話題でニュースの的になる可能性が高いだろう。それは、突発性、変化、改革、精密機器、専門技術、科学者、思想家、革命家、地震、ウラン等、あるいは、目に見えないもの、不決断、不透明、インフレ、薬品、病院、療養所、隔離、アルコール、麻薬、石油等、あるいは、一般民衆、住民に対する影響、人気等に関連する、通信関連、情報、噂、若い人、商売、紙幣、証券等の問題を意味しているのかもしれない。また、逆行の水星は、アメリカ合衆国建国図の土星と、タイトなスクエアを形成し、アメリカ合衆国建国図の太陽にも近い。日銀の政策決定や、アメリカ合衆国について、重大な問題に関して下された何らかの決定、あるいは、以前下された決定が現在では受け入れられていないか、うまく機能することができずにいるために覆される可能性を示しているのかもしれない。これらの問題について、なにかしらの修正をほどこす必要が生じているが、それを申し立てる声は感情的な色合いを帯びている。客観的な事実に基づいて動くか、感情的な訴えで動くか、という、集団の対立は、法律の文言に対する解釈、社会システムの安定性、国家そのものに対する見かた等、多岐にわたる。これらの動きは、7月5日、月蝕が、水星逆行とほぼ同じ度数で起こり、東京始原図の月・海王星コンジャンクション、日本銀行設立図の太陽、アメリカ合衆国建国図の土星に対してTスクエアを形成するタイミングで、再び大きなものになる。

    6月23日に始まる魚座の海王星の逆行は、海洋、海域、海軍に関連するものごとに対して影響を及ぼすかもしれない。とりわけ、それが、アメリカ合衆国の火星・海王星スクエアにコンジャンクションとなるトランジットの火星と、タイトなコンジャンクションであることを考慮するならば、なにがあっても不思議ではない。また、海王星は、水サインを経過する水星に対してトラインを形成しているので、本来ならば、この時期は、パーティ、ダンス、舞踏会、その他豪華で華やかな催しの季節でもあるはずだ。また、前後1週間のオーブで、原油価格の重要なリバーサルに関連する可能性もある。

    双子座で順行する金星は、中央銀行の政策変更を意味するかもしれない。それは、6月21日の夏至自体が、日蝕に非常に近く、FRBの冥王星の上で起こることから、特に強調される。これは、アメリカの中央銀行が持つ力と、その構造を毀そうとする取り組みが存在するという、ストーリーの続行を意味する。権力闘争は現在進行形である。これはおそらく1年から3年の間、継続するだろう。最終的には、FRBにとって、なんらかの重要な変革が起こるのかもしれない。しかし、夏至を取り巻く1週間から2週間の間に、多くのものごとが一斉に進行していくかもしれない。この季節の課題は、まず行動に優先順位をつけることだ。なぜなら、あまりにも多くの重要な問題やできごとが展開していくのだから。

    これら全てのドラマやものごとの方向転換は、7月の初旬まで終わらないかもしれない。これら三つの惑星のステイショナリーの終了に伴う影響力のオーブは、6月30日の、木星・冥王星コンジャンクションにまで及ぶことになる。これもまた、1週間から2週間にわたる影響力のオーブを持つ。冥王星が関与することから、債務に関する話題が強調されることになるかもしれない。そして、ここでもFRBが登場する。FRBの設立図の木星は山羊座23度にあり、山羊座24度での木星・冥王星コンジャンクションに極めて近い。これはFRBにとって木星のリターンであり、FRBが重要な戦いに勝つ可能性を示唆する。これは、偉大な配置である。もっとも、方策を誤り、曲げてしまえば、多大な力の損失をも意味することになる。

    7月12日から7月20日までは、エネルギーが最高潮に達する時期として際立っている。蟹座5度で水星が順行に転じた直後、太陽が、木星、土星、冥王星に対してオポジションを形成するのだ。オポジション自体が、その時の状況に渦巻くエネルギーのピーク、クライマックスを象徴するものだ。これらのオポジションは、親を象徴する蟹座、山羊座で起こる。それは、政府対国民を意味するのかもしれない。しかも、これはピークであり、集団にとって重要な問題の転換点である。しかしながら、渦巻く感情の烈しさは、数日後には、頂点を過ぎて鎮まっていくかもしれない。このような天体配置は、世界の株価の反転にも関連している。

    8月に入ると、いろいろな感情がヒートアップするかもしれない。8月4日から8月24日までの期間、牡羊座の火星が、山羊座の木星、土星、冥王星に対して次々とスクエアを形成していくからである。火星は、9月には逆行に転じるため、このスクエアのシリーズは、あと2回、10月と、12月から2021年1月にも起こる。これは、ひとびとが、非常にデリケートで感じやすくなる時期である。土星と冥王星に対してハードアスペクトを形成する火星は、とりわけフラストレーションを感じやすく、苛立ちとともに、一方の側が、他方に対して、敵意と攻撃性を持って行動を仕掛けるような局面にまで至る危険性がある。世界情勢においては、ある国が、他国に脅威となる行動を取る時期と同期しやすい。これは、戦闘的で好戦的である。ここには、何かをしたい、何かをしなくてはならないという衝動があるのだが、それ自体は悪いことではない。だが、同時に、その衝動を追いかける途上には、障害物や他者が存在する。こうした状況の中で、欲求不満を抱えた当事者は、遅延や障害を引き起こすとみなした他者を烈しく非難する可能性があり、その結果は、なにもしない場合よりもはるかに悪化するだろう。そして、悪意、怒り、復讐への欲望が大きくなる。長い間、煮えたぎってきた憎しみは爆発するかもしれない。これは、暴動やクーデターが起こりやすい時期であり、それを抑え込もうとする権力者が鎮圧行動に出るときでもある。ここでもし、一方が、自分の意志に相手側を強制的に従わせようとするなら、それはうまくいかないだろう。うまくコントロールできなければ、暴動を引き起こすことになる。

    天候に関しても、やはりこの時期は、困難である。記録的な暑さ、火災、そして、地震や台風が起こる可能性がある。この期間の中盤、8月15日には、天王星が方向転換するためである。世界の一部の地域では、農作物の生育期の最終段階に影響を及ぼす旱魃が起こるかもしれない。また、他の地域では、通常よりもはるかに寒冷な気候になるかもしれない。

    火星がこのようなハードアスペクトで暴れ回った後、それを追って、8月25日から9月4日までの期間、金星が似たような動きに出る。金星は山羊座の木星、土星、冥王星のステリウムにオポジションを形成し、牡羊座の火星とTスクエアを形成するのである。これはパートナーとの間に起こる厄介ごと、合意に達する際の問題発生、より悪化すれば合意の破棄をも示唆する。負債や財政問題に関する論争、そして借金の支払い、あるいは支払い不能についての諍いが起こるかもしれない。通貨市場は大幅なトレンド転換を起こしやすい。また、著名人のカップルと、市井の多くのカップルのロマンティックな関係が破綻する可能性もある。

    夏の終わりの2週間は、非常に興味深い。とりわけ、9月10日から17日の時期は。9月10日には火星が牡羊座28度から逆行に転じ、9月13日には木星が山羊座17度から順行に転じる。その同じ期間に、太陽が木星、冥王星、土星に対して調和的なトラインを形成する。通常、牡羊座を逆行する火星が、山羊座のこれら3惑星からなるステリウムとスクエアを形成する場合は、気がかりな時期である。しかしながら、これは、騒乱のさなかに休憩時間が設けられているようなものだ。それは、旅行、教育、労働、そして異なる国やさまざまな国籍のひとびととの交流に適している。善意が生まれ、そして、互いに助け合いたい、奉仕したいというムードが漂う。夏も終わろうとするこのタイミングには、他者への奉仕精神が、闘争心や戦闘的な気分よりも際立っているように見える。

    9月12日から9月23日までの期間は、金融市場もまた非常に活発に動く可能性がある。ヘリオセントリックの水星が射手座を経過するためである。これはしばしば金市場の強力な動きに関連するが、今回は、株式と米国債にも、その動きが見られるかもしれない。

    夏が終わっていくにつれて、集団の心理は、私たちはこの夏、いったいなにを経験したのだろうという、なんとも言いがたい感覚となるかもしれない。心配は無用である。まだすべてが終わったわけではない。火星が逆行によってカプリコーン・ステリウムへのスクエア形成に戻る次の季節には、さらに多くのものごとが私たちを待っている。

    2020年の水星逆行期 その2 2020年6月18日から2020年7月12日まで

    2020年には3回の水星逆行期がある。2月17日から、3月10日まで(魚座12度53分から水瓶座28度12分まで)、6月18日から7月12日まで(蟹座14度45分から蟹座5度29分まで)、10月14日から11月4日まで(蠍座11度40分から天秤座25度53分まで)、である。2020年の水星逆行は、すべて、水サインから始まり、2回目を除いて、風サインで終わる。これは、コミュニケーションを推進する力学が、感情に大きく影響を受ける敏感な性質から、より知的な傾向を帯びた性質へとシフトしていくことを意味している。理解力と、客観的な分析力が重要視されるようになり、問題の解決には型破りな方法がもてはやされることになる。ここで生じる困難は、ひとびとが、独創的で斬新なものごとを試みようとするのだが、それが、過去に一度も試みられたことがないということかもしれない。その口実は、我々は何かをしなくてはならない、強烈な感情によってものごとが動かされているいま、より知性的で、感情を排した決定ができるように学ぶ必要がある、ということになる。これは、水星が、風サインで完全に逆行することになる2021年には、より顕著なものになるだろう。2020年終盤から、2021年を通じて、木星と土星が、風サインである水瓶座にサインイングレスすることによって、一段と強化されることになる。

    水サインにおいて、水星はせっぱ詰まった感情的な視点からものごとを見るようにひとびとを動かし、世界中の恵まれないひとびとや苦難の中にあるひとびとに対して、共感を抱くようにと促す。理解、思いやり、自己犠牲への情緒的な訴えかけは、ここしばらく、コミュニケーションにおけるテーマとなっているが、この流れは2020年も続くことになる。そして、選挙戦略において、あなたが他の誰かに投票するとして、そのことによってあなたがこうむる苦痛を想像してみてください、あなたは苦しみたいのですか、それとも、彼・彼女のリーダーシップのもとで他の誰かを苦しめたいのですか、と語られるだろう。これは、感情的な懇願であり、事実を見て、解決のために可能なアイディアを検討するという話ではない。水のエレメントは、ひとびとに、何か新しく、これまでとは違うものごとを試すのはあまりにもリスキーで、ひどい結果がもたらされるだろう、と思わせる。何か新しく、これまでとは違うものごとを試すことは、水サインにとっては、あまりにも過激なことなのだ。

    水星逆行期、とりわけ、そのスタート時には、金融市場、商品相場が、往々にして不透明な動きを見せることになる。水星逆行期には、経済データが示す動向と、政府の声明が矛盾することは珍しいことではない。ある経済データ、あるいは、政治的な決定が強気を示す一方で、他の発表は弱気を示すということは、よくある。

    水星逆行の初期には、通常、短期間に急激な価格の上下動が起こるため、急騰急落による往復の売買で損失を受けやすい。水星逆行の中期までに、相場反転の動きが見られず、トレンドが明確にならないままであれば、相場から手を引くことも考慮しなくてはならない。

    水星逆行期には、あらゆる金融市場、商品相場について、テクニカル上の通説や、パターン分析が無効となりやすい。相場は、高値、底値の明確な指標にもなり得ないか、あるいは、一時的な、突き抜けた高値、底値を、頻繁に示すかになる。突き抜ける場合は、急激ではあっても、長く続くことはない。利益は素早く手にする必要があり、目標の価格に到達していないから、あるいは、通常のパターンが展開していないからと、待ち続けることは、意味がない。自分にとって有利な状況が失速し始めたなら、即座に撤退すべきである。特定方向への値動きは、1日から4日で終了し、転換する傾向にある。

    水星逆行は、人生の領域にも影響する。この期間に、合意や協定をまとめることは避けるべきである。この時期、人々は、頻繁に考えを変える。ビジネスでは、突然のキャンセルなど珍しいことではない。通信回線の混乱、交通機関の混乱、電話やコンピュータの故障、SNSのバグ等も、多発する。すべてのコミュニケーションに配慮しなくてはならない。自分が、今、何を言っていて、そのことばが本当は、何を意味しているのかということについて、注意を払う必要がある。指示は明確に伝えるべきで、こちらに伝達のミスがあるかもしれないし、指示された側がきちんと実行しないというミスがあるかもしれない。自分が伝えたことと、他者が聞き取ったことの一致を確認するために、指示した側は、すべてを指示された側に復唱させる必要がある。

    好ましい面を見るならば、水星が逆行を開始する日の前後4日間は、素晴らしいインスピレーションを、多く得られることになる。触発される頻度が高まり、いつもより、勘が鋭くなるだろう。

    2020年の金星逆行期 2020年5月13日から2020年6月25日まで

    2020年の金星逆行期 2020年5月13日から2020年6月25日まで

     2020年の金星逆行期は、2020年5月13日から、2020年6月25日までである。このとき、金星は、双子座21度50分から逆行を開始し、双子座5度20分まで戻って再び順行に転じ、同じサインを通過し始める。

     西洋占星術において、金星は美と財務の安全性に関連している。金星は、美とロマンスのサインである天秤座、貯蓄と安全性のサインである牡牛座を支配する。社会的な観点からすれば、金星は愛かお金かのいずれかである。どのような惑星であれ、その逆行期に、その惑星が支配する領域で新しくことを起こすのは、一般的に見てあまりよいことではない。したがって、通常この期間に、見た目を大きく変えたり、周りの環境をもっと美しく整えようとして物を買ったりサービスを依頼したりしても、あまりよい結果にはならない。ヘアスタイルを大幅に変えたり、顔や身体の美容整形等も、この時期にはお勧めできない。また、住宅の購入、会社の事務機や家具の大量注文、持ち家、事務所、建物の大規模な改築も避けたほうがよい。

     この逆行期の初期、2020年5月3日から、2020年5月23日までと、終盤、2020年6月15日から、2020年7月5日までの期間は、多くのひとが、ロマンティックになる傾向が見られる。心惹かれる人々に会うにはよい時期である。過去の思い出が懐かしくよみがえり、また、それに呼応するかのように昔の恋人が再び目の前に現れるかもしれない。しかしながら、こうした経験は長くは続かない可能性がある。ともに未来を過ごそうとして、複雑なしがらみを作ることなく、ただ再会をありのままに喜びながら、楽しかった日々の思い出を語り合うのにとどめておくのがよいかもしれない。

     金融市場においては、この時期は、多くの場合、市場や相場は、困難で予測不能な状況になりやすい。中央銀行が政策の方向性を緩和的なものから緊縮方向へ、もしくは、その逆の方向へと、根本的に変更し、その後、同じ期間の間に、再び元に戻すこともめずらしいことではない。したがって、この期間は、逆行前まで上昇、あるいは、下降していたトレンドはしばしば反転することになる。今回の逆行は、蠍座と天秤座で起こることから、税金問題、債務削減問題、銀行の融資要件等の領域に方向転換があるかもしれない。

     この金星逆行は、双子座で起こり、魚座の海王星にスクエアを形成する。したがって、これは、社会活動、そしてロマンスを強調するだろう。このコンビネーションは、自分に備わった魅力とことばの力を通じて、欲しいと思った対象を誘惑するために、じらしたり気を引くような行為として表現することができる。またこれは、もし知的な相性がよければ、新しい関係がより深まっていく可能性があることも示唆している。つまり、ほとんど肉体的な魅力から始まった関係が、より深く、より意義のある関係へと進化する可能性があるということである。愛は、肉欲を超え、ふたりは精神的で社会的な活動をともに楽しむようになる。とはいえ、気をつけなければならない点もある。それというのも、言い寄る側の不誠実なことばや約束に魅力を感じても、最終的には幻滅と失望に終わることになるからだ。あなたは、相手、あるいは、あなた自身が、こっそりと、他のひととも関係を持っていたことに気がつくかもしれない。

     この時期は、一般的に、世界の株価にとって好ましい時期ではない。金星逆行期に向かって指示用同行が神経質になってきている場合はなおさらである。したがって、ほとんどすべての金融市場、通貨、株式、大豆、砂糖、コーヒー、国債等が、2020年5月13日と、2020年6月25日、あるいは、その前後数日間に、大きく反転する可能性がある。株式の場合、逆行開始日の近辺で、最高値をつけるケースが多く見られ、順行日周辺では、最安値と合致することが多い。重要なことは、18週の価格サイクル、あるいは、9週の価格サイクルが、順行日と、その前後の10日間を中心として、10取引日のうちに完了しやすい傾向を持つということである。

     株式市場で言えば、金星逆行の開始日の前後9営業日と、順行日の前後9営業日のうちに、ダウ工業平均株価の18週サイクル、あるいは、より大きなサイクルの最高値、あるいは、最安値と、もっとも一貫した関連性を持っている。これを前後12取引日にまでひろげるならば、さらに高い一致率を示す。

     金星逆行期に関して、もうひとつ注目すべきことは、8年ごとに、黄道のほとんど同じ位置で逆行に転じることである。前回、金星が、黄道のこの領域を逆行したのは、2012年5月15日から、2012年6月28日のことである。

     金星は、それぞれ、8年の間隔をおいて、5回逆行し、そのすべてが、黄道の異なる位置で起こるのだが、8年目には再び同じ位置の前後2度以内に戻って、再度逆行シリーズをくり返す。それだけではない。もし、天球にそれぞれの逆行開始位置を結ぶ線を引くことができるなら、これら五つの点の間隔は、互いに72度となり、連続したクインタイルのアスペクトを形成することがわかるだろう。そして、この五つの点を直線で結んで、金星の軌道を描けば、そこにはほとんど完璧な正五角形が浮かび上がる。これは、初期文明における母権制宗教のシンボルである。興味深いことに、キリスト教が出現してからというもの、この太古の宗教シンボル、ペンタグラムは、近代に至るまで悪魔の印として再解釈されてきた。しかしながら、これはまさしく宇宙を旅するヴィーナスの軌道サイクルを象徴するものに他ならない。西洋占星術の観点では、金星とは聖なる存在としての女性原理をもっとも明確に体現するものなのだろう。

    2020年の季節的なテーマ 春 2020年3月20日から2020年6月21日まで

     東京の春分図は、2020年3月20日12時49分に成立する。2020年は閏年であるために、日付も早くなる。太陽は、9ハウスにあって、学術、研究、宗教、司法、貿易、スポーツ等の分野をクローズアップする。9ハウスは、意味の探求、より高次の、あるいは超意識的な心理、集団の考え、抽象概念、哲学、形而上学、宗教、聖職者、牧師、宗教儀式、慈善事業、博愛的精神的傾向、信条システム、倫理と道徳、遠く離れた土地への旅、外国や外国の人々への関心、長期旅行、船旅、探検、遠い発見、広範囲にわたる伝達、高等教育、法律、出版、予知夢、視野を広げる旅、幻覚体験、教師、導師、生まれた場所から遠く離れた場所、スポーツ等をカバーする。これらに関連する事象が、春分図のテーマであることが示されている。

     6ハウスから10ハウスまでに、すべての惑星がイングレスしていることから、日本が、他者に振り回され、自立できない一方で、対外的なアピールをくり返していくことを意味している。地平線の下にあるのは、6ハウス・山羊座の火星、木星、冥王星である。この春分図は、山羊座でのオーバーロードと、6ハウスでのオーバーロードが鍵を握っているのであるが、6ハウスは、職務、官僚、軍隊関連、労働、医療、衛生、食糧問題等の分野をクローズアップする。6ハウスは、個人的な再方向付け、危機や病気を通しての成長、分析的な自己反省、再調整、浄化、全般的な健康状態、からだのケア、健康法、栄養学、身体的セラピー、毎日の仕事環境、雇用、仕事と労働、従業員、自己訓練、技能と熟練、自己と他者を癒す手段としての奉仕、動物への愛と優しさ等をカバーする。これらのキーワードが、何を意味しているのかは、春分図前後の日本においては、一目瞭然であろう。木星と冥王星が含まれているということは、強い力を持つ、大きな、秘密主義的なグループが、重要な活動の開始について議論するために会合を開く、あるいは、実際に何かを始めるこしを示唆している。中央銀行からなる共同体が、次に何をすべきかを論じる場のようなものであり、その目的は、彼らが自らの領土に対する政府の干渉だと感じるものごとに備えるためかもしれない。銀行対政府の創り出す危機が醸成されつつあり、それが実際に、どちらか一方から他方への干渉、あるいは、対応行動につながる可能性がある。

     月は、発明的で、独創的な精神のサイン、水瓶座にあって、対人関係と外交のハウス、7ハウスにある。外交的なコミュニケーションは、オリジナルで、革新的、あるいは、過激なものとなる。電子機器を用いた外交、電話会議やテレビ会議が、かつてないほど頻繁に行われることになるかもしれない。この月は、10ハウス、牡牛座の金星に対してスクエアを形成している。10ハウスは、与党、政府、権力者等を意味する。10ハウスは、コミュニティでの立場、公的生活、天職、職業、キャリア、ビジネス、地位、社会的認知、業績、達成、評判、手に入れた栄誉、社会での機能、父親の役割を果たす親、権威と権威的人物、権力者、あなたが生きる規則の影響等をカバーする。これが示唆しているのは、新しく、輝かしく、革新的な連携に対して、不動というかたちで示される反応である。人道的で、革新的なアイデアとコミュニケーションに基づく協調は、しばらく経つと忘れ去られてしまう。興味深いことに、春分を迎えた直後に、土星が、山羊座から水瓶座へと、一時的にサインイングレスすることである。そして、やはり、牡牛座にある天王星に対してスクエアを形成する。これは、通貨や経済に関する急進的な問題について、真剣な話し合いが生まれること歩意味しているかもしれない。土星が天王星にスクエアを形成する、今後、12カ月から24カ月の間に、新たな通貨、新しい国際基準になる通貨を創り出そうとする、あるいは、その方向に一歩を踏み出そうとする動きがあるかもしれない。通貨市場、暗号通貨市場と併せて、経済市場にこの時期、何が起こるのかを見るのは興味深い。この春分図の季節には、2021年から2022年に起こることのプロモーションを見られるかもしれない。

     春分図では、火星、木星、冥王星がも山羊座の22度から24度でコンジャンクションとなり、土星も、これに近い、山羊座の29度50分にとどまっている。前述したように、これらの惑星たちのうち、火星、木星、冥王星は6ハウスにあり、土星は、7ハウスにあって、国際協調の難しさと、外交上の制限を示唆することになる。7ハウスは、外交、同盟国、敵対国等を意味する。7ハウスは、他者の中に求め探すもの、一対一あるいは小さな集団の関係、結婚、結婚相手の個人的な特質、他者との交際関係、ビジネスパートナーシップ、法的契約、同盟、提携、他者との対立、訴訟、協力あるいは競争、投影等をカバーする。渡航制限や、入国拒否という、21世紀になって、鎖国が再現されるとは、想定外だろう。しかも、この鎖国は、自覚的で自衛的であるという意味においては、江戸幕府の施策と、なんら変わることはないのだ。第五次鎖国令は、1639年8月4日に発布されたが、そのときも、土星は水瓶座にあった。日本開国は、1854年3月31日の日米和親条約締結によるのだが、このときも、木星が山羊座に、天王星は牡牛座に、海王星は魚座にあって、現在の天体配置と似通っているのだ。

     すべての惑星が、山羊座22度の火星と、牡牛座15度の金星の間の、狭い領域に集まっている。それらを包み込むのは、わずか四つのサインであり、領域としては、ホロスコープ全体の3分の1未満であり、バンドルタイプである。これは、非常に狭い領域に集中する極端な焦点、集中、そして、その強烈さを物語っている。この束には、高揚の座にある山羊座の火星と、ルーラーシップである牡牛座の金星が含まれており、それぞれが、仕事と金銭との星座と、仕事を意味するハウスにある。そして、互いに好ましい、ワイドなトラインを形成している。この時期は、日本人に対して、経済的な利益をもたらすような、何か新しいプロジェクトがスタートする可能性がある。減税や、賃金保障、雇用や仕事を創出するように設計された、新しいプログラムが施行されるのかもしれない。この時期は、決算期でもあり、日本においては、年度末でもある。政府と製造部門との間で、何らかの合意が見られることになるのかもしれない。すべては、経済問題と雇用、健康の問題に集約され、表面化することになる。

     この配置の中心に位置する、8ハウス・魚座の海王星は、ルーラーであり、8ハウスが意味する、財源、国債、海外経済等の問題について、十二分に海王星的に彩ることになる。すなわち、目に見えないもの、不決断、不透明、インフレ、薬品、病院、療養所、隔離、アルコール、麻薬、石油が、財源や国債、海外経済を語る際に、切り離せない要素として登場することになるだろう。また、8ハウス・魚座には、品位を損なわれた水星が位置している。水星は、通信関連、情報、噂、若い人、商売、紙幣、証券を意味する。これらの要素が、世界の状況を反映していることは、簡単に理解できるようになるだろう。

     この季節は、ヘリオセントリックの水星の、射手座通過とともに始まる。それは、3月20日から4月1日までで、また、3月20日から3月24日までは山羊座の火星が木星と冥王星に対してコンジャンクションになり、山羊座の木星と冥王星は、3月27日から3月28日まで、金星にトラインを形成する。これらが、それぞれ、金融市場、とりわけ、株式や貴金属の急激な価格変動と相関しており、通常は上向きに作用する。多くの刺激的で、新しいアイデアが提案される。何かを物語るにはよいときだ。巧みな話法がそれを聞くものをワクワクさせるだろう。これは大衆の興味を惹きつける新たなベストセラーの出版と同期するかもしれない。また、この時期は、ビジネスにも前向きな発展が見られる可能性がある。ビジネスに関する取り引きについて、非常によい時期のように見える。

     しかし、そこには、落とし穴も見える。3月22日から3月31日の間には、火星と土星が水瓶座へとサインイングレスする。これは、木星と土星が2020年の冬至のころに、2惑星が揃って水瓶座へとサインイングレスすることのプロモーションである。それは、過去から未来への移行を示している。トレンドは大胆な新しい時代に向かって展開しつつあり、集合体は、ものごとがまったく異なってくること、時代は変わっていることを認識し始めている。しかしながら、火星と土星は、変化への抵抗を示すものでもある。水瓶座は、その精神において革命的であり、変化への抵抗を認めないような集団を形成する可能性がある。土星と火星は、水瓶座的な動きを抑制しようとする取り組みを示すのかもしれない。土星と火星は、力の存在、あるいは、力の行使に伴う脅威を意味するからである。土星と火星は闘争的である。そこには、変化と進歩の力と、立場やものごとを絶対に変えようとしない力のとの間の、緊張が生じる可能性がある。これらすべてのエネルギーが、3月下旬の大幅な価格変動と関連し、株式市場、あるいは、他の金融市場に強い影響を与える危険性がある。この期間中に、トランジットの火星が米国、日本、FRB、日本銀行、ニューヨーク証券取引所、ユーロネクスト・アムステルダム、ドナルド・トランプ、ジェローム・パウエル、安倍晋三、黒田東彦のネイタルの惑星や、感受点に触れていく。この期間は、ビジョンと、ビジョンの大きな衝突が見られるかもしれない。

     4月5日には、木星が、冥王星に対する、3回のコンジャンクションのうち、最初のコンジャンクションを形成する。それを追って、4月15日には、太陽が、木星と冥王星に対して、スクエアを形成する。これらのアスペクトは、カーディナルサインの24度から25度で起こるために、米国、日本、FRB、日本銀行、ニューヨーク証券取引所、ユーロネクスト・アムステルダム、ドナルド・トランプ、ジェローム・パウエル、安倍晋三、黒田東彦のホロスコープに、ハードアスペクトを形成して、これらを強調することになる。ここでは、何か非常に大きなことが起きている。それは、債務と通貨価値に関連するある種の大変換、あるいは、大改革である。世界の指導者たちは、世界中の債務をなくすか、減免するか、そういった何らかの方策を検討し始めるのだろうか。世界の中央銀行と、協力、あるいは、対立するのだろうか。中心となるテーマは、債務である。木星は、債務があまりにも大きく、返済不可能なまでに膨張することを示すかもしれないし、一部の国の、信用格下げに発展する危険性もある。建設的な議論が行われるなら、何らかのかたちでの減免措置や再編措置などによって、債務危機を解決する道を見出すことが出来るかもしれない。税金もまた、問題の一部として、あるいは、解決策のひとつとして、議題に上る可能性がある。すべての源として存在するのは、国の、世界の金融構造に、歴史的な変革をもたらすことを可能にするような、途方もない力、巨大な力である。これらは、見過ごされるような問題ではない。そして、これらの問題は、一般の人々に、完全に共有されることもない。こうした取り組みの多くが、少人数の、巨大な力を持つ人々によって決定され、秘密裡に行使されることになる。しかしながら、遅くとも、2020年11月まで続く、木星・冥王星サイクルの期間内には、誰もがその影響を受けることになる。

     4月19日から4月26日までには、太陽は、牡牛座にサインイングレスし、土星に対するスクエアを形成する。そして、天王星に対してコンジャンクションとなる新月のタイミングで、冥王星が逆行を開始する。これに同期して、もうひとつ、新しいことが認識され始める。これも、金銭と財政、債務と税金、通貨の新しいかたちに関することがらである。現実には、これら新しいアイデアについての障害が明らかになりつつある。新しいアイデアを伝え、拡散したいと考える一方で、進捗の遅延と、抵抗に直面するというものである。それらは、忍耐によって克服することが可能でもある。

     5月7日から5月17日までは、別の重大なことがらに関するタイミングである。満月に続いて、土星、金星、木星が逆行に転じ、火星が、ニューヨーク証券取引所の設立図の、牡牛座の水星・太陽に対して、スクエアを形成する。この時期は、株価の急落から始まり、突然の逆転と、強力な反騰が続くかもしれない。あるいは、その反対の状況が生まれるかもしれない。急騰に続くリバーサルである。こうした株式市場の株価の反転は、世界の中央銀行による金利政策の変化に呼応して起こる可能性がある。たった4日の間、5月11日から5月14日までの間に、みっつの惑星が逆行に転じるというのは尋常ではない。いくつかの金融市場にトレンドの転換が起こるだろう。何かしらの、基盤となる状況が変化しており、投資家は、それに応じた行動を起こす。それが、これらの株式、貴金属、穀物、通貨、国債各市場に、大規模な反転を生じさせる。逆行する惑星の多さは、また、政策における方向の転換を意味する。合意がほぼ達成されていたなら、寸前で破棄されたり、行き詰ったりする危険性がある。人々の気持ちが変わり、新たな要求を提出することによって、進んでいたはずのプロジェクトが、突然、止まってしまうこともある。こうした風潮が、世界を覆うために、カップル同士のリレーションシップから、世界貿易にいたるまで、あらゆることがらに関する合意が危機に瀕する危険性がある。人々は、突如として後戻りし、以前の同意を覆そうとする。個人的な関係について言えば、この時期から、6月末までは、過去の親密な関係が、現在の人生に再びよみがえるようなことが起こるかもしれない。ただし、この時期の終盤近く、5月14日から5月22日までには、建設的な財政計画の一部として、集合体の期待を高めるようないくつかのポジティブな発表がなされるか、この時点で実行されるかしている可能性もある。

     春が終わっていくとともに、ものごとは、少し複雑で、混乱の様相を呈する。5月13日から6月25日までの、金星の逆行によって示される合意の破綻は、6月2日から6月18日までには、さらに明確になる。一緒に仕事をしようとしている人々は、同じ立ち位置にはいない。一方の側が期待したことと、他方の側が実際に行っていることとの間には、ギャップがある。これが、多くの問題と、エネルギーの浪費につながる。このタイミングで、みなが一堂に会し、自分たちが何をしており、それぞれのビジョンがどう結び合っていくのかについて、正確に再検討するのが賢明である。誰もが、誤った思い込みの下で行動し、パラレルワールドで仕事をするかのようなことになり、結果的に、大きな幻滅を感じることを避けたいと思うならば。それぞれが、互いに相手を助けているつもりで、実のところ、相手は、それについては何の助けも必要としていないということが判明するに過ぎない。失敗に終わるレスキューのようなものだが、もとをただせば、コミュニケーションが明確ではなかっただけのことである。また、これは、原油流出、大雨、洪水の危険が高まる時期とも同期する危険性があり、それは、6月末から、夏季に入って最初の週まで続くかもしれない。

    2020年春分図における、恒星とのコンジャンクション一覧

    すべての恒星とのコンジャンクション一覧表 (2020年春分図)

    (オーブは3度を使用しています。)

    ・ 太陽 ・・・・・・ 0羊 0
    ◆(1)デネブ DENEB β-Cet(鯨座) 2.04等星 オーブ2.10'
    2020年の位置 : 2羊49 ( - 17゚59' )
    (+)なし。
    (-)利己主義、厳しい残酷さ、執念深さ、憂鬱さ、貧困、恥さらしの行為、直情径行、怠惰、自己中心的な運転、収容する人、獣の力、没落、損失。
    ◆(121)スキート SCHEAT β-Peg(ペガサス座) 2.42等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 29魚37 ( + 28゚ 5' )
    (+)意志の強固さ、旺盛な企業家精神、競争に強い性格。
    (-)利益、友人知人を突然失う。不幸、事態の暗転、感情の乱れ、争い好きな性質、夢想癖。

    ・ 水星 ・・・・・・ 2魚36
    ◆(115)サダルメリク(サダルの王) SADALMELIK α-Aqr(水瓶座) 2.96等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 3魚36 ( - 0゚19' )
    (+)名誉、昇進、貪欲。
    (-)スキャンダル、虚言癖、訴訟、急激な感情の乱れ、迫害、貪欲さ、保守的な性格。
    ◆(116)フォーマルハウト FOMALHAUT α-PsA(南の魚座) 1.16等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 4魚 5 ( - 29゚37' )
    (+)理想主義的で、霊的な性格。温厚さ、精神的鋭さ。
    (-)なし。

    ・ 金星 ・・・・・・ 15牛57
    ◆(12)アラマク ALAMAKγ-And(アンドロメダ座) 2.26等星 オーブ2゚10'
    2020年の位置 : 14牛26 ( + 42゚19' )
    (+)幸運、成功、名誉や予期せぬ利益。我慢強さ、勤勉さ、恋愛と家庭内における幸運とよろこび。
    (-)なし。
    ◆(13)メンカル MENKAR α-Cet(鯨座) 2.53等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 14牛34 ( + 4゚ 5' )
    (+)なし。
    (-)損失、恥さらしの行為、災難、心配ごと、貧弱、脆弱、多くのみじめさ、うそつきな仲間。

    ・ 火星 ・・・・・・ 22山36
    ◆(104)デネブ DENEB ζ-Aql(鷲座) 2.99等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 20山 6 ( + 13゚51' )
    (+)命令する能力、寛大さ、成功。
    (-)なし。

    ・ 木星 ・・・・・・ 22山46
    ◆(104)デネブ DENEB ζ-Aql(鷲座) 2.99等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 20山 6 ( + 13゚51' )
    (+)命令する能力、寛大さ、成功。
    (-)なし。

    ・ 土星 ・・・・・・ 29山51
    ◆(106)アルビレオ ALBIREO β-Cyg(白鳥座) 3.08等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 1瓶36 ( + 27゚57' )
    (+)柔和さ、人に好かれる性格。
    (-)不幸を被りやすい傾向、無分別さ、絶望感、後悔の念。
    ◆(106)アルタイル ALTAIR α-Aql(鷲座) 0.77等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 2瓶 4 ( + 8゚52' )
    (+)大胆さ、自信家、強固な意志。
    (-)大きいがはかない富。トラブルメーカーとなる可能性。不名誉、不幸、崩壊。

    ・ 天王星 ・・・・・・ 4牛33
    ◆(8)ステラ・ミラ STELLA MIRA ο-Cet(鯨座) 3等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 1牛46 ( - -2゚58' )
    (+)成功、征服する能力、最後までやり遂げる力。憂鬱さ、大胆さ。
    (-)唯物主義、悪名、自己破壊、悪霊パワー。
    ◆(9)シェラタン SHERATAN β-Ari(牡羊座) 2.64等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 4牛12 ( + 20゚48' )
    (+)名誉、予期しない利得、幸運、富、指導力。
    (-)事故、残酷さ、卑劣さ、不道徳な振る舞い、無慈悲さ。

