千景先生 コラム

稲荷神様のおはなし

稲荷神様は、五穀豊穣や商売繁盛で有名な神様であることをご存知な人もいると思います。

これは、稲荷神様にまつわる私のお話です。

仙台のある小さな神社に、ふと呼び寄せられた時。

「いつも多くの方の願いを成就させてらして、本当にお疲れ様です。私への恩恵はいりませんので、どうか後ろへお並びの方へお与えください」

そう願ったのが良かったのでしょうか。

凄まじい赤と白の光が飛び交って、止まらなくなり、目眩と耳鳴りがずっと長いこと続きました。

家に帰ったところ、新しい場所を見つけてご満足されたのか、それらの現象はすっかり収まりました。

それからは、簡単な神棚を作り、毎日水をお供えして、時々気に入っていただけそうなお菓子もお供えしており、あの神社の稲荷神様は、幸いまだ離れていないようです。

稲荷神様はとても癖の強い神様でして、私でお遊びになられたのでしょうね。

あれから随分長いこと経って、巡り会えた運命のツインレイも、稲荷神様の眷属です。

神様と人間にはそれぞれ相性がありますが、私は稲荷神さまと龍神さまが、特に相性がいいようです。

「自分ってどんな神様と相性がいいのだろう？」
「なんの神様が守ってくれているのかわかる？」

そんな疑問を抱く方は、ふらりとお訪ねくださいね。

投稿日：2024/12/16

愛と呪い

わたしの育ての母と言うべき人は、代々巫女筋の家系で、10歳から仏さんが見えて空にあげれる人で、血の繋がりこそなかったものの、それは色々なことを教えてもらったものでした。

わたしは母のことが非常に好きで、同性ながら好きすぎて、元恋人にも嫉妬されるほど懐いていたものです。

今となっては少しは笑えるのですが、昔青ざめる出来事がありました。

母の愛する街、東京にしばらく泊まりに行く前。
わたしは母に七眼天珠という強いお守りのブレスレットに、「どうか離れたところにいる母さんをお守りください」という強い願いを込めて握り、贈ったのでした。

外国人観光客をメインにした安くて古びたドミトリーでの数泊目。
苦しくて苦しくて、わたしは目が覚めました。

「あっ」

スマートフォンを見ると、なんと母からの着信が12件。

「愛の念を込めすぎ！魂が抜けている！命が危ないよ！」

メッセージには驚くべきことが書いてありました。
私の強い念のために私はブレスレットに自分の生霊を飛ばして封じ込めていたのです。
無意識のうちに。

強く誰かを愛したり守るという想いを込めたりするとき、『執着』を持ちすぎないで、『慈愛』を持つことを固く約束させられたことを覚えています。

母からブレスレットの私の生霊を身体に戻してもらったとき、とんでもなく苦しい感覚を体験しました。

私はそのとき、『愛』とは、『執着心』や『依存心』という邪念を持つべきではないのだなと学びました。

『愛』とは、慈しみ、『慈愛』という境地は欠かせないのだと。

そんな私は今、母性と慈愛での真実の愛、『純愛』の中で優しい暮らしを送っています。

投稿日：2024/12/09