2月の冷たい空気が肌を刺すこの季節。
こんな時は、暖かい紅茶と一緒に、甘くて苦ーいチョコレートはいかがでしょう?🍫🫖
小さな一粒にぎゅっと詰められた様々なフレーバー…。
チョコレートの複雑さってまるで恋愛そのもの。🌹
カカオのほろ苦さ。
砂糖のとろけるような甘さ。
バターの深いコク。
背伸びしたリキュール。
チョコレートも恋も、甘ったるいだけでは物足りない。
時には渋く、時には苦く、
ダークでビターな恋だからこそ、とびきり甘ーく感じるのでしょう。
苦さを知ることは、甘さを知ること。
たまにはリキュールに酔ってみるのも、いいかもしれませんね…。🍸
甘く切なくほろ苦く、
チョコレートの届ける甘美な一時。
あなたにも一粒。
食べ過ぎにはくれぐれもご注意を。
投稿日:2025/01/31
吐く息も真っ白に染まるこの季節。
夕暮れ時、西の空を見上げると、茜色の空を引き連れた太陽が、群青色に沈んでいきます。🌄
それは大きな一つの空に、昼と夜の二つの世界が存在する不思議な時間。
二つの世界に明確な境界線はありません。
相反する二者が互いを受け入れ、混ざり合い、片方だけでは生み出せない幻想的な世界を作り出しています。
どちらでもあり、どちらでもない。
そんな時間が1番美しい…。
どちらが欠けてもこれ程の美しさにはなり得ないのでしょう。
私たちの世界では少しだけ、答えを出すことに必死になりすぎているのかもしれませんね。
『どちらか』を求められる潔癖な世界なものですから…。
答えが出せない。💭
誰にだってそんな時があるでしょう。
でも、黄昏のグラデーションのように、答えの見出せないまま、少しくらいフラフラしたって大丈夫。
境界線がなく、異なる色が混ざり合うからこそ、世界は美しいのです。
昼も夜も受け入れる西の夕空のように生きれたのであれば、私たちももっと美しく生きることができるのでしょうね。🌅
投稿日:2025/01/28
遥か昔、北の夜空でじっと動かない北極星は、迷える旅人を目的地へ導く道しるべであったと言います。
旅人は、先の見えない暗い森の中で迷っても、目指すべき北極星があれば、その森から抜けることができたことでしょう。
不安の中で迷い続けても、
北極星のような、自分の目指すべき姿や目標を見失わない限り、いつか不安の森から抜ける日が来るのです。
とはいえ、真っ暗な道を北極星の光だけを頼りに歩くのは少々心細いかもしれませんね…。
そんな時は上を向いて、夜空に向かってよーく目を凝らしてみると良いでしょう。
夜空を見上げると、北極星を中心に輝く無数の星達が、旅人を照らしてくれていることに気づきます。
真っ暗で灯りも何もない時だからこそ、いつもは見えなかった僅かな星明かりにも気づくのです。
迷いの森の旅は悪いことばかりではありませんね。
北の空に浮かぶ北極星を見つけることができたならば、森を抜ける日はそんなに遠くないかもしれませんよ。
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投稿日:2024/06/18
ポカポカとした昼下がり、青い空を見上げてみると、太陽は優しく輝き、心地よい春の空気が頬を撫でてくれる季節となりました。
私はこの季節、人のいない浜辺で、誰にも邪魔されずひっそりと輝く『シーグラス』を集めるのが趣味なのです。🏝️
『シーグラス』には元となったガラス製品があるのですが、その形状は様々。多くはガラス瓶のカケラであると言われています。
人に捨てられたガラス瓶は、長い間海を漂流し、波に揉まれ、砂に削られ、ツヤツヤとした表面を研磨され、丸みを帯びた曇りガラスとなります。
それが『シーグラス』。
まるで海や砂浜が作り出した宝石のよう。💎✨
自然によって表面を削られ、透き通った美しさはなくなってしまいましたが、カドが取れて丸くなり濁りを帯びたその姿も、またなんとも言えない美しさなのです…。
若く透き通った魂も、多くの辛い経験を経て、傷を負い、心も削られ、カドが取れて丸くなる。
その見た目は昔の透き通った物とは違い、濁りを帯びる…。
しかし濁った分、底が見えない。
傷ついてわけもわからず漂流した分、自分の心も深くなるのかもしれません。
シーグラスと人の魂はどこか似ているところがあるのかもしれませんね。💭
投稿日:2024/04/28
最近、厳しい冬の寒さも少しずつ和らぎ、春の香りが漂うようになってきましたね。
つい先日、まだ少し寒さの残る春風と共に、私のベランダにも小さな春が舞い込んできました。
遡ること去年の秋頃、私は部屋のベランダで、いくつかのハーブを育て始めました。🌿
しかし、この中でもオレガノというハーブ…。このハーブだけは少々、手強い性格をしていたのです…。
ハーブ達を自宅へ迎え入れ、それぞれプランターに移し変えてみると、全員が満足してくれている…と思いきや、オレガノだけが何故か不満気。
まるで何か言いたいことがあるかのように、なかなか元気を出してくれません。
何日経っても、水をあげても、何をしてもそっぽ向いたまま…。
そんな時、私はあることに気づきました。
このベランダには、十分な太陽の光が入ってきてくれないのです。
『もしや…?』と思い、小さなライトを購入し、オレガノに当ててあげたところ、これがもう大正解。
オレガノはずっと、もっとたくさんの太陽の光が欲しくて、不機嫌になっていたのです。
ずっと待ち焦がれた太陽光。
その日からオレガノは、待ってましたと言わんばかりに、設置したライトに向かって体を大きく曲げながら、すくすくと成長し始め、1ヶ月ほど経った頃には、他のハーブ達の背丈を追い抜くほどに大きくなっていきました。
そうして厳しい冬を乗り越え、3月に入ってすぐの頃。
季節の切り替わりについていけず、ベッドで寝込んでしまっていた私が、少し遅めの水やりをしている時のことです。
なんと緑一色だったオレガノから、可愛らしい小さな薄桃色のお花が顔を覗かせていたのです。💐
オレガノの花言葉は『あなたの苦痛を除きます』、『自然からの恵み』。
私の体を気遣ってくれたオレガノからの、ささやかなお礼だったのかもしれませんね。
春は芽吹きの季節。🌱
お花が咲き、実るには時間がかかります。
自分の努力が実るまでにも時間がかかります。
最初のオレガノのお話のように、時には試行錯誤が必要な場面も訪れるかもしれません。
みなさんが今、努力して育ててみたい自分の姿や環境はどのような姿でしょうか。
頑張って育てたお花には、たくさんの蝶が集まるように、ひたむきな努力をしていると、自然と暖かいものが寄り添ってくれるものです。
冬を越した暁には、暖かい春が来るように、努力の先には、思いがけない、ささやかな幸せが待っているかもしれませんね。🦋✨
投稿日:2024/03/19