    ・ 海王星 ・・・・・・ 18魚51
    なし

    ・ 冥王星 ・・・・・・ 24山43
    なし

    ・ 月 ・・・・・・ 13瓶33
    ◆(110)ドルスム Dorsum θ-Cap(山羊座) 4.07等星 オーブ1゚
    2020年の位置 : 14瓶 5 ( - 17゚13' )
    (+)なし。
    (-)怪我、骨折、病気。

    ・ ノード ・・・・・・ 4蟹31
    ◆(35)ヌハタイ NUHATAI(Dirah) μ-Gem(双子座) 2.88等星 オーブ1゚40'
    2020年の位置 : 5蟹33 ( + 22゚30' )
    (+)活力、活気、規則性、鋭敏な頭脳、優雅さ、保護、栄、富。
    (-)なし。

    ・ ASC ・・・・・・ 28蟹32
    ◆(43)プロキオン PROCYON α-CMi(小犬座) 0.38等星 オーブ2゚30'
    2020年の位置 : 26蟹 3 ( + 5゚13' )
    (+)富、幸運、名声、突然の昇進、突然の名声。
    (-)突然の暴力、昇進の後の失脚。
    註 この恒星はプライド(自尊心)、不注意さ、性格的弱さを与え、幸運と不幸のシーソーを生みます。

    ・ M.C ・・・・・・ 16羊26
    ◆(3)アルフェラツ ALPHERATS α-And(アンドロメダ座) 2.06等星 オーブ2.10'
    2020年の位置 : 14羊32 ( + 29゚ 5' )
    (+)富、名誉、朗らかさ、楽天家、万能さ、良い判断、人生の愛、愛の容易さと安らぎと怠惰に向かう傾向。
    (-)率直過ぎる(お人好し)、自己破滅、過度に創造的。恥さらしの行動にかかわる、まちがった考えに陥る、波乱の可能性。

    2020年の水星逆行期 その1 2020年2月17日から2020年3月10日まで

    2020年には3回の水星逆行期がある。2月17日から、3月10日まで(魚座12度53分から水瓶座28度12分まで)、6月18日から7月12日まで(蟹座14度45分から蟹座5度29分まで)、10月14日から11月4日まで(蠍座11度40分から天秤座25度53分まで)、である。2020年の水星逆行は、すべて、水サインから始まり、2回目を除いて、風サインで終わる。これは、コミュニケーションを推進する力学が、感情に大きく影響を受ける敏感な性質から、より知的な傾向を帯びた性質へとシフトしていくことを意味している。理解力と、客観的な分析力が重要視されるようになり、問題の解決には型破りな方法がもてはやされることになる。ここで生じる困難は、ひとびとが、独創的で斬新なものごとを試みようとするのだが、それが、過去に一度も試みられたことがないということかもしれない。その口実は、我々は何かをしなくてはならない、強烈な感情によってものごとが動かされているいま、より知性的で、感情を排した決定ができるように学ぶ必要がある、ということになる。これは、水星が、風サインで完全に逆行することになる2021年には、より顕著なものになるだろう。2020年終盤から、2021年を通じて、木星と土星が、風サインである水瓶座にサインイングレスすることによって、一段と強化されることになる。

    水サインにおいて、水星はせっぱ詰まった感情的な視点からものごとを見るようにひとびとを動かし、世界中の恵まれないひとびとや苦難の中にあるひとびとに対して、共感を抱くようにと促す。理解、思いやり、自己犠牲への情緒的な訴えかけは、ここしばらく、コミュニケーションにおけるテーマとなっているが、この流れは2020年も続くことになる。そして、選挙戦略において、あなたが他の誰かに投票するとして、そのことによってあなたがこうむる苦痛を想像してみてください、あなたは苦しみたいのですか、それとも、彼・彼女のリーダーシップのもとで他の誰かを苦しめたいのですか、と語られるだろう。これは、感情的な懇願であり、事実を見て、解決のために可能なアイディアを検討するという話ではない。水のエレメントは、ひとびとに、何か新しく、これまでとは違うものごとを試すのはあまりにもリスキーで、ひどい結果がもたらされるだろう、と思わせる。何か新しく、これまでとは違うものごとを試すことは、水サインにとっては、あまりにも過激なことなのだ。

    水星逆行期、とりわけ、そのスタート時には、金融市場、商品相場が、往々にして不透明な動きを見せることになる。水星逆行期には、経済データが示す動向と、政府の声明が矛盾することは珍しいことではない。ある経済データ、あるいは、政治的な決定が強気を示す一方で、他の発表は弱気を示すということは、よくある。

    水星逆行の初期には、通常、短期間に急激な価格の上下動が起こるため、急騰急落による往復の売買で損失を受けやすい。水星逆行の中期までに、相場反転の動きが見られず、トレンドが明確にならないままであれば、相場から手を引くことも考慮しなくてはならない。

    水星逆行期には、あらゆる金融市場、商品相場について、テクニカル上の通説や、パターン分析が無効となりやすい。相場は、高値、底値の明確な指標にもなり得ないか、あるいは、一時的な、突き抜けた高値、底値を、頻繁に示すかになる。突き抜ける場合は、急激ではあっても、長く続くことはない。利益は素早く手にする必要があり、目標の価格に到達していないから、あるいは、通常のパターンが展開していないからと、待ち続けることは、意味がない。自分にとって有利な状況が失速し始めたなら、即座に撤退すべきである。特定方向への値動きは、1日から4日で終了し、転換する傾向にある。

    水星逆行は、人生の領域にも影響する。この期間に、合意や協定をまとめることは避けるべきである。この時期、人々は、頻繁に考えを変える。ビジネスでは、突然のキャンセルなど珍しいことではない。通信回線の混乱、交通機関の混乱、電話やコンピュータの故障、SNSのバグ等も、多発する。すべてのコミュニケーションに配慮しなくてはならない。自分が、今、何を言っていて、そのことばが本当は、何を意味しているのかということについて、注意を払う必要がある。指示は明確に伝えるべきで、こちらに伝達のミスがあるかもしれないし、指示された側がきちんと実行しないというミスがあるかもしれない。自分が伝えたことと、他者が聞き取ったことの一致を確認するために、指示した側は、すべてを指示された側に復唱させる必要がある。

    好ましい面を見るならば、水星が逆行を開始する日の前後4日間は、素晴らしいインスピレーションを、多く得られることになる。触発される頻度が高まり、いつもより、勘が鋭くなるだろう。

    2020年の季節的なテーマ  冬 2019年12月22日から2020年3月20日まで

     東京の冬至図は、2019年12月22日13時19分日本標準時に成立する。太陽は、財源・国債・海外経済を支配する8ハウスから、学術・研究・司法・貿易を支配する9ハウスへと、ハウスイングレスするタイミングであり、9ハウスの木星とは、接近のコンジャンクションである。これは、国家の予算について、財源をどうするのか、という問題や、国債の発行の問題、税制・相続に関する問題、そして、海外の経済状況が日本を直撃するという問題と、学術・研究に関する、やはり予算の問題、司法そのものや司法判断、捜査、起訴、訴訟等に関する世間の注目、大学入試制度に関する問題、貿易に関する問題、流通に関する問題、長距離の移動に関する問題、これらについて、拡大し焦点化しやすくなるということを示している。確かに、国債は、ほとんど信じがたい規模で新規に発行される予定である。大学入試に関しても、2020年はセンター試験最後の年になるはずであったが、それもまた、振り出しに戻っている。山羊座の太陽と木星は、牡牛座の天王星に対して調和的なトラインを形成している。これは、技術革新による、希望のある進歩を示している。新しい発明や発見が、宇宙関連、テクノロジー、農業、金融といった分野で、なされるのかもしれない。しかしながら、9ハウスには、山羊座の土星・冥王星のコンジャンクションもとどまっていてオーバーロードしており、なおかつ、この土星・冥王星はカルミネートしてしていて、土星・冥王星はミッドヘブンに対してコンジャンクションである。このため、9ハウスに関連する問題について、かならずしも、幸運な展開を期待できるとは、到底思われない。むしろ、厄介な状況が出現することになることも、大いにあり得る。

      この冬至図では、蠍座の月は、ディセンダントの上、7ハウスにあり、アセンダント上、12ハウスの牡牛座の天王星とオポジションである。月と天王星は10ハウス・水瓶座の金星とそれぞれスクエアであり、フィクスドTスクエアを形成している。金星と天王星は、互いが支配する星座にあり、これは、ミューチュアルレセプションとである。通常、ミューチュアルレセプションは、ポジティブな配置であるが、金星と天王星が互いにハードスクエアになり、金銭と債務の星座である蠍座の月とTスクエアを形成するということは、経済成長が、成長分と同程度、あるいはそれ以上の支出によって減少し、それが、日本の国家や企業や個人の財務状況を悪化させ、負債を大きくすることを暗示しているかも知れない。 いずれにせよ、天頂にある山羊座の土星・冥王星とアセンダントにある牡牛座の天王星は、この冬至図の有効期間に、日本が突発的な事態にさらされ、社会の枠組みを維持しようとする動きと、再構築しようとする動きの間で翻弄されるさまを目の当たりにすることになることを示唆している。

     8ハウス・射手座の水星と、11ハウス・魚座の海王星のタイトなスクエアは、誇張気味ではあるが、ポジティブな精神を通して、多くの対話がなされるものの、事実は、噂といい加減で大袈裟な話によって姿を変えられてしまう期間になることを示している。自分が目にするもの、読むもの、聞いたことを信じるわけにはいかない。その考察の細部には正確さが伴わないことが考えられる。この時期は、ニュースや情報を歪曲したり、悪用したりすることで、対象の名誉や評価に傷をつけようとする、捏造された噂が飛び交うことになる。とりわけ、経済と関連する分野、税金や保険に関連する分野、議会や会議や委員会でのやりとりについては、信用がおけない。

     冬至、つまり太陽の一年は、12月22日から12月27日ごろまでに、山羊座の浅い度数にある木星とコンジャンクションの位置で起こる日蝕とともにスタートする。日蝕そのものは、12月26日で、牡牛座の天王星にトラインを形成しているが、金星は天王星に対して、タイトなスクエアである。ここには、いくつかのテーマが隠されている。この日蝕は、月のサウスノードタイプであり、ノースノードタイプよりも、困難なイメージを与える。その日蝕が、冬至と非常に近い時間で起きる。日蝕の影響力は非常に強く、それが起きる星座と、その星座が支配する経済分野、日常生活の領域に、深刻な途絶や混乱が起こることを示している。その影響は蝕が起きてから1年、あるいは2年ほど続くかもしれない。山羊座の場合、影響を受けるのは、政府とビジネスに関連する分野である。この日蝕は、2020年から2021年までの間に、政府とビジネスの領域で、重要な途絶や変化、混乱が起きることを示している。政府のリーダーシップの変更、おそらくは、選挙や造反を通じた変更が起こることが、強く示されている。それでも、この同じ日蝕が、木星・天王星トラインを含んでいる。これは、その点に注目するなら、一般的には非常に好ましい意味を持つ天体の配置である。しかし、この配置は、1週間から2週間しか続かない。それに対して、蝕の効果は、1年から2年の間、持続する。

     2020年のうちで、もっとも長期的な天体の配置は、1月11日から1月14日に起こる。それが、32年から37年サイクルの土星・冥王星のコンジャンクションである。このとき、太陽と水星は、土星と冥王星の双方にコンジャンクションとなり、天王星は順行へと方向を転換する。このサイクルは非常に長期的なものであるために、土星と冥王星の作用は、数カ月前から、私たちの精神へと影響を及ぼしているが、この後、数カ月間は、最前面に出て働くことになる。これは、政府とビジネス一般における大変動、変革を意味する山羊座の日蝕とも、非常によく似ている。歴史的に見れば、これは、怒り、フラストレーション、二極化、互いに対する礼節の欠如が世界を覆っているなか、指導者たちに対する大衆の不満が高まる時期である。最悪の場合、政府のリーダーシップを転覆させ、その後に、これまでとは非常に異なる社会秩序を打ち立てるようなケースが考えられる。また、これがもっともよいかたちで具体化した場合、社会や政治の雰囲気を、建設的で、非抑圧的な、少なくともひとびとがそう感じるものへと変化させるようにつくられた、重要な改革の原動力となる。それは、多くのひとびとのアイディアが組み込まれ、協力的な取り組みがなされる時期である。そこでは、地道な活動に従事している、一般のひとびとがグループを形成することで、コミュニティや政府のガバナンスに影響を及ぼす可能性がある。権力者の位置にある人物を弾劾したり、排除したり、さらには、国外追放したりし、その代わりに、改革者とみなされる人物を、その地位に就けようとする動きがあるかもしれない。

     この天体配置の原理が、数カ月、最長でも前後18カ月しか続かないとしても、1月中旬は、こうしたことがらとの強い同期性を持つ。天王星が、逆行から順行へと転じることも、意味を持つ。これもまた、自由と独立へのやむにやまれぬ衝動と相関する天体の配置である。また、この時期は、非常に厳しい気象条件がもたらされることにもなりがちである。とりわけ、北方の地域は、大雪と突風の警戒を要する。この時期は、記録的な寒さによる死者が出る危険性もある。寒冷地方の自治体は、コミュニティの住民が電力や動力を失わないように注意喚起し、寒さ対策への配慮をする必要がある。 

     土星・冥王星コンジャンクションが、冥王星の公転周期である約248年前、1772年から、現在までの間に起きたコンジャンクションについて考えると、1786年3月27日から1786年12月8日まで、1819年5月5日から1820年1月12日まで、1851年6月7日から1852年2月10日まで、1883年5月23日、1914年10月5日から1915年5月20日まで、1947年8月11日、1982年11月8日の7回である。これらの期間の前後18カ月に起きた出来事が、土星・冥王星コンジャンクションについて考える手がかりとなる。 

     1月24日から1月27日は、天王星とスクエアを形成する水瓶座の新月である。強風、寒冷な気温、停電が発生する可能性がある。これは、湿潤と冷気のコンビネーションによる事故が発生しやすい時期でもある。また、突然の、注意を向けなくてはならない、予期せぬできごとが起こりやすい。これは原油流出や、他者とかわした合意を、突然、破棄するような決定などの可能性もある。あるいは、テクノロジーに関する問題、例えば、コンピュータシステムのハッキングによる機密情報の漏洩、あるいは、コンピュータの操作ミスや制御不能を含む他のかたちでの混乱を示す場合もある。他に地震、火山の噴火、洪水等も、この天体配置のもとでは注意を要する。

      2月17日から3月10日までの期間、水星は逆行する。同時に、火星が山羊座にサインイングレスする。山羊座の火星の期間は、2月16日から3月31日までである。誤解に基づいて、あるいは、正確な情報に基づいて判断するための十分な準備を終える前に、時期尚早な決断を下すような行為が蔓延するかもしれない。この時期の決定は、知識よりも感情に基づくものであり、早く済ませてしまいたいという思いが、根底にある。2019年12月以降、今年最初の3カ月間は、中東における緊張状態が高まる危険性がある。

      2月22日から3月3日ごろまでの期間は、リレーションシップに問題が生じるかもしれない。関係を形成する双方が、合意への努力に終止符を打つか、あるいは、既に成立したはずの合意を遵守することは困難だと考えるためである。予算、負債と税金をめぐる対立がニュースの最前線に浮上するかもしれない。一方、世界には、チャリティや自己犠牲といったムードも漂う。とりわけ、2月20日前後には、非常に寛大な誰か、あるいは、グループが、価値ある大義のために多額の寄付を行うような場面があるかもしれない。この時期は、音楽、エンターテインメント、チャーミングな魅力、アート全般に視線が集中しやすく、それらを楽しむひとびとが多いかもしれない。 

     全体として、2020年の最初の四半期は、非常に重要な時期であり、大規模で野心的な計画や戦略が始まっていく。こうした計画や戦略の目的は、政府や企業を改革、あるいは、変革することである。これを自発的に推し進めるひとびとは、新たに始まる10年を導くリーダーとして歓迎されるだろう。しかしながら、変化を拒絶するひとびとは、罰を受け、権力の座からの追放などの望ましくない結果の直面させられるかもしれない。すべての原動力となるのは、権力と、大規模で根本的な変化を実現させることにとり憑かれたかのような強迫観念である。この混沌から、のちの偉大なリーダーが育ち始める可能性はある。しかし、その始まりを認識するには、今後1年以上かかるかもしれない。

    2019年の水星逆行期 その3 2019年11月1日から2019年11月21日まで

     2019年には3回の水星逆行期がある。2019年3月6日から、2019年3月28日まで、2019年7月8日から2019年8月1日まで、2019年11月1日から2019年11月21日まで、である。2019年の水星逆行は、2回めの逆行の始まり以外はすべて、水サインから始まり、水サインで終わる。これは、コミュニケーションを推進する力学が、2018年の水星逆行期の火サインに象徴される、性急な決断と行動への要求から、感情に大きく影響を受ける敏感な性質ものもへと変化することを意味している。他者にどのような影響を与えるかにかかわらず、求められるものは、ひとびとの思いやりと他者への気遣いであり、アクションへの要求は減少することになる。

     2018年、火サインのもと、逆行する水星は何かを成し遂げなくてはならないという切迫感を示していた。要求が激しく、強圧的で、闘争的、議論好きであった。しかしながら、2019年、水サインでの水星逆行は、感情をモチベーションとするコミュニケーションが中心となる。理解、思いやりあるふるまい、自己犠牲といったものが、火サインでの水星逆行の、攻撃的で鋭く、エゴイスティックな強制力にとってかわる。

     水星逆行期、とりわけ、そのスタート時には、金融市場、商品相場が、往々にして不透明な動きを見せることになる。水星逆行期には、経済データが示す動向と、政府の声明が矛盾することは珍しいことではない。ある経済データ、あるいは、政治的な決定が強気を示す一方で、他の発表は弱気を示すということは、よくある。

     水星逆行の初期には、通常、短期間に急激な価格の上下動が起こるため、急騰急落による往復の売買で損失を受けやすい。水星逆行の中期までに、相場反転の動きが見られず、トレンドが明確にならないままであれば、相場から手を引くことも考慮しなくてはならない。

     水星逆行期には、あらゆる金融市場、商品相場について、テクニカル上の通説や、パターン分析が無効となりやすい。相場は、高値、底値の明確な指標にもなり得ないか、あるいは、一時的な、突き抜けた高値、底値を、頻繁に示すかになる。突き抜ける場合は、急激ではあっても、長く続くことはない。利益は素早く手にする必要があり、目標の価格に到達していないから、あるいは、通常のパターンが展開していないからと、待ち続けることは、意味がない。自分にとって有利な状況が失速し始めたなら、即座に撤退すべきである。特定方向への値動きは、1日から4日で終了し、転換する傾向にある。

     水星逆行は、人生の領域にも影響する。この期間に、合意や協定をまとめることは避けるべきである。この時期、人々は、頻繁に考えを変える。ビジネスでは、突然のキャンセルなど珍しいことではない。通信回線の混乱、交通機関の混乱、電話やコンピュータの故障、SNSのバグ等も、多発する。すべてのコミュニケーションに配慮しなくてはならない。自分が、今、何を言っていて、そのことばが本当は、何を意味しているのかということについて、注意を払う必要がある。指示は明確に伝えるべきで、こちらに伝達のミスがあるかもしれないし、指示された側がきちんと実行しないというミスがあるかもしれない。自分が伝えたことと、他者が聞き取ったことの一致を確認するために、指示した側は、すべてを指示された側に復唱させる必要がある。

     好ましい面を見るならば、水星が逆行を開始する日の前後4日間は、素晴らしいインスピレーションを、多く得られることになる。触発される頻度が高まり、いつもより、勘が鋭くなるだろう。

    2019年の季節的なテーマ 秋 2019年9月23日から2019年12月22日まで

     2019年の秋分は、9月23日16時50分、日本標準時、東京にて成立する。それは、9月21日、3回めにして最後の木星・海王星スクエアが形成された直後のことである。蔓延していた失望と幻滅は、より良識的な感覚へと道を譲っていく。しかし、良識が呼び覚まされると同時に、未来に対する、大きな懸念もまた呼び覚まされることになる。愉快な時間は終わりを告げ、現実へと戻るときが来たのだ。2020年1月の、重要な土星・冥王星コンジャンクションが近づきつつあるからだ。多くの人々が、締めつけられるような感覚を抱き、プレッシャーの高まりを覚えるようになる。この秋から、2020年にかけて、政治の世界と、政府に、何か重要なことが起きようとしている。

     この時期は、深刻な問題に、本腰を入れて取りかかるべきだ。秋分図の支配星である太陽が7ハウス(外交・同盟国・敵対国)に在泊する。すなわち、問題とは、外交、同盟国、敵対国との関係に関わっている。

     日本は、外交に関する重要な局面に立たされている、ということを、国民の確信とするために、最大限の努力が払われるだろう。火星もまた、7ハウスに在泊し、労働や組織のサインである乙女座を通過中で、土星・冥王星コンジャンクションに対して、トラインを形成している。外国人労働者の問題や、組織的な訓練を受けた集団が外交の中心としてイメージされることになる。それは、香港における警察かもしれないし、ラグビーワールドカップや世界陸上といった競技かもしれない。ここで要求されるのは、政府と、労働環境におけるゆるぎない成果である。しかしながら、火星は木星・海王星に対して、Tスクエアを形成している。これは、政府の支出がいまだに過大な額であり、無駄、腐敗、不正が、いまも蔓延していることを意味しているのかもしれない。日本の歳入は、歳出の増加に追いついてはいない。

     この秋分図では、月は蟹座に在泊している。したがって、日本は、内政と、家族的価値観の行方について、大きな不安を抱えている。月は、土星・冥王星コンジャンクションに対してオポジションであり、このオポジションは天秤座の金星・水星コンジャンクションとともにTスクエアを成する。そこには、とにかくものごとをやり終えなくてはならないという切迫感が生じている。しかし、要求に応えてデッドラインを守るための必要な焦点を欠き、最後までやり遂げる力もないのだ。これは、ものごとを完璧にすることにこだわるあまりに、優柔不断になることを意味している。いったい、何が正しいことなのか。そして全体の調和と望ましい支持を得るために必要な合意にはどうしたら到達できるのか。それを見つけ出すことに、重点が置かれる。この時期は、次のことを念頭に置く必要がある。あなたは、全員を喜ばせることなどできない。あなたがどれほど懸命に努力しようとも、何もせず、働きもせず、それでいて、必死でがんばっている人々の取り組みを批判し、あら探しをする権利があると思っている手合いは必ず存在する。2019年も終わりを迎えるにつれて、総体としての集合意識は真面目に考える方向へと進んでいく。そして、国の財政と政局の安定が、心配のもとになるのだ。

     9月25日から10月3日まで、金星と冥王星に重点を置いてこの季節が始まる。金星は、土星・冥王星に対してスクエアを形成するが、冥王星は、山羊座20度で順行に転じる。この位置は、1993年に171年サイクルの、天王星・海王星コンジャンクションが成立した度数である。金星と冥王星は、債務とそれにまつわる信用問題、農業と農作物への脅威を支配する。気象についてこれが意味するのは、穀類の収穫に影響を及ぼすような厳しい天候である。あまりにも多い雨量、あるいは、早すぎる降雪や降霜があるのかもしれない。この組み合わせは、中央銀行による金利政策の変更をも意味する。ローンや抵当権付住宅ローンの借り入れに必要な与信審査もより厳格化される危険性がある。税金に関する問題、ということも示唆されているが、日本では、消費増税と、それに伴うさまざまな制度変更や、付帯条項というものが、この時期にスタートすることになる。金融市場においては、下落してきた市場は、反騰するかもしれない。反騰は数日、あるいは、数週間に及ぶ下落の後の急騰というかたちで始まる可能性がある。個人的な人間関係やパートナーシップでは、互いに合意した状況を改めて、定義し直すことになるかもしれない。ものごとが進もうとする流れに対して、一方が不満を抱いているように見える。

     10月3日から10月14日までの期間には、いくつかの惑星がサインを移動するが、これが意味するのは、一つの市場テーマから他のテーマへと投資家の関心がシフトすることである。しかし、支出、国債、政府機関の機能停止に対する大きな懸念は存在し続けている。これは、10月11日から10月14日までの、週末に起こる満月近くの時期に、ピークに達するかもしれない。この時期の金融市場は、不安定な様相を呈するかもしれない。

     10月28日から11月5日までの期間は、不協和音が響き、論争が起こるかもしれない。どちらか一方が他方の望まない合意を無理に押しつけようとして、情勢は険悪になっていくかもしれない。その結果は、激しい舌戦と、厳しい糾弾の応酬になるかもしれない。そして、相互に圧力が高まっていくことになるが、周囲には態度が傲慢だと認識され、状況は悪化する一方で何の助けにもならない。対立する双方は、臨戦態勢に入り、戦争を始めかねないように見える。誰も負けたいとは思わないし、誰もが勝ち残るまで戦う気でいる。そして、これは、長期にわたる確執の始まりに過ぎない。

     火星が蠍座を通過する、2019年11月19日から、2020年1月3日までの期間、状況は激しさを増す。どちらの側も、敵対する相手を殲滅しようと決断したように見える。この時点で、双方が、ともに、態度を改める必要があるという姿勢を示し、関わる全員が、もっと価値ある大義のために、何かを犠牲にするという意志を持って取り組まない限り、本当にそうなるかもしれない。これは、妥協の暗示ではない。本当に方向転換がなされるならば、その歩み寄りは、大衆への大きな支援となって、成功することになるだろう。しかし、緊張状態が続く間は、不確実な時代における金融・政治の不安定さから身を守るために、金が高騰するかもしれない。

     11月20日から11月28日までの期間には、蠍座の火星は、牡牛座の天王星に対してオポジションを形成するが、これは、不安定性と敵対的な舌戦を暗示する。しかし、金星は木星に対してコンジャンクションとなり、その後、山羊座にサインイングレスして、牡牛座の天王星とトラインを形成する。ここには、平和を達成するために溝を埋めていこうとする協調的な態度が見て取れる。そらに、海王星がステイショナリーから順行へと転じることも、これを強調する。金星と海王星は、外交力と合意への願いを意味する。しかし、土星は山羊座において、冥王星へと進んでおり、蠍座の火星がこれを荒々しく困難な闘いにしている。一部の人々は、どうあっても権力を手放そうとはしない。現在の権力を維持するために、彼らは自ら進んで舞台裏に潜み、ひとを操り、相手を懐柔し、と、あらゆる手を使うことを厭わない。それが発覚したとき、彼らは高い代償を支払うことになるだろう。

     12月が近づくとともに、集合意識は、より真剣なものへと変化することになる。12月3日には、木星が山羊座へとサインイングレスし、金星は、12月12日から12月14日の間に、刻々と距離を縮めていく土星と冥王星に対してコンジャンクションとなる。ひとびとは変化を望み、同時に、景気悪化への漠然とした懸念が重くのしかかってくる。

     それでも、木星が天王星に対してトラインを形成し、太陽が木星に対してコンジャンクションとなりつつ、天王星に対してトラインを形成する、12月16日から12月28日には、未来に向けて、多くの希望が浮上してくる。しかし、これは、もう一度訪れる吉凶混合の時期であり、対立するもの同士が、深く根づいた敵意のもとで、彼らの政治生命を賭けて戦うことになる。年の終わりを迎え、新たな10年が今にも始まろうとしている2019年12月23日から2020年1月3日、ヘリオセントリックの水星が射手座へとサインイングレスする。この時期は、冬期休暇の季節だが、金や銀の市場は活発に動くかもしれない。

     木星と射手座が創り出すすべてのエネルギーが、土星・冥王星さ山羊座のエネルギーすべてに並行して働く秋から冬の時期には、次の10年について心配するにせよ、楽観視するにせよ、どちらにとっても十分な理由に事欠かない。すべてがよいとも、すべてが悪いとも、明確に言えるようなものではないのだが、アナリストの話に耳を傾けると、あまりにもてんでばらばらの意見を唱えているように感じられるだろう。ひとびとは、本当に起こりつつあることを冷静に評価するために、それらの中間点を探し求めるだろう。木星が射手座を去ろうとするいま、ものごとを大げさに表現する人々は、そのピークを過ぎてしまった。だが、現実的で揺るぎなく、安定して着実で、伝統を重んじ、誠実で率直な人々は、来たる2020年が彼らのための年だと知ることになるだろう。

    2019年の水星逆行期 その2 2019年7月8日から2019年8月1日まで

    2019年には3回の水星逆行期がある。2019年3月6日から、2019年3月28日まで、2019年7月8日から2019年8月1日まで、2019年11月1日から2019年11月21日まで、である。2019年の水星逆行は、2回めの逆行の始まり以外はすべて、水サインから始まり、水サインで終わる。これは、コミュニケーションを推進する力学が、2018年の水星逆行期の火サインに象徴される、性急な決断と行動への要求から、感情に大きく影響を受ける敏感な性質ものもへと変化することを意味している。他者にどのような影響を与えるかにかかわらず、求められるものは、ひとびとの思いやりと他者への気遣いであり、アクションへの要求は減少することになる。

    2018年、火サインのもと、逆行する水星は何かを成し遂げなくてはならないという切迫感を示していた。要求が激しく、強圧的で、闘争的、議論好きであった。しかしながら、2019年、水サインでの水星逆行は、感情をモチベーションとするコミュニケーションが中心となる。理解、思いやりあるふるまい、自己犠牲といったものが、火サインでの水星逆行の、攻撃的で鋭く、エゴイスティックな強制力にとってかわる。

    水星逆行期、とりわけ、そのスタート時には、金融市場、商品相場が、往々にして不透明な動きを見せることになる。水星逆行期には、経済データが示す動向と、政府の声明が矛盾することは珍しいことではない。ある経済データ、あるいは、政治的な決定が強気を示す一方で、他の発表は弱気を示すということは、よくある。

    水星逆行の初期には、通常、短期間に急激な価格の上下動が起こるため、急騰急落による往復の売買で損失を受けやすい。水星逆行の中期までに、相場反転の動きが見られず、トレンドが明確にならないままであれば、相場から手を引くことも考慮しなくてはならない。

    水星逆行期には、あらゆる金融市場、商品相場について、テクニカル上の通説や、パターン分析が無効となりやすい。相場は、高値、底値の明確な指標にもなり得ないか、あるいは、一時的な、突き抜けた高値、底値を、頻繁に示すかになる。突き抜ける場合は、急激ではあっても、長く続くことはない。利益は素早く手にする必要があり、目標の価格に到達していないから、あるいは、通常のパターンが展開していないからと、待ち続けることは、意味がない。自分にとって有利な状況が失速し始めたなら、即座に撤退すべきである。特定方向への値動きは、1日から4日で終了し、転換する傾向にある。

    水星逆行は、人生の領域にも影響する。この期間に、合意や協定をまとめることは避けるべきである。この時期、人々は、頻繁に考えを変える。ビジネスでは、突然のキャンセルなど珍しいことではない。通信回線の混乱、交通機関の混乱、電話やコンピュータの故障、SNSのバグ等も、多発する。すべてのコミュニケーションに配慮しなくてはならない。自分が、今、何を言っていて、そのことばが本当は、何を意味しているのかということについて、注意を払う必要がある。指示は明確に伝えるべきで、こちらに伝達のミスがあるかもしれないし、指示された側がきちんと実行しないというミスがあるかもしれない。自分が伝えたことと、他者が聞き取ったことの一致を確認するために、指示した側は、すべてを指示された側に復唱させる必要がある。

    好ましい面を見るならば、水星が逆行を開始する日の前後4日間は、素晴らしいインスピレーションを、多く得られることになる。触発される頻度が高まり、いつもより、勘が鋭くなるだろう。

    2019年の季節的なテーマ 夏 2019年6月22日から2019年9月23日まで

     2019年の夏至は、6月22日午前0時54分に起こる。アセンダントサインは、再び牡羊座で、支配星の火星は、4ハウス・蟹座にあり、同じく蟹座のドラゴンヘッド、水星とコンジャンクション、山羊座のドラゴンテイル、土星、冥王星のコンジャンクションとオポジションを形成している。12ハウス・魚座の海王星は、逆行開始寸前のステイショナリーである。この海王星は、また、互いにオポジションを形成する2ハウス・双子座の金星と、8ハウスから9ハウス・射手座の木星に対して、ミュータブルTスクエアを形成している。これは、経済や金融政策、税制、親子関係、パートナーとの生活、研究、契約、法律、司法の分野において、信頼に関する問題が生じることを意味している。個人的な関係では、婚姻関係にある場合、一方に対するもう一方の裏切り行為、隠れて浮気することなどへの警鐘となるだろう。この夏は、透明性を保つこと、完全にオープンで正直であることが必要な時期である。ひとびとは信頼を寄せたいと思っている。だが、同時にだまされやすく、不安定で傷つきやすいかもしれない。
     この時期は、木星・海王星のスクエアが顕著である。全部で3回あるスクエアの形成のうち、2回がこの季節の始まり(6月17日)と終わり(9月22日)に起こる。これが示唆するものは、今年の夏には大きな希望が生まれ、たとえどのように小さな可能性であれ、あるいは、信じるに足る根拠などなくとも、すべてが最善のかたちをとって現れることを信じるという意欲の存在である。用心深さがなければ、盲信状態に陥ることになる。そして、それが、ひとびとを欺かれやすい状況へと導き、後に、計り知れない幻滅をもたらす危険性がある。価値あるものごとや情報が、跡形もなく消失するが、その犯人は、誰も疑うことなどあり得ない人物であるかもしれない。また、巨額の金銭の受け渡しをも示唆している。一方をだますような、何か邪悪な目的のもとで、何らかの取引が行われる、あるいは、あからさまな窃盗、詐欺、横領行為がある、ということかもしれない。この時期は、詐欺、でっちあげ、もっともらしい作り話が後を絶たず、収拾がつかなくなる可能性がある。識別眼を養うことを心がけることが重要である。とりわけ、こういうときでなければ、もっとも信頼するような人物のそばにいるとき、あるいは、ともにいて非常に居心地が悪く感じる人物のそばにいるときは、十分に気をつける必要がある。
     木星、海王星は、どちらも、原油、ガス、液体、毒を支配している。この時期は、原油漏れや、有毒ガスの流出事故によって、生態系のバランスが崩れたり、ひとびとの安全が脅かされたりすることになるかもしれない。また、降雨と水をも支配することから、洪水、津波、高波、台風、集中豪雨、浸水等の被害が多くなる危険性がある。
     また、蟹座での水星・火星のコンジャンクションと、山羊座での土星・冥王星のコンジャンクションによるオポジションは、これまで、長い間、隠されてきた情報が暴露されるか、誰かが陰でおこなった何ごとかに関する、非常にショッキングな情報が露呈するかして、誰かの評判を傷つけるのかもしれない。これは、再び露見するスパイ活動や諜報活動のサインであり、ターゲットは、機密情報である。大切な企業秘密が盗まれたり、サイバー窃盗に遭ったりすることがあるかもしれない。これらのことが、公衆の目からうまく隠されている限り、すべてがうまくいっているように見える。しかし、ひとたび露呈するならば、驚き、怒り、困惑、嫌悪が、いっせいに解き放たれることになるかもしれない。そして、すべてはうまくいっているという自己満足と多幸感は、パニックとヒステリーに、すぐさま道を譲ることになるかもしれない。何が本物で、何が真実かなど、誰にわかろうか。
     さらに、アセンダントサイン・牡羊座の支配星である火星は、アセンダントとタイトなスクエアであり、4ハウスにあることから、烈しい高温・多湿が予想される。急激で、強烈な、水に関する問題は、木星と海王星のスクエアとあいまって、ひどいありさまをもたらす危険性がある。また、4ハウスには、気候以外に、地殻・国土・野党・治安・災害・歴史的な遺産等の意味がある。これらについて、非常に過激な問題が生じる危険性がある。
     この夏は、6月22日から6月25日までの、海王星のシグナルから始まる。この時期は、台風、津波、大量の降雨に襲われる危険性もある。しかし、このサインは、だまされやすさ、間違った相手を信頼する傾向とも関連している。それは、欺瞞、詐欺、あからさまな嘘を言う行為へとひとびとを導く惧れがある。不正直で、情報に基づく選択を必要とする誰かから真実を隠そうとすれば、信頼は、あっという間に疑惑と不信感に取って代わられることになる。
     7月2日から7月4日までの期間は、日蝕である。そして、火星が獅子座にサインイングレスし、金星が蟹座にサインイングレスする。これは、多くのパーティが開かれる1カ月であり、内向きで家族的な雰囲気があり、国家主義、あるいは、愛国的な諸問題が焦点化する時期でもある。7月最初の2週間、そして、ひょっとすると夏の間はずっと、何かに感謝したり祝ったりするような催しやパーティが数多く開かれることになるだろう。
     7月9日から7月21日までの期間は、コミュニケーションに関する試練のときとなるかもしれない。水星が逆行に転じて、天王星にスクエアを形成し、同時に、太陽と金星が、土星と冥王星にオポジションを形成するからである。そのころには、いくつかの政治的闘争が進行中であり、事実がすべて明らかになる前に、法案を成立させようという圧力も存在している。だが、十分に熟する前にそれを押し通そうとするのは、失敗に終わるかもしれない。世界の指導者たちは、有権者による厳しい批判の矢面に立たされ、デモや反対運動が起きて、それをメディアが喧伝する。ターゲットとなった指導者が防衛的に、あるいは、攻撃的になれば、問題はかえって悪化するかもしれない。この時期は、内的衝動と怒りを自分の裡におさめておくほうがよい。自分が感じた本当の怒りを外へと放ったとしても、問題は解決しない。ますますこじらせることになるだけだ。欺瞞と敵意のコンビネーションは、けっしてよい調合薬にはならない。この時期の政治的な状況は、過度に感情的であるように見える。
     そういう冷え切った状況も、太陽が獅子座にサインイングレスするにつれて、7月23日から、8月12日までには、改善し始めることになる。これは、木星を含むいくつかの調和的なアスペクトに彩られた、パーティシーズンであり、多くの社会的な活動を暗示している。貿易や通商に関する何かよいニュースが、世界的に流れるかもしれない。個人的なお祝いや、多くのひとびとを支援するために開かれる大規模な集会は、成功しやすい。仲のよい友人たち、人生を楽しむひとびと、そして自分と同じ趣味を分かち合うひとびとと、ともに何かを祝うには絶好のタイミングとなる。友人を見つけ、ともに過ごして、この夏のすばらしい一側面を楽しむとよい。また、常々行きたいと思っていた海外のどこかへ旅行するにもいいタイミングである。経済のニュースについては、金融市場もこの時期、大いに盛況であるはずだ。
     8月18日から9月8日までの時期、世界のムードは社会的な活動の楽しみから、仕事上のあれこれへと変化していく。火星、金星、太陽が、乙女座へとサインイングレスし、互いに、コンジャンクションの位置にありながら、天王星にトラインを形成し、その後、土星・冥王星のコンジャンクションにトラインを形成することになるのだ。これは、優秀なプランを開発し、それを遂行し、結果として達成へと至る時期である。そして、仕事に関わる刺激的な発想、とりわけ、新しいテクノロジーに関わる計画の時期でもある。テクノロジー分野における新しい発明と同時に、科学、あるいは、外宇宙に関するエキサイティングなニュースがもたらされるかもしれない。それは、未来の夢が現実になるようなアイデアについてのものかもしれない。
     しかしながら、2019年は、楽観へと導く、刺激的で新しい展開が見られると同時に、疑念と不信感、希望と懐疑論といったコンビネーションもまた、夏の終わりに向かって増大していく。太陽、水星、金星、火星のすべてが、9月2日から9月21日まで、木星・海王星のスクエアに対して、Tスクエアを形成するのだ。すばらしいプランと熱心な努力による現実的な達成や成功は可能である。だが、一方では、フェイクニュース等の誤誘導によってつくりあげられるインチキ話や詐欺など、あからさまな意図を持つたくらみも多くなる。誰が真実を言っているのか、誰が正直で、誰か不正直かを見分けるのは、非常に難しい。こうして、すべてが、不条理な世界のできごとのように感じられるようになるかもしれない。
     気象面では、この時期も、激しい降雨、洪水、台風、そして、津波が猛威をふるう危険性がある。また、原油流出や有毒ガスの放出が起こる危険性も暗示されている。それても、精神世界やクリエイティブな世界に住むひとびとにとって、この時期は、きわめて高い受容性を発揮することになるだろう。人生における重要な気づきを得る可能性が高まるタイミングである。だが、そこで問題となるのは、その体験が自然発生的なものか、向精神薬やドラッグによってもたらされたものなのか、その体験が本物なのか、精神状態を変性させる物質によるものなのか、ということかもしれない。ロマンスや、合意に基づく関係は、それがどのようなものであれ、注意深くあることが大切である。この時期に、感情によってものごとを決定してはならない。もし、そうすれば、予測もしなければ、望みもしなかった結果が待つことになる。要するに、自分の直感を信じるか、自分の常識を信じるかの、内的な戦いが起こるのかもしれないということである。
     こうして夏が終わっていくが、そのとき、そこには集合的な思いとして、私たちはいったい何を通り抜けてきたのだろうという感覚が残るかもしれない。

    2019年の季節的なテーマ 春 2019年3月21日から2019年6月22日まで

     東京の春分図は2019年年3月21日午前6時58分に成立する。太陽は12ハウスに入居している。これは満月の4時間ほど前で、月は6ハウスにある。アセンダントは牡羊座、天王星がライジングしている。春分図を支配する火星は牡牛座・1ハウスから2ハウスにあり、牡牛座の支配星である11ハウス・水瓶座の金星とスクエアである。山羊座のメディウムコエリに対して、山羊座の土星がコンジャンクション、山羊座の土星・冥王星のコンジャンクションと、牡牛座の火星、乙女座の月の間に地のグランドトラインが成立している。これはビジネスと経済にとって非常に強いチャートである。しかし一方では、おそらく日本の同盟国に対する矛盾したメッセージか、あるいは彼らから日本への、やはり矛盾したメッセージを誤解することから生じる、大きな混乱と不安定性を示唆するチャートでもある。この時期は他の季節と同じく、すべからく吉凶両面があり、前向きな希望と、失望や懸念が入れ替わり立ち替わり浮上し続けるように見える。
     この季節のイングレスは、日本の同盟諸国に関する話題とともに、経済と一般国民にとっては、労働、サービス、保健の分野が強調される。12ハウスの太陽は、妨害、騒乱、テロ、密約、病院、亡命を意味している。カルミネートしている土星は、義務、常識、規律、重いもの、困難、ブレーキ、老人、鉛を、土星とコンジャンクションである冥王星は、深刻な事柄、強制圧力、異常事態、根源的改革、地下資源、原子力、核兵器を支配する。月と木星以外、太陽を含む8惑星がホロスコープの東側に位置している。これは、関心の焦点が「自己」「自国」「自国の指導者たち」に向けられていることを示している。日本国内で、手のつけようがないほど問題が山積することになるのかもしれない。12ハウスのイメージから、天皇の退位と即位、それにかかわる非公開の儀式ということが示唆されているのかもしれない。また、さまざまな組織のトップが、引退や退任を求められるということも起こり得る。
     ふたつの天体だけチャートの西側にあるうちのひとつである月が、6ハウス・乙女座に在泊する、満月のイングレスである。ここには、重要なプロジェクトを達成するために、歩み寄りが必要なことへの気づきが示されている。誰もがこのプロジェクトを成功裡に飛び立たせる必要性と重要さを自覚している。このチャートの支配星は火星であり、土星・冥王星、月とともにグランドトラインを形成している。これが暗示するのは、すでに十分用意が調っているという信条であり、それに基づく実行力である。理想とビジョンは良い。しかしながら、月がある乙女座の支配星・水星は魚座で逆行中であり、同じく魚座の海王星とコンジャンクション、射手座の木星とスクエアである。この時期は理想家と現実主義者の両方が非常に情緒的になるのかもしれない。誰もが正しいことをしたいと主張し、誰もが高尚な立場を取ろうとする。だから彼らは皆、素晴らしい議論をする。問題は細部に存在するように見える。そのせいで、目指すゴール以上にその計画自体が過大な重要性を持つという思い込みが生じる。ひょっとすると、あまりに多くの法律家、会計士、官僚、監察官や取締官が参画しているのかもしれない。そして彼らは明確なビジョン持つひとびとをよりも、はるかに大きな権限を与えられている。残念なことに、彼らは、あれこれと細目にこだわって明確化や定義づけを要請するという傾向を大いに発揮し、軌道に乗るはずの価値ある取り組みをストップさせるだけの権力を持っているのだ。
     器の小さなひとびとによって起こされる煩わしいフラストレーションにもかかわらず、ビジネス界、そして世界中の経済は上昇気流に活気づくように見える。これは火星、月、そして土星·冥王星の地のグランドトラインのなせるわざである。多くの人々が大金を稼いでいる。賃金の伸びは力強く、特にサービス業界において顕著だ。銀行も今や非常に調子良く見えるし、農業分野も悪くない。それでも春がスタートすると、火星が東京始原図の牡牛座のステリウムに対してコンジャンクションを形成する。
     この時期は、人道的な目的の下で働いた多くのアーティストやミュージシャンが話題に上るかもしれない。大衆は何か大惨事の犠牲となったひとびとを助けたいと感じる。そしてイベントが開かれ、それらが共通の目的を通じてひとびとをひとつにする。また、水瓶座の金星が、金星を支配星とする牡牛座の火星にスクエアを形成する。そのために、ひとびとの間では、個人的かつ肉体的に惹かれ合う感覚も強 くなるかもしれない。これは肉体的魅力の引力が高まる時ではあるが、同時に口論や不和も多くなり、平和や協調のための妥協をもよしとしない。ひとびとは、互いに歩み寄ることに対してなにかしらの障害でも持っているかのようだ。
     天王星が上昇惑星であるときには、突発性、変化、改革、精密機器、専門技術、科学者、思想家、革命家、地震、ウラン等を示唆する。突然のできごとや、予測不可能なことがらに、世間が混乱することが、往々にして起こる。
     木星は月と海王星・水星・太陽のコンジャンクションに対してワイドなミュータブルTスクエアを形成している。これが意味するのは、木星が支配する領域がニュースとなって世間を騒がせる可能性である。例えば、世界貿易、移民問題、旅行や教育問題などが考えられる。他に木星は、日本なら最高裁判所にあたるような、さまざまな国の高等裁判所も支配する。こうした高等裁判所によって、以前に決定された規則、訴訟手続き、あるいは法律が改正される、あるいは、最高裁判所に新たな判事が任命、または指名されるのかもしれない。あるいは、裁判所自体が、なにかしらの意味で注目を集めることになるのかもしれない。あるいは、高等教育、例えば大学等が、注目を集めることになるのかもしれない。
     春は3月21日の金星・火星のスクエアと、3月28日まで続く魚座の水星逆行、水星・海王星のコンジャンクションで始まる。ひとびとは互いの考えやビジョンのやりとりに困難を覚えるだろう。頑張れば頑張るほど余計な混乱のもととなり、結果として他者のアイデアを拒絶することにつながる。最悪の場合、当然の落としどころと考えられていた合意点に、欠陥があると、突然、発覚する。どちらか一方が、すでに合意されていた事項を変えたいと言い出し、相手がたは、その要求に立腹することになる。3月21日の週は、これが株式市場の同行に影響を与えることになるかもしれない。
     4月3日から4月15日は、非常にエキサイティングでエネルギーがあふれ出す時期となる。ヘリオセントリックの水星が射手座を運行し、射手座の支配性である木星が、ステイショナリーから逆行へと転じ、太陽に対してトラインを形成する。これ一つだけでも、通常は、非常に楽観的な指標で、市場、特に貴金属と通貨の分野は、極めて強い反騰を見せる可能性がある。逆に急落するケースもあるが、どちらにせよ、価格の上下動は過度に激しくなるだろう。
     楽観的な木星のシグナルが顕現すると同時に、金星が、木星・海王星のスクエアにハードアスペクトを形成し、太陽が土星・冥王星のコンジャンクションに、やはりハードアスペクトを形成する。一方はあまりにやり過ぎとも言える過剰さと無節操として現れ、もう一方は極端な抵抗と批判という形で現れるのかもしれない。そして、物事が進展する前に一方が相手の勢いを止めて説明責任を果たすことを要求するか、捜査の手が伸びるよう仕向ける可能性がある。しかし、ここでの最大の懸念は、すでに合意され、決定した事項に対して気持ちを変えた誰かが口火を切って始まる大騒動だ。今や信頼は風前の灯火となった。これはどの国に対しても当てはめることが出来る。あるいは、ブレグジットの問題を解決したいと願うEUと英国、双方の立ち回りがとりわけ注目を浴びるのかもしれない。
     太陽が4月20日に、金星が4月21日に、それぞれ運行する星座宮を移り、太陽が、4月23日に天王星とコンジャンクションになったあと、4月26日と5月1日に、冥王星と土星がそれぞれ逆行に転じるにつれて、4月20日から4月29日の間に、世間の雰囲気はガラッと変わっていく。これらの天体が通過する星座のどれもが、金融、銀行、政府の領域に関連するものだ。中央銀行が新たなゴールと目的に従って金利政策に変更を加えるのかもしれない。これは通貨と国債の両市場に急激な反応を呼び起こす可能性がある。また、今回は牡牛座における最初の太陽・天王星のコンジャンクションである。だからこれは、今後6年間に起きそうな出来事の鍵となるなにかが現れる時期となるかもしれない。土星と冥王星が互いに近い位置でそれぞれ逆行に転じることから、何を予測することができるのかについてヒントはこのシグナルが与えてくれるかもしれない。これら2惑星は、2020年1月14日までコンジャンクションを維持し続ける。宇宙的な観点から、この時期は重要である。この期間中に、わたしたちは、次の10年を垣間見ることができる。どのような政策変更や発表も、新法案も、その結果として、2020年から2025年までの金融、経済、財政に対して、非常に重要な意味を持つ。天候については、この時期もまた、人命の危機にかかわる強風や嵐と相関するシグナルが現れている。
     4月27日から、5月13日までの期間は、悲喜こもごも、二つの対立する強い力のぶつかり合いの時期である。まず、火星が、木星と海王星に対して、ミュータブルTスクエアを形成する。,これは、非常に受身でありながら攻撃的な組み合わせである。そこでの試練は、特定の人々を怒らせる要因は何なのかを見つけ出すことにある。何ごとかに対する反対運動が起きるかもしれないが、その何ごとかは、あまり明確に定義されていないし、よく理解されてもいない,また、この組み合わせは原油価格にも影響する可能性がある。もしかしたら原油流出事故が起こるか、あるいは、産油国の大臣クラスのひとびとが秘密裡に集まって何らかの協定にこっそりと合意するのかもしれない。あるいは、ある国が関係国同士で以前に取り決めた産油量を遵守していないことが明るみに出るのかもしれない。この時期は天王星も海王星に対してセミスクエアを形成していることから、洪水や激しい降雨がより一層の惨事を招く怖れもある。
     またこれと同時期に、金星が土星・冥王星のコンジャンクションに対してスクエアを形成し、太陽が土星・冥王星に対してトラインを形成する。女性に率いられた一方の側が、大いに怒ってもう一方の側に彼らの行為への説明責任と贖いを求める
    可能性がある。これはまたもう一つの #Me Too 運動に連なる話かもしれない。あるいは金星がお金にも関連することから、この時期に債務問題が増大し、中央銀行が政府に対して、財政面での責任をよりいっそう持つように求めるのかもしれない。しかしながら、太陽からのポジティブなアスペクトは、実務的な改革案と解決策を携えた誰かがリーダーシップを発揮することを示唆している。
     5月16日から19日はまたしても「変化」の時期である。火星が蟹座に入居し、金星が自ら支配する星座である牡牛座に入って天王星にコンジャンクションになる。そして同時に満月でもある。ここへきて、世間の関心は実際的な事柄から個人的な内面性へと移行していく。感情や情緒性が強調されるようになるのだ。そして、それまで抑圧されていたいくつかの個人的な不満が表面化し始める。それはまるで突然の落雷のようなものかもしれない。実際、この時期は強烈な嵐、ハリケーン、あるいは、竜巻が起きやすい。この組み合わせはまた、世界の金融業界、とりわけ銀行に影響を及ぽす。したがって、4月20日から4月29日に生じるものごとに関連して、中央銀行が政策を変更するなどのニュースが新たに流れるのかもしれない。
     6月9日から6月24日、春はさらなる宇宙の一撃と共に終わっていく。その始まりには、太陽が木星・海王星のスクエアに対してミュータブルTスクエアを形成し、6月9日から6月19日の週には満月になる。この時期は雨が非常に多く、洪水となる可能性が強調される時である。実際、このアスペクトは6月22日に海王星が方向転換し、その後、金星が木星と海王星の両方に対してTスクエアを形成する6月24日まで続いていく。
     政治的な面を見るなら、これは極度の無秩序、混沌、そして、もし指導者達が自らの言動に注意深くなければ、裏切りの感覚が世間を覆う時期と同期しやすい。彼らは複数のファクトチェッカーを必要とするだろう。なぜなら、入ってくる情報が極端に歪められるために、間違った結論に導かれるからだ。政府の指導者達の言動はそれぞれに矛盾しており、実際には言ってもいないことを相手が言ったことにしたり、間違った印象を広めるためにわざと相手の文脈を無視して言葉を切り取ったりする。真に注意深くないと、この時期は侮辱と狼狽の時となりかねない。こういった流れは、敵対的な態度と多くの拒否反応へと人々を導く惧れがある。これは、またも激しい言葉の応酬が世間に大きく響き渡り、非生産的なムードに覆われる時期だ。そういう応酬に関与する代わりに、世界の政治、宗教、企業のリーダー達は揃って休暇を取ったほうが良いだろう。そして、ツイッターであろうと重要なスピーチであろうと、世界とコミュニケーションを取るという甘い誘惑をコントロールしたほうがよい。敵対的で自慢げな態度を取ったり狂信的にふるまう宗教指導者たちも、メディアからのバッシングに遭うかもしれない。全員が「ウィンオアデストロイ」ではなく「ウィンウィン」の精神に沿って考え直す必要がある。だが、誰もが「ウィン·ウィン」の精神に則った決断に達するような筋書きは用意されないだろう。

    2019年の水星逆行期 その1 2019年3月6日から2019年3月28日まで

    2019年には3回の水星逆行期がある。2019年3月6日から、2019年3月28日まで、2019年7月8日から2019年8月1日まで、2019年11月1日から2019年11月21日まで、である。2019年の水星逆行は、2回めの逆行の始まり以外はすべて、水サインから始まり、水サインで終わる。これは、コミュニケーションを推進する力学が、2018年の水星逆行期の火サインに象徴される、性急な決断と行動への要求から、感情に大きく影響を受ける敏感な性質ものもへと変化することを意味している。他者にどのような影響を与えるかにかかわらず、求められるものは、ひとびとの思いやりと他者への気遣いであり、アクションへの要求は減少することになる。

    2018年、火サインのもと、逆行する水星は何かを成し遂げなくてはならないという切迫感を示していた。要求が激しく、強圧的で、闘争的、議論好きであった。しかしながら、2019年、水サインでの水星逆行は、感情をモチベーションとするコミュニケーションが中心となる。理解、思いやりあるふるまい、自己犠牲といったものが、火サインでの水星逆行の、攻撃的で鋭く、エゴイスティックな強制力にとってかわる。

    水星逆行期、とりわけ、そのスタート時には、金融市場、商品相場が、往々にして不透明な動きを見せることになる。水星逆行期には、経済データが示す動向と、政府の声明が矛盾することは珍しいことではない。ある経済データ、あるいは、政治的な決定が強気を示す一方で、他の発表は弱気を示すということは、よくある。

    水星逆行の初期には、通常、短期間に急激な価格の上下動が起こるため、急騰急落による往復の売買で損失を受けやすい。水星逆行の中期までに、相場反転の動きが見られず、トレンドが明確にならないままであれば、相場から手を引くことも考慮しなくてはならない。

    水星逆行期には、あらゆる金融市場、商品相場について、テクニカル上の通説や、パターン分析が無効となりやすい。相場は、高値、底値の明確な指標にもなり得ないか、あるいは、一時的な、突き抜けた高値、底値を、頻繁に示すかになる。突き抜ける場合は、急激ではあっても、長く続くことはない。利益は素早く手にする必要があり、目標の価格に到達していないから、あるいは、通常のパターンが展開していないからと、待ち続けることは、意味がない。自分にとって有利な状況が失速し始めたなら、即座に撤退すべきである。特定方向への値動きは、1日から4日で終了し、転換する傾向にある。

    水星逆行は、人生の領域にも影響する。この期間に、合意や協定をまとめることは避けるべきである。この時期、人々は、頻繁に考えを変える。ビジネスでは、突然のキャンセルなど珍しいことではない。通信回線の混乱、交通機関の混乱、電話やコンピュータの故障、SNSのバグ等も、多発する。すべてのコミュニケーションに配慮しなくてはならない。自分が、今、何を言っていて、そのことばが本当は、何を意味しているのかということについて、注意を払う必要がある。指示は明確に伝えるべきで、こちらに伝達のミスがあるかもしれないし、指示された側がきちんと実行しないというミスがあるかもしれない。自分が伝えたことと、他者が聞き取ったことの一致を確認するために、指示した側は、すべてを指示された側に復唱させる必要がある。

    好ましい面を見るならば、水星が逆行を開始する日の前後4日間は、素晴らしいインスピレーションを、多く得られることになる。触発される頻度が高まり、いつもより、勘が鋭くなるだろう。

    2019年、木星・海王星のスクエアがもたらすもの

     2019年に見られる外惑星同士のメジャーアスペクトは、ひとつ、木星・海王星間のウェイニング・スクエアである。木星・海王星間のスクエアは、およそ13年から14年ごとに形成される。しかしながら、2019年には、木星と海王星が、それぞれが支配する射手座と魚座に在泊している。

     この組み合わせがホロスコープ上で起こるのは、166年から167年ごとである。海王星の公転周期は約164年、ひとつの星座を約14年かけて通過する。木星の公転周期は約12年で、ひとつの星座を約1年で通過する。海王星が自らを支配する14年のうち、一年間だけ、木星もまた自ら支配する射手座を通過する。こういう次第で、このアスペクトは、166年から167年ごとに一年間だけ起こる事象ということになる。

     木星は12年ごとに自ら支配するサイン、射手座に入りほぼ1年で通過する。木星が射手座を支配することから、木星も射手座もともに多くの特性を共有している。木星は、惑星の中でもグレート・ベネフィックと考えられている。したがって、幸運、好機、楽観性との関連を持ち、陽気で機嫌がよいとされている。木星も射手座も、しばしば、寛容で積極的、外向的で親切、そして人生について常にポジティブな面を可能な限り増大する方法を探しているとされる。また、木星と射手座に関連づけられるもうひとつのキーワードは、成長である。旅行、教育、教職、裁判所、判決、哲学、信条、宗教、外交、交易、世界貿易を支配する。どちらも細部にはこだわらない。木星と射手座は、森だけ見て木を見ないと批判される。彼らは大きなことを考える。彼らにかかれば、すべてが大きくて重要である。些事やチマチマしたアイデアには興味を惹かれない。そのため、この二つの宇宙のファクターは、しばしば、重要な細部と、実は成否の鍵を握る些細なものごとを見落とす。あまりにも大きなことを考えているために、よいことも悪いことも誇張しがちである。

     誇張、過剰、そしてものごとをやり過ぎる傾向も木星が持つ性質であり、この影響力がしばしば任務を成功裡に完遂する道からひとびとを外れさせる。彼らは自信過剰で自己肯定感が膨らみすぎている可能性があり、それが原因となって、期待していた大きな利益を得るよりは、むしろ、大損害を被るほうに自分を導いていく。彼らがこうしたやりかたで、ものごとにかかわるときは、当然ながら、成功よりも失敗を体験しやすいのだが、彼ら自身の目から見れば、そのようなことはあり得ないか、理解を超えたできごとか、である。彼らは、他のひとたちにとっての境界線や限界を尊重せず、私は君たちよりものごとをよく知っている、私のほうが君より重要な存在だと言う態度をとりやすい。慎ましさや謙虚さは通常、アクセス可能な彼らの美点としては存在しない。したがって、状況や他のひとびとを判断したり評価する場面においては、往々にして細かい判断を下す。ひとや状況が持つ重みと価値を軽く見すぎるか、重く見すぎるか、だからだ。自分自身に対する彼らのポジティブな受け止めかたや態度は、周囲にも影響して広がる可能性を持ち、それが功を奏して彼らの冒険的企てを成功に導くケースも多い。彼らのことばには大きな説得力がある。だが、もし、プロジェクトの細部に注意を払ったり、ともに働くひとびととの間の境界を守る必要性をおろそかにしたまま、やりすぎてしまうなら、その同じ特質が、彼らの破滅の元凶ともなり得る。彼らは、境界や限度という概念を持たない。彼らは、自分たちのことを、思い通りのことをしたり考えたりする自由人だとみなしているが、その態度がもたらす結果に対する認識は欠けている。

     射手座の木星効果は、2019年の大半において作用するため、前述したような特質は、世界の関係性や人間活動において非常に表面化しやすくなる。2019年に入るとともに、世界経済は強力で、今後も成長し続けるという感覚が強くなっていく。現在は主要国の間で深刻な貿易摩擦が起きているが、それ自体は射手座の木星によって示唆される世界貿易の増大という予測と矛盾するものではない。だが、たったひとつの障害があるとすれば、それは、状況への誤った尊大さのせいで他のひとびととの境界を踏み越えてしまうことだ。それは状況への誤った評価と愚かな決断へと導き、射手座の木星によって生み出されたはずの大きな利益の代わりに莫大な損失をもたらす。

     通常であれば、射手座の木星は、その存在自体が2019年を楽観的に見る根拠となる。曰く、ジュピター・イヤーなるバラ色のイメージである。しかしながら、2019年に形成される木星のメジャーアスペクトが、海王星とのハードアスペクトであるという事実を考慮するなら、2020年に待つ、重く厳しい土星・冥王星のコンジャンクションに向かって時が進みゆくにつれて、木星に備わる、悪しき性質が、通常よりももっと顕著に立ち現れる危険性は増大する。木星が射手座を離れるのと同時に、天上に不気味に迫る、土星・冥王星のコンジャンクションは、世界の指導者たちが、木星と射手座のネガティブな性質を示すならば、この先に待つ、数多くの危険が暗示されることになる。

     海王星は約164年の公転周期を持つ。そして、各サインを、およそ14年かけて通過する。海王星が自ら支配する魚座に最初にサインイングレスしたのは2011年で、本格的にサインイングレスしたのは2012年である。そして、魚座を離れて次の牡羊座へとサインイングレスするのは、2025年から2026年の間である。つまり、この全期間が、海王星と、これに支配される魚座によって彩られているということである。

     海王星はイマジネーションの領域と関連する。それは木星と同じように、希望と願いを担っている。そもそも魚座のもうひとつの支配星は木星なのである。芸術的で、理想主義的で、利他的である。これはインスピレーション全般にとってはすばらしい原動力となる。そして他者からの信頼と信仰心を喚起する。また、潜在する可能性を鮮やかに描く絵図と物語を創造することもできる。ひとが十分にそのビジョンを信じきるなら、心に描けるものであれば、すべてが実現の可能性を持つ。魚座と海王星は、夢想家としての質を持つと考えられている。また、一部のひとは、それをスピリチュアルな領域として扱い、サイキックや直観力として見る。その面では、自分のニーズを犠牲にしてでも他者を助けたり、介護しようとするひとが当てはまる。それが最善のかたちで具体化するときは、ほとんど聖者のようになる。そして、これが木星とともに働くときは、宗教や精神世界の学習に集まる熱心な聴衆となる。

     しかしながら、海王星と魚座には、もうひとつの顔がある。これらは、現実的な領域の宇宙ファクターではない。分析的な思考や批評眼をともなう評価が必要となる張りつめた場面では、うまく機能することができない。これらの性質は受身であり、ひきこもりがちで内向的である。これは射手座の木星とは正反対の質である。海王星と魚座は、緊張した空気や対立を好まない。その代わり、そのような状況から逃げる道を探す。そして、逃げ道を探しながら、ものごとがうまくいかないときに、その行動や決断の責任を免れるための物語もつくりあげる。これは、ただ率直に真実を告げてしまうと状況がより複雑化し、その場のストレスが高まるのを避けるためにおこなわれるケースもしばしばある。このため、その説明はあいまいで裏があること、欺瞞行為に他ならないことが発覚し、彼らはしばしば不名誉な状況に陥る。彼らはまた、自分自身、あるいは、自分の勢力範囲を守るために、偽の噂を流して自分たちに注がれるネガティブな視線を逸らし、他者に向かわせることもする。こうして彼らは、スケープゴートを創り出し、自分自身が手を下した行為の結果を背負わせる。それも、真実が露呈するまでの話であるが。

     海王星と魚座に関連づけられる他の三つの特質には、混乱、誤った期待、幻滅、がある。彼らは大きな希望と夢を喚起する。だが、批評的な分析やそれに基づく予備のプランに欠けており、現実が襲いかかって夢や希望が打ち砕かれたとき、彼らはパニックに陥る。それはまるで、突然足もとから大地が消え去っていくかのような感覚であり、それまでの期待や信頼は幻滅とヒステリーへと変化する危険性がある。これは、通常、彼らが余りに自己満足に浸りきって、現実という名の自分たちの夢や幻想に安心しきっているときに起こる。海王星の下では、ものごとは、しばらくの間はとても簡単に手に入るように見える。しかし状況が突然、厳しくなったとき、それは正反対の方向へと向かい始める。

     この時期を理解するためのポイントは、よい時期が長く続けば続くほど、集合的な心理は、さらに自己満足へと陥っていくという点にある。自己満足感に浸っているとき、人間は無頓着になり、状況の変化に十分な注意を払わなくなる。変わり目の兆しが出ているにもかかわらず、それを見たくないと思う、あるいは、重要とは思わない、ということだ。こうして、ひとびとは、何らかのかたちで利用されやすくなる、あるいは、だまされやすくなる。あるいは、逆に、世界の流動的な状況に気づいた上で、無頓着に生きるひとびとを利用しようと謀る。これは、詐欺、虚偽、窃盗、横領、不正行為等がはびこる時期であり、緊張感のなさゆえに、その犠牲となるひとびとは、さらに大きな損失を被る危険性がある。

     世界の政治においても、一部の世界の指導者たちからは、自分たちがしていることから世の中の耳目を逸らす目的で、事実に基づかないストーリーをでっち上げ、何の罪もないひとびとを、あたかも何か悪事を働いたかのように印象づけるひとびとが出てくるかもしれない。魚座の海王星は、ゴシップと噂が猛威をふるう時期である。自分のせいで悪化したものごとを他者のせいにして、責任を逃れようとする心理が促進される。巻き込まれた人物は、まったく関与していない可能性があるにもかかわらず。これは自分の敵に対しての魔女狩りが頻繁におこなわれる時期であり、同時に敵による魔女狩りの標的にもされやすいときだ。

     前述したように、こうしたエネルギーは、2011年から2012年のころから始まっている。これは、2012年と2016年の、アメリカ合衆国大統領選挙において、非常に強力に働いたが、2020年の大統領選においても極めて強い原動力となるだろう。

     また、自然現象と商品市場に目を向けていれば、海王星は、水一般、降雨、海、ドラッグ、薬品、そして原油に関連する。また、病院、介護施設、介護つき住宅にも関連している。ひとびとの人生におけるこの領域はこれまでも大きな進展が見られたし、今後も発展を見込めるが、同時にこの分野においても腐敗、不当利得、窃盗行為などが目立っている。魚座の海王星に動かされるとき、ひとはこれらの行為を隠れておこなおうとする。私たちは既に、スパイ活動が当たり前におこなわれている7年間を過ごしてきたが、それは今後、まだ、7年間続いていく。

    2019年の季節的なテーマ 冬 2018年12月22日から2019年3月21日まで

     東京の冬至図は、2018年12月22日7時23分に成立する。太陽は、妨害、騒乱、テロ、密約、病院、亡命をつかさどる12ハウスにあり、アセンダントをライジングしている。土星も山羊座で、太陽の少し先にあり、1ハウスにある。山羊座の太陽と土星は法律と政府の新しい政策にかかわるシグナルである。12ハウスは、我が家にいるかのような状況の中で誰かの世話をするために必要な、多くの雑用を担う施設を意味する。チャートの支配星である土星が1ハウス、国民、世論のハウスにあることから、その傾向は、より強くなる。土星は、義務、常識、規律、重いもの、困難、ブレーキ、老人等を意味しているからだ。これらは、医療施設、病院、監獄、拘置所、リハビリテーション施設、介護施設、老人ホーム、児童相談所、保育所、幼稚園等に関連している。

     したがって、何らかのかたちで社会的に弱い立場にあり、援助や特別なケアを必要とするひとびとを世話する組織や施設をもっと管理・監督し、何かあれば説明責任を要求するような運動が目撃されることになるかもしれない。病人、高齢者、ホームレス、中毒患者や囚人、児童、園児等のニーズに応えてより充実したケアを、という側面が焦点化されることになるかもしれない。これは非常に情け深いタイプの惑星配置であるが、同時に政府や関連当局がより強い監督権限を要求し、説明責任を課しそうな流れでもある。

     月が仕事、労働、健康をつかさどる6ハウスにあることから、同様に、労働者に対して非常に前向きな関心が向けられる傾向も見られる。例えば、冬期の失業率は、歴史的な低さに達するかもしれない。職に就くひとびとがますます増え、それにともなって労働組合の組合員も増加する。サービス業のセクターには非常に明るい進展が見られる可能性がある。

     1ハウスの土星に戻ると、この位置が、太陽と冥王星の中間であることに気づく。これら3惑星すべてが、このイングレス・チャートで重要なアングルにかかわるということは、いくつかの可能性を示唆している。長期的な安定が世論の支配するところとなるのかもしれない。あるいは、障害、遅延、長期的な国民からの批判をも意味する可能性がある。そして、それが脅し、すなわち冥王星へとエスカレートする危険性もある。また、国民が気分を害したり、指導者が深刻な病状によってその地位を保つことが困難になることも考えられる。

     このチャートで突出して目立つパターンのひとつは、金星、土星、海王星間の連続するセクスタイルである。これは、いくつかの国の指導者たちの優秀さと実務性を表している。彼らはともに、長期的な前向きにゴールに向かって、協調的なやりかたで働くことができる。これは、やがてば成功裡に達成されるであろう、重要な、世界規模の国際的なプロジェクトがスタートする可能性を示すのかもしれない。この協調的な試みには、世界の指導者に限らず、科学者、研究者、エンジニア、建設関連の人材も参画する可能性がある。

     また、それほど高潔とは言えそうにないドラマも展開しそうである。12ハウスの水星・木星のコンジャンクションは、情報、通信、交通、交易、初等教育の環境、マスコミ、宣伝をつかさどる3ハウスの海王星とスクエアを形成している。これは、多くのひとびとを悲しませ、失望させるようなスキャンダル、嘘、デマゴギー、不正行為、詐欺行為、信頼関係の侵害を示唆し得るものである。いわゆる「フェイクニュース」や「作られた真実」であるにもかかわらず、対象となる誰かの評判が十分に傷つけられた後まで、それが判明しないといったたぐいの顕著なできごとが起こるのかもしれない。あるいは、ひどく腐敗したスキャンダルの暴露がなされる、ということなのかもしれない。

     6ハウスの月と、3ハウスの火星もスクエアであるため、事故、急性の病気、熱の出る病気、怪我、火災等の問題も生じやすい。

     地殻、気候、国土、野党、治安、災害、歴史的な遺産をつかさどる4ハウスの天王星は、何らかの災害や、国土や気候に関する問題が生じやすくなることを示唆している。気温は高くなるはずなのだが、急激な変動のために、極端な低温と極端な高温の間を行きつ戻りつすることになるのかもしれない。不穏な事件がひとびとの心を騒がすということもあるのかもしれない。

     新年は、2019年1月6日、山羊座の日蝕、これは土星とコンジャンクションでもあるが、とともに始まり、翌7日には天王星が順行へと転じ、11日には太陽・冥王星がコンジャンクションとなり、2019年1月12日から1月14日までには木星・海王星のスクエアが起こる。したがって、2019年の最初の2週間は、厳寒、大雪、強風、そして、とりわけ、2019年1月4日から1月6日までの週末には、地震の危険性も高まる。天王星が強調される時期は、次のふたつの事柄が頻繁に起こる。まず、国家元首の言動が国内外に重大な分裂と混乱を招くことが多くなり、ついで、金融市場と商品市場に予期せぬ事態が起こり、サプライズとなるような政策が発表され、価格に大きな変動が起こりやすくなる。金と銀は、年の初めの2週間に大きく動くかもしれない。

     これから、最初の2週間の終わりに向かい、木星・海王星のスクエアと太陽・冥王星のコンジャンクションが形成されるとともに、厳しい天候による被害が示唆されている。これは、洪水や津波の危険性もある。あるいは、新年最初の週の猛烈な降雪のために、雪崩が起こるのかもしれない。この時期は、金融市場においても、恐怖とパニックに襲われやすいタイミングである。木星・海王星のスクエアに加えて、天王星が強調されることで、不合理な活況、制御不能な状態が生じやすくなるのだ。これは、双極性障害的な質を持つ原動力であり、誇大妄想と被害妄想が入れ替り立ち替り現れる組み合わせである。この時期は、犠牲者、虐待、迫害といったテーマの話題が巷を飛びかうだろう。

     2019年1月21日には、獅子座・水瓶座の浅い度数域で皆既月蝕が起こる。これは、火星・土星のスクエアの日であり、金星・木星のコンジャンクションが、海王星にスクエアを形成する一日前である。これはもう、吉凶禍福そのもののシグナルと言えるが、火星・土星のストレスフルな性質のほうが、より支配的になるかもしれない。ことに、戦争の惑星である火星が、好戦的な牡羊座に在泊するとなれば、なおさらである。これは、誰かがあなたのことを非常にいいひとだとお世辞を言い、その後、喧嘩を売るためにあなたを非難するか、しつこく絡むかのようなものである。こうした、二段階のダンスは、2019年2月2日まで継続するかもしれない。注意していないと、火に油を注ぐ発言の応酬は、緊張と脅迫行為を加速させる恐れがある。また、気象面では、2019年1月21日±2日の皆既月蝕期は、より激しい強風、降雪、大規模停電の危険性も考慮する必要がある。

     戦争の惑星である火星は、2月14日まで牡羊座を通過する。その最終日、火星は牡羊座の深い度数域において、天王星とコンジャンクションになる。天王星はもうひとつの好戦的な惑星であり、この時期は新たな脅威を生み出しそうなタイミングである。2019年2月12日から3月1日までの全期間は、世界の中央銀行からの重要な発表により、通貨価格と金利に突然の方向転換が起こる可能性がある。この時期は、金星も強調されるため、人間関係も大きな岐路に立つかもしれない。これは、個人的な生活においても、互いに同盟関係にあると思われる世界の指導者たちにとっても同様である。これらの関係性は、共通のゴールとは何か、これまで同様の強い絆を維持するためにそれぞれが望むことは何か、等、ズレが生じた領域を見直し、新たな意味づけを与えることを必要としている。私たちがその関係を長続きさせるためには、互いを信頼できることを知っていなければならない。

     2019年の最初の水星逆行は、2019年3月6日から3月28日まで、魚座で起こる。そして、その翌日、3月7日、太陽と月が魚座の支配星である海王星とともにコンジャンクションになる。新月である。これは、実に複雑な水星逆行期となりそうである。高邁な志が、高らかに宣言されるが、九分九厘、そこからは何も生まれない。自分のビジョンや夢には、現実という名の薬を大量に与えておく必要がある。その一方で、内的な世界においては、例外的なほど啓発的な体験が起こるかもしれない。瞑想、アート、ダンス、詩等の創作行為によって、内的な成長を促したり、思いやりや自己犠牲の気持ちを発揮して、他者を援助するのにもよい時期である。これは、ヒーローに、そして、詐欺師になるタイミングである。その違いをよくわきまえておくべきである。ひとびとはけっして見た目どおりではなく、もしかすると約束をたがえるかもしれない。しかしながら、彼らが、思いのままに、純粋に行動するなら、思いやりと勇気をもってすばらしい行動をとることができるだろう。天候の面では、海王星と魚座の全エネルギーが大量の水、過剰な水分と関連する。そのため、豪雪や洪水、津波といったニュースが、ニュースのヘッドラインを飾るかもしれない。原油とエネルギー関連の分野でも、また、ニュースをにぎわす可能性を持つが、それらは原油流出事故も含まれるかもしれない。

     2019年3月6日は、天王星が完全に牡牛座にサインイングレスし、今後7年を過ごそうという日でもある。これは、新たに遺伝子操作された食品群の開発や、精肉価格の高騰、通貨価値の重要な変動や、通貨為替の形態変化までもが暗示される時期の始まりである。仮想通貨が、何か新しい場面で、新たなニュースとなるのかもしれない。銀行もまた、何かしら、悪名高い存在となるのかもしれない。

     2019年の第1四半期に、名前をつけるならば、聖人と罪人の時、にでもなろうか。この時期には、多くの美徳と、思いやりの精神、人類愛の見本のような英雄的行為、世界平和運動への大いなる関心の高まりが見られるかもしれない。だが、それと同時に、大衆に対する壮大な欺瞞と不正行為がおこなわれるかもしれない。それは、誰もが催眠術にかかり、何かにとりつかれ、そして不信感から自己満足の境地まで、さまざまに感じながら、フワフワと超現実の世界を歩いているような感覚である。

    2018年の水星逆行期 その3 2018年11月17日から2018年12月7日まで

    2018年は、すべての水星逆行が火象サインで起こる。そして、3回目を除いては、すべて火象サインの中で終わる。最後の水星逆行のみ、水象サインまで戻り、2019年には、水星逆行のシリーズが、火象サインから水象サインへとシフトしていくことになる。これは、コミュニケーションを推進する原動力が、素早い行動への要求から、感情的な要素に強く影響されたものへと変化することを示している。

    2018年11月17日から、2018年12月7日までの間に、水星は、射手座の13度29分から、蠍座の27度16分まで逆行する。
    火象サインの水星は、何かをすぐにやりとげなくてはならないという切迫感を持つ。厳しい要求を突きつけ、強迫的で、攻撃的で、論争を好む水星である。2017年以降、2018年初頭までくり返されてきた、アメリカ合衆国大統領と、北朝鮮の政治指導者との間の、核攻撃についての子どもじみた、しかしながら、危険で、敵対的な言説が、この水星が、どういった作用をもたらすものであるかを、端的に示している。こういった威力の誇示は、2018年最後の水星逆行の終わりと、2019年の水星逆行が、水象サインであることによって、感情的な表現を中心とするコミュニケーションへと移行していく。理解と自己犠牲を前面に押し出し、情緒へと訴えかける話法が、攻撃的で、率直で、自意識過剰で強引な態度にとって代わることになる。
    水星逆行期、とりわけ、そのスタート時には、金融市場、商品相場が、往々にして不透明な動きを見せることになる。水星逆行期には、経済データが示す動向と、政府の声明が矛盾することは珍しいことではない。ある経済データ、あるいは、政治的な決定が強気を示す一方で、他の発表は弱気を示すということは、よくある。
    水星逆行の初期には、通常、短期間に急激な価格の上下動が起こるため、急騰急落による往復の売買で損失を受けやすい。水星逆行の中期までに、相場反転の動きが見られず、トレンドが明確にならないままであれば、相場から手を引くことも考慮しなくてはならない。
    水星逆行期には、あらゆる金融市場、商品相場について、テクニカル上の通説や、パターン分析がむこうとなりやすい。相場は、高値、底値の明確な指標にもなり得ないか、あるいは、一時的な、突き抜けた高値、底値を、頻繁に示すかになる。突き抜ける場合は、急激ではあっても、長く続くことはない。利益は素早く手にする必要があり、目標の価格に到達していないから、あるいは、通常のパターンが展開していないからと、待ち続けることは、意味がない。自分にとって有利な状況が失速し始めたなら、即座に撤退すべきである。特定方向への値動きは、1日から4日で終了し、転換する傾向にある。
    水星逆行は、人生の領域にも影響する。この期間に、合意や協定をまとめることは避けるべきである。この時期、人々は、頻繁に考えを変える。ビジネスでは、突然のキャンセルなど珍しいことではない。通信回線の混乱、交通機関の混乱、電話やコンピュータの故障、SNSのバグ等も、多発する。すべてのコミュニケーションに配慮しなくてはならない。自分が、今、何を言っていて、そのことばが本当は、何を意味しているのかということについて、注意を払う必要がある。指示は明確に伝えるべきで、こちらに伝達のミスがあるかもしれないし、指示された側がきちんと実行しないというミスがあるかもしれない。自分が伝えたことと、他者が聞き取ったことの一致を確認するために、指示した側は、すべてを指示された側に復唱させる必要がある。
    好ましい面を見るならば、水星が逆行を開始する日の前後4日間は、素晴らしいインスピレーションを、多く得られることになる。触発される頻度が高まり、いつもより、勘が鋭くなるだろう。

    2018年の季節的なテーマ 秋(2018年9月23日から2018年12月22日まで)

     秋分図は、これまで見てきた2018年の四季図のうち、初めて、アセンダントに土星がライジングしていないホロスコープである。しかし、秋分図における土星は、太陽と水星のコンジャンクションに対して、タイトなスクエアを形成しており、その影響力は、極めて強い。また、アセンダントサインは射手座、射手座の支配星である木星は12ハウスにあり、アクシデンタルディグニティでもあるために、極めて魚座的・海王星的な様相を呈しているが、秋分図では、魚座の月も海王星とコンジャンクションである。そのため、混乱と矛盾板メッセージが溶け合った多くの希望が世界を覆い、同時に非難と不平不満と、うまくいかなかったものごとに対する責任回避とが蔓延するような状況である。責任追及のためのスケープゴートを仕立てることや、魔女狩りの様相を呈する事態が、顕著になる。月・海王星のコンジャンクションは、3ハウスにあるために、情報、通信、交通、交易、初等教育の環境、マスコミ、宣伝の分野に問題が生じやすい。それは、ある種のスキャンダルのかたちをとるのかもしれない。この秋分図の期間、2018年10月6日から2018年11月16日まで、金星が逆行し、2018年11月17日から2018年12月7日まで、水星が逆行する。金星にせよ、水星にせよ、逆行によって混乱がもたらされる領域と、月・海王星のコンジャンクションが示す問題のありかは、大きく重なっていることは間違いない。また、10ハウスにある太陽・水星のコンジャンクションに対して、スクエアを形成している土星は1ハウスの終わり、あるいは、2ハウスにあるが、1ハウスは、国民、世論を、2ハウスは、経済、景気、財政状態、税制、金融政策全般を示し、10ハウスは、与党、政府、権力者を示している。これらの分野の間に、非常に大きなストレスと葛藤が生じることは間違いない。
     
     
     アメリカ合衆国においては、秋は、中間選挙の季節である。2018年9月25日から2018年10月1日まで、土星を含むカーディナルサインのTスクエアの満月のもと、順行に転じる冥王星とともに、その口火が切られる。水星も太陽とコンジャンクションであるために、このカーディナルサインのTスクエアは、牡羊座の月、天秤座の太陽・水星、山羊座の土星によって形成される。これは、誰もが説明責任を要求し、これまでになした仕事を振り返り、うまくいっていなければ、それを責めるということを意味する。アメリカ合衆国の現職議員は苦境に陥るだろう。過去2年間に、大きな失望を味わった有権者たちが納得するような説明責任を果たせそうにないことが理由である。なにごとかに、あるいは、誰かに与えられた時間が終わろうとしている。
     
     金星が2018年10月6日に蠍座で逆行に転じ、その後、2018年10月11日に、水瓶座の火星とスクエアを形成、10月12日に天秤座の太陽が山羊座の冥王星にスクエアを形成するに至って、状況は悪化する。一部のパートナーたちが裏切り、それまでの連携はボロボロになり、以前は忠実だと思われていた他の人々も、そこから離脱していく。このような突然の覚醒は、見る者に衝撃を与えるかもしれない。こうした事態、そして世界の中央銀行の政策変更は、多くの金融市場に直接的な影響を及ぼし、この時期に、急激なトレンドの転換が始まるかもしれない。個人生活では、過去の古い恋愛がよみがえり、恋人が戻る可能性もある。しかし、過去になぜうまくいかなかったのかがすぐに明確となる。この期間は、喧嘩、論争、歩み寄りの拒絶、あるいは、最近計画したり、リスタートしたりしたものごとを、断絶するといったことが頻繁に起きる時期になるかもしれない。あるいは、新たな満足を与える性的な欲望を体験する時期となる可能性もある。
     
     2018年10月10日から2018年10月20日までは、ヘリオセントリックの水星が射手座を移動する。これは、商品相場と通貨に大きな価格変動が起こりがちな時期である。通常は上昇するが、射手座後半、あるいは、山羊座の始まりに向かって急落する場合もある。
     
     2018年10月24日から2018年10月25日までの満月期は、蠍座の浅い度数域で起こり、牡牛座の浅い度数域にある天王星とオポジションである。太陽は2018年10月23日に蠍座にサインイングレスし、その翌々日、牡牛座と蠍座の1度台で満月となる。このシグナルは、これだけで、政界、金融業界の方向性の切り替えを意味する突然の発表と同期する可能性を持つ。また、満月期にこのような天王星の領域で考えられるのは、強風、台風、竜巻、地震等である。
    2018年11月7日から2018年11月8日はまでは、天王星と、その後、木星とが、新たな星座へとサインイングレスする。天王星は逆行しつつ、11月7日に牡牛座から牡羊座へと戻り、2019年3月6日まで、とどまる。木星は11月8日から、13カ月にわたる射手座の旅を開始する。これらは、長期のサイクルとトレンドに関するシグナルである。7年間の牡牛座の旅を開始する天王星は、銀行株を強力なライトで照らし出すだろう。初期の段階では、おそらく、中間地点(2年目から5年目まで)に向けて価格が上昇し、その後、潜在的な可能性としては、最後の年に向かって崩壊するかもしれない。射手座は、木星が支配するサインである。であるから、射手座が本来持つ誇張の原理をさらに誇張する。これはまた、成長、楽観、そして楽しむことを意味し、同時に、放縦と過剰をも促進する。もし、なにかよいことがあれば、それは本当にすばらしい。しもし、それが、危機であれば、それは単なる危機というよりも、本当にパニックと集団ヒステリーの様相を呈する。
     
     2018年11月16日から2018年12月7日までは、大幅な相場の動きと関連する強力な天体のシグナルが展開していく。それは、2018年11月16日、火星が魚座へとサインイングレスし、同日、金星が自らが支配するサイン・天秤座の25度台で逆行を終え、翌17日には水星が射手座13度台から逆行を開始する期間、すなわち、2018年11月16日から2018年11月20日までの間に始まる。それは、思わず振り返って、見たものを確認したくなる感覚のようなものかもしれない。2018年11月20日、魚座の火星が、射手座にサインイングレスしたばかりの木星とスクエアを形成する。過剰と誇張を煽り立てるエネルギーが戻ってくる。それは、まだ、終わらない。2018年11月22日には、太陽も射手座にサインイングレスし、その4日後の2018年11月26日には木星とスクエアになり、その途中の2018年11月25日には、海王星が順行へと転じる。これは、非常に楽観的なムードが優勢となる時期である。もし、それが、フェイクであったとしても、である。これらは、株式市場が新しい高値に舞い上がり、また、時に、パニック状態に陥って売り浴びせられるといったたぐいの、シグナルである。木星と射手座が絡むとき、そこに生じるのは、多幸な感覚か、ヒステリーかのいずれかである。
     
     ひとびとを現実から乖離させるトランジットは、2018年12月7日に、射手座の13度台で火星と海王星がコンジャンクションになるまで、ひたすら作用し続ける。したがって、2018年11月25日から2018年12月7日まで、私たちは、多大な海王星的な力学が作用するのを目の当たりにすることになる。それは、通常、ひとびとがリラックスして遊びたがるタイミングである。懸命に働く気は起こらない。まるで、1シーズンだけ、定年退職するかのような感覚である。状況を監視し続ける者が、誰もいないせいで、境界線はぼやけ、あるいは交差する。その結果、大きな誤解やミスコミュニケーションが生じる。この時期になにかを約束するならば、気をつける必要がある。すぐに忘れるか、忘れられてしまい、後になって信頼関係の問題として戻ってくる惧れがある。気象関連では、嵐や洪水に見舞われやすい時期である。また、インフルエンザが猛威を振るうか、伝染性の病気が流行するか、ということが起こり得る。
     
     
    千里眼 桂

    2018年の金星逆行期 2018年10月6日から2018年11月16日まで

    2018年の金星逆行期は、2018年10月6日から、2018年11月16日までである。このとき、金星は、自らがデトリメントとなる蠍座10度50分から逆行を開始する。そして、再び順行に戻るまで、自らが支配する天秤座25度14分に向かって後退し続ける。
     
     西洋占星術において、金星は美と財務の安全性に関連している。金星は、美とロマンスのサインである天秤座、貯蓄と安全性のサインである牡牛座を支配する。社会的な観点からすれば、金星は愛かお金かのいずれかである。どのような惑星であれ、その逆行期に、その惑星が支配する領域で新しくことを起こすのは、一般的に見てあまりよいことではない。したがって、通常この期間に、見た目を大きく変えたり、周りの環境をもっと美しく整えようとして物を買ったりサービスを依頼したりしても、あまりよい結果にはならない。ヘアスタイルを大幅に変えたり、顔や身体の美容整形等も、この時期にはお勧めできない。また、住宅の購入、会社の事務機や家具の大量注文、持ち家、事務所、建物の大規模な改築も避けたほうがよい。
     
     この逆行期の初期、2018年9月27日から、2018年10月16日までと、終盤、2018年11月6日から、2018年11月26日までの期間は、多くのひとが、ロマンティックになる傾向が見られる。心惹かれる人々に会うにはよい時期である。過去の思い出が懐かしくよみがえり、また、それに呼応するかのように昔の恋人が再び目の前に現れるかもしれない。しかしながら、こうした経験は長くは続かない可能性がある。ともに未来を過ごそうとして、複雑なしがらみを作ることなく、ただ再会をありのままに喜びながら、楽しかった日々の思い出を語り合うのにとどめておくのがよいかもしれない。
     
     金融市場においては、この時期は、多くの場合、市場や相場は、困難で予測不能な状況になりやすい。中央銀行が政策の方向性を緩和的なものから緊縮方向へ、もしくは、その逆の方向へと、根本的に変更し、その後、同じ期間の間に、再び元に戻すこともめずらしいことではない。したがって、この期間は、逆行前まで上昇、あるいは、下降していたトレンドはしばしば反転することになる。今回の逆行は、蠍座と天秤座で起こることから、税金問題、債務削減問題、銀行の融資要件等の領域に方向転換があるかもしれない。
     
     世相で見るならば、金星逆行期は、セックスとロマンスが強調される時期である。蠍座の金星は好色であり、強烈で親密な性関係への強い衝動を持つ。こうした情動は、金星が逆行してパートナーシップのサインである天秤座へ戻るにつれて、新しい関係がより深まるような展開に導く可能性を持つ。肉体的な魅力に惹かれて結んだはずの関係が、もっと深く意味のある何かに進化していく可能性である。さして、行きずりの気軽な関係が、本気の恋愛関係にまで変化するという可能性である。
     
     この時期は、一般的に、世界の株価にとって好ましい時期ではない。金星逆行期に向かって指示用同行が神経質になってきている場合はなおさらである。したがって、ほとんどすべての金融市場、通貨、株式、大豆、砂糖、コーヒー、国債等が、2018年9月27日から、2018年10月16日までと、終盤、2018年11月6日から、2018年11月26日までの期間に、大きく反転する可能性がある。株式の場合、逆行開始日の近辺で、最高値をつけるケースが多く見られ、順行日周辺では、最安値と合致することが多い。重要なことは、18週の価格サイクル、あるいは、9週の価格サイクルが、順行日と、その前後の10日間を中心として、10取引日のうちに完了しやすい傾向を持つということである。
     
     株式市場で言えば、金星逆行の開始日の前後10日間と、順行日の前後10日間は、前後9取引日のうちに、ダウ工業平均株価の18週サイクル、あるいは、より大きなサイクルの最高値、あるいは、最安値と、もっとも一貫した関連性を持っている。これを前後12取引日にまでひろげるならば、さらに高い一致率を示す。
     
     金星逆行期に関して、もうひとつ注目すべきことは、8年ごとに、黄道のほとんど同じ位置で逆行に転じることである。前回、金星が、黄道のこの領域を逆行したのは、2010年10月8日から、2010年11月19日のことである。
     
     金星は、それぞれ、8年の間隔をおいて、5回逆行し、そのすべてが、黄道の異なる位置で起こるのだが、8年目には再び同じ位置の前後2度以内に戻って、再度逆行シリーズをくり返す。それだけではない。もし、天球にそれぞれの逆行開始位置を結ぶ線を引くことができるなら、これら五つの点の間隔は、互いに72度となり、連続したクインタイルのアスペクトを形成することがわかるだろう。そして、この五つの点を直線で結んで、金星の軌道を描けば、そこにはほとんど完璧な正五角形が浮かび上がる。これは、初期文明における母権制宗教のシンボルである。興味深いことに、キリスト教が出現してからというもの、この太古の宗教シンボル、ペンタグラムは、近代に至るまで悪魔の印として再解釈されてきた。しかしながら、これはまさしく宇宙を旅するヴィーナスの軌道サイクルを象徴するものに他ならない。西洋占星術の観点では、金星とは聖なる存在としての女性原理をもっとも明確に体現するものなのだろう。
     
     2018年、金星は蠍座から天秤座へと逆行する。蠍座の金星、2018年9月9日から、2018年11月1日まで、そして、2018年12月3日から、2019年1月9日までは、デトリメントであり、人間関係における試練や、財政的な合意の遵守に関する問題と相関する可能性を持つ。また、金星は、2018年8月7日から、2018年9月9日まで、天秤座を通過するが、逆行期の2018年11月1日から、2018年12月3日までは、再び、天秤座を通過する。天秤座の金星はディグニティ、ルーラーである。この期間の人々は、誰かに心酔したり、のぼせ上がったりするような傾向が見られ、真実の愛の探求へと向かいやすい。熱心に捜し求めるなら、ひよっとすると、そういう相手がこの期間に見つかるかもしれない。この時期は、非常に楽しい人間関係を経験できるかもしれない。場合によっては、この期間に相互に感じた魅力が維持し根づいていくかもしれない。ふたりのホロスコープのシナストリーがよければ、官能的な喜びから始まり、長期のパートナーシップへと進化する可能性もある。

    2018年の水星逆行期 その2 2018年7月26日から2018年8月19日まで

    2018年は、すべての水星逆行が火象サインで起こる。そして、3回目を除いては、すべて火象サインの中で終わる。最後の水星逆行のみ、水象サインまで戻り、2019年には、水星逆行のシリーズが、火象サインから水象サインへとシフトしていくことになる。これは、コミュニケーションを推進する原動力が、素早い行動への要求から、感情的な要素に強く影響されたものへと変化することを示している。

    2018年7月26日から、2018年8月19日までの間に、水星は、獅子座の23度27分から、獅子座の11度31分まで逆行する。
    火象サインの水星は、何かをすぐにやりとげなくてはならないという切迫感を持つ。厳しい要求を突きつけ、強迫的で、攻撃的で、論争を好む水星である。2017年以降、2018年初頭までくり返されてきた、アメリカ合衆国大統領と、北朝鮮の政治指導者との間の、核攻撃についての子どもじみた、しかしながら、危険で、敵対的な言説が、この水星が、どういった作用をもたらすものであるかを、端的に示している。こういった威力の誇示は、2018年最後の水星逆行の終わりと、2019年の水星逆行が、水象サインであることによって、感情的な表現を中心とするコミュニケーションへと移行していく。理解と自己犠牲を前面に押し出し、情緒へと訴えかける話法が、攻撃的で、率直で、自意識過剰で強引な態度にとって代わることになる。
    水星逆行期、とりわけ、そのスタート時には、金融市場、商品相場が、往々にして不透明な動きを見せることになる。水星逆行期には、経済データが示す動向と、政府の声明が矛盾することは珍しいことではない。ある経済データ、あるいは、政治的な決定が強気を示す一方で、他の発表は弱気を示すということは、よくある。
    水星逆行の初期には、通常、短期間に急激な価格の上下動が起こるため、急騰急落による往復の売買で損失を受けやすい。水星逆行の中期までに、相場反転の動きが見られず、トレンドが明確にならないままであれば、相場から手を引くことも考慮しなくてはならない。
    水星逆行期には、あらゆる金融市場、商品相場について、テクニカル上の通説や、パターン分析がむこうとなりやすい。相場は、高値、底値の明確な指標にもなり得ないか、あるいは、一時的な、突き抜けた高値、底値を、頻繁に示すかになる。突き抜ける場合は、急激ではあっても、長く続くことはない。利益は素早く手にする必要があり、目標の価格に到達していないから、あるいは、通常のパターンが展開していないからと、待ち続けることは、意味がない。自分にとって有利な状況が失速し始めたなら、即座に撤退すべきである。特定方向への値動きは、1日から4日で終了し、転換する傾向にある。
    水星逆行は、人生の領域にも影響する。この期間に、合意や協定をまとめることは避けるべきである。この時期、人々は、頻繁に考えを変える。ビジネスでは、突然のキャンセルなど珍しいことではない。通信回線の混乱、交通機関の混乱、電話やコンピュータの故障、SNSのバグ等も、多発する。すべてのコミュニケーションに配慮しなくてはならない。自分が、今、何を言っていて、そのことばが本当は、何を意味しているのかということについて、注意を払う必要がある。指示は明確に伝えるべきで、こちらに伝達のミスがあるかもしれないし、指示された側がきちんと実行しないというミスがあるかもしれない。自分が伝えたことと、他者が聞き取ったことの一致を確認するために、指示した側は、すべてを指示された側に復唱させる必要がある。
    好ましい面を見るならば、水星が逆行を開始する日の前後4日間は、素晴らしいインスピレーションを、多く得られることになる。触発される頻度が高まり、いつもより、勘が鋭くなるだろう。

    2018年の火星逆行期 (2018年6月27日から2018年8月27日まで)

    2018年の火星逆行期は、6月27日から8月27日までの1回で、水瓶座9度13分から始まり、山羊座28度36分で終わる。
     
    西洋占星術において、火星は、自主独立と行動を象徴している。それは、何か新しいことを始めたり、先駆者となって道を切り拓いていきたいという衝動を体現する。本質的に、行動志向的であって、精神志向的ではない。そのため、性急で、直情的なふるまいがついてまわることになる。最悪の場合、攻撃的で、論争好きであり、最善の場合、積極的で、勇気ある態度として表現される。
     
    惑星が逆行に転じるとき、惑星の原理が表面化する。しかし、この場合、その原理は、通常、それまでの勢いにもとづいて予測されるものごとの筋道には従わない。ある方向への推進力が存在するところでは、ものごとは、突然ストップするか、動きが反転するかになりがちである。したがって、この時期の前後に始まった活動は、停止し、後退するかもしれない。あるいは、ものごとが始まった後になって、疑念や後悔が頭をもたげ、もう一度初めからやり直したいという願望が生じるかもしれない。一般的には、火星逆行期は、何か新規のものごと、例えば、仕事等のスタートには、よい時期ではない。また、喧嘩や論争を始めるのにもよくないタイミングである。たいていの場合、攻撃を仕掛けた側が負けることになるからである。当然のことながら、戦争を始めたり、他国への軍事行動を開始するのにも最適な時期ではない。2018年の火星逆行は、とりわけ、攻撃的で、好戦的な雰囲気をもたらすだろう。それは、予測不能で燃え上がりやすい水瓶座で起こり、獅子座の太陽と、牡牛座の天王星とともに、フィクスドサインでのTスクエアを形成するからである。このコンビネーションは、莫大な怒りと、嫉妬心とに合致する危険性があり、エネルギーの流れは、相打ちとなるような行動へと向かう。エゴやプライドが傷つきやすくなり、自分の名誉を守るために何か行動を興さなくてはならないといった強迫観念へと導かれやすい時期である。しかしながら、こうした状況で、どのような行動を起こしたとしても、通常は、目論見とは正反対の結果に終わることになる。評判は、高まるどころか失墜するだろう。自制心の欠如が露呈し、一時的には狂気に陥ったようにさえ見える。
     
    火星は、また、手術も支配している。可能であるならば、火星逆行期に外科手術を受けるのは避けたほうがよい。火星は、行動的で、肉体的な性質を持つために、不注意による事故が原因となる怪我や、過剰なエクササイズや運動による筋肉(火星)の損傷や骨折、あるいは、それよりもひどい状況に対する注意を要する。スポーツの世界では、有名なアスリートたちの怪我の増加が注目されるかもしれない。これは、2018年に顕著に見られる危険性がある。火星が逆行するのは、水瓶座、つまり、腓腹筋、ふくらはぎであり、そのとき、山羊座、つまり、膝に、在泊する土星、つまり骨と、非常に近接しているからである。火星と土星が互いに近接しているという状態は、ひとびとが、疲労困憊するまでに、過剰にエネルギーを使う、無理しすぎる、時期を示唆しており、疲労困憊からの怪我につながりやすい。その一方で、火星がこれほど突出する時期には、ほとんど超人的とも言えるような妙技が見られる可能性もある。規律の下によく訓練され、適切なペース配分を行ったひとびとによって、運動競技や他の競技、あるいは、冒険の分野におけるこれまでの記録が更新されるかもしれない。
     
    また、この期間は、調査、研究活動、修理修繕関連の仕事にもよい時期である。研究を志すひとびとにとっては、発見の時となりうる。また、機械技術系のひとびと、あるいは、その分野の仕事をしているひとびとにとっては、受注が大きく増える可能性がある。この期間は、あらゆる機械類や技術システムが、ところかまわず壊れ放題に壊れるように見えるかもしれない。この時期に向けて、手持ちの機械類の修繕を必要としているなら、先延ばしにせず、早め終えておくほうが賢明である。さもなければ、問題がエスカレートして、非常に高いものにつくかもしれない。
     
    金融市場においては、火星逆行期は、突然のトレンドの転換と相関する可能性がある。一部のマーケットは、この時期のかなりの期間、トレンドに逆行する動きを見せるかもしれない。あるときは、それが金相場に見られ、またあるときは、通貨市場で起こり、穀物相場でも起こるかもしれない。順行日前後の11取引日以内で、マーケットの天井、あるいは、底との相関性が見られ、その時点から強力な反転が起こる。
     
    この時期は、二つの理由から注目に値する火星逆行期となる。ひとつは、それが、水瓶座で起こり、太陽と天王星にフィクスドサインでのTスクエアを形成すること。これは、各国のリーダーが互いに脅し合ったり、突然、テロ行為が起こって、ひとびとの生命が脅威にさらされたりすることを示唆している。もうひとつは、気象と照らし合わせるとき、この組み合わせが、異常な暑さ、あるいは、寒さ、そして強風をもたらし、世界の一部に相当な被害をもたらすような状況と合致する危険性があること。あるいは、世界規模のサイバー攻撃、重大なコンピュータハッキング、あるいは、別のかたちを通して、コンピュータやインターネットに混乱がもたらされることも考えられる。
     
    火星逆行期について、警告すべきことがあるとすれば、それは、気をつけろのひとことに尽きる。この時期は、事故や暴力沙汰の潜在的な危険性が飛躍的に高くなる。これらは、主に短気さや不注意、あせりからのはやった行動や発作的な激怒、フラストレーション、烈しい怒りの感情等がその原因となるが、これらは、特に、職場やスポーツの現場で起こりやすい。あなたが、暴力沙汰の経歴や傾向を持つ人物をこの時期に解雇する必要が生じた場合、極力、用心して対応する必要がある。

    2018年の季節的なテーマ 夏 (6月21日から9月23日まで)

    日本の夏至図は、2018年6月21日19時8分に成立する。ここに見られる顕著な特徴は、土星がアセンダント上に、太陽がディセンダント上にくることで、これは、日本の国民や世論が、非常にシビアで、長く続く困難に直面しているところに、権威者たる存在は、職務、官僚、軍隊関連、労働、医療、衛星、食糧問題、外交、同盟国、敵対国に気をとられ、国内の問題に無関心であるか、あるいは、国民・世論と、権威者たる存在が、対立関係にあり、その対立は、権威者たる存在を、次第に追い詰めていくという流れが形成されるか、といったことが起きてくることを示している。国民・世論は、義務、常識、規律、重いもの、困難、ブレーキ、老人等に関連する問題に、悩まされることになり、権威者たる存在と、かみ合わない不毛な議論を続けることになる。突発性、変化、改革、精密機器、専門技術、科学者、思想家、革命家、地震、ウラン等を支配する天王星は、春分図と同じく、4ハウスにあり、地殻、気候、国土、野党、治安、災害、歴史的な遺産に関する問題を引き続き、もたらし続けることになる。春分図の期間に出現した事象、特に、地震や、政治、犯罪に関する問題、歴史的な遺産に関する出来事は、夏至図の期間にも、変わらず出現することになる。
     
     幸運なことに、権威者たる存在の視線が向かう7ハウスにある、蟹座16度の水星は、10ハウス・蠍座13度の木星、3ハウス・16度の海王星とグランドトラインを形成する。そのため、心地よく感じ、未来に対する希望的観測を抱き、愛国的になる要素は感じられる。外交問題は、なにかしら、楽観的で、ロマンティックな印象を与えるが、このような状況が果たして長続きするものだろうか、という不信感の存在も暗示している。メディアは、楽観論に加担するかもしれないが、信憑性に欠けるように感じられるかもしれない。木星と海王星を含む水サインでのグランドトラインは、ユートピアの出現を期待させるが、そのような心理状態は、つかの間のものに過ぎない。そうであるがゆえに、この心理状態がもたらされている間は、それを大いに楽しめばよい。個人的な生活のレベルでは、このエネルギーが作用する際には、ロマンティックな感情や、一目惚れするような心理状態を、拡大させる。
     
     この夏至図では、土星がライジングしているが、権威者たる存在は、自身のパートナーから敵対的な姿勢を見せられ、妨害され続ける。協力者が出現しても、妨害に立ち向かうことは難しい。
     
     夏至図の支配星もまた、土星である。これは、日本が、極めてシビアで悲観的な状況に置かれることを示唆している。国民の生活感情を示す月は、9ハウス・天秤座の12度にあって、7ハウスの水星とスクエアである。外交問題は、生活には直結しない。一般民衆の関心は、学術、研究、宗教、司法、貿易、長距離の移動・旅行、スポーツ等の分野に傾く可能性が強い。
     
     夏は、金星が、火星と木星にTスクエアを形成し、火星が6月21日から6月26日までに、逆行に転じるのとほぼ同時に始まる。これは、人々が、共通の価値観を基盤として団結するのが困難になる時期である。初めのうちは、ともに働くことに協力的で、熱狂的な雰囲気が漂うが、それは、あまり信頼できる状況ではない。協力的な役割分担という価値観の代わりに、大言壮語と傲慢さによって守られた、何らかの意図が存在している。何か偉大な意義あるイベントや会合が開かれるのではないか、という当初の予想は、すべてくつがえされることになる。この流れは、政治においてのみ存在するのではない。社会的な交流の場面にも出現する。人々は、互いに心惹かれ、仲よくしたい、つきあいたい、と考える。しかし、彼らが、一緒になにかを始めようとか、どこかで会おうとか、相談し始めると、その魅力が、完全に表面的なものであったことが、たちどころに判明する。人々は、絆を結びたいと思う。しかし、そのために対等の犠牲を払おうとはしない。相手を動かそうとするのみである。このように、操作的な態度のせいで、人間関係と、そこに生じた好感は、始まりもしないうちに終わってしまうことになるかもしれない。それが高くつくものでないことを願うのみである。なぜなら、後々、この関係に費やした時間やエネルギーやお金のすべてが無駄であったと判明することになるからだ。
     
     この時期は、金星がパーティーのサイン、獅子座を通過することによって、いい意味でも悪い意味でも、多くの人間関係がクローズアップされることになるだろう。獅子座を支配する太陽は、木星と海王星とともにグランドトラインを形成し、木星は、7月5日から7月11日までに逆行から順行へと転じるためのステイショナリーとなる。これは、人生を楽しみ、人々と交流し、恋に落ちるのにはよいタイミングである。お金は、たいした苦労もなく手に入り、楽しそうなイベントにも招待される。旅行の計画にもワクワクするだろう。ポジティブな結果、努力の結果到達した成果に対する、地味ではあるが、価値のある評価や賞賛を得る機会は、7月11日から7月14日までにもめぐってくる。しかも、この期間には、日蝕がある。7月前半の、仕事と愛情問題は、どちらも好調だろう。しかしながら、7月13日の日蝕は、山羊座の冥王星とオポジションである。つまり、この後、2週間から4週間の間に、誰かを悪く言うものに対して威嚇する目的で、重大な活動が、秘密裡に行われることを示唆している。それは、この時期に始まった善意や友好的な気分のほとんどを壊してしまうような権力闘争が、8月中に勃発することを教えている。あるいは、貴金属や通貨のような一部の市場に、強力な価格変動が見られるということでもある。この期間の前半、7月14日から7月24日までは、価格上昇が期待される。
     
     この、冥王星とオポジションの日蝕は、不和や憎しみも暗示されている。それは、7月28日に起こる、火星とコンジャンクションである月蝕によって、強力に表面化することになる。これらの天体配置によるエネルギーの流れがもたらす展開を、この先、3カ月は耐えていくことになるが、このエネルギーが、極めて強く放射されるのは、7月26日から8月8日までになるだろう。この時期は、水星が逆行を開始(7月26日から8月19日まで)し、天王星も逆行を開始する(8月8日)。そして、獅子座の浅い度数域を通過する太陽が、水瓶座の浅い度数域を通過中の火星、牡牛座の浅い度数域を通過中の天王星と、フィクスドサインでのTスクエアを形成する。このコンフィギュレーションは、極めて急進的で好戦的である。無秩序な抗議デモ等、しっかりとした統制の取れていない集団に参加する、あるいは、その近くにいることは、非常に危険な状態に自らをさらすことになる。暴力的な行為に巻き込まれ、生命が危うくなることさえおこりうる。あるいは、台風、竜巻、強風、地震、火山の噴火等の自然災害が起こるかもしれない。事故も起きやすく、旅行には注意を要する。アスリートは、過剰な練習によって怪我をしたり、周囲に怪我をさせたりすることのないように、練習中や競技中に、注意を要する。
     
     3回めであり、最後でもある、木星と海王星のトラインは、8月19日に起こる。これは、水星が獅子座での逆行を終える日でもある。この日から前後1週間は、協議精神が再び高まりを見せ、善意が拡大し、グループの会合が頻繁に行われることになる。ロマンスや突然の恋にもグッドタイミングである。
     
     8月25日から8月27日までには、火星が山羊座28度台での逆行を終え、乙女座を通過する太陽が、山羊座2度台にある土星、牡牛座2度台にある天王星に対して、地サインのグランドトラインを形成する。これは、稀に見る業績の達成がなされるタイミングで、ここから前後1週間は、すばらしい伝統をベースとした、最高の実用性と、未来志向のビジョンを併せ持つ、何ものかが作り出される時間となる。
     
     土星と天王星の間に形成される、生産的な地サインのトラインは、9月6日に土星が山羊座で順行に転じる前後は、その運行速度が落ちるために、しばらくの期間、続くことになる。季節はずれの涼しさや寒さを感じるような気温で、早すぎる降霜が穀物価格に影響を及ぼすかもしれない。それに加えて、土星が太陽向点近くにいるため、8月と9月には、何らかの科学的な進歩・発見が期待できるかもしれない。また。ロシアによる近隣諸国への拡張主義的な行動も暗示されている。
     
     9月9日から9月19日までの期間、フィクスドサインの浅い度数域に、それぞれ在泊する金星、火星、天王星が形成するTスクエアの成立とともに、夏が終わっていく。これは興味深いコンフィギュレーションである。一部の人々の間には、熱く、燃えるような思いが生まれる。しかしながら、それは、対等でもなければ、互いにプラスになるようなものでもない。同じ原動力が、別離や、心が折れるような破局という結果をもたらすかもしれない。これは、人心掌握のもうひとつのサイン、表面的には相手とともに歩むように見せかけて、心の奥底では、自分の利益のために相手を利用しようという企みを示唆している。大いなる希望で始まったものごとは、破壊されて終わることになる。テロ行為の脅威や、精神に異常をきたした人物による爆発的な暴力行為、台風や、強風、竜巻、地震、噴火等の自然災害についても、この時期は、危険である。

    2018年の水星逆行期 その1 2018年3月23日から2018年4月15日まで

    2018年は、すべての水星逆行が火象サインで起こる。そして、3回目を除いては、すべて火象サインの中で終わる。最後の水星逆行のみ、水象サインまで戻り、2019年には、水星逆行のシリーズが、火象サインから水象サインへとシフトしていくことになる。これは、コミュニケーションを推進する原動力が、素早い行動への要求から、感情的な要素に強く影響されたものへと変化することを示している。

    2018年3月23日から、2018年4月15日までの間に、水星は、牡羊座の16度53分から、牡羊座の4度48分まで逆行する。
    火象サインの水星は、何かをすぐにやりとげなくてはならないという切迫感を持つ。厳しい要求を突きつけ、強迫的で、攻撃的で、論争を好む水星である。2017年以降、2018年初頭までくり返されてきた、アメリカ合衆国大統領と、北朝鮮の政治指導者との間の、核攻撃についての子どもじみた、しかしながら、危険で、敵対的な言説が、この水星が、どういった作用をもたらすものであるかを、端的に示している。こういった威力の誇示は、2018年最後の水星逆行の終わりと、2019年の水星逆行が、水象サインであることによって、感情的な表現を中心とするコミュニケーションへと移行していく。理解と自己犠牲を前面に押し出し、情緒へと訴えかける話法が、攻撃的で、率直で、自意識過剰で強引な態度にとって代わることになる。
    水星逆行期、とりわけ、そのスタート時には、金融市場、商品相場が、往々にして不透明な動きを見せることになる。水星逆行期には、経済データが示す動向と、政府の声明が矛盾することは珍しいことではない。ある経済データ、あるいは、政治的な決定が強気を示す一方で、他の発表は弱気を示すということは、よくある。
    水星逆行の初期には、通常、短期間に急激な価格の上下動が起こるため、急騰急落による往復の売買で損失を受けやすい。水星逆行の中期までに、相場反転の動きが見られず、トレンドが明確にならないままであれば、相場から手を引くことも考慮しなくてはならない。
    水星逆行期には、あらゆる金融市場、商品相場について、テクニカル上の通説や、パターン分析がむこうとなりやすい。相場は、高値、底値の明確な指標にもなり得ないか、あるいは、一時的な、突き抜けた高値、底値を、頻繁に示すかになる。突き抜ける場合は、急激ではあっても、長く続くことはない。利益は素早く手にする必要があり、目標の価格に到達していないから、あるいは、通常のパターンが展開していないからと、待ち続けることは、意味がない。自分にとって有利な状況が失速し始めたなら、即座に撤退すべきである。特定方向への値動きは、1日から4日で終了し、転換する傾向にある。
    水星逆行は、人生の領域にも影響する。この期間に、合意や協定をまとめることは避けるべきである。この時期、人々は、頻繁に考えを変える。ビジネスでは、突然のキャンセルなど珍しいことではない。通信回線の混乱、交通機関の混乱、電話やコンピュータの故障、SNSのバグ等も、多発する。すべてのコミュニケーションに配慮しなくてはならない。自分が、今、何を言っていて、そのことばが本当は、何を意味しているのかということについて、注意を払う必要がある。指示は明確に伝えるべきで、こちらに伝達のミスがあるかもしれないし、指示された側がきちんと実行しないというミスがあるかもしれない。自分が伝えたことと、他者が聞き取ったことの一致を確認するために、指示した側は、すべてを指示された側に復唱させる必要がある。
    好ましい面を見るならば、水星が逆行を開始する日の前後4日間は、素晴らしいインスピレーションを、多く得られることになる。触発される頻度が高まり、いつもより、勘が鋭くなるだろう。

    2018年の季節的なテーマ 春(2018年3月21日から2018年6月21日まで)

    2018年3月21日午前1時17分の東京における春分図は、非常に濃密なホロスコープで、すべての惑星が蠍座から牡牛座までの間に在泊している。これは、ボウルという名称で知られるフォーメーションで、今回の場合、ボウルは物事をなんとか収めたり保存したりしようとするかたちになっている。特定のゴールに向かう数多くの取り組みが提案され、努力がなされる。
     2017年12月22日午前1時29分の東京における冬至図と同じく、太陽は3ハウスに在泊している。国の指導者を示す太陽は、アセンダントの上にあって、上昇星となっている、山羊座の火星とほとんど正確なスクエアを形成しているが、この火星は、11ハウスと4ハウスの支配星である。この火星は、やはり山羊座、1ハウスに在泊中の土星の近隣を通過中である。これは、敵対的買収、あるいは、命令に近いニュアンスを持ち、品位や様式に沿った行動には見えない。乱暴で闘争的だ。指導者は権力行使を欲しているが、国民や世論(1ハウス)は、彼がやりたいと思うことに同意していない。それどころか、むしろ、指導者が望む物事をやれないように彼の目論見を制限したり、骨抜きにさえするかもしれない。内閣支持率は、下がり続け、世論は、政権にとって厳しいものになるだろう。これが非常に燃え上がりやすい雰囲気を創り出す。このような時期に、単なる衝動や侮辱をきっかけとして過剰反応を起こし、ともすると非常手段に訴えたがるような人物を権力の座に据えたいと思う人間はいない。いずれにせよ、議会運営(11ハウス)は野党(4ハウス)が主導することになり、国の指導者は、野党からの攻勢に苦戦を強いられ、世論も国民も彼を支持しないということになりそうだ。
    山羊座の冥王星は、3ハウス、牡羊座の水星・金星のコンジャンクションからのスクエア、4ハウス、牡羊座の天王星ともスクエアである。4ハウスの天王星は、災害の危険性と、突発的な事件の危険性を暗示する。また、アセンダント上の火星は、12ハウス側にあって、妨害、騒乱、テロ、密約、病院、亡命の領域に急激で過激なエネルギーを供給する。1ハウスの土星と、4ハウスの牡牛座の月はタイトなトラインを形成しているため、万が一、大規模な災害や事件が起こったとしても、一般民衆は、義務と常識と規律に従って、長期にわたる忍耐の時期を過ごすことができる。
     春は、3月24日に、水星が牡羊座16度台で逆行を開始するのとともに始まる。水星が逆行を終えて順行に転じるのは4月15日で、牡羊座4度台からである。この逆行期間中に、水星は、火星と土星に対してスクエアを形成するが、これは、行動の結果が持つ、様々な可能性について、十分に考え抜く時間がないままに、難しい決断を下す必要性、あるいは事実上決断されることを示唆している。それは、フラストレーションの前兆であり、性急な反応と非難の声につながっていく。太陽が8ハウスを支配していることから、その内容は、税金や債務、財務に関連することであるように思われる。金星・天王星コンジャンクションが、冥王星に対してスクエアを形成している(3月23日から3月28日まで)ことも、同じ内容を示唆している。しかしながら、その決断は、ある国が、他の国を脅かすといった国家の安全保障に関係する問題をも含む危険性がある。牡羊座の太陽の、山羊座の火星・土星コンジャンクションとのスクエアが形成される(3月24日から4月2日まで)からだ。これは、極めて好戦的なコンビネーションである。また、何かを完了したり達成したりするために、大きな努力がなされるが、その後、それが棚上げになるか却下されるかして、その時点まで苦労を重ねた挙句に拒絶された人々を激怒させるというシナリオも暗示するコンビネーションでもある。
     これらのプロットは、国際政治情勢のみならず、仕事や恋愛において容易ならざる状況にある個人にも当てはまる。この時期は、自分の立ち位置への支持がどの程度あるのかを確認すべきである。あなたが、匙加減の難しい問題に直面して懸命に対処し、正しい行動をとったとしても、これから臨む闘いの場にふさわしい戦略を持たない、自分を支持するグループに適切な情報を開示してしっかりと結束させることをしないがゆえに、敗者となる危険性があるからだ。すべてにおいて、自分に有利だと見えても、拙い準備の仕方をすれば、敗北へと導かれる。適切な人々による必要十分な支持を得ていなければ、すべてが揃っているとは言えない。そうでなければ、あなた一人で、あるいは、自分に味方するごくわずかな兵士とともに、軍隊と戦争をするようなことになりかねない。それでもなお、数々の遅延やフラストレーションの蓄積にもかかわらず、あなたは次の日も闘いの場に戻る。ただ降伏して結果を受け入れない限り、あなたの仕事は終わらない。しかし、火星と土星が山羊座にある限り、降伏などあり得ない。あなたは、長い間、自分の意見に固執するだろう。
     また、この時期は、厳しい気象状況とも合致するかもしれない。気温は、季節外れの暑さや寒さ、あるいは、その両方を示すが、その現れかたは、地球上のどの地域であるかによって異なる。これは、穀物価格のリバーサルとも同期するかもしれない。
     次のバトルは、4月10日から4月26日までに起こる。この期間に、水星、土星、冥王星がそれぞれに方向転換するのであるが、これらは、戦略の変化を象徴するとともに、いくつかの金融市場にリバーサルがみられることを示唆している。特に、4月17日から5月11日まではその可能性が高い。これら3惑星の逆行開始期間中、4月10日から4月18日までに、牡羊座の太陽が山羊座の冥王星に対してスクエアを形成し、天王星にコンジャンクションになる。その後、冥王星が火星にコンジャンクションしながら逆行に転じる(4月22日から4月26日まで)。この全期間(4月10日から4月26日まで)は、テロ攻撃や自然災害などの面で、多大な危険が潜む時期である。また、債務増大の問題が世界規模で深刻化して行き詰まりの時を迎えたり、税金問題での合意が暗礁に乗り上げるという危険性もある。敵意をともなうストレスが高まり、一部の個人を復讐にかりたてて、他者の生命を危険にさらすかもしれない。この時期は、特に危険な地域として、再び中東に注目が集まるだろう。しかしながら、この同じ時期のエネルギーが研究や調査活動には調和的に働く。これまで隠されてきた物事が新たに発見される可能性があるのだ。考古学上の、あるいは、別の科学分野における重要な発見が話題になるのかもしれない。
     5月中旬(5月16日)は占星術師にとっては重要な時期である。天王星が牡牛座への最初の進出を図り、同時に火星が水瓶座にサインインするからだ。言い換えれば、天王星が7年にわたる牡牛座の旅を、1942年以降、初めてスタートするにあたり、火星がそれにスクエアを形成するということである。これが意味するのは、この時期が激しい爆発性を帯びているかもしれないということである。火星は戦争の神であり、天王星は急進的かつ反抗的で、現状の破壊者でもある。成熟した精神の持ち主が統括しない限り、それは潜在的に暴力性を秘めた抵抗運動の新時代を象徴している。変化への要求は不合理なものかもしれないし、交渉に対しては、交渉の余地なしという警告がついて回るかもしれない。折り合いをつけるには、ひどいやり方だがもともと理に適うような実際的な精神の動きではない。歴史からも合理性からも断絶しているのだ。ここに象徴化される物事は、ひどく突飛で予測不可能な何事かである。ことによると、小惑星や彗星、あるいは、流星が地球に迫りくるのが目撃されるか、あるいは、それと同じくらいに奇妙で非現実的な事柄かもしれない。どのような出来事があるにせよ、4月から5月中旬までの間は、意図的に大胆な行動を避け、危険な地域や不安定な状況には足を踏み入れないことが肝要である。
     5月中旬に至る数週間のうちに、危機の可能性が高まる、その唐突さと同様に、太陽が双子座にサインインしたのち、5月21日から6月3日までに、それが突如として希望と楽観の中に雲散霧消するかもしれない。この期間には、木星・海王星による、水象サインでの2回目のトラインが形成され、6月2日には蟹座の金星がそれに加わり、グランドトラインを形成するのである。個人レベルで見れば、これは、家の売買、結婚、家族生活のスタート、子どもを持つこと、家族の祝い事にはよいタイミングである。また、愛情、一目で燃え上がる恋や情事、そして、他者との深い精神的な絆を結ぶのにもよいタイミングである。宗教的な、あるいは、スピリチュアルな集いにも良い時期である。
     春が終わり、夏が始まろうとする6月14日から6月27日まで、再び動きが起こる。6月14日から6月21日までに、金星が天王星、火星、木星に対して、フィクスド・サインにおけるグランドクロスを形成するが、時を同じくして、全5回中3回目の、天王星・海王星セミスクエアが形成されるのである。この重要な長期アスペクトの過去2回の形成日は、それぞれ、2017年8月11日と2017年10月7日であった。アメリカ合衆国においては、ハリケーンの被害が大きく、また、ラスベガスのコンサート会場への銃乱射事件が起きたタイミングでもある。3回目が6月16日であり、6月20日には海王星が逆行に転じる。
     その前後2週間のうちに、大量の水が、人々の生命を危険にさらすかもしれない。そして、6月27日に始まる火星の逆行は、ただ危険を高めることになる。

    千里眼 桂

    2018年の季節的なテーマ 冬 (2017年12月22日から2018年3月21日まで)

     東京の冬至図は、2017年12月22日午前1時29分に成立する。これは、特別な意味を持つ冬至である。なぜなら、36時間足らずのうちに、太陽と土星が、どちらも山羊座入りすることになるからだ。冬至点へのサインイングレスが同期する太陽と土星。これは、1870年12月22日以来、一度も起きていない天体の配置である。しかも、このとき、土星は1週間も前の1870年12月15日に山羊座にサインインしており、0度台にとどまったまま、1870年12月22日の、太陽の山羊座へのサインインと、コンジャンクションを待っていた。今回は、金星もまた、2017年12月25日、クリスマスの日に、山羊座にサインインし、土星、太陽とコンジャンクションになる。宇宙の活動は、それでもまだ足りないかのように、2017年12月23日、水星が、逆行から順行へと転じる。したがって、2017年12月20日から2017年12月25日は、世界のどこにいようとも、集合的な意識の移行に関わる、これらの重要な天体現象が展開し、影響を受けることになる。
     山羊座のイングレスポイント、山羊座0度は、冬至の日に太陽が占める位置に相当するが、占星術の研究において、非常に重要な意味を持つポイントである。それは、新しい時節の始まりを象徴することになる。それは、生命においては、精子が卵子と結合する、受胎の瞬間と同義である。そして、まもなく、新たな意識が形成されることになる。それは、一瞬の満足感から、長期にわたる、より安定した未来を志向する計画への移行を意味している。短期的な対症療法ではなく、より効果的な、長期的な計画への移行である。人類は、この、新たな生への道が形成されるとき、懐胎と産みの苦しみを通過しなくてはならない。したがって、人類は、自らが新たに宿した計画をの生命を、中断することを願うことさえあり得る。あまりにも大きな痛みと苦痛を伴うことになるからだ。しかし、人類が、起きている物事、人類にとっての長期的な投資の、真の姿をありのままに見ることができるならば、あらゆる人々が、この一連の流れに踏みとどまって、新しい時代を生み出すことになるだろう。
     このプロセスの中心部を占めるとともに、最前線に位置するのは、アメリカ合衆国の連邦準備制度理事会と、第二次世界大戦後に主権回復を果たした時点からの日本と、平成の日本である。なぜなら、連邦準備制度理事会は、その設立図に山羊座1度の太陽を持ち、冥王星とはオポジションを形成している。サンフランシスコ条約発行により主権回復した日本の、戦後始原図のアセンダントは山羊座の0度であり、今上天皇は出生の太陽を山羊座の0度をお持ちである。今季の冬至図において、射手座13度台で逆行している水星は、連邦準備制度理事会の設立図の水星のちょうど真上であり、同じく連邦制度準備委員会の設立図の土星に対してオポジションを形成している。さらに、2018年2月から、約1年にわたり、魚座13度台に在泊する海王星が、連邦制度準備委員会の設立図の水星・土星のオポジションに、Tスクエアを形成する。
     今季の冬至図では、太陽・土星コンジャンクションは3ハウスで起きている。のみならず、金星、冥王星も3ハウスにあって、3ハウスがオーバーロードしている。太陽は、議会を示す11ハウスのハウスカスプ獅子座の支配星であり、皇室、政府、内閣を示している。土星は、4ハウスの支配星であり、4ハウスは、地殻、気候、国土、野党、治安、災害、歴史的な遺産の領域を示している。議会は、野党がまるでその場を支配しているかのように見える。3ハウスは、情報、通信、交通、交易、初等教育の環境、マスコミ、宣伝の領域を示しているが、これにより、重大な皇室報道や、政府・内閣がマスコミ対策に追われることになりそうな重大な案件に関するスクープやリークといったことが暗示されている。土星が太陽とコンジャンクションである以上、義務、常識、規律、重いもの、古いもの、困難、ブレーキ、老人、遅延といった要素が報道、情報、交通、交易、初等教育の環境、マスコミ、宣伝等に関係することは明白である。この時期に起きたあらゆる種類の問題が解決するまでには、2年ないし5年の時間を要するかもしれない。
     すべての惑星が、黄道12星座のうち、半分弱の星座、蠍座から牡羊座までに在泊するとき、それが暗示するのは、この時期が重大な局面であること、政府のリーダーたちは、管理統治、役割と権限の定義、法律の制定を含む特定のゴールに焦点を定めて尽力するということだ。そして、おそらく、その目的は、一般市民を守ることにある。土星と山羊座の組み合わせは、法と秩序、すなわち治安である。冬至図上に見て取れるその象徴は、2018年に入るにつれて、強調されていく。
     この時期は、外交上の突発的な問題に対処することが必要になるかもしれない。ディセンダント上の牡羊座の天王星のために、同盟国にせよ、敵対国にせよ、その動きは突発的でイレギュラーなものになり、予測不可能にも、破壊的にも思える。この7ハウスの牡羊座の天王星は、3ハウスの山羊座の冥王星とスクエアを形成している。同盟国、あるいは、敵対国の問題、あらゆる外交上の問題は、深刻な事態や異常な事態、根源的な改革について、突発的で予測不能な状況をもたらし、その状況は、決して楽観視できない状態、場合によっては、破滅的な状況を作り出す。
     5ハウスにある魚座の海王星は、2ハウスにある射手座の水星からスクエアを形成されている。5ハウスは、投資、スキャンダル、競技の領域を示し、それらの分野について、不透明さや不決断さ、最善の場合は、苦しむ他者へのとても深い思いやりの気持ちとして、最悪の場合は、悪事の隠蔽やひとびとが指導者たちに寄せた信頼を裏切る欺瞞行為として現れる。焦点の喪失、注意力の散漫さ、意図的に真実をうやむやにする行為が、あちらこちらで見受けられる。海王星が支配する競技の一種として、雪や氷に関するものが挙げられることから、冬季オリンピックについては、何らかの見通しの悪さや、あるいは、理想主義的な状況があるのかもしれない。
     自然災害が起きて、困っている人々を助けるような場面があるのかもしれない。海王星が意味するところの、雪による被害が起こるのかもしれない。困窮する人々を助けるために、チャリティーコンサートや募金のような活動が行われるのかもしれない。誰かが魔女狩りの犠牲となって、名誉が著しく損なわれるというスキャンダルも考えられる。世界の指導者たちにとっては、心して真実を述べ、誠実にふるまうことが、この時期を無事に過ごすための賢明な道である。嘘が発覚するか、あるいは、恥ずべき不名誉な事態に陥りやすい時期だからである。より実際的には、この時期は、伝達に関する問題が起こりやすいだろう。政府閣僚の誰かが何か言い、一方で。同様の権威を持つ誰かが相反することを言う。それが正しい政策とは何かということについての大きな混乱を引き起こす。この時期を除いては、信頼と不信という問題についての、一般民衆の感じかたに、大きな変化が生じる。この冬には、多くの物事が達成されるが、それと同時に果たせない公約のために多くの時間が無駄に使われる。聞こえはよいが、口で言うだけなら簡単だ。私たちに必要なのは行動であり、行動こそが要求されている。しかし、意味ある行動と、その達成を妨げようとする大きな力が、作用しているのだ。
     2018年の新年は、大きな爆音とともに始まる。1月2日は満月であり、その日、天王星は牡羊座で順行に転じる。これは、大荒れの気象と厳寒を暗示する。記録的降雪に見舞われ、事故や交通遮断、そして生活に不可欠なサービス網の混乱を経験するかもしれない。また、地震、停電、噴火、テロリズムに関する脅威が増す時期でもある。これら自然の猛威とその力学は、1月17日の新月の前後に、さらに強く作用するかもしれない。この新月は、金星とコンジャンクションであり、破壊的な性質を持つ天王星とスクエアを形成する。
     1月は、多くの金融市場が、ボラタイルな様相を呈しやすい。それは、月の前半に天王星を含んだ強力なジオコスミック・サインが形成され、後半の1月19日から1月30日には、ヘリオセントリックの水星が射手座にサインインするからである。1月は31日の皆既月蝕で終わる。したがって、通貨と貴金属の激しい値動きには注意が必要である。
     2月は、冬至図に現れた、魚座の海王星が示唆する困難さが、より強調されるように思われる。魚座の支配星は木星と海王星であるが、2月4日から2月21日には、太陽、金星、火星が、木星と海王星の両方にハードアスペクトを形成するためである。この時期の半ば、2月15日には部分日蝕が起こるが、これは、誇張された偽物の希望が流布されることを暗示している。的確な判断は欠乏気味で、検証不可能な申し立てばかりが喧伝されるように見える。金星と火星のどちらもがミュータブル・サイン(魚座と射手座)に在泊することを考慮すれば、この時期の大半で、世界の指導者たちは、論点の秩序を保つという試練を味わうだろう。それは、まるで、あまりにも大きなことが約束されるか、そのように宣伝された結果、いたるところに百花繚乱の意見がわき起こるようなものだ。誰かがそんな意見の数々を整理し、まとめる必要がある。そして、そこに潜在する可能性のすべてを統合する計画を示さなくてはならない。その誰かは円熟した考えを持ち謙虚になる必要がある。さもなければ、混乱と無秩序が支配することになるだろう。
     木星と海王星が原油とガソリンの支配星であり、火星が1月26日から3月18日まで射手座に在泊することから、これらの商品相場に大幅な価格の上下動が生じるか、あるいはどちらか、または両方の採掘・製造業か供給業者の企業破綻があるのかもしれない。この時期には、中東において地政学的緊張が起こりやすい。実際、1月26日から5月16日まで、火星が射手座と山羊座を通過することから、2018年の大半において中東の緊張が高まる恐れがある。これら二つの星座を通過する火星は、イスラエル周辺の政治的緊張と相関する。また、魚座の海王星はウイルスとインフルエンザに関連しており、この冬には広域にわたって流行するかもしれない。個人レベルでは冷え過ぎないように気を配り、免疫系の疾病にも注意することが必要だ。
     3月に入っても、依然として、海王星と木星が強調されるが、全体のイメージはポジティブで試練の度合いは少なくなりそうだ。3月1日から3月13日は非常に調和的なアスペクトである金星・木星のトライン(3月1日)に始まり、その後、太陽・海王星コンジャンクション(3月4日)、木星の逆行開始(3月10日)、そして太陽・木星のトライン(3月13日)が続く。これらのジオコスミック・サインは、素晴らしい希望、あるいは、特定の人物かグループによって示される、他者を助けるための偉大な犠牲と慈善を示している。これは人類の各共同体が、驚くほどの慈愛の精神を行動で示す時期である。この時期は、宗教、あるいは、精神世界についての集まり、大規模な会議、世界平和のような利他的な着想を促進する目的で世界の指導者たちが集う重要な国際会議の開催にはよいタイミングである。また、この時期は、ロマンス、恋愛、異国趣味の冒険に注目が集まる。何か明確に前向きな物事が達成できる可能性がある時期であるとも言える。

    ある特定の日時というもの

    いつも、堅苦しい内容の、そもそもなにを書いているのかよくわからんという、コラムと呼ぶにはあまりにも長大なレポートを書いている千里眼の桂が、久しぶりにエンターテインメントについて考察する。
     
    2017年12月3日に行われた、第13回Mー1グランプリのファイナリスト10組、これは、敗者復活戦を勝ち上がったスーパーマラドーナを含んだものだが、彼らの太陽/月サインについて考える。
     
    最終順位で、それぞれコンビの太陽/月サインを列挙する。
     
    とろサーモン 久保田 1979年9月29日 天秤座/射手座、もしくは、天秤座/蠍座
     
    とろサーモン 村田 1979年12月3日 射手座/牡牛座、もしくは、射手座/双子座
     
    和牛 水田 1980年4月15日 牡羊座/牡羊座
     
    和牛 川西 1984年1月29日 水瓶座/山羊座
     
    ミキ 昴生 1986年4月13日 牡羊座/双子座
     
    ミキ 亜生 1988年7月22日 蟹座/天秤座、もしくは、蟹座/蠍座、もしくは、獅子座/蠍座
     
    かまいたち 山内 1981年1月17日 山羊座/双子座
     
    かまいたち 濱家 1983年11月6日 蠍座/蠍座、もしくは、蠍座/射手座
     
    スーパーマラドーナ 田中 1977年10月15日 天秤座/蠍座
     
    スーパーマラドーナ 武智 1978年8月3日 獅子座/蟹座、もしくは、獅子座/獅子座
     
    ジャルジャル 後藤 1984年3月20日 魚座/天秤座、もしくは、牡羊座/天秤座
     
    ジャルジャル 福徳 1983年10月5日 天秤座/乙女座
     
    さや香 新山 1991年10月17日 天秤座/水瓶座
     
    さや香 石井 1988年5月28日 双子座/天秤座
     
    ゆにばーす 川瀬名人 1984年8月11日 獅子座/水瓶座
     
    ゆにばーす はら 1989年11月7日 水瓶座/蠍座
     
    カミナリ まなぶ 1988年9月16日 乙女座/蠍座
     
    カミナリ たくみ 1988年7月6日 蟹座/牡羊座
     
    マヂカルラブリー 野田クリスタル 1986年11月28日 射手座/天秤座
     
    マヂカルラブリー 村上 1984年10月15日 天秤座/双子座
     
    これは、異様に興味深い。2017年のMー1は、木星が天秤座にあるタイミングで始まり、1回戦の最後の日程から、木星は蠍座に入った。そのためか、異常なまでに、天秤座に、太陽/月サインのいずれかを持っている人物が多く、月サインが不確定なミキの亜生を含めると、Mー1ファイナリスト20人中、9人が、太陽/月のいずれかが天秤座にあることになる。また、蠍座に、太陽/月サインのいずれかを持っている人物は、これまた、月サインが不確定なとろサーモンの久保田、ミキの亜生を含めると、20人中5人が、太陽/月のいずれかが蠍座にあることになる。さらに、2017年は、12月20日に、2014年12月24日以降、射手座にあった土星が、山羊座へと移動する節目の年にあたるが、射手座と、対向サインの双子座に天体を持つ人物もまた、異常なまでに多く、月サインが不確定な、とろサーモンの久保田、とろサーモンの村田、かまいたちの濱家を含めると、20人中8人が、太陽/月のいずれかが射手座、もしくは、双子座にあることになる。
     
    天秤座、蠍座、射手座、双子座のいずれにも、太陽/月サインの組み合わせを持たないのは、実に、和牛の水田、和牛の川西の2人のみであり、コンビとしては、和牛、ただ1組である。
     
    ちなみに、とろサーモンは、久保田、村田ともに、月サインが不確定なのであるが、全組み合わせで考えてみても、以下の通りになる。
     
     
     

     
    久保田 天秤座/射手座
     
    村田 射手座/牡牛座
     

     
    久保田 天秤座/蠍座
     
    村田 射手座/牡牛座
     

     
    久保田 天秤座/射手座
     
    村田 射手座/双子座
     

     
    久保田 天秤座/蠍座
     
    村田 射手座/双子座
     
     
     
    どの組み合わせにしても、2人が持つ、太陽/月の4個のうち、天秤座、蠍座、射手座、双子座に、3個、ないし、4個が存在していることになり、2017年Mー1グランプリファイナリストの中で、最強のコンビのうちの1組は、間違いなく、とろサーモンである。
     
    実は、もう1組、最強のコンビが存在しているのだが、それが、結果的に最下位になったマヂカルラブリーであるというのは、実に興味深い。
     
    マヂカルラブリーは、野田クリスタルが射手座/天秤座、村上が天秤座/双子座で、2人が持つ、太陽/月の4個すべてが、天秤座、射手座、双子座によって占められている。
     
    この2組について、占星術的に決定的な差がついたとすれば、この、Mー1グランプリの決勝の日が、とろサーモン村田の誕生日であり、さらに、この日は、満月で、おそらくは、月サイン双子座であろうと思われる、村田の出生の太陽/月のそれぞれがリターンであり、なおかつ、月は近地点にあってスーパームーンであり、なおかつ、水星逆行が決勝の直前に始まったことで、忘れ物が戻ってくるというタイミングであったことだ。ラストイヤーにして初出場のとろサーモン、特に、とろサーモンの村田のための日程であったと、占星術的には、言うことができる。
     
    ここで、特筆すべきは、和牛だ。天体の加護によって、彼らが、決勝進出を果たしたのではないことは、明白である。太陽/月に対する天体の作用の後押しなく決勝進出を果たし、1票差でチャンピオンの地位を逃した和牛は、間違いなく、突出した実力の持ち主である。競う、ということすら、このタイミングでさえなければ、生じるはずもなかった。運勢の作用の影響が、彼らをここまで連れてきたのではなく、真に、実力のみで、勝ち上がり、最高得点を叩き出し、1票差のところまで迫ったのだから。
      
     
    千里眼 桂

    2017年の季節的なテーマ 秋 (2017年9月23日から2017年12月22日)

     2017年終盤の3カ月は、この1年の中でも、もっとも重要な期間になるかも知れない。その理由は、いくつかの惑星がサインを移動するからで、社会占星術的にとっては、重要な節目を意味する。特に、2017年10月10日は、木星が蠍座にサインインし、2017年10月14日には金星が天秤座に、2017年12月9日には火星が蠍座にサインインする。太陽、金星、土星が、山羊座にサインインするのは、それぞれ、2017年12月22日、2017年12月25日、2017年12月20日である。占星術師にとって、これは大きな意味を持つ。
     2017年9月23日午前5時3分、東京の秋分図について考えてみる。多くの惑星がチャートの東側、12ハウスから2ハウスに偏っていることに気づくはずだ。この領域は、解決不可能な問題が存在していることを暗示し、葛藤と危機に気づかずにいる間に、突発的な事柄への対応を迫られることを意味している。具体的に言えば、12ハウスは、妨害、騒乱、テロ、密約、病院、亡命に関連しており、1ハウスは、国民、世論に、2ハウスは、経済、景気、財政状態、税制、金融政策全般に関連している。12ハウスにある金星・火星・水星のうち、0度の位置にある火星・水星と、職務、官僚、軍隊関連、労働、医療、衛生、食糧問題に関連する6ハウスの海王星が180度の、2ハウスで0度の位置にある木星と月は、8ハウスにある天王星と180度の位置にある。8ハウスは、税金と保険、財源、外国経済に関連し、また、物事をバラバラに引き裂いて再建するか、あるいは、すべてを除去してしまうかの必要性を示すことになる。日本の税制にとって大幅な転換期を迎えようとしている可能性がある。8ハウスは、死のハウスでもある。だが、それは、通常、文字通りというよりは、象徴的な死を意味している。死のイメージを通じて、8ハウスは、完全に終わりを迎える物事を意味し、それは、終止符を打たれるか、または、完全に再構築されることになる。1ハウスに秋分の太陽のみがあり、1ハウスが物事の始まりであることからすれば、なおさらである。税制や保険、財源の分野について、再構築がなされ、それが、日本の未来を担う世代にとって、前向きな結果を生み出すかもしれないという希望がある。
     この秋分図は、4ハウスのハウスカスプに射手座を持ち、それが、射手座の最後の度数域を順行している土星と、ほとんど0度の位置にある。土星は3ハウスのほとんど最後の位置にあるために、冥王星とともに、4ハウスにあると考えられることになる。これは、極めて重要な問題を提起することになる。4ハウスは、地殻、気候、国土、野党、治安、災害、歴史的な遺産に関連している。ここに、土星と冥王星があるということは、土星がもたらす義務や困難と、冥王星がもたらす深刻な事柄、強制的な圧力、異常事態、根源的な改革が、地殻、気候、国土、野党、治安、災害、歴史的な遺産について、作用するということを意味している。土星は天王星とは120度、木星とは60度の位置にある。このため、制約が多く、拘束的でよくない事象が短期的に起きたとしても、長期的には建設的に機能する可能性もある。
     1ハウスの太陽は、メジャーアスペクトについては、完全にノーアスペクトである。150度の位置をメジャーアスペクトと解釈すれば、かろうじて、天王星と150度の位置を形成するのみである。1ハウスの太陽は、権威者が国民や世論に対して影響する、あるいは、国民や世論が国家に対して影響を及ぼすということになるが、1ハウスのノーアスペクトの太陽がもたらすイメージは、裸の王様である。国民や世論に対して活発な刺激を与える権威者が存在することになるが、それが、全肯定的に受け入れられるのかという点については、疑問が残る。2ハウスに木星と0度の月がある以上、消費は活発であり、景気は上向いているように見えるが、問題は、通貨膨張や物価上昇が明確になるであろう、この秋分図の季節に、税金についての改革が、どういう影響をもたらすのかは、権威者、つまり太陽には見えていないということにあるのかもしれない。いずれにせよ、経済や金融政策については、長期的な結果をもたらすであろう強力な変更が加えられようとしている。
     12ハウスの火星と0度の水星は、政府、与党を意味する10ハウスのハウスカスプの支配星である。政府、与党は、非常に攻撃的な舌戦を展開することになるが、12ハウスにある以上、単なるネガティブキャンペーンの域を出ないことは明白であり、しかも、表立った影響に乏しい。騒乱やテロ、密約、亡命と関連する12ハウスに火星が存在することで、秋分図の季節、日本が安泰とは程遠い時間を過ごしていることは明白である。病院、医療に関する問題が浮上し、世間を混乱させる危険性もある。水星が海王星に対して180度である以上、事実、あるいは、予測に、ある種の不正確さが混入しがちで、それが不信感からくる疑念の火に油を注ぎ続けることになる。今回が3回目にして最後の木星・天王星の180度は、改革の実行が、リーダーたちが望むかたちで実現しつつあることを示している。木星は法律でもある。重要な法律に対する極端な改変の可能性があるかもしれない。
     秋は、2017年9月24日から2017年9月29日に展開する、困難な天体配置の一団とともに始まる。2017年9月28日の木星・天王星最後の180度、2017年9月24日から2017年9月29日に起こる、金星・火星の海王星との180度、それらに入り混じって放射される、2017年9月29日の、冥王星順行という方向転換のエネルギーなどである。これは、とまどいの感覚、疑念、そしてまた、裏切られたような感覚と結びつく。突然の予測もしない出来事の予兆である。革命と改革の呼び声は高く、抑圧者とみなす者たちに対する大衆の暴力行為が発生するかもしれない。これは、自らを不当な犠牲者と考えるマイノリティか、あるいは、個人的、社会的な不公正、事実か想像上の現実かは別として、に対して抗議する学生たちが起こす暴動というようなニュアンスがあるかもしれない。これらの抗議運動の中核には、ポリティカル・コレクトネスが根を張っているのかもしれない。そして、そのような凄惨な結果を引き起こした自分たちの何が一体悪かったのかを正確に理解しようとする試みの中で、彼らの怒りの目的は、まったくの混乱状態に陥る危険性がある。また、この時期は、飛行機事故や嵐、竜巻、地震などの自然現象にも注意を要する。
     2017年10月1日から2017年10月11日も、また、非常に強力な時間帯である。2017年10月6日、乙女座で金星が火星と0度になる。これは、2017年10月1日から2017年10月3日の、金星・火星と、冥王星との120度形成と、2017年10月8日から2017年10月11日の、金星・火星と。土星との90度形成の合間に起こる。冥王星との120度は、労働条件と税金に関連する合意を暗示している。その頃、新たな最低賃金が提示されるか、公務員も含めたサービス業に従事する人々にとって、利益となる何かが承認されるのかもしれない。金星・火星の0度は、多くの人にとってロマンチックな想いをもたらすが、乙女座にあるときは、企業の合併や買収にも関わってくる。しかしながら、両惑星と形成される土星の90度は、取り決めが反故にされるか、あるいは、一方が合意の条件を拒否するか、違反することによって生じるストレスを示唆している。成功への明るい見通しは、失望感を伴う論争、または合意/提携関係の終焉という結果に終わるかもしれない。また、この時間帯の中間点となる10月6日の満月には注目する必要がある。ニューヨークダウを中心とする株式市場は、この前後1週間に、突然で急激な下落と同期する可能性がある。
     金星は、2017年10月14日に天秤座にサインインする。これは、木星が蠍座にサインインする4日後である。水星もまた、2017年10月17日に天秤座から蠍座へとサインインする。惑星がサインを移動するときは、集合意識のムードも変化する。関心事の焦点が変化し、金融市場のトレンドもそれにつれて変わる。したがって、2017年10月10日から2017年10月17日の週は、集合的な心理が変化する時期であることを意味する。だからといって、何か特定の出来事が起こるということはないが、どちらかというと、世界に起きている広範な変化への気づきが全体に浸透し始めるという心理学的なシフトチェンジを示唆している。
     2017年10月23日には、さらなる惑星のサイン移動が起きる。火星は天秤座へとサインインし、ヘリオセントリックの水星が射手座へとサインインする。そして、太陽は蠍座へとサインインする。おそらく、これは、世界に変化が起きているという集合的な気づきの延長になる。同時に、金融市場、とりわけ貴金属の分野に起こる価格変動をも暗示する。
     年の終わりに向かっては、非常に興味深い星回りとなってくる。2017年10月26日から2017年11月16日まで、いくつかの調和的な天体配置が展開する。長期的展望を基盤としプランが開発されるかもしれない。その一部には、サイバーセキュリティや、政府機関のコンピュータとデータベースの保護が含まれるかもしれない。これらのシステムは、各国政府に痛手を負わせようと企図する者たちに、不正に侵入されやすかったため、必要な措置として行われるだろう。それに加え、この時期は、何か社会的な祝賀行事があるかもしれない。合意や協定への雰囲気が再び蘇り、今や、婚姻、同盟、提携関係が正式にまとまる可能性がある。2017年は、9月終盤から10月半ばにかけて、問題山積の険しい道を通り抜けた後は、10月から11月の大半の時間帯に、愛のムードが漂っている。
     実際、この愛のムードは2017年12月初頭まで続くかもしれない。幸福で、少しのぼせ上りやすいとも言える、木星と海王星の120度が、2017年12月2日に、水象サインで形成されるからだ。しかしながら、もっとも重要な天体配置は、2017年12月20日から2017年12月25日に起こる。太陽、金星、土星が揃って山羊座にサインインする冬至である。この冬至は、新しい時代を受胎するときを象徴している。これは、精子と卵子が結びつき、まもなくかたちをとり始めるはずの新たな意識が創造されていくプロセスと同じ、受胎の瞬間である。それは、短期的な満足を追い求めることから、より堅固で、未来への長期的な眼差しを伴う計画へとシフトすることを表している。短期的な絆創膏による応急措置を超えた、長期的な計画がもたらす恩恵へと焦点化されていく。
     もちろん、この新しい生命を身ごもっている間は、皆がその痛みや苦痛を過ぎ越さなくてはならないかもしれない。また、あまりにも苦痛が大きいという理由で、集合体がこの生命を維持することを拒む気持ちになることもあるかもしれない。しかしながら、もし、関わるすべての人々が、その真の姿、長期の投資をありのままに見るのなら、当事者全員が、道を外れることなく、この新しい時代を生み出さなくてはならない。その中心と前線に立つのは、アメリカ合衆国の連邦準備制度理事会と、第二次世界大戦後に主権回復を果たした時点からの日本と、平成の日本である。連邦準備制度理事会は、その設立図に山羊座1度の太陽を持ち、やはりネイタルの冥王星と180度の位置にあるからだ。第二次世界大戦後、サンフランシスコ条約発効によるよる主権回復した日本の戦後始原図では、アセンダントが山羊座の0度であり、平成の今上天皇は、太陽を山羊座の0度にお持ちだ。アメリカ合衆国の中央銀行にとっては、大きな革命の第一歩である。それは、第二次世界大戦の日本にとっても、平成の日本にとっても、であるが。そして、2020年に向けての非常に重要な変化のトーンを決めるものになるだろう。

    季節的なテーマ 夏 (2017年6月21日から2017年9月23日まで)

    2017年の日本の夏至は、日本標準時で、2017年6月21日13時25分である。春分図とほとんど同じハウス分割を持つ夏至図では、木星は、アセンダントから離れ、春分図の季節を支配した、根拠のない拡大主義、楽観主義は完全になりを潜めることになる。アセンダントの天秤座の支配星である金星は、やはり支配星である牡牛座にあって、なおかつ、ナチュラルチャートにおける天秤座の位置、7ハウスにあり、8ハウスへとイングレスしようとしている。金星/天秤座の性質が、非常に強調されていることになるが、金星/天秤座は、公平性と信義、パートナーシップ、一対一の関係性に関する問題の存在を示唆する。
    日本では、政府与党に対して、公平性が担保され、信義を守っているのかについて、春と夏の全期間を通じて、一般大衆の関心の焦点になるようだ。また、金星が、イグザルテーションとなる牡牛座の月と、コンジャンクションの位置になることから、大衆の関心が、天秤座的、7ハウス的な問題に傾きやすいことが示唆される。あるいは、天秤座的、7ハウス的な問題として、女性がクローズアップされることになるのかもしれない。これらの、牡牛座の月・金星と魚座の海王星がセクスタイルの位置にあり、それぞれの天体が、天秤座の木星とクインカクスの配置となるヨッドが、海王星と魚座の、つまり信頼に関する問題の存在をも示唆する。政権に対する大衆の信頼、あるいは、不信もまた、春と夏との全期間を通じて、関心の焦点となる。海王星は魚座の支配星であるから、海王星/魚座が強調され、ここには、透明性と心理的投影の問題も存在している。政権は透明性を保っているだろうか。人々は、自分たちの申し立てを裏付ける客観的な証拠もないまま、彼らのフラストレーションを指導者に対して投影しているのだろうか。日本における、年央の様相には、どこか超現実的なものが見られる。何が現実で、何が錯覚なのか、誰もはっきりとした確信を持たない。貧困にあえぐ人々や、権利を奪われた人々に対する優しさと思いやりという隠れ蓑の中には、利益の相反と裏切り行為がたっぷり詰まっているように思われる。起きているのは、ある種の単純な勧善懲悪ドラマであり、真実など、欠品状態となっている。我々の指導者たちは、聖人なのか、あるいは、罪深い悪人なのか。大衆の信頼を勝ち得たものは、その信頼に値する行動にこだわり続けることが必須となるだろう。さもなければ、最悪の場合は、失敗は立派な椅子から転げ落ちて、そのまま、刑務所行きになるか、最高でも、自分たちの誤魔化しが露呈することで大きな恥辱を味わうことになるか、だろう。
     
     天秤座がアセンダントサインであり、その支配星が7ハウスにあるということから、日本は、外交についての懸念も抱えている。ヨッドのセクスタイルのもう一つが、魚座の海王星であることから、海岸線についての問題、海洋の問題が浮上するかもしれない。この春と夏は、水自体が重要な議論の対象となりそうである。
     
     前述したヨッドと呼ばれるフォーメーションは、極めて興味深い。ヨッドは調整のプロセスを象徴している。これは世界中で起こりつつあることである。何かがおかしい、うまくいっていない。変化が必要だ。最初のうちは、これらの変化は以前からあるものを凌駕して、実際に物事が改善されていく。物事をあるがままに捉えながら、常に微調整と応用研究を続けていくのは、多くの人々にとっては鬱陶しいことかもしれない。しかし、現行のシステムはすべてうまく働いていない。指導者たちが訴えようとしていることは、それである。天秤座で木星が焦点となっていることは、これらの変化が大衆にとって、より公正かつ公平な規則に関わっていることを示している。指導者たちは、公平だと思われるために最大限の努力をするかもしれない。物事が公正で平等でバランスが取れていることを、誰もが望んでいるように見える。
     
     牡牛座の月と金星のコンジャンクションは、宇宙から放射される多くの希望を世界にもたらす。金星は牡牛座を支配し、月は牡牛座でイグザルテーションとなるからだ。これは合意や協定が、ほとんどの人々にとって最善の利益となるような形で練り上げられることを暗示する。指導者たちが目標に忠実であり続け、将来の展望についても実務的であれば、の話ではあるが。ここに、魔法や奇蹟の必要などない。ただ、常識と論理がありさえすればよい。もし、指導者たちが、個人的・政治的な意図を乗り越えることができるとするならば、この時期は、長期にわたって有益な結果をもたらす何事かが達成されるかもしれない。また、ここでも、女性指導者の存在が、この動きに拍車をかける原動力となるかもしれない。
     
     合意を形成するための鍵の一つは、相手に対する敵対的な批判と誇張を控えることが指導者たちにできるかどうかである。なぜなら、夏至図には、火星・木星・冥王星の間にカーディナルTスクエアが形成され、効力を発揮しているからだ。個人攻撃は、より安定した未来と、多くの希望を包含する交渉プロセスを頓挫させる。この星回りの下で、指導者以下、すべての人々は、非常に過敏になるが、それでも大多数が善意を抱いている。したがって、個人攻撃よりも、むしろ、支援を得てこそ、使命を果たすことができるだろう。しかしながら、これは関わる指導者たちの全てが、透明性を確保し、大衆に対してオープンかつ誠実であることを必要とする。さじ加減が難しく、細心の注意を要する挑戦ではあるが、夏至図は、それが可能であると示唆している。
     
     2017年6月25日から、2017年7月2日までの、火星・木星・冥王星のカーディナルTスクエアとともに、2017年の夏は始まる。とある個人攻撃をきっかけとして、敵を破壊しようという危険な兆候がエスカレートしていくにつれて、開戦のゴングが鳴り響く危険性がある。こうした攻撃は誇張して受け止められ、反応も度を越すかもしれない。ここで、冷静になり、何を言われ、どう聞こえたかを検討する必要がある。もし、合理的な対処が出来なければ、世界の指導者たちの地位を危うくするばかりか、その国の多くの人々を危険にさらす暴動が起きるかもしれない。
     
     こうした脅威と敵対的行動は、後々まで尾を引き、2017年7月5日から2017年7月9日まで、そして、2017年7月26日の太陽・火星のコンジャンクションを挟んで、再び、2017年7月17日から2017年8月4日まで、別の発作的暴力行為が起きて大勢の生命を危険にさらすかもしれない。また、太陽・火星のコンジャンクションは、前後10度のオーブをもって、株式市場における長期サイクルの高値、または、安値からの、10パーセントかそれ以上に及ぶリバーサルとの強い相関関係を持っている。期間にすれば、2017年6月24日から、2017年8月28日までが、これにあたる。トレーダーや投資家は、この時期に示現する長期サイクルの天井あるいは底に注意を払う必要がある。それを追って、10パーセント、あるいは、それ以上のリバーサルが始まる。また、2017年7月2日から2017年8月4日までは、すべての人々が、新たな軍事衝突の危機と、平年より高い気温が穀物の生長期に影響する可能性を警戒する必要がある。特に、2017年7月17日から2017年8月4日までは、深刻な事故、あるいは、自然現象に注意が必要である。
     
     2017年8月12日から2017年8月25日は、コミュニケーションやコンピュータ・システム等に混乱が生じやすい。サイバー攻撃やハッキングに注意する必要があり、特に、政府、省庁、軍事関連では警戒を要する。
     
     2017年8月24日から2017年9月8日までは、その期間に、水星が2017年の4回の逆行期のうちの3回目を終えることから、株式指数も弱くなりがちである。もしそうなれば、中央銀行が救援に乗り出し、新たな量的緩和措置、あるいは、別種の緩和的な金融政策を決定するかもしれない。この時期は、大規模な洪水の危険性がある。
     
     2017年の夏は、多くの希望と、大きな危険の、両方がもたらされる季節となる。希望の方角を見るなら、長期的な問題、とりわけ、外交、税制、為替において、実際的で評判のよい政策を軌道に乗せるように見える。危険な側面を見れば、世界の一部では、クーデターが起こり、無慈悲で不公正だと見なされたその国の指導者を排除する動きが起こるように見える。また、2017年7月1日から、2017年7月9日まで、2017年7月17日から、2017年8月4日まで、そして、2017年8月24日から2017年9月5日までは、大自然が猛威をふるうか、あるいは、何らかの事故が起こる危険性がある。
     
     
    千里眼 桂

    季節的なテーマ 春 (2017年3月20日から2017年6月21日まで)

    2017年の春分図は、非常に稀な特徴を持つイングレス・チャートである。月と土星が射手座の27度、「宇宙意識」を象徴する銀河中心でコンジャンクトしている。これは、深い理解、智恵または知識のポイントである。科学上の発見、宗教、あるいは哲学の領域における啓示などを通じて、深遠な真理が、世界にもたらされる可能性がある。あるいは、宇宙空間での新発見がきっかけになるのかもしれない。それは、生命、あるいは、宇宙の起源に関する知識かもしれず、そうだとすれば、宗教の正統性にとって、挑発的な発見となるものかもしれない。ここに月が含まれるという事実は、それが女性性との関連を持つこと意味するのかもしれない。例えば、世界の女性指導者を含む、新世界秩序がかたちをとり始める、といったような。あるいは、妊娠中絶などの問題に、新たな議論が持ち上がるかもしれない。女性が、指導的な立場に立つ、ということ以外に、女性に対する圧迫という側面も考えられる。この、土星と月のコンジャンクトに対して、射手座28度にある小惑星クピドもまた、コンジャンクトすることになる。クピドは家庭のありかたを決定づける小惑星であり、それが、一般民衆を代表する月とコンジャンクトし、なおかつ、土星とコンジャンクトすることによって、一般的な市民の生活、とりわけ、家庭や家庭内での愛情といったものについて、抑圧的な問題を提示するか、忍耐や責任といったものを要求することになるのかもしれない。

     東京でのチャートでは、天秤座のアセンダントに木星が、山羊座のアンダースカイに冥王星が、牡羊座のディセンダントに天王星がコンジャンクトしている。これは、日本という国の枠組みが、根底から再構築されることになることを暗示している。このエネルギーが、もっともよいかたちで発現するならば、世界に対する正しいリーダーシップを発揮する国家として、日本が再構築されることを意味する。しかし、最悪のかたちで、チャートのエネルギーが発現するならば、日本という国家のありかたそのものが、根底から覆されることになり、日本そのものを復興させなくてはならない状況が出現することになる。木星、天秤座は、社交性と協調性をもたらす。日本にしては珍しく、外交が活発になり、目に見える成果を手にすることになり、他国との協調外交が、一定の成果を収めることになるのかもしれない。心理学的に見るならば、日本人は、総じてのん気で、楽観主義的であり、メディアの報道をたやすく鵜呑みにし、その一方で、バランスを取るために、アンチテーゼとなるものを探し求めるような状況の展開を示唆している。あらゆるものごとは、拡大、拡散する傾向にあり、思想、宗教、哲学を求める気持ちが強くなるのかもしれない。

     惑星たちのほとんどが、ホライズンアクシズの下にある。これは、日本が、協調外交路線を標榜しつつも、日本国内の問題に手一杯になることを意味している。日本は、内政、あるいは、日本国内の領土に関する問題に追われることになる。過剰に楽観的な気持ちでものごとは始まり、あらゆる問題は拡大、拡散することになるわけだ。

     この春分図では、牡羊座の天王星、天秤座の木星のオポジションに対して、山羊座の冥王星が、カーディナルTスクエアを形成している。非常に多くの移動、活動が見て取れるが、4ハウスの始まりであるアンダースカイに冥王星がある以上、大自然が関連する突然の出来事の可能性は、極めて高い。当然、テロリスト活動や軍事衝突の危険性も排除することはできないが。春分の瞬間に、西の地平に輝くのは、火星と天王星だけである。軍事衝突の危険性は、この時期、話題の最前線に踊り出すだろう。日本が?平和憲法を持つ日本が?そう、日本が。 

    春分の太陽は6ハウスにあって、官僚と軍事の問題が、そこかしこで顔を出すことになる。健康や、医療衛生の問題、権力者の健康も取りざたされることになる。この6ハウスの太陽は、3ハウスの、月・土星・クピドのコンジャンクションと、アウトオブサインのスクエアを形成する。火のサイン同士のスクエアであるから、抑圧された一般民衆や家族と、権力者の間の軋轢は、激しい対立として、具体化するかもしれない。

     また、イスラム過激派の関連では、国際的な転換点が訪れるかもしれない。彼らは、ある面で、伝統的なイスラム主義から離脱する可能性がある。まるで、二つの異なった信仰であるかのように、彼らは袂を分かっていく。これはイスラム教に限ったことではなく、あらゆる宗教やイデオロギー集団に起こりそうなことで、一方の派閥が他方への支持を否認することによって、決裂していくことになりそうである。もし、そうなるなら、これは、天秤座の持つテーマの一つ、両極化、バランスの回復、果てし無いシーソーゲームのなせるわざだ。

    春は、2017年3月31日に起こる、木星・冥王星ウェイニングスクエアの2回目の形成よってスタートする。これは、1回目が2016年11月23日、最後が2017年8月5日である。

     このサイクルは、2007年終盤のコンジャンクションから始まっている。当時は、サブプライム金融危機の真っただ中で、その後まもなく、2008年から2009年の大不況に突入していった。ニュースには、この当時のテーマと、この危機に対応するためにとられた策の話題が、再び戻ってくるだろう。国の負債、資格のない借り手に対する高いレバレッジを効かせた返済不可能な住宅ローンの愚かな貸付、そして、ゼロ金利政策と、量的緩和プログラムによって、紙幣を印刷しまくり、新たな負債を創り出しては、日本政府の名の下に国債を買いまくるといった行為など、である。実際、この過度に緩和的な金融手法は、世界中に広まり、こんにちまで続くグローバルな通貨戦争へと進んでいった。しかしながら、このアスペクトは、こうした手法を正すか終わらせるかといった、新たな動きを示唆している。そこから離れ、新たな手法で、負債の問題に立ち向かう必要がある。なぜなら、2007年から2008年まで以来の、古い方法論の結果は今や明白であり、うまくいってはいないからだ。成長は沈滞している。したがって、主題は、税金、金融政策、そして経済を刺激する新しいアイデア、となる。しかし、重要な問題となるのは、この沈滞した成長のパターンは、最初に痛みを伴う期間を経ない限り変わらない、ということへの理解と認識である。政治家たちは、この難題を背負って痛みの時を過ぎ越す勇気を持っているだろうか。おそらく持ってはいないだろう。

     こうした問題は、2017年3月31日から2017年4月20日までの間に明らかになるだろう。世界の指導者たちは、金融・財政部門の健康状態を再点検し始める。中央銀行も主要な政策方針を行うかもしれない。その一部は予想通りだが、他はサプライズとなり、金融市場、特に世界の株式指数は、初めのうちは激しく狼狽するだろう。金利政策も、この時点で反転する可能性がある。

     また、この時期は、地震、竜巻、火山の噴火、そして、それらに関連する大規模停電など、大自然の活動も破壊的になるかもしれない。とりわけ、2017年4月6日から2017年4月20日までは、食料品の供給システムが影響を受け、食品価格の高騰を招く恐れがある。特に、2017年4月6日から2017年4月10日までの近辺は、非常に寒くなるかもしれない。2017年3月30日から2017年4月20日までは、人間が引き起こす危機、例えば、テロ行為、大規模なサイパー攻撃、あるいは、機密性の高い情報へのハッキングなどが起こるかもしれない。

     アメリカ合衆国では、トランプ大統領の、最初の100日は、2017年5月1日に終わる。水星逆行もその直後の2017年5月4日に終了し、射手座入りしたヘリオセントリックの水星は、2017年4月30日から2017年5月12日まで滞在する。ヘリオセントリックの水星が射手座を運行する際の、典型として、金融市場、特に金と銀には、大幅な価格の上下動が見られるが、水星が順行に転じる際の価格変動は小さい。これらは互いに相殺し合う。それと同じように、大統領の最初の100日間に対する賛否も、両面あるだろう。一部の重要事項は成し遂げられるが、他はできていない。この時期は、一般に、成果を査定する時である。論評は辛口の酷評に傾きがちだが、それと同時に、誇張されたものでもある。

     起きた変化に対するこの賛否両論の反応は、2017年5月19日から2017年6月16日の間途切れることなく続くだろう。2017年5月19日に、土星・天王星のウェイニングトラインの、2回目の形成が起こることから、一方では眼を見張るような成果が達成される。それは、古い伝統と新しく創造的なアイデアを調和的に活かすものであり、その融合が素晴らしい成果を生み出し、そして、長期的に見て生産的かつ好ましい結果に導く変化をもたらす。しかし、他方では、これらの変化に関わる大きな不和と軋轢が生じるだろう。これは特に2017年5月11日から2017年6月4日までに目立つかもしれない。

     春も終わりとなる2017年5月25日から2017年6月4日までは、協定違反を原因として、世界の主要な二カ国間の亀裂が広がる怖れがある。一方がとげとげしいことば、または、軍事行動を通じて、相手を脅やかすようなことがあるかもしれない。感情は生々しく、攻撃は売りことばに買いことばとなる。また。この時期は、季節外れの暑さ、または、寒さの襲来があり、これが穀物価格を高騰させるかもしれない。

     2017年6月4日から2017年6月17日の天候は、豪雨と洪水とに軸足を移す。それに加え、この時期は、非合理な活況が生じるか、あるいは、金融市場が懸念する、ヒステリーとパニックに襲われることになる。ほとんどの場合は、前者寄りである。多くの噂が飛び交うものの、それは結局のところ、不正確かもしれない。

    千里眼 桂

    季節的なテーマ 冬 (2016年12月21日から2017年3月20日まで)

    東京の冬至図は、2016年12月21日19時45分、山羊座中盤を逆行する水星の下で成立する。これは、非常に興味深いホロスコープである。なぜなら、2016年12月24日から2016年12月26日、土星が、全3回のうちの最初のトライン(120度)を天王星に対して形成し、木星も天王星に対して、全3回のうちの最初のオポジション(180度)を形成する、それが、この冬至図に、強力にあらわれているからだ。ここに共通するのは天王星の存在だが、これは人間が織りなす世相において、「共通」という概念からもっとも遠い惑星である。天王星は、また、水星・冥王星コンジャンクション(0度)にもスクエア(90度)となる配置である。したがって、この冬、世界に何が起きているかを理解するための鍵は、天王星となる。
     では、私たちが、天王星について知っていること、天王星が牡羊座で過ごしてきたこの6年間に、私たちが観察してきたこととはなんだろう。天王星は予測不可能な惑星である。天王星が強調されるとき、全く予想もしなかったできごとが起こりやすい。それは、多くの場合、大衆の力では制御不能であると同時に、大衆に対して強力な影響を及ぼす。例えば、天王星は地震、台風、強風、竜巻、噴火、それらが引き起こす大規模停電など、自然現象との関連を持つ。また、テロリズムも支配するが、これも、とりわけ、暴力との関連を持つ冥王星(生命への脅威)とアスペクトを生じるときには、ひとが一時的に狂気に陥り、凶暴な行為に走るといった暴力的行動が現れる危険性がある。天王星が戦争の脅威を意味する牡羊座に在泊する事実は、暴力の危険性をいっそう強調している。
     とはいえ、牡羊座の天王星は、自主独立のエンブレムである。無慈悲な主人、独裁者、抑圧的/権威主義的な政権への隷属から自由になろうとする衝動でもある。これは政府であれ、企業であれ、現在の指導陣を転覆させる暴動やクーデターに導くかもしれない。活動家の株主たちが企業の経営者に反乱を起こす、などということも考えられる。
     強調された天王星は「発見」の時期、特に宇宙空間の物質や新しい惑星の発見さえ暗示する可能性がある。私たちはこの冬、そんな発見のニュースを耳にするかもしれない。
     もう一つ、天王星が関連するのはコンピュータである。コンピュータ・プログラムの世界で大衆のイマジネーションを鷲摑みにするような新機軸のアプリケーションが発表されるかもしれない。その一方で、大規模な金融的損失と個人資産の損害を招いて大々的に報道されるようなコンピュータ・ハッキングが起きる厄介な時期となる可能性もある。
     金融市場においては、木星・天王星のオポジションは歴史的に長期サイクルの底、あるいは、天井、そしてその後、突然起こるリバーサルと強力に同期してきた。このアスペクトが2016年12月26日、2017年3月2日、2017年9月27日に、全3回起こることから、どの回が長期サイクルの安値、あるいは、高値と同期するかは確信を持てない。あるいは、単に、最初と最後の形成の間に起こるのかもしれないが。
     もっとも興味深いのは、冬至の瞬間に天王星が昇り、沈み、あるいは、南中する、地球上の領域である。例えば、天王星が東から昇るのは、トルコ、ウクライナ、ロシア、そしてバルト海諸国であり、エジプト、そして、東アフリカでは沈んでゆく。南中するのは、韓国と北朝鮮、フィリピン、そしてオーストラリアの一部となる。また、ブラジルでは天頂に対してオポジション(天底)である。これらは、突然の自然現象、テロリスト活動、あるいは、現行の政権を転覆する可能性を持つ暴動の脅威に、もっともさらされやすい地域である。
     日本では、太陽が冬至図の支配星だが、これは未来に対する楽観のシンボルである。山羊座の太陽は、ホロスコープの5ハウスに在泊し、権力者・国家について、投資、スキャンダル等が表面化する可能性を示唆している。太陽は、7ハウスの火星にセクスタイル(60度)を形成している。これは、活発な活動とその成果を意味している。多くのことが成し遂げられるかもしれない。
     しかし、太陽は金銭を支配する2ハウスの月とはスクエアである。そのため、国の債務が増加し、財政的安定性は深刻な打撃を受けるかもしれない。翻ってそれが、経済への新たな懸念を生み出し、株式市場への試練となる危険性がある。また、これは、一般民衆に対する増税への取り組みをも示している。政権のエネルギーには活気があり、強力に見えるが、
    野心のせいで大幅に誤った決断に導かれ、やがて損失を被る危険性もある。 冬期は、2016年12月19日、水星が山羊座中盤で逆行を始めた直後から始まる。したがって、政府間、あるいは、政府と企業の間で、合意事項についての誤伝達が生じる危険性がある。冬の最初の3週間は、契約や協定を結ぶのには、あまりよい時期ではない。何か重要な事項がいまだに明らかにされていないか、理解されていないために、決められて当然であるはずのものごとに対して、影響を与えるかもしれないからだ。これは、議論する、疑問を提示するべきときであり、最終的な結論を出すときではない。
     だが、それにもかかわらず、ここには、輝かしくエネルギッシュな新しいアイデアとともに始まる新時代についての、大いなる興奮がある。2016年の終わりに近づくにつれて、多くの人々の中に、新しさと変化の感覚が宿り、点火されていく。その一方で、12月の最後の週には、地震、強風、豪雨、豪雪、それらに関連する大規模停電など、不穏な自然現象が強調されるおそれもある。
     2017年1月1日から2017年1月14日までの時期も、引き続いて、天王星のテーマが多く強調されている。強風や、豪雨、豪雪、あるいは、地震などである。特に、2017年1月12日の満月前後では、冬の嵐が大混乱を引き起こすおそれがある。多量の降雪と猛烈な風などである。また、暴力行為やテロリズムと同期する危険性もある。これは、要注意期であり、事故の危険性や、他者との争いを避けるように自覚しておく必要がある。2017年1月の最初の2週間は、株式市場に強力な動きが生じ、その後、突然のリバーサルがあるかもしれない。また、スポーツの世界でも、混乱が生じやすい時期である。ものごとは計画通りには行かず、既存の計画を覆すような状況が新たに生まれる。もし、高い地位にある人物がミスを犯せば、彼らは退陣するように要求、あるいは、強制されるかもしれない。
     この後の2週間、2017年1月12日から2017年1月28日までの時期は、合意は頓挫するかもしれないし、交渉ごとは、満足な結果を得られずに終わるかもしれない。また、何か悲しいニュース、例えば、著名な人物の病気や死の知らせと同期する危険性がある。政敵の間に生じる敵対意識、または、互いに好意的ではない国家間の報復行為や、戦争の脅威も、可能性として存在する。この時期は、スケジュールの裏で動くことがらに精通すべきときである。さもなければ、結果は適切な準備が整わずに、被るストレスということになるだろう。争いごとはよく考えて判断する必要がある。こちにが正しくても、相手側の方が、より多くの支持を得るか、武器を所持しているかであり、結果的に負ける危険性がある。
     2017年2月1日から2017年2月12日までの時期は、金融市場には、大幅な価格変動が生じるかもしれない。法律か裁判所に関連することで、何か勇気づけられるようなニュースが流れ、それが大きく喧伝されるのかもしれない。また、貴金属にも大きな動きがあるかもしれない。75パーセントの確率で上昇、20パーセントの確率で大幅な下落、である。巷には、朗らかなムードが広がり、新しいアイデアや社会的なイベントがスポットライトを浴びるだろう。しかしながら、2017年2月11日、月食の満月が起こる。これは、北半球に、強風と猛吹雪をもたらすかもしれない。金融界では、金融調節の新たなシグナルが見て取れる。ひょっとすると、それは、量的緩和の新ラウンドかもしれない。
     冬期の中でより注目すべき期間の一つが、2017年2月22日から2017年3月12日までの時期である。この時期のほとんどを通じて、火星と金星が攻撃的、かつ、論争好きな、牡羊座を運行する。緊張と軍事的衝突の危機が高まるだろう。観点の違いが度を越えて爆発し、異様なほどの非難が飛び交う。これはおそらく、軍事的手段を正当化するための行為である。事実が不足したまま、脅威が誇張される。抑圧からの自由を要求する声は高く、とりわけ、大学等の高等教育や宗教問題が絡む場合は、暴徒化の危険を孕む抗議運動や暴動につながるおそれがある。株式市場がそれを好むとは見えず、この時期、株価が急落する可能性がある。金融市場と政府の支持基盤に影響を及ぼすようなヒステリーやパニックが生じるかもしれない。世界の主要な国々においても、クーデター、あるいは、政治的反乱が起こる危険性もある。
     冬期の終わり、2017年3月4日に対して、プラスマイナス10日、に向かって、金星が逆行に転じる。金融市場は重要なトレンド反転を見せるかもしれない。リバーサルを取るためのトレード候補として、月間、あるいは、それよりも長期間の新高値、あるいは、新安値が示現している市場には注目すべきである。また、中央銀行が突如として、驚きの新決定、あるいは、それまでの発表や期待感を裏切るような政策を発表するかもしれない。この可能性は、2017年2月終盤から2017年4月初頭まで続く。社会一般では、2017年3月4日前後に、著名人のワクワクするような新しいロマンスの噂や、衝撃的な別離の話題が出るかもしれない。この時期はあまりに多くのできごとや発表があり、大衆は混乱するだろう。とりわけ金融界にはその傾向が強い。新しいロマンスにはよい期間だが、美容整形はやめた方がいいだろう。また、昔の恋人が再登場することもあり得る。

    2016年の季節的なテーマ 秋

    「2016年の季節的なテーマ 秋2016年9月22日から2016年12月21日まで」

    2016年9月22日の秋分図は、4ハウスで太陽と木星が0度の位置にあるという、非常に有望な配置がある。
    問題は、それが、他の惑星からのアスペクトを持たないということだ。
    それでも、4ハウスが支配する、国土、治安、災害、歴史的な遺産等の領域について、多くの話題が見受けられ、それらは、いたずらに拡大する傾向を持つことになる。
    別の視点から考えるならば、4ハウスは、同盟国の与党、政府、権力者を示しており、それは、男性サインにあって、木星と0度の位置にあり、他の惑星からのアスペクトを持たないということは、この秋分図が支配する期間、日本にとっての主要同盟国の国家元首は男性であり、特に政治的なつながりを有しない存在であるにもかかわらず、非常に拡大的で楽観的なことを主張するタイプの人物が、同盟国の国家元首である可能性が極めて高いことを意味する。

    アメリカ合衆国大統領選挙について考えるならば、候補者が男性と女性であるがゆえに、この秋分図の状況からは、男性の候補者が有利であり、議会の多数派を占める政党の側であることを示唆している。
    つまり、トランプが有利であり、共和党が多数派を占めるということになる。
    秋分図において、女性や一般大衆を示す月は双子座にあって、12ハウスに隠されており、双子座の支配星である水星とは90度の位置に、射手座の火星とは180度の位置にある。

    怒りが燃え上がることになる。あるいは、何か、女性や一般大衆が燃え上がるようなテロ行為や騒乱、事件が起こるのかもしれない。
    この秋分図が支配する期間、女性にとって苛立ちと怒りの季節となる。
    広めのオーブを取れば、乙女座の水星、射手座の土星、魚座の海王星、魚座の月のノースノードとの間に、ミュータブル・グランドクロスを形成している。
    一般大衆は、容易に噂を信じることはないが、その影響力は極めて弱く、ほとんど顧みられることはない。
    水星はコミュニケーションと情報を象徴し、情報、通信、交通、交易、初等教育の環境を意味する3ハウスに在泊するが、このタイプのアスペクトに関与する水星は、非常に屈辱的で有害な誤情報や噂を暗示する。
    人びとは、実体を求めるが、その代わりに、批判、中傷、ねじ曲がった事実を手にすることになる。
    各国の国家指導者たちの間では、互いの国家統治に介入する傾向が強くなるだろう。
    彼らは、相手側を激しく非難する。
    それは何も今に始まったことではないが、驚くべきは、信頼に足るとされてきた報道機関までが、虚偽と偏向に満ちた報道にとらわれる可能性があるということにある。

    秋分図で、もっとも重要な天体は、双子座の月であり、これは、女性を統治する。
    双子座の月は、言うなれば、心と頭との間に生じる矛盾である。
    それは、真実を避けたり、拒絶したりする傾向を持つのであるが、これを理屈で統合しようとするならば、そうしている本人の社会的イメージを、よりいっそう毀損することになる。
    ここで示される課題は、真実を告げること、そして、他者のせいにしないということである。
    これは、魚座の海王星、月のノースノードとのワイドな90度によって、より鮮明に強調される。
    重要な問題となるのは、信頼だ。
    嘘は許されないのだが、この秋分図には、虚偽への誘惑が示されている。
    この傾向は、世界中の指導者的立場にある女性にも当てはまる。
    そして、指導者的立場にある男性の課題は、真実の誇張についてである。
    必ずしも、嘘や欺まんというわけではないが、重要な決定や行動における自らの役割を誇張して伝えることで、自らの手柄にしようとするような行為は慎まなくてはならない、分不相応な信頼を得ようとしてはならない。
    秋は、2016年9月27日、山羊座のちょうど中盤で冥王星が方向転換することによって生じる、多少の緊張感とともに始まる。
    これは、秋分の1週間以内に起きる。2008年1月以降、世界経済に起きてきた事柄を振り返ることになるような現象の具体化を暗示している。
    政治的指導者とさの候補者たちは、グレート・リセッションと呼ばれる大不況に立ち戻り、世界に蔓延する爆発的な負債について議論することになるだろう。
    彼らは、自分たちなら、当時、どのような手段を取ることができたか、あるいは、思い返して、自分たちがしたことが、いかに正しかったか、ということを話し合う。
    また、ある者は、当時の問題が、かいに解決されてこないままだったか、そして、今、いかに解決されなくてはならないかを議論するだろう。

    しかしながら、本物の花火は、2016年10月5日から2016年10月29日に上がる。これは、物事が興味深く、ダーティで、しかも脅迫的になっていく時期である。生き残りを賭けて、最後まで闘い抜き、ついに誰かが敗者とならなくては、このゲームは終わらない。激しい殴り合いの時期である。世界、特に中東においては、非常に危険な時期であり、大規模なテロ攻撃、あるいは、民衆暴動が起こる危険性がある。この動きは、憎悪に基づくものである。人びとは憎しみによって暴徒化していく。その要因は、人種問題、民族主義、宗教問題、あるいは、何か他のかたちをとった差別かもしれない。この時期は、できる限り危険を避けるべきである。また、自然現象に激しい動きが起きることも考えられる。火山噴火、地震、ハリケーン、山火事などに要注意である。

     2016年11月の最初の12日間、特に、2016年11月9日から2016年11月12日までは、一連の変化を示唆する時期である。水星、金星、火星の3惑星が、それぞれ次の星座へとサインインする。投資家心理もまた変化し、それまでもてはやされていた株の人気は去り、入れ替わりに新しい分野の面柄が脚光を浴びる。木星は天秤座に在泊している。天秤座の木星が好むものは、化粧品、美容関連、会計、法律関連である。この時期は、美しさやも見た目の良さに非常に重きが置かれる。人びとは、再びお金を使い始める。政府も同様である。何かしらの理由で財政出動があり、市場はそれを好感するかもしれないが、それは、税金を浪費する行為以外のなにものでもないかもしれない。

     2016年11月19日から2016年11月30日までの期間、こうした無駄遣いが、大衆に暴露されるかもしれない。また、一部の候補者と政党に関して、選挙後まで隠していた新事実が発覚する危険性もある。大衆には、裏切られたという感覚が生じるだろう。

    2016年12月7日から2016年12月16日までは、ニューヨークダウが下落し、その後、クリスマスに向かって強力な反騰を見せることになる。そして、年末の2016年12月26日から2016年12月29日までの期間に、方向転換する天王星が、木星に対して180度の位置になる。これは、通常であれば、静穏な時期に粗暴な出来事が起こるという象意である。自然界に突発的な出来事、強風、地震等が起こるか、停電や電気的な異常事態、また、極度に熱狂的行動をとる者が出現するか、ということが考えられる。この時、水星が、またしても逆行である(2016年12月19日から2017年1月8日まで)ことから、この行いは、当事者にとって厄介な問題となり、屈辱的な謝罪を強いられることになるかもしれない。全般的に見て、2017年は、世界に起ころうとしている新しい変化へのエキサイティングな多くの出来事が、待ち受けている。そこには、何かしら、楽観的な意識が見られるように思う。

    千里眼 桂

    2016年のテーマ夏 (6月21日から9月22日まで)

    2016年、東京の夏至は、満月のもと、火星が、蠍座終盤度数にあって、順行前の、滞留に入るとともに起きる。

    満月下の夏至図は、権威者、国家への影響を意味する太陽と太陽と、金銭、経済、生産、女性、子どもを意味する金星が、社会占星術において、議会、政党、友好国、一般的には、公共投資、集団への関わり、集団の努力、組織、社会的目標、理想、他者との共通のつながり、共通の善、人道主義、普遍的な世界の市民、グローバルな認識、非個人的な愛、利他主義、友情、希望、願望、夢と抱負、所得といったものを支配する11ハウスに入っている。そして、通信関連、情報、噂、若い人、商売、紙幣、証券を意味する水星も11ハウスにあって、2ハウスの木星、5ハウスの土星、8ハウスの海王星とともに、ミュータブル・グランドクロスを形成している。

    社会占星術において、2ハウスは、経済、景気、財政状態、税制、金融政策全般を、5ハウスは、投資、スキャンダル、競技、人口増減、家畜、穀物生産高を、8ハウスは、財源、国債、海外経済を、木星は、権威のある人、年長者、宗教、哲学、法律、困難の緩和を、土星は、義務、常識、規律、重いもの、困難、ブレーキ、老人を、海王星は、目に見えないもの、不決断、不透明、インフレーション、薬品、病院、療養所、隔離、アルコール、麻薬、石油を、それぞれ示している。議会、政党、友好国との関わりから、大規模な経済問題が出現し、それは、多大な影響を及ぼすことになるだろう。

    このホロスコープから見る日本は、対立する力を一つにまとめるにあたって、自力では解決困難な状況に置かれがちである可能性が感じられる。妥協が必要となるだろう。関わる全員が、それぞれに絶対に譲らないと言ってきた何事かを犠牲にしなくてはならない。

    社会占星術において、地殻、気候、国土、野党、治安、災害、歴史的な遺産を意味する4ハウスは、蠍座が支配している。そして、本来の蠍座の支配星である火星が、蠍座終盤度数で逆行している。これは、4ハウスに関連する分野についての、過激な状況を示している。地殻、気候、国土、野党、治安、災害、歴史的な遺産について、武器、機械、パワーのあるもの、アクセル、軍人、火、鉄を意味する火星が、干渉し、大きな影響を与えることになる。この火星は、社会占星術において、学術、研究、宗教、司法、貿易を意味する9ハウスにある天王星と、タイトな150度の位置にある。天王星は、突発性、変化、改革、精密機器、専門技術、科学者、思想家、革命家、地震、ウランを示している。これらの与えるイメージは、有無を言わせぬ力、もしくは、力による脅威である。このホロスコープは、また、連合、連帯、あるいは、国民からの支持に関連する可能性もある。

    2016年4月17日から2016年6月30日までの火星逆行期に、他国を攻撃する国が侵略者となり、最終的には敗者となる。

    サクシーデント・ハウスの、ミュータブル・グランドクロスは、厄介である。伝達不良、誤解、その他、協働にとっての障害が生まれやすい。一方、乙女座の木星は、労働者や労働組合に対する官公庁からの支援が増し、場合によっては賃上げさえもが考えられる。しかし、これはまた、新たな作り話、すなわち、政治指導者たちによる、不正確な疑惑の告発にも関連する。それにはバイアスがかけられており、おそらく、競合する誰かの信用を落とすために、不利な噂を流すのかもしれない。その噂は、後に真実ではないと判明するのだが。この時期は、自分が読んだり聞いたりしたことを鵜呑みにはできない。信じ込む前に、本当は一体何が起こっているのか、なぜ彼らは私が事実を見たり聞いたりすることを望まないのか、と、自問すべきである。

    土星が海王星に対する二度目のスクエア形成に入り、2016年6月18日から2016年6月30日までの期間、火星が蠍座23度で滞留から順行に転じるとともに、夏は緊張度を高めていく。世界各国の指導者間に広がる不信感は非常に強い。また、政界の候補者が互いに投げつける不信の念と個人攻撃も激化するだろう。

    金融市場も混乱し、苛立った動きを見せやすい2016年5月27日から2016年8月3日までの期間、東京始原図の、冥王星・金星・太陽・水星と、火星のスクエアに対して、トラッジットで滞留する火星がT字クロスを形成するにつれて、特に、日本経済全体の変動が大きく、株価や為替の変化が激しくなる。これは、金市場にも強い影響を与える。こうした急激な価格変動の底流には、世界の危機防止、金融システムの安全、そして、世界的危機における中央銀行の指導力に対する懸念が存在する。

    政治と金融に対する不安定な状況はすぐには終わらない。2016年7月30日には、天王星は逆行に転じ、2016年8月3日には、火星が再度、射手座にサインインする。前者は金融市場に対するボラティリティと、激しく変化する気候や自然現象の両方に同期する可能性を持つ。これは、強風、台風、地震を象徴する指標である。また、火星の射手座への再度のサインインと、それに続く山羊座へのサインイン(2016年8月3日から2016年11月9日まで)は、中東、特にイスラエルの国家の安全にとっては、特別な警戒を要する。全体に気質が荒くなり、結果的に中東情勢の危機が高まることから、原油価格は激しく変動するだろう。こうした動きは、ロシア、シリア、イランなど、2016年11月初頭の選挙で、アメリカ合衆国の指導者が変わる以前に、この地域における特定の目的を果たしておきたい国の行動に合致するかもしれない。

    2016年8月12日から2016年8月26日まで、気象は季節外れの暑さ、あるいは、寒さ、あるいは、その両方をもたらすだろう。これは、穀物の価格に影響を及ぼす。また、この期間は、さらなる政治的緊張の高まりとも関連するかもしれない。その場合は、中東に、再び焦点が当たるが、必ずしも、その周辺とは限らない。

    2016年8月30日から2016年9月22日までは、水星が逆行に転じる。この時期は、世界にとって、とりわけ困難な期間に思われる。気象状況はまたもや不安定になり、地球上のある地域は過剰な暑さや干ばつに苦しみ、他の地域は、豪雨と洪水に見舞われることになるかもしれない。これらは、いずれも、人間と動物の生命に危機をもたらし、植物界、そして、食糧供給に対する脅威となる。食糧として重要な作物(果物、穀物または野菜類)に甚大な被害が出るかもしれない。こうした脅威は、

    2016年9月27日まで続く危険性がある。

    金星は2016年8月30日から2016年9月23日まで、天秤座にサインインする。その間、木星もまた、天秤座にサインインしている(2016年9月9日から2017年10月10日まで)。投資家心理は、この辺りで変化しがちである。歴史的に見れば、この時期の早い期間は、銀の重要な安値と同期している。また、株式市場は強気となりやすい。

    この夏は、来たるべきアメリカ合衆国大統領選に向けての興奮とともに終わっていく。秋分前後の数日間に行われる世論調査でトップ候補者が変わることはよくあるが、とりわけ、今回のように水星が、この時期に向けて逆行するとなれば、さらにその傾向が強くなるだろう。

    千里眼 桂

    2016年の季節的なテーマ 春 3月20日-6月21日

    この時期は、いわば戦争の時、あるいは、それに近い状況となるだろう。そもそも、春分そのものが、戦争を支配する牡羊座に太陽が入ることを意味しているという理由だけではない。
    牡羊座の支配星にして軍神である火星が、火象サインである射手座にあって、地殻、気候、国土、野党、治安、災害、歴史的な遺産を意味する4ハウスにあるのだ。土星もまた、射手座にある。火星と土星が互いに接近する時は、闘争的な感情がその期間を支配する。火星は要求をすぐに通したがり、土星はそれを拒否する。抗いがたい欲動の力が不動の壁に突き当たる。とりわけ、土星が木星にタイトなスクエア(90度)を形成していることを考えると、その結果はフラストレーションである。

     また、火星が射手座に在泊する期間、2016年3月6日から2016年5月27日までは、歴史的に見て、イスラエル国内に脅威が生じたり、近隣国からおびやかされる時期でもある。火星が射手座か山羊座を運行する時には、危機的な出来事がしばしば勃発して、原油価格が非常に激しく変動しやすい状況となり、大幅な上下動を見せることになる。

     この春分図で、日本は、被攻撃者である。他国から行動を要求されるか、または、他国から行動を引き起こされ、他国からの行動要請や行動要求に応じなくてはならない。土星が射手座にある時は、政治的な正しさを推進する強力なプレッシャーが生まれ、それに反する者たちは、おびやかされる。ある意味において、こうした要求は道義的で、また、傲慢でもある。それは、高いモラルを保つための戦いではあるが、同時に、独善的かつ利己的であり、他者の立場を考えたり、理解したりすることなど、全く、ない。これでは緊張を和らげるどころか、現状への、あるいは、他者について、こうあるべきだと考えているのに、そのようになっていないことに対するフラストレーションを増大させるばかりである。

     この季節は、多くの遅れが生じ、期限は守られず、言い訳、偏向、欺瞞が満ちあふれる季節である。こういつた状況は、不誠実な者や、危険な存在だとみなされた者を、告発へと導いていく。全ては、相手方が信頼を裏切ったと、一方の目に映るということに尽きる。その対立は、手に負えなくなるかもしれない。こうした物事は、外交関係を含む可能性がある。あるいは、行政機関の間で、法律に関する対立が起こるのかもしれない。新旧を問わず、法律か、あるいは、正当な権力の行使に関する、大きな食い違いが生じる可能性がある。

     木星が乙女座にあって、経済、景気、財政状態、税制、金融政策全般を示す2ハウスにあり、職務、官僚、軍隊関連、労働、医療、衛生、食糧問題を示す6ハウスの山羊座の冥王星とトライン(120度)であり、これは、労働状況に対する好機を暗示している。ここで再び雇用が伸びるのかもしれない。また、税収による歳入の最高記録更新が発表される可能性もある。だが、木星は同時に土星とスクエアで、財源、国債、海外経済を示す8ハウスの、金星・海王星のコンジャンクション(0度)とは、オポジション(180度)であり、これがTスクエア(三つの感受点が90度ずつの角度でT字状に並んだ状態で、最初のものと、三番目のものはオポジションになっている状態。強い緊張のアスペクト)となる。それを考慮に入れると、対立は記録的な収入をめぐって起きるのかもしれない。例えば、一方の主張を支持するような統計が発表されるが、それは誤解を招くような代物であり、反証をあげられて、まもなく、異なる数字に置き換えられる。巷でも、大言壮語や自慢話、誇張が目立ちそうだ。この季節は、皆が大声でしゃべる。指導者たちは、過度の大胆さを示して、荒っぽい約束を口にするが、その内容は誇れるようなものではない。

     この春、世界の舞台で活躍するプレーヤーたちは、多くの希望を掲げる。
    しかしながら、そのほとんどが、単に、数多くの約束であって、結果的に他者を遠ざける仰々しい脅しに過ぎず、互いへの礼節と敬意に欠けている。国家間においては、それが問題を悪化させ、ひいては、戦争にさえつながっていく。政治家同士であれば、その評判は危機にさらされるかもしれない。

     この春は、2016年3月23日から2016年3月25日、二度目の木星・土星のスクエア、そして、魚座の金星によるTスクエアを伴う月食によって、事実上のスタートを切る。その上、さらに、土星は、ステイショナリー(留。天体が地球からは、軌道上の一点でとどまっているように見える状態)から逆行へに転じようとしている。フラストレーションの高まりのもとで、協調精神の発揮は困難だ。人々は互いに過度に批判的になるだろう。何事も簡単にいかないとでもいうように、全ての物事が遅れるように見える。誰もがミスを犯したくないと思っているにもかかわらず、実際にはミスによって長期の遅延が生じることになる。人々が、互いに対して冷たくなるばかりか、春分前後の四日間は、気温さえもが非常に低くなるかもしれない。この時期は、何かを喪失する感覚やかなしみが生じる危険性がある。政治的に重要な人物が、あるいは、多くの人々に愛されてきた人物が、深刻な病に倒れるのかもしれない。

     4月、深刻な対立と互いの行動に対する厳しい批判が起こり始める。実際、月半ばまでに対立がエスカレートして脅威、ひょっとすると戦争の脅威にまで高まるかもしれない。2016年4月6日から2016年4月22日までの期間は、とりわけ厳しい。一触即発の雰囲気があり、人為的な攻撃、あるいは、自然災害のかたちをとって、人命が危険にさらされるおそれがある。また、特に山火事や火山噴火、火山地帯での地震が起きるとすれば、穀物、あるいは、動物たちが危険にさらされるかもしれない。経済面では、負債に関する敵対的な議論が起きる可能性がある。一部の国の支払いが滞って期限切れとなり、破綻の懸念につながるかもしれない。

     しかしながら、2016年5月3日から2016年5月24日まで、とりわけ、2016年5月3日から2016年5月13日までの期間は、大いなる希望、協調、善意といったものへの可能性が生じてくる。対立するもの同士が相互理解に達する必要があるとするならば、そのための会合を開くタイミングはこの時である。崇高な目標を前進させる多くの事柄が達成される可能性がある。世界の労働市場に関する、心躍るニュースが届けられるか、あるいは、多くの国々に利益をもたらすような通商条約が合意に至るのかもしれない。そうなった場合、2016年5月20日から2016年6月30日までの間に、合意が破棄される可能性が出てくる。たった数日か、数週間前には、前途有望に見えた物事に、今や、正反対の、不信と背信の空気が充満しているように見える。再び、フラストレーションが戻り、それにつれて、国家間、または、異なる政府機関の間に生じた緊張が徐々に高まっていく。これに加えて、中央銀行が、一連の金融引き締め策を提示する可能性もある。あるいは、もっと早めに行動を起こさなかったことを手厳しく批判されるのかもしれない。いずれにせよ、追加的な金融緩和の流れは期待することはできない。この時期は、過去の行為がもたらす予期せぬ結果が現れることになる。さまざまな不満の声が、いたるところに広がっていく。また、新しい法案、あるいは、最高裁判所の判断に対して、大きな反対の声が上がる可能性もある。この期間、あるいは、2016年前半までの期間に合意された貿易協定、あるいは、議会を通過した法案は、すこぶる不人気であり、後に問題となるかもしれない。

     裏切られたという感情は、2016年6月13日から、2016年6月17日までの、前後1週間でピークに達するかもしれない。この期間は、降雨に関する問題、過度の雨量と洪水による被害か、渇水(干ばつ)による危機が懸念される。いずれにせよ、春分図上の、4ハウスの火星は、急激で過激な変化を、地殻、気候、国土、歴史的な遺産に対してもたらすことになるのは間違いない。世界各地で気候に極端な差が出ることになる。また、原油流出事故も起こりやすくなる。

     こうしてみると、2016年春は、素晴らしい希望と約束、特に政治の分野での公約をもたらす季節ではあるが、結果は見るべきものもなく終わっていくのかもしれない。世界の政治、金融、司法界の指導者たちによって、好機が失われる兆しがある。彼らが、この時期に生み出される前向きな提案に対して、素早く行動するならば、話は別なのだが。しかし、彼らの誰もが遅れがちであり、それが、好ましい提案を後退させていくことになる。それは大いなる幻滅であり、世界の大衆は指導者たちに対する信頼を急速に失っていくかもしれない。

    千里眼 桂

    2016年の火星逆行期

    2016年は火星逆行期が1回ある。

    4月17日から6月30日まで。射手座8度54分から蠍座23度03分までへの逆行である。

    占星術的には、火星は自主独立と行動を象徴する。
    それは、何か新しい物事を始めたり、先駆者となって道を拓いていきたいという衝動を体現している。
    生来の行動志向派であって精神志向ではない。そのため、性急で直情的な振る舞いがついてまわる。最悪の場合は、好戦的で議論好きとなり、最善の場合は、積極性や勇気として表現される。

     惑星が逆行に転じる時は、その原理が前面に出てくる。しかしこうした原理は、通常、それまでの勢いに基づいて予測される物事の筋道には従わない。ある方向への推進力が存在したところでは、物事は突然ストップするか、反転する可能性さえある。したがって、この時期の前後に開始した活動は停止し、後退するかもしれない。もしくは、取り組みがスタートしてしまった直後に疑念や後悔が頭をもたげて、もう一度初めからやり直したいという願望を引き起こす。

    一般的に火星逆行期は、何か新規の物事、例えば仕事などのスタートにはよい時期ではない。また、喧嘩や論争を始めるのにもよくないタイミングである。たいていは、攻撃を仕掛けたほうが負けることになるからだ。
    当然ながら、戦争を始めたり、他国への軍事行動を開始するのにも最適な時期ではない。

     火星はまた、手術をも支配する。もし可能であれば、火星逆行期に外科手術を受けるのは避けたほうがよい。
    火星は行動的で肉体的な特質を持つため、不注意による事故が原因の怪我、過剰なエクササイズや運動による筋肉(火星)の損傷や骨折、あるいはそれ以上の状況に注目する注意が必要である。スポーツの世界では、有名選手の怪我の増加が注目されるかもしれない。これは特に、2016年に顕著な特徴かもしれない。なぜなら、火星が逆行するのはスポーツのサインである射手座であり、その時、射手座に在泊する土星(骨)と非常に近接しているからである。火星と土星が互いに接近しているという状態は、人々が、疲労困憊するまで過剰にエネルギーを使う、無理をし過ぎる。時期を示唆しており、疲労困憊から怪我につながりやすい。
    その一方で、火星がこれほど突出する時期は、ほとんど超人的とも言えるような妙技が見られる可能性もある。規律のもとによく鍛錬し、適切なペース配分を行った人々によって、運動競技や他の競技、あるいは、冒険の分野での、これまでの記録が更新されるかもしれない。

     この期間は、また、調査、研究活動や修理修繕関連の仕事にもよい時期である。研究者にとって、これは長く厳しい努力の末にやってくる、発見の時となり得る。また、機械技術系のひと、または、その分野の経営者にとっては、大きく受注が増える可能性がある。この期間は、あらゆる機械類や、技術システムがところ構わず、やたらに壊れているように見えるかもしれない。もし、この時期に向かって、手持ちの機械の修繕を必要としているなら、先延ばしせずに、早めにメンテナンスを終えておくほうが賢明だ。さもないと、問題がエスカレートし、メンテナンス費用が、非常に高くつくことになるかもしれない。

     金融市場においては、火星逆行期は、突然のトレンド転換と相関する可能性がある。
    一部の市場は、この時期のかなりの部分で、トレンドに逆らう動きを見せるだろう。ある時は、それは、金相場に見られ、また、ある時は、通貨市場で起き、他の場合には、穀物相場で起こる。

     この時期は、二つの理由から、注目に値する火星逆行期となり得る。
    まず、それが射手座で起こり、しかも同じく射手座に在泊中の土星からそう遠くない位置から始まるということである。これを気象と照らし合わせると、火星と土星の組み合わせは、異常な暑さ、あるいは、寒さを示唆する。しかも、火象サインである射手座で起こることから、通常予測される気温より暑くなるかもしれない。特に、北半球では、春から初夏にかけての時期だけに、あり得ることである。さらに、土星(射手座)・海王星(魚座)のスクエアを考えると、湿気の少ない季節となることが予想される。日照り続きで、農家は干ばつに苦しむかもしれない。

     火星と土星の組み合わせは、また、潜在的な短気さや激情をも示唆している。世界は好戦的な空気に覆われ、激しい衝突と対立の時となるかもしれない。
    したがって、2016年と2018年は、戦争と干ばつの年となる危険性がある。火星の次回の逆行は、2018年6月27日から2018年8月27日まで、水瓶座から山羊座へと逆行する。そして、これが起こるのは、またしても暑い季節であり、2017年12月に山羊座入りする土星の近傍でのことである。

     最後に一つ要点をあげると、火星が蠍座23度台で順行に転じる時、東京奠都図上の牡牛座18度台の金星・太陽、29度台の水星と180度、獅子座24度台の火星・アセンダントと90度の位置にあって、厳しいTスクエアを形成する。これは、日本があらゆる側面において厳しい状況に置かれがちであり、また、それが経済問題として、あるいは、国家の問題として具体化する危険性があることを示唆している。

     火星逆行期について、警告すべきことがあるとすれば、それは「気をつけろ」の一言に尽きる。この時期には、事故や暴力沙汰の潜在的な危険性が飛躍的に高くなる。こうした事柄は、主に短気さや不注意、焦った行動や発作的な憤激、フラストレーション、怒りの感情などが誘因となるが、これらは、特に、職場やスポーツの場で起こりやすい。もし、あなたが経営者である場合、暴力沙汰の経歴や傾向を持つ従業員を、この時期に解雇する必要が生じた場合は、十分な注意が必要である。

    千里眼 桂

    2016年の水星逆行期

    2016年は、4回の水星逆行期がある。
    1月5日から1月26日まで、水瓶座1度から山羊座15度までへの逆行。
    4月29日から5月22日まで、牡牛座23度から牡牛座14度までへの逆行。
    8月30日から9月22日まで、乙女座29度から乙女座15度までへの逆行。
    12月19日から2017年1月8日まで、山羊座15度から射手座29度までへの逆行。

    2016年の水星逆行期は、風象サインの星座から始まって地象サインの星座へと後戻りしていく。これは、政治、金融、ビジネスの領域における気運が、実験と新機軸のものごとを試そうという風潮から、もっと実務的で常識的なアプローチへとシフトすることを意味する。各界のリーダーシップに見られた傲慢さは、より謙虚な態度に道を譲り、成功への歴史的な裏づけを持たない、革新的な取り組みに代わって、過去に成功実績のある問題解決法を見いだしたいという欲望が浮上してくる。

    水星逆行が、風象サインから地象サインのにシフトするということは、要するに、抽象的で論理的な思考とコミュニケーションを得意とする風象サインで起きる水星逆行が、太陽の位置と結びついて、宇宙の新たな7年サイクルが始まったことを示唆している。過去7年間になされた実験は、世界が抱える問題に革新的精神と新しい知的概念をもたらそうとする試みだった。今後、人びとは、その同じ知力に加えて、成熟、実務性、経験というアイテムを使えるようになるだろう。これは、過去7年間に生じ、現在も継続する諸問題が、急に改善されるという意味ではない。しかし、より長期的なアプローチが導入され、それが徐々に進展して結果を出していくことには、確実に示している。

    水星逆行期は、金融及び商品相場が、すこぶる煮え切らない動きを示す可能性があることに留意する必要がある。トレンドはしばしば不透明になる。水星逆行期には、経済指標が示す動向と、政府の声明が、多くの場合、相反するからだ。ある経済指標、あるいは、政治的決定が強気を示す一方で、他の発表は弱気を示すということがよく起きる。

    こうした時間帯の初期には、通常、短期的で急激な上下動が価格に起きるため、急騰急落による往復で、損失を被りやすい。逆行中期に入ると、価格変動は、火星、木星、天王星のアスペクトがない限りは、低下傾向を示すが、方向性とトレンドは、まだ、不明瞭かもしれない。

    さらにこの期間中は、相場パターンの分析までもが無効になりやすい。自分が目論む価格目標に届くまで、あるいは、通常のパターンが展開するまで待っていてはいけない。自分にとって有利な動きが失速し始めたなら、即座に手仕舞いする必要がある。特定方向への値動きは、1日から4日の間で終了し、転換する傾向があるからだ。

    水星逆行はまた、人生の他の領域にも影響する。典型的な例を挙げるならば、この期間に合意や協定のまとめに入るのは避けたほうがよい。この時期、人びとは頻繁に考えを変える。ビジネスでは突然のキャンセルなど、めずらしいことではないし、通信回線の混乱もしばしば起きる。すべてのコミュニケーションに気を配る必要がある。自分が何を言っていて、そのことばが本当は何を意味するかに、注意を払う必要がある。自分の心づもりと、反対の行動を、指示を受けた人物がとるというのは、よくあることであり、それは、希望を伝える際の、こちらのミスが原因かもしれないし、あるいは、伝えたことを実行しなかった、相手側のミスかもしれない。自分が伝えたことと、他人が聞き取ったことの一致を確認するために、指示はすべて再確認する必要がある。

    一方、好ましい側面を言うなら、水星が逆行を開始する日の前後4日間は、素晴らしいひらめきが頻繁に舞い降りてくる時期である。いつもより直観がさえることを実感できるだろう。インスピレーションが湧き、直観的になることを楽しむことができる。

    千里眼 桂

    2015年の水星逆行期

    2015年の水星逆行は、その全てが風象サインに始まり、風象サインで終わる。風象サインは、非常に超然として理知的な性質を示す。これは、2001年から2002年初頭、2008年にも起きており、株式市場の暴落を伴う経済的、政治的サプライズと同期していた。しかしながら、2015年に起きる水星逆行のうち、2回目以降は、太陽が地象サインに在泊する時にスタートする。地象サインは、非常に実際的な性質を示す。2008年の水星逆行の場合、株式市場の回復が始まる2009年までは、その要素はなかった。水星が風象サイン、太陽が地象サインという組み合わせは、世界の指導者たちが、グローバルな問題に対応するにあたり、情緒(水象サイン)と、抽象的な思考(火象サイン)によるイデオロギーではなく、実質的(地象サイン)で、理性的(風象サイン)なアプローチを選択することを示す。

    地象サインがもたらす、成熟のプロセスは、世界に新たな紛争を生み出すことよりも、長期的な対立が解決へと向かうことを示している考えられる。
    実質的な経験(地象サイン)に立脚することのない純粋思考(風象サイン)は、抽象的、概念的で、理論のみに基づく決定を意味する。それは、耳に心地よく、大いなる希望を人々に抱かせる。しかし、それは、必ずしも期待通りの結果にはならない。その決定が、現実に関与しうるだけの、歴史的な基盤を持つものではないからだ。
    しかし、地象サインの特性が加味されることによって、魅惑的なアイデアに、経験と現実味が加わり、一つに統合されることになる。
    これによって、決定が、長期的な効果を上げていく可能性が高まる。その結果は、怒りや敵意に満ちた、対立的で情緒的な社会政治の風潮が後退し、人々を敵対的な陣営に分裂させることなく問題解決に関与していく、より実務的で理性的な思想が台頭することになる。また、これは、短期的で、その場しのぎの応急策ではなく、長期的で、構造の非効率製の改革に重点を置いた場合、よりよく機能する。

    要するに、2015年の水星逆行は、得意とするエレメントで起きる水星逆行が、太陽の位置と結びつき、宇宙の新たな7年サイクルが始まろうとしているということを示唆している。過去7年間になされた実験は、世界が抱えている問題に対して、革新的な精神と、新たな知的概念をもたらそうとする試みであった。これから、人々は、その知力に、成熟、実務性、経験という要素を加えて用いることができる。これは、過去7年間に生じ、現在も継続している問題が、急激に改善されるという意味ではない。しかし、より長期的なアプローチが導入され、それが徐々に進展し、結果となってもたらされることは確実である。
    水星逆行の期間、金融、商品相場が、煮え切らない動きを示すことがある。水星逆行の期間、経済データが示す動向と、政治的な決定がしばしば相反することになる。

    水星逆行の期間の初期には、通常、価格には、短期間に急激な上下動が起きるため、急騰急落による二重損失を被りやすい。水星逆行の期間の中期には、火星、木星、あるいは、木星、天王星間のアスペクトがない限り、価格変動性は低下傾向を示す。その後、一般的には、市場の価格変動性は低下していくことになるはずだが、水星逆行の期間の後半に、火星、または、天王星を含む複数のアスペクトを生じたり、あるいは、火星か天王星のいずれかが、ステイショナリーから逆行、あるいは、逆行からステイショナリーになるような場合には、価格変動性が大きくなる可能性があるため、本来、見られるはずの価格変動性の低下傾向は無効となることに注意が必要である。

    また、水星逆行の期間は、相場のパターン分析は無効となりやすい。一時的な高騰が頻繁に起き、高騰する場合は急激であるが、長続きはしない。この期間に、通常のパターンが展開するまで待っていてはいけない。有利な動きが失速し始めた場合、即座に、売買関係を終了させる必要がある。特定方向への値動きは、1日から4日で終了し、転換する傾向がある。

    水星逆行の期間、合意や協定を取りまとめることは避けたほうがいい。この時期、人々は、頻繁に考えを変える。ビジネスでは、突然のキャンセルは珍しいことではないし、通信回線の混乱もしばしば起きる。全てのコミュニケーションに注意が必要である。自分が何を言い、そのことばが何を意味するのかについて、注意しなくてはならない。自分が伝えたことと、他人が聞き取ったことの一致を確認することが不可欠である。

    水星逆行の開始の前後4日間は、素晴らしいインスピレーションを得られる時期にあたる。インスピレーションがわいて、直観的になるのは間違いない。

    千里眼 桂

    2015年の季節的なテーマ 秋

     2015年9月23日の秋分図はアストロロジャーにとって心惹かれるものがある。その日に太陽が天秤座入りするだけでなく、月のノースノード(天球上での、太陽の通り道である黄道と、月の通り道である白道の二つの交点のうち、月の昇交点)もまた、天秤座の1度にあって乙女座へのサインインを準備中なのだ(月のノードは逆行する惑星のように黄道帯を逆回りする)。実際、月のノードが分点や至点(カーディナルサインの0度)を越える時は、多くの金融市場及び穀物や通貨のような商品市場において、長期サイクルが完了する強力なシグナルとなり得る潜在性を持つ。これは、約4.5年ごとに起こり、発効には最長でサインインの前後9カ月ほどのオーブを必要とする(多くの場合、ずっと短いが)。したがって、まず指摘するべきは、この時期に4年、あるいは、より長期のサイクルの高値または安値を示現した市場は、長期トレンドのリバーサルが起きやすいということだ。これは、強気から弱気、あるいは、その逆もあり得る。
    トレーダーや投資家はチャートをよく見て、自分のポジションのうちのどれが現在長期サイクルの天井、あるいは、底をつける可能性があるかを調べる必要がある。

    また、この秋分図では、アセンダントサインが魚座であり、魚座の二つの支配星、海王星と木星が、12ハウスと6ハウスでオポジションを形成している。これは、興味深く、かつ、問題のある状況を暗示している。6ハウスには獅子座終盤の火星があり、大吉星木星がその後を追っていることから、6ハウスの分野において、何かよいニュースがあるかもしれない。獅子座の火星は、火のサインの星座に、火の性質を持つ惑星があることを意味する。火星が持つ明暗どちらの表徴をも増幅する可能性があるのだ。明るい面が現れるなら、火星は先駆的で積極的に活動する。暗い面が現れるなら、過剰に攻撃的で頭に血が上りやすくなり、対立や論争、脅迫にまでエスカレートする。結局のところ、火星は戦いの星なのだ。

    獅子座の火星は、大きなエネルギーを持つ。極端に活動的であり、そこからは、この季節、6ハウスが示す、軍事関連、労働、医療という分野が、極端にアクティベートされることが予想される。獅子座の火星には、不注意や傲慢さとして現れるエネルギーも含まれており、それは短気が原因で起きる失敗へと導いていく。焦って結論に飛びついたり、結果を仔細に検討することなく衝動的に行動してはならない時期だ。

    木星が海王星とオポジションであることから、インフレーションが生み出す膨大な利益と、同時にもたらされる、不適切な投資や支出、あるいは、非常に拙い意志決定によって莫大な損失を出したことが明るみに出るといったことが起きるかもしれない。このアスペクトは、また、大きな困惑をもたらすスキャンダルとして表出することもある。この時期は、世界の政治リーダーや宗教指導者たちは、尊大さや傲慢さをできる限り避け、謙虚で思いやりに満ちた態度を前面に出すべき時だ。一方、海王星と木星は重大な原油漏れ、毒ガス、あるいは海洋環境に関わる危機的状況とも同期しやすい。また、虚偽の噂や、他者(他国)による悪事の告発にも関連を持つ。

    この秋分図で、もう一つ興味深い点は、月と冥王星が山羊座に在泊することだ。
    ここから、人種問題と人種間関係の問題が看て取れる。何が起きるのであろうと、それは、全ての人々に対する拘束や機会の抑圧など、自らの過去の行いに対する、国としての罪悪感を喚起するように見える。一部の集団(人種、宗教、国籍その他を代表する)がさまざまな国々によって行われた過去の歴史を俎上にあげる可能性がある。こうした問題を解決するために、各国は自らの過去の行いを再吟味する必要に迫られるだろう。このアスペクトは、性的行為や性的指向に関する過去の行いにも関連する可能性がある。この時期は、過去において、あるいは現在も、少数派の人々を残酷に扱ってきた社会にとっては気まずい季節となるかもしれない。

    この季節は、困難とともに始まるようだ。まず水星が逆行中(9月18日から10月9日まで)で、物事がスムーズに運んだり、期待通りの成果を得るのは極めて望み薄だ。結論に達するまでには、もっと多くの情報を必要とするのだが、時間は差し迫っており、適切な議論もないままに即座の決断が必要となる。その後、火星が乙女座入りし、同じ日に冥王星が順行に転じる(9月25日)。それも火星が土星にスクエアとなるのと同じ日だ。これは強烈かつ危険なシグナルだ。一方は変化を要求し、もう一方は、その要求を拒絶する。この対立は、エスカレートして脅威となり得る。乙女座は労働力を象徴し、土星は政府または経営サイドを意味するため、これはストライキに発展するかもしれない。こうした労働者によるストライキが暴力的なものへと変容する可能性もある。9月28日の月蝕は、燃える火に油を注ぐだろう。

    このような状況は、早急に解決できるものではなさそうだ。火星が海王星にオポジションとなり、太陽が天王星・冥王星に対してTスクエアを形成(10月7日から13日まで)していくにつれて、また別の怒りと告発が爆発する。これは個人的かつ感情的な問題へと発展していくが、また他にも、なんらかの受動攻撃性(怒りを直接的に表現せず、あくまでも自分が攻撃者であると表面的には見えないようなかたちをとって、相手を弱らせるようなやり方をする反抗行動。相手に対しては肯定的な返事をしながら、頼まれた物事を理由をつけてやらない、あるいは、その依頼のために抑鬱状態になるなど、意識・無意識を通して受身的な攻撃を行うこと)を伴うふるまいとしても現れやすい。例えば、一方の側が善意の調停役を名乗って手を差し伸べるが、その後、不品行を理由に悪意をもって相手方を非難するといった具合だ。

     特に争いが金銭をめぐるものであれば、木星と火星が冥王星にトラインを形成(10月12日から18日まで)するにつれて、物事はある程度進展しそうだ。
    これについて思い浮かぶ例としては、他国によるサービスの対価を滞納している誰か、また、どこかの国が、その全額を支払わねばならないとする。ところが彼らは支払えない。そこでこれは人道的問題となる。この手詰まり状態を解決するアイデアが導入される。とはいえ、物事が解決して新たな条件への合意がなされるまでは、人々の苦しみは続くだろう。もし10月中旬から終盤までにこれが解決しなければ、冬が近づくにつれて状況は一気に激化するかもしれない。

    11月中旬を過ぎて海王星が方向転換(11月19日)し、土星と太陽がこれにスクエアを形成(11月29日)すると、新しい懸念、新たな危機が浮上してくる。メディカル・アストロロジーの観点では、これは対処困難なウィルス、または、伝染病と同期する可能性がある。これが起きれば災厄が広く蔓延するおそれがある。しかしこういったタイプのシグナルはすぐには発現しないかもしれない。最長1年ぐらいの潜伏期間があるからだ。また政治的な分野では、この組み合わせはスキャンダルを表すことがある。もしこれが極端な暴露となれば、権力を持つ人々を現在の地位から徐々に引きずり下ろすことになりそうだ。このアスペクトは、ゆうに2016年まで続いていく。不正行為への大がかりな調査が行われ、その結果として明らかになる物事に大衆は動揺するかもしれない。それはある意味で魔女狩りだ。つまり、人々はたとえ動かぬ証拠など何もなくても、そこには何かあるに違いないと確信させられるのだ。疑惑や告発を事実だと証明するのは簡単なことではないが、それにしても話のつじつまが合わない。一連の流れには矛盾が多すぎる。

    同時期にヘリオセントリックの水星が射手座を運行する(11月19日から30日まで)。金融市場は混乱するだろう。貴金属、通貨、そして他の市場に大幅な価格変動が起きそうだ。

    全てが誇張されて見える(11月19日から12月15日まで)。そして金融市場はこの誇張された感覚をそのまま反映する。それはパニックとヒステリーに導くかもしれない。もちろんそうなる必要はないが、それは理解と思いやりの精神が発揮されるならの話だ。また、この時期は気候に関わる懸念が生じるかもしれない。1年のこの時期(11月25日から12月12日まで)に土星と海王星のハードアスペクトが形成される場合、北半球では激しい嵐、猛吹雪、洪水が起きる可能性がある。暴風と猛吹雪はクリスマス近辺に天王星が順行に転じる頃、再び襲ってくる可能性がある。

    荒っぽく奇妙な雰囲気の中で、1年が終わりを告げようとしている。出来事は再び電光石火の素早さで起きてくる。年の初めには世界はそれまでよりずっとよくなったように見えたが、今は、特定の世界的指導者たちに関する何事かが暴露されて、より厚い不信と疑惑の雲に覆われている。世界全体の状況は向上しているのだが、2015年は離婚してから最初に迎える年のようなものだ。離婚にまつわるドラマは確かに終わった。だがそれは、以前より不幸ではないという状況に過ぎない。今は、新たな心配事がある。例えば、いったい誰を信じればいいのか。私たちが2015年を過ぎ越して、2016年に向かう時、人々の人生においては、変容が最大のテーマとなるだろう。2016年に向けた冬至図は、月、木星、そして、水星・冥王星が地のサインのグランドトラインを形成している。
    これは大いに期待できそうだ。

    千里眼 桂

    2015年の金星逆行期

    2015年の金星逆行は7月25日から9月6日までの1回のみである。この時、金星は乙女座0度から獅子座14度まで戻る。

    アストロロジーの研究において、金星は美と財務の安全性とに関連している。
    金星は美とロマンスのサインである天秤座、そして、貯蓄と安全のサインである牡牛座を支配する。社会的な観点からすれば、金星は愛か金銭のどちらかである。
    どのような惑星であれ、逆行期にその惑星が支配する領域で新しくことを起こすのは、一般的に見てあまりよいことではない。
    したがって、通常、この期間に、ビジュアルを大きく変えたり、周りの環境をもっと美しく整えようとして物品を購入したり、サービスを依頼したりしても、あまりよい結果にはならない。より具体的には、ヘアスタイルを大幅に変えたり、顔や身体の他の部分をより魅力的に見せるための美容整形、豊胸手術、唇へのシリコン注入やコラーゲン注射、脂肪吸引などもお勧めできない。それに加えて、住宅の購入、会社の事務機や家具類の大量注文、持ち家や事務所、ビルの大規模な改築も避けたほうがよいだろう。

    この逆行期の初期、7月25日の前後10日間には、多くのひとがロマンティックになる傾向がある。
    心惹かれる人々に会うにはよい時期だと言える。過去の思い出が懐かしく蘇り、また、それに呼応するかのように昔の恋人が再び目の前に現れるかもしれない。
    だが、こういう経験はそう長くは続かない可能性がある。だから、ともに未来を過ごそうとして複雑なしがらみを作ることなく、ただ再会したことをありのままに喜び、楽しかった日々の思い出を語り合うにとどめておくのが、おそらく最善の道となるであろう。

    2015年にこういうことが起こりそうな領域は、仕事に関する分野であろう。
    金星は乙女座で逆行を開始するからだ。したがって、これは、仕事がらみの恋愛体験に関係するかもしれない。ひょっとすると、それは以前一緒に仕事をして楽しかった誰かと、単に再会するという程度のことかもしれないが。

    金融市場においては、この時期は、しばしば、困難で、予測不可能な環境になりやすい。中央銀行が、政策の方向を、緩和的なものから緊縮方向へと、根本的に変更し、その後、再び、元へ戻す、あるいは、その逆に、緊縮方向から緩和的なものへと変更し、その後再び、元へ戻す、こともめずらしくはない。
    したがって、この期間は、上昇、あるいは、下降していたトレンドが、しばしば反転することになる。逆行が乙女座で起きることから、最低賃金の引き上げのように、職場に影響を与える新たな法律の施行があるかもしれない。
    この時期は、他者への奉仕やサービスを提供する立場にある労働者が、賃金の引き上げや金銭的な利益を要求する可能性がある。

    一般的にこの時期は、世界の株価にとって好ましい時期ではない。
    とりわけ、金星逆行期に向かって市場動向が神経質になっている時はなおさらである。
    したがって、トレーダーは、ほとんど全ての金融市場、例えば、通貨、株式、国債などが、7月25日、あるいは、9月6日のそれぞれ前後10日間に大きく反転する可能性を予期してよいだろう。

    株式の場合、逆行開始日の近辺で天井をつけることが多く、順行開始日周辺では底と合致することが多い。だが、これは、明確なルールではない。より注目すべき重要なことは、通貨ペアの価格変動サイクルである18週、あるいは、ハーフサイクルである9週は、逆行開始5と順行開始日を中心に10営業日のうちに反転しやすい傾向を一貫して持つということだ。

    株式市場で言えば、金星のステイショナリーから逆行期は、通貨ペアの価格変動サイクルと68%の相関関係を持ち、12営業5にまで拡大すると、この確率は80%に上がる。
    金星のステイショナリーから順行期は前後9営業日で通貨ペアの価格変動サイクルと71%の相関性を持ち、10営業5では75%となる。

    金星逆行期に関して、もう一つ注目すべきことは、8年ごとに、黄道帯のほとんど同じ位置で逆行・順行することである。
    前回、金星が黄道帯のこの領域を逆行したのは、2007年7月28日から2007年9月9日までのことである。これは、サブフライム・ローン危機が勃発した時期として記憶されているだろう。
    FRBは、当初これをたいした問題ではないと見なし、抑えられると考えた。
    株式市場は2007年10月にトップアウトした。翌2008年1月までに、金融世界はパニックに陥り、短期金利は間もなくゼロへの道を、貯蓄者たちは絶滅危惧種への道を走り始めた。
    その前の逆行は、1999年7月31日から1999年9月11日までで、これはITバブルと通信事業破綻の直前だった。2000年1月に株式市場は天井をつけ、その後、始まった弱気相場は2年以上続いた。

    金星は、8年の間隔の中で、5回逆行し、その全てが黄道帯の異なる位置で起きるのだが、8年目には、再び同じ位置に戻って、同じ逆行シリーズをくり返す。
    それだけではない。もし、天上にそれぞれの逆行位置を結ぶ線を引くことができるならば、これら5つの点の間隔は、互いに72度となり、連続したクインタイル(72度)を形成していることがわかるだろう。
    この5つの点を直線で結んで金星の軌道を描くならば、そこにはほとんど完全な正五角形が浮かび上がる。
    これは、初期文明における女神信仰のシンボルである。
    興味深いことに、キリスト教が出現してからというもの、この太古の女神信仰の宗教的シンボル(ペンタグラム)は、近代に至るまで悪魔の印として再解釈されてきた。
    しかし、これはまさしく宇宙を旅するヴィーナス(金星)の軌道サイクルを象徴するものに他ならない。アストロロジーの観点では、金星とは聖なる女性原理をもっとも明確に体現するものなのだ。

    2015年、金星はほとんどの逆行期間を獅子座で過ごす(乙女座で逆行を開始するが、すぐに獅子座に戻る)。獅子座は、恋愛、ロマンス、子どもたち、そして遊びのサインである。これは、多くのロマンスが生まれ、大衆の注目の的となるようなセレブリティの結婚式を示唆するかもしれない。
    この逆行は非常に重要である。なぜなら、7月2日から10月26日までの期間、金星は木星へのコンジャンクション(0度)と天王星へのトライン(120度)を往復で3回くり返すからだ。それは楽しさと愛の冒険にたっぷりと彩られた季節である。
    しかしながら、金星は同時に土星にも3回スクエア(90度)を形成する。
    したがって、希望と熱中によるのぼせ上がりは、人生の現実と、自分の置かれた環境、とりわけ経済的な事情によって抑制されることになるだろう。

    千里眼 桂

    2015年の季節的なテーマ

    夏 2015年6月22日から2015年9月23日まで

    これは、皮肉めいたことだが、夏至図は、春分図とほとんど同じホイール、すなわち、全てのハウスカスプが同じ星座の同じ度数で始まる。これは、2014年にも見られたことなので、周期的な現象なのかもしれない。

    夏至図も春分図も、アセンダントは牡牛座16度に在泊する東京奠都(1869年5月9日12時15分)の冥王星に近い。
    したがって、2015年3月から9月は、日本のあり方そのものについて、根底からの徹底的な変化が表面化してくるだろう。
    東京奠都図の冥王星が上昇惑星となることは、世界に対して、徹底的で根源的な変化のシグナルを出す予兆だ。

    日本は、一方では、自国を誰も逆らうことのできないカリスマとして知らしめたいと望む。国際社会に対して、これまでとは全く違うアプローチをしようと企図することになる。武力紛争に対して、密かに、しかし、確実に参加しようと試みるだろう。
    もう一方では、カリスマとしての崇敬を受けようと願いながらも、自国の本質や実態について、明示的な態度をとることを拒み極端から極端へとその立ち位置を変化させる。発されるメッセージは、他国にとって非常に抗いがたいものでありながらも、同時にミステリアスであり、自国民にさえ、秘密主義の姿勢を崩さない。

    太陽と火星のコンジャンクションで示された戦いの太鼓は打ち鳴らされる。
    そして、気がつけば、日本は、世界の紛争に知らぬ間に巻き込まれていくかもしれない。火星は2ハウスにあって、12ハウス、7ハウスのハウスカスプの支配星である。
    2ハウスの示す、経済・景気・財政状態・税制・金融政策全般と、12ハウスの示す、妨害・騒乱・テロ・密約・病院・亡命、7ハウスの示す、外交・同盟国・敵対国とが、相互に関連して作用することになるからだ。それでも、日本の指導者の望むことの全ては、極端なまでの秘密主義と、極端から極端へと立ち位置を変えるスタイルに則って実現される、紛争への秘密裡の積極的な関与であるように思われてならない。

    この夏至図では、金星が支配的だ。これ自体は明るい徴候と言える。
    アセンダントを支配する金星は、人気を示す獅子座にあって、木星とコンジャンクションである。しかも、天王星に対してトラインを形成している。月もまた獅子座にあることから、この夏は、華やかな儀式の季節となるだろう。優れた業績の成就をたたえるような集まりや結婚式など、パーティや祝賀会にはとてもよい季節だ。金星は4ハウスに在泊しているが、4ハウスは野党を示す。そのため、世論は、野党に対して好意的に傾きやすい。また、金星は、6ハウスのハウスカスプである天秤座も支配している。4ハウスが示す、地殻・気候・国土・治安・災害・歴史的な遺産といった問題について、6ハウスが示す、職務・官僚・軍隊関連・労働・医療・衛生・食料問題といった分野が関連し、拡大されることになる。この夏至図の金星は、東京奠都図の冥王星とスクエアを形成している。そのために、金星が関連する領域について、深刻な事柄・強制圧力・異常事態・根源的改革・地下資源・原子力・核兵器といった事柄がネガティブなかたちで関わりを持ちやすいことが懸念される。

    この夏至図で興味深いアスペクトを挙げるなら、獅子座29度に在泊する月で、これが、蠍座29度の土星に対してスクエアを形成している。
    また、この獅子座の月に対して、東京奠都図の火星がコンジャンクトしている。
    これは、例えばヒラリー・クリントンのように、誰か蠍座の生まれで政府内に力を持つか、あるいは、公職選挙の候補者である女性を指すのかもしれない。彼女は、公的な立場にある権力者を批判するか、あるいは、彼から批判される。このアスペクトは傷ついた感情を示し、後に、それが堆積して、報復行為として現れることを示唆している(蠍座終盤度数の土星が持つ性質)。

    本格的な夏は、太陽と火星がともに蟹座入り(6月22日から24日まで)し、木星が天王星に対して2度目のトラインを形成して始まる(6月22日)。巷の注目は、経済的な問題に集まるだろう。世界の市場は、米国連邦準備制度理事会と中央銀行による信用拡大、現実には負債拡大だが、それを大いに歓迎するかもしれない。だが、実際のところ、この期間中に金星が逆行に転じることにより、中央銀行からは多くの矛盾したメッセージが出されるはずだ(7月25日から9月6日まで)。

    この夏は、例外的とも言えるほど楽しめるように見えるが、同時に、いくつかの試練ももたらすだろう。7月7日から26日には、太陽、水星、火星が相次いで、分離しつつある天王星・冥王星スクエアとのTスクエアを形成する。軍事的脅威とテロリズムはいまだ世界各地に目立ち、人々の生命は危険にさらされている。大自然の脅威もまた、火山噴火、地震、台風、突風、竜巻といったかたちをとって表出する。事故が増えるだろう。穀物の被害も報告されるかもしれない。

    この時間帯終盤(7月25日から26日まで)、金星と天王星が逆行に転じる。
    これは、人々がいつになく挑戦的で、無分別なふるまいに及びやすいことを示唆している。個人生活であれば、この時期は新しく出会った魅力的な対象との火遊びには楽しいかもしれない。だが、それは、長期のパートナーシップや協調関係にヒビを入れるおそれがある。人々は、まるで興奮と新しい血を追い求めるあまりに、長い間のパートナーや、ともに働いた相手を手放したがっているかのようだ。要人や著名人のパートナーシップや協調関係の解消、別離や離婚の発表があるかもしれない。その陰には、前者に取って代わる新しい相手が存在するだろう。

    土星が順行に転じ(8月2日から6日まで)金星と木星にスクエアになると、社会や政界の雰囲気はシビアに変化する。法改正への取り組みは世界の至るところで猛烈な抵抗に遭うだろう。初めのうちは、誰もが賛成する。その後、誰かが自分の考えを変えるか、文言を変更しようと試み、それがプロジェクトの完遂を危険にさらすことになるかもしれない。歓迎すべき現状打開策として広く支持されていた物事に、突如として不誠実と善意の欠如を通して失敗の危機が訪れる。それは歓喜の源泉となる代わりに多大な失望と化すだろう。ここに道義の問題があることを誰もが知っている。また誰もがその人物のことばは支持を表していたはずだと知っている。一度合意に達した物事を取り消しておいて、尊敬を得られると思ってはならない。よい関係は、互いが善き信頼のもとに行動してこそ築けるものだ。

    8月22日に起きる、太陽・土星のスクエアを過ぎると、大いなる興奮の時が間近に迫ってくる。全体を覆っていた重さは、8月23日から9月18日まで続く楽観と希望に道を譲り、軽快になっていく。実際、この楽観は加速して、またしてもから騒ぎとなる可能性がある。それはおそらく世界の中央銀行によって実施される緩和的金融政策がもたらすものだろう。彼らはただ自分たちの監視のもとでは崩壊など起こさせたくないのだ。仮に崩壊が起きるとするなら、から騒ぎは代わりに、パニックやヒステリーのかたちをとるかもしれない。この時期は個人レベルでは再び愛の季節であり、グローバルレベルでは会議や集会が成功を収める時だ。

    この時間帯の初期には、ヘリオセントリック(通常の地球を中心とした天体配置システム・ジオセントリックではなく、太陽を中心とした天体配置システム)の水星が射手座を運行する(8月23日から9月4日まで)。金融市場、特に貴金属と通貨市場は価格変動が激しくなるだろう。金星は9月6日に順行に転じるが、これは前後2週間の幅をもって、株式市場や他の市場における、現行プライマリー・サイクルの完了と強い相関関係を持っている。9月13日には日蝕も起きる。これらのエネルギーは1週間以内(9月18日)に水星が逆行に転じ、木星が海王星にオポジションを形成すると一気にピークに達し、減衰していく可能性がある。
    また、このアスペクトは、原油価格にも大きな関連性を持っている。しかし、この時期に表出する心理は、主として妄想や錯覚であり、それが徐々に無秩序の混乱へと変容していく。この期間は、不誠実な人間や二枚舌を持つ相手、あるいは、悪意を隠し持っているかもしれない人物との取引に注意を要する時だ。詐欺師には近づかないように用心し、どのような合意事項についても詳細について念入りにチェックする必要がある。さもないと、資金が謎とともに消え去るかもしれない。この時期は涙と深い悲しみ、最初は喜びで始まるのだが、の時となる危険性がある。また、同じエネルギーが自然現象として表出するなら、豪雨となるかもしれない。こうして、2015年の第3四半期が終わっていく。

    千里眼 桂

    蠍座たちの宴

    2012年10月6日から 2014年12月24日まで、土星は蠍座に在泊していました。
    その間、冥王星は山羊座にあって、それは非常に重要な意味を持っていました。

    土星は山羊座の支配星であり、冥王星は蠍座の支配星であり、互いの支配星が入れ替わっている関係、ミューチュアルレセプションという状態が、この期間、形成されていたわけです。

    この間、土星的、山羊座的、冥王星的、蠍座的な事象が非常に顕著でした。
    そして、太陽サイン蠍座の人たちは、土星が蠍座に在泊していた期間、たいへんな重荷を背負っていたわけですが、土星は努力に相応の結果をもたらします。

    逃げずに戦った太陽サイン蠍座にもたらされた賞賛は、常識の範囲内で最大級のものであるのは確実です。
    この期間に私が多大なる関心を抱いた人物で、なおかつ太陽サインが蠍座であったのは以下の人々です。

    悠未ひろ、滝藤賢一、岡田准一、日本エレキテル連合のお二人、松岡修造、桂米朝、小倉優子、スザンヌ、紗栄子、田中将大、福原愛、及川光博、つんく、エフゲニー・プルシェンコ、高嶋政宏、高嶋政伸、蟹江敬三、ドストエフスキー、マツコ・デラックス。

    2014年7月15日から 2015年8月11日までの期間、木星は獅子座に在泊します。
    獅子座は蠍座にとって公的評価を意味する位置にあたります。
    木星が獅子座を通過する期間に、土星に耐えた太陽サイン蠍座は、公的評価を確定させることになります。

    千里眼 桂

    土星 努力に応える星

    先日から、天体の動きが決めるタイムテーブルには、人間の判断や理性などでは、絶対に逆らえないのだと、痛感させられ続けている桂です。

    土星、という天体があります。1土星年は、地球の約29年に相当します。
    1サインに約2年半滞在することになります。
    かつて、天体望遠鏡が発明される以前の人間の世界には、太陽系惑星は、土星までしか存在していませんでした。
    7つの天体、月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星が、天動説世界の主人公たちだったわけです。肉眼で観測できる「限界」が、土星だったのです。

    余談ながら、カルデア人は、7つの天体が、時間を支配すると考えて、その順序を考え、それが、月→火星→水星→木星→金星→土星→太陽→月……と、くり返されたために、カルデア人の規則が、カレンダーになりましたが、それは、また、別のお話。

    現在、土星は、蠍座にあります。
    この土星のおかげで、蠍座は、「重い・遅い・遠い・冷たい・古い」というキーワードによって、「制約」「制限」を受け、「束縛」されている状況です。

    蠍座に太陽がある人だけではなく、蠍座に何かの天体が入っている人は、その天体の示す意味が、それぞれ「重い・遅い・遠い・冷たい・古い」という状態に縛られています。
    例えば、火星が蠍座にある人。火星には、仕事・健康・活力・男性性等の意味があります。比喩的に言えば、火星はアクセルで、土星はブレーキです。仕事・健康・活力・男性性を発揮したいのに、それが、強く「抑圧」され、しかも、逃れることもできない状況になる、ということです。アクセルを踏みながら、ブレーキも踏んでいるような状態で、一歩間違うと、事故につながりかねない状態にあるということです。
    特に、火星は、7天体で宇宙が構成されていた時代には、蠍座の支配星でした。
    蠍座で、非常によく働く天体だけに、「制約」を受けることは、苦手なのです。

    さらに、現在、冥王星が山羊座にあります。冥王星は、現在、蠍座の支配星であり、土星は山羊座の支配星です。二つのサインの間で、それぞれの支配星が入れ替わっている状態を、ミューチュアル・レセプションといい、それぞれのサイン・天体の働きが強化されます。そのために、蠍座・冥王星、山羊座・土星の働きは、「限界」まで「極端に」高められており、蠍座に天体を持つ人を、「圧迫」しているわけです。

    土星は、努力を求めますが、努力の程度に応じた褒賞も用意しています。
    土星が授けるものに、常識の範囲内で想定できる最大限の栄誉、というものがあるのです。蠍座に天体を持つ人は、逃げられない状態だと悲観せず、努力に応じた褒賞があることを信じて、今しばらく、地道な努力の積み重ねを続けていただけたらと願います。

    千里眼 桂

    ミズタクという男

    つい最近、眼鏡のフレームとレンズを褒められて、薄ら笑いを浮かべた千里眼の桂です。
    朝の連続テレビ小説「あまちゃん」
    激しいブームとなっていましたが、なかでも、設定そのものが、他の人物とそもそも違っていたことが初めから気になっていたのが、ミズタクこと水口琢磨。
    何が違っていたかというと、この人はプロフィール紹介に「おとめ座」という表記があったことです。

    「あまちゃん」の登場人物で、生年月日がはっきりしているのは、4人です。
    まず、主人公の天野アキ。彼女は、1991年11月23日生まれ。
    そして、主人公の母、天野春子。彼女は1966年4月12日生まれ。
    さらに、ストーブさんこと足立ヒロシ。彼は1984年7月7日生まれ。

    最後が、問題の水口琢磨。彼は1976年9月23日生まれ。

    主人公のアキが生まれた日は、午前4時35分45秒に、太陽が射手座にサインインしています。
    いま、アキの太陽サインは問題ではありませんから、ここでは論じません。
    問題はミズタクの生まれた日で、この日は、午前6時48分11秒に太陽は天秤座にサインインしています。

    ミズタクのプロフィールが「おとめ座」となっている以上、太陽サインは乙女座でなくてはならず、すなわち、ミズタクは、午前6時48分10秒までに生まれた人物であるということになります。

    1976年9月23日に生まれたミズタクは、 乙女座29度の太陽を持つことになります。
    そして、この条件で考えると、月サインは乙女座の13度から乙女座の17度までの範囲にあり、水星も乙女座28度にあることになります。

    ミズタクは、個人的な天体(月・水星・金星・太陽・火星)のうち、3天体を乙女座に持つ男です。
    しかも、太陽と水星は、ほとんどタイトな0度を形成しているため、本来、乙女座の支配星で、乙女座にあることで非常によく働くはずの水星が、コンバスト(燃焼位:太陽に近づきすぎた天体は太陽の熱と光によって焼かれ、その天体の意味のマイナス面が出る)になってしまっているのです。
    ミズタクを演じている松田龍平さんご自身も、水星がコンバストです。
    視野の狭さをもたらす水星のコンバストですが、異常な集中力は、役柄になりきる能力に容易に転化します。

    過剰に乙女座的で、ロジカルに見えて非論理的なミズタク。
    新たな視点で、お楽しみください。

    千里眼 桂

    星座図:藤圭子

     千里眼の桂です。
    はじめてのコラム、なにを書こうか迷いましたが……。

     先日、藤圭子さんが亡くなった。
     1951年7月5日生まれ。この日、太陽は毎年、蟹座12度付近にあるが、それ以外にも、火星が蟹座0度、天王星が蟹座9度、月が蟹座15度から27度、水星が蟹座23度。主要10天体のうち5天体が蟹座にある。
    これは、極端に蟹座的である。
    ひとつのサインに天体が集中する状況は、あまり好ましいものではない。
    蟹座に5天体あるということは、水(情緒・感情・感覚)のサインが過剰であるということでもある。蟹座はドメスティックなものを示しているから、確かに、藤圭子は、日本人のメンタリティに直接訴えかける力を持った歌手であったと思われる。
    宇多田ヒカルのデビュー時に、青江三奈のラジオ番組で娘自慢を繰り広げたというエピソードも、蟹座の母性本能の強さからはうなずけるものがある。
    しかし、過剰は極端さであり、極端さは、ユニークさをもたらすが、平穏さを保証しないのも、また、事実である。

     他の天体については、金星が獅子座の27度、木星が牡羊座の12度、土星が乙女座の26度、海王星が天秤座の16度、冥王星が獅子座の18度である。

     カーディナル(活動)サイン(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座の4つの、それぞれ季節の始まりにあたるサイン)に、主要10天体のうち7天体が位置している。これもまた、過剰であり、藤圭子が、尋常ならざるせっかちな人物であり、行動によってすべてを解決したがるタイプであったことを暗示している。

     通常の太陽占星術では、2013年後半から、蟹座は12年に一度の大幸運期、などと記述されている場合が多い。

     その根拠は、2013年6月26日に、木星が蟹座にサインインしたことである。木星は「膨張、拡大、発展、大きさ、精神性、寛大さ、楽観性、成功、幸運、気楽さ、拡張、おおらかさ、広い場所、高い建物」といったものを示す天体であり、12サインを約12年で一周する。
    そのために、あるサインにとどまる1年間を、そのサインの幸運期と呼ぶのであろうが、本当だろうか。

     木星は、正しいジャッジをもたらす。
    つまり、その人物にとって、まっとうな評価がなされるということだ。
    そして、それは、その時期に先立つ12年を、その人物がどのように過ごしてきたかということを明らかにもする。努力してきた場合は成果がある。持病のある場合は重篤に、不摂生してきた場合は病気になる。

     藤圭子さんが安らかな眠りに就いたと信じたい。

    桂先生 クチコミ情報

    伝えていないことまで分かってらっしゃって、圧巻の迫力で過去から未来まで紐解かれました。

    桂先生、今日はありがとうございました。伝えていないことまで分かってらっしゃって、圧巻の迫力で過去から未来まで紐解かれました。ありがとうございました。信じて心折れないようにして前向きに生きていきます。その勇気をいただき、帰り道は足取りも軽く、パワーまで頂いたようでした。心よりお礼申し上げます。

    【女性】

    投稿日:2021/07/27 20:41

    ハッキリと言ってくれて、寄り添いながら話を聞いて下さり、腑に落ち納得出来る回答をして下さる

    ハッキリと言ってくれて、寄り添いながら話を聞いて下さり、腑に落ち納得出来る回答をして下さるので、安心して相談出来ました。聞きたい恋愛の事落ち込んでいましたが、全ていい方向進むとおっしゃって頂き、前向きな気持ちになり、又相談しようと思いました。

    【女性 30歳】

    投稿日:2021/07/26 17:52

    おっしゃることがすべて的確でした

    今日はありがとうございました。おっしゃることがすべて的確でした。自分の状態、相手の気持ち、知ることができて良かったです。

    【女性】

    投稿日:2021/07/26 16:54

    先生の鑑定は当たる

    今日も鑑定ありがとうございました!いつもハッキリ的確にアドバイスしてくださったり一緒に気持ちの面でも共感してくださるので先生には何でも話やすいのでちょっとした事でも見てもらいたくなります。先生の鑑定は当たるのでこれからも悩んだ時は絶対見てもらいたいです!今日も本当にありがとうございました😊またよろしくお願いします。

    【女性 43歳】

    投稿日:2021/07/16 22:12

    日付をしっかり仰っていただけるので、目標が持てます

    先ほどは鑑定ありがとうございました。日付をしっかり仰っていただけるので、目標が持てますし、こちらの動き方も考えることができます。しかも、前回は、先生の言ってくださった日にち以降にちゃんと動きがありました。すっきりさっぱりとした鑑定も好感が持てます。短時間でありがとうございました。またよろしくお願いいたします。

    投稿日:2021/07/11 21:21

    占星術でここまで詳細にわかるのか、と愕きました。

    先週は、ありがとうございました。占星術でここまで詳細にわかるのか、と愕きました。そして、今のしんどい理由がわかり、すとんと気持ちが落ち着きました。今はこういう時期なのだ、とわかるだけでこんなに気持ちが楽になるとは。桂先生の鑑定は、プロフェッショナルの占いだと思います。物事への見方に偏りがなく、必要なことを伝えて下さるので。仕事のこと、プライベートのこと、自分の特性、全て納得し、今後に目を向けることが出来ました。また、時期が来たらご相談に伺いたいです。

    【女性】

    投稿日:2021/06/27 21:55

    いろいろ迷いが取れて、前向きな気持ちにしてもらえました。

    桂先生の口コミを拝見し、ドキドキしながらアメ村店に行きました。2人目授かれるかと夫婦の仕事についてお願いました。授かれると一言目に仰られたので、こちらの方が拍子抜けしました。しかも具代的な日にちまで…逞しくはっきり言い切られたので、あっそうなんだと素直に信じれました。とても幸運な時期が2回もあるとのことで、仕事と子授け楽しみです。夫の仕事と過去のことも当たっていたので、期待しています。いろいろ迷いが取れて、前向きな気持ちにしてもらえました。桂先生ありがとうございます。

    【女性】

    投稿日:2021/06/07 13:07

    お会いする度先生の魅力にとりこです。

    お会いする度先生の魅力にとりこです。前回言われたその時期がまさしくぴったり当たったため、現在の仕事と恋愛を見ていただきました。流されやすい私のモヤモヤとした気持ちをズバっと正してくださり、本来の自分の価値観に戻してくださいました。時に厳しく、でも背中を押してくださる優しさは私にとってとても価値ある時間です。幅広くアンテナを張られてる桂先生ならでは。。。またぜひ相談したいです。

    【女性】

    投稿日:2021/06/06 18:52

    先生が言葉にして下されば、それだけでいろんな想いが払拭される。

    桂先生昨日はご鑑定下さりありがとうございました。先生の理路整然としたお話を聞いていると気持ちがすっきり楽になりました。先生がおっしゃったように、今しばらくは静観する。それで良い。私の気持ちも何かしら移行してくるかもしれないし、自分にフォーカスする。なんて言いながら、ご鑑定最後は私のたわごとにお付き合い下さり感謝致します。笑 先生が言葉にして下されば、それだけでいろんな想いが払拭される。またお話聞いていただきたいです。ありがとうございました。

    投稿日:2021/05/26 16:42

    桂先生の鑑定素晴らしかったです

    桂先生の鑑定素晴らしかったです またお願いします。

    投稿日:2021/05/19 11:20

